【ホームズ】大工が営む古民家リノベーションカフェで、おいしいごはんを食べる休日-2

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豊かな暮らしを生み出すのは、ひと手間かけた家庭料理と人と人とのつながり
看板メニューの「要町定食」
「ジンジャーオレンジケーキ」
2階の建築事務所を拝見
他愛のない会話も栄養の一つ。気の合う友だちの家においしいごはんを食べに行く感覚で気軽に訪れて
なんてんcafe

豊かな暮らしを生み出すのは、ひと手間かけた家庭料理と人と人とのつながり

鯰組が“建物から暮らしを考える”なら、なんてんcafeは“食卓から暮らしを考える”がテーマ。その中で一番大事にしていることは、「旬の食材を使った手間暇かけた家庭料理」と広報の大石さん。

「2階の建築事務所も1階のカフェも、手間のかからないインスタントは使わないというのがモットーです。だからカフェでは、季節感があってしっかり手をかけたごはんを提供しています。それに加えてもう一つ欠かせないのが、食材をお店から通える範囲で仕入れること。そもそも鯰組がこの古民家に引越してきたのって、地域の人とのコミュニケーションを図りたいという思いがあったから。食事のできるカフェという今の形になってからは、以前にも増して街の人とのつながりが深くなったと実感しています」。

「旬の食材を使った手間暇かけた家庭料理」を大切にしている

インスタントは使わない

おしながき

看板メニューの「要町定食」

小さな古民家につまったたくさんのこだわり……。その思いを噛みしめつつ、さっそく看板メニューの「要町定食（ごはん、汁物つき）」（950円）をお願いしました。

ワンプレートの上には旬の鱈の唐揚げに豆の五目煮、小松菜・えのき・人参が入ったお浸し、それから冬の味覚のレンコンとサツマイモがのったサラダが彩りよく盛り付けられています。

大石さんによると、この定食、「勝手に要町の人々の健康管理」がコンセプト(笑)」だそうで、栄養バランスを考え、一汁三菜のメニューを週替わりで提供しているんだとか。

まずは大好物だけど、自分ではあまり作らない五目煮を一口……。
思った通りのやさしい味。お母さん、もとい、おばあちゃんが作ってくれた味を思い出します。これってやっぱりここが古民家だからかしら。鱈の唐揚げやお浸し、サラダも添加物が入っていないやさしさで、「ああー私、今体に良いものを食べているな」としみじみ……。

ごはんは羽釜炊きの白米か十六穀米から選べるのですが、あの羽釜を見たら白米を選ばずにはいられず、迷わず白米をチョイス。3升くらいまで炊けるという羽釜で炊いたお米は、ふっくらやわらか。やっぱり一度にたくさん炊くとおいしさが違います。　※ごはんは羽釜からいったんお櫃に移して茶碗に盛ってくれます

要町定食