<<フランク・ロイド・ライトが手掛けた名建築。「自由学園明日館」で大正ロマンに浸る休日-1
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教室棟を案内していただく
次に案内していただいたのは、生徒たちが実際に授業を受けていた教室棟。
廊下に敷き詰められているのは、栃木県で採掘されている大谷(おおや)石。フランク・ロイド・ライトはこの石をとても好んでいて、帝国ホテル旧本館でも使用していたそう。
教室の中は砂とわらを混ぜ合わせた漆喰の壁に、ホールの窓と同様、幾何学模様の桟がデザインされています。ガラスは当時使っていたものと、新しくはめ込んだものとのコラボ。

黒っぽい石は当時のもの。白っぽい石は改修工事の際、新しく敷き詰めた石

当時のガラスは良く見ると表面が波打っています。※実際に目で確かめると波々感がよくわかります

換気口
これは、空気を循環させるための換気口(現在は使われていません)なのですが、この換気口、外側がとっても素敵。(上)
ホール上のバルコニーから教室棟の屋根を見ると、小さな穴が仲良く並んでいます。
この四角の正体は、銅を板状にした銅板。固い銅板をひとつひとつかわいらしい形に成型し、見過ごしてしまいそうな部分まで抜け目なくオシャレに仕上げています。

ドアの上
ちなみに抜け目なくオシャレ括りで紹介すると、教室のドアの上にもこんな素敵な装飾が。
これは、明かり取りと通風の目的でドアに彫ったもの。和室の引き戸の上などにある欄間(らんま)から着想を得たんだとか。つくづく発想の豊かさに驚かされます。
フランク・ロイド・ライトの構成を継承した遠藤新の偉業にも感動。必見の講堂は、2階からの眺めがオススメです
道を隔てた向かい側にある建物は、フランク・ロイド・ライト帰国後、明日館の設計を任された遠藤新デザインによる講堂。
照明や窓の桟など、師匠、フランク・ロイド・ライトのデザイン性を損なうことなく、明日館の雰囲気を引き継いでいます。
前方から後方を望むと大きな窓が。一瞬、一枚の窓のように見えるのですが、実はこれ、1階部分と2階部分が分かれていてそれぞれ別の窓なんです。
遠藤新もフランク・ロイド・ライトに負けず劣らず、空間づくりにおいては卓越した技術の持ち主だったようです。

講堂

講堂内部

大きな窓
こちらは2階からの眺め。床レベルが上がるごとにちょっとずつ景色が違って見え、ここから1階を望む景色が何ともいえず素敵でした。

2階からの眺め
池袋駅の物件を探す 街の情報を見る予定のない日にふらりと探訪。五感を刺激する、 大人散歩にぴったりの場所
最後はホールに戻ってきて、日差したっぷりの中のんびりティータイム。

ティータイム

ホールで使われている椅子
これはホールで使われている椅子。背もたれのところが窓の形に似ています。※デザインはフランク・ロイド・ライトによるものなのか、遠藤新によるものなのか、定かではないそう。

暖炉
11~2月の夜間見学日には、暖炉に火が灯されます。ちなみにこの石も、そして柱の石も大谷石が使われています。フランク・ロイド・ライトは本当に本当に大谷石が好きだったんですね。
自由学園明日館は、重要文化財でありながら使いながら保存する“動態保存”。そのため見学はもちろん、結婚式など、人世の晴れ舞台の場所として利用できる点も魅力のひとつです。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、季節が変わるごとに美しい表情を見せる百年建築。写真撮影もOKなので、お休みが取れたらカメラ持参で、ぜひ訪ねてみてくださいね。
自由学園明日館
■住所
東京都豊島区西池袋2-31-3
■電話番号
03-3971-7535
■開館時間
午前10時~午後4時(入館は午後3時30分まで)
■入館料
見学のみ400円、喫茶付き見学600円
■休館日
月曜(祝日、及び振替休日の場合はその翌日)、年末年始
※週末は結婚会場として利用されていることが多いため、見学の際は要問い合わせ。
■見学会情報
休日見学日=毎月1日程度:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
夜間見学日=毎月第3金曜:午後6時~9時(入館は午後8時30分まで)
※2013年12月27日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

自由学園明日館
池袋駅の物件を探す 街の情報を見る更新日: / 公開日:2013.12.27










