独身男性で将来の計画を現実的に立てている人はどのくらいいるでしょうか?
社会に出てある程度の安定収入を得るようになると、自分の趣味に使ったり、高い家賃の住宅へ引越したりと、独り身であれば今の生活を充実させることにお金を使う人も多いかもしれません。しかし、将来結婚して子どもをつくることを考えるのであれば、できるだけ早くから準備をすることが大切です。今回は、独身男性の生活ガイドを解説します。
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30代前半は、結婚して子どもができてと、人生の新たなステージに向かう人が多くなってきます。実際に厚生労働省の2015年度の調査では、平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.4歳です。晩婚化が進む時代には、独身時代の人生も長くなっています。
※出典:人口動態統計月報年計(概数)の概況—厚生労働省

 

働き始めて数年経ってくると、学生時代とは打って変わり生活レベルが上がり、家賃が高い家に引越す人も増えてきます。独身男性は車・時計など大きな買い物もできるようになり、独身時代が長くなることで、生活水準は高くなりやすいでしょう。
しかし、将来のことを考えると独身時代の過ごし方は重要な意味を持ちます。いつか結婚して、子どもも欲しいと夢見るのではなく、現実的なプランを考え準備をしておことが大切です。

 

結婚・子どもの誕生というライフプランを設計する上で、将来どのような働き方をするかも考えておく必要があります。高度経済成長の時代とは違い、大手企業に就職したとしても、ずっと安泰でいられる保証はありません。どういう働き方をするか、転職はいつするかのイメージを持っておかないと、いざ結婚・子育てとなったときに思い切った行動に出られなくなってしまうでしょう。

 

独身時代が長いと生活水準が高くなる

独身時代が長いと生活水準が高くなる

『内閣府男女共同参画局』によれば、共働き世帯は1,000万世帯を超えており、年々増加傾向にあります。リーマンショック以後、平均年収が下がり続ける今の時代には、働き方に合わせた将来設計を考えないといけません。特に住宅を選ぶ際にダブルインカムという働き方が影響してきます。

 

例えば結婚してからも賃貸住宅に住む場合、万が一、お互いの仕事が変わって収入が減少したとしても、収入に合わせた場所に引越すなど柔軟に対応できるメリットがあります。一方、住宅を購入して、きちんと住宅ローンを払い続けることが出来れば老後の不安は解消できますが、お互いの収入が減ったときに住宅ローンの不安も増大します。
賃貸・購入のいずれを選んだとしても、将来、幅広い選択肢を残しておくためにも、お金に余裕がある独身時代に貯金をしておくことが重要です。将来設計=お金の設計とも言えます。

 

将来設計=お金の設計

将来設計=お金の設計

 

ではいくら貯金をしておくと良いのか、住宅購入をする場合のシミュレーションをしてみます。住宅購入の予算は自己資金と住宅ローンの合計です。自己資金として必要な金額は、頭金が住宅購入価格の2割、その他費用を含めると3割は準備しておくと安心です。

 

住宅ローンで借り入れられる金額は年収によって変わります。国税庁の『平成27年分民間給与実態統計調査』では平均年収は約420万円です。仮に年収を400万円と設定すると、年間80万ほどを返済額とすれば、1,500万円の30年ローンになります。ここで自己資金が1,000万あれば2,500万円の物件が購入できます。しかし500万円だった場合は、2,000万円です。

 

※出典:平成27年分民間給与実態統計調査—国税庁

 

住宅ローンで借りられる金額は?

住宅ローンで借りられる金額は?

 

つまり年収がいかに高くても当座の自己資金がいくらあるかで購入できる住宅が変わってくるのです。独身時代から貯金をしておくことの重要性の一つの理由がここにあります。仮に年間で100万円の貯金を目指すなら毎月約8万円の貯金が必要です。家賃を月収の2割に収めるなど、毎月かかる家賃・光熱費・食費・通信費・交際費などの生活費をうまくやりくりして将来に備えましょう。

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年間でいくら貯めておけば安心という金額は、人生設計によって大きく変わってきます。
住宅購入は一つの大きなタイミングですが、他にもまとまったお金が必要な時期は多いです。まず結婚のタイミングで、婚約から結婚式を経て新婚旅行までにかかる費用は、『ゼクシィ結婚トレンド調査』によれば平均460万円ほどです。
さらに子育てにかかる費用も考えておく必要があります。内閣府の調べでは、生まれてから小学校に入るまでで平均約580万円、小学校6年間で約692万円、中学校で約466万円が必要です。義務教育の中学校まででも多額のお金が必要なので、余裕をもって貯金をしておきましょう。

 

※出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2015—リクルートマーケティングパートナーズ
※出典:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版—内閣府

 

結婚にかかるお金は平均460万円

結婚にかかるお金は平均460万円

 

最後に、想定される出費以外に病気になるリスクも考えておかないといけません。ガンなど大きな病気になると仕事をやめなければいけなくなる可能性もあります。『全日本病院協会』によると、日本人で一番かかる人が多いと言われている胃がんでは、入院日数18日ほどの場合、治療費3割負担で約29万円が必要です。治療の種類によっては自己負担が100万円を超える場合もあります。そのうえ、治療が長引けば仕事ができないため貯金を切り崩さなくてはいけません。いざというときに治療費・生活費をどうするのかを考慮した上で、早めに保険に入っておく方がいいでしょう。

 

※出典:診療アウトカム評価事業—全日本病院協会

 

想定されるリスクを洗い出そう

想定されるリスクを洗い出そう

 

一生一人で生きていくのであれば、今を楽しんで生きていけます。しかし、家族が増えていけば、自分のことだけを考えて生きていくことはできません。だからこそ自分のことだけ考えられる独身のうちに、将来の準備をして貯金や投資、保険に加入などさまざまな準備をしておくことは欠かせません。備えあれば憂いなしです。将来、自由な選択をするためにも独身時代の生活を見直しましょう。

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更新日: / 公開日:2016.10.18