約30畳!?広すぎるアメリカのリビング・そのワケとは

南波六太と日々人の兄弟。ある夜、UFOらしきものを目撃した時に二人は宇宙飛行士になろうと決意しました。
それから19年後には弟の日々人が先に宇宙飛行士になりCES-51のクルーとして月面へ立ち、兄の六太も勤めていた自動車メーカー退職をきっかけに宇宙飛行士を目指すことになるのですが…。

NASAのあるヒューストンでの二人の住まいはインナーガレージ付きの2LDK。男二人で家具も最小限ですっきりとした住まい方でちょっとあこがれてしまいます。

(送)13-宇宙兄弟-間取り図-部屋の名称
「宇宙兄弟」南波六太と日々人が暮らすヒューストンの家の間取り図。
インナーガレージや広いLDKがアメリカっぽいですね

さて、日本とアメリカの住まいの違いって結構あるのですが、整理してみました。

①建物自体の大きさはもちろんですがなんといってもアメリカの場合はリビングが非常に大きいです。リビング・ダイニング・キッチンだけで30畳~40畳もある住宅は珍しくありません。
家族が一番集まる場所なので、一番心地の良いように作られているのがわかります。

②玄関のドアを開けたらすぐにリビングというのも、日本の住宅にはない特徴。
特に、家の中は土足ということもあって、お客様が来た時など、施設のホールのような役割を果たしているといった感じを受けます。
日本の場合は住まいをあまり見られたくないといった感情が少なからずあるのでこのような間取りはほとんど見られません。

③各部屋の独立性が高い。ベッドルームにはシャワーやトイレ付きがほとんどで、ちょっとしたビジネスホテルのような仕様。必然的に部屋が大きくなり、予備室などなく部屋数も少なく感じます。
それに対して日本では部屋を小割にして多く取り、家族構成の変化に対応できるようになっていますね。

では、アメリカの住まいはどうかというと、家族構成が変化した場合は次の家に移り住んじゃいます。日本みたいに新築へのこだわりがなく、中古住宅を買い替えてゆくといった発想が中心です。

このほか建物の寿命や耐震性・住宅設備の性能など違うところはたくさんありますが、最も違うのは不動産に関する考え方。

日本の場合、中古住宅は土地と建物それぞれを査定し、合計したものがその物件の評価となります。建物については付加価値を加算するといったことが少なく概ね築年数で査定されます。

アメリカの場合は土地と建物一体の不動産評価で建物は付加価値ととらえて価値を見出そうとしており、これは前述のとおり、住み替えの文化なのか?定住の文化なのかといったことが原因として挙げられるのではないでしょうか。

(送)13-宇宙兄弟-外観パース
南波兄弟が暮らす家の外観イメージパース。敷地がとにかく広く、芝生の庭がなんだか羨ましい

この家の家賃を調べてみる

さて、リアルヒューストンの家を探してみました。
2LDK+インナーガレージ付きで、車道と歩道が分離されていて芝生が生い茂り同じような建物が並ぶ、似たようなロケーションの物件を検索してみると、数件該当。
家賃は$1,500USD~$1,650USDが相場で日本円にして163,500円~180,000円位。高いのかなぁ~やすいのかなぁ~?

Zillowキャプチャ
アメリカの不動産情報サイト「Zillow」より、南波兄弟の家に条件が近い物件のひとつ

あ、それと最後に違いをもう一つ。アメリカの玄関ドアは押し戸。
日本は引き戸。日本は雨仕舞を考えてのことですが、南波兄弟の住むこの家はなぜか日本風で引き戸なのでした。

【概要】
所在地:アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市(別名スペースシティー)
推定床面積:167.27m2
間取り:2LDK
構造:2×4工法 平屋建
入居者:南波六太・日々人・APO(犬)

間取り女子
間取り女子

※掲載の間取り図とパースはMEGASOFT 3Dマイホームデザイナーで作図しています

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