1位は341ランクアップの大阪「肥後橋」

大規模なマンション開発が始まったことで再注目

今回、もっとも大きく順位が上昇したのは、大阪の中心部に位置する「肥後橋」です。前回の415位から341ランク上昇し、今回は74位でした。

「大阪」「中之島」「淀屋橋」に近く、以前からコンスタントなマンション開発がありましたが、ここ数年は用地不足で順位を下げていました。

それが数年ぶりに大規模なタワーマンションの開発が始まったことで注目が集まり、ランキングの急上昇につながったものと考えられます。

2位は200ランクアップの京都「丸太町」

急上昇ランキング2位は、京都中心部の「丸太町」で、前回の258位から200ランクの上昇で58位に浮上しました。

景観条例が施行されていて大規模開発はできませんが、それでもニーズの高さから小規模なマンション開発が継続しており、大手デベロッパーが市場参入したことでも注目を集めています。

3位は173ランクアップの大阪「西田辺」

3位は大阪市南部の「西田辺」で、前回の237位から173ランク上昇の64位となりました。

こちらも駅近くで小規模ながら複数のマンション開発が並行して進んでおり、Osaka Metro御堂筋線で「心斎橋」「梅田」や「新大阪」へもダイレクトでアクセスが可能です。

いずれもエリアというよりは物件のグレードや立地条件などが注目を浴びることで、駅の順位を大きく上げる結果となりました。

4位以下の急上昇ランキングベスト10

以下、4位は「宝塚」で139ランクアップの90位、5位が「南森町」で130ランクアップの54位でした。

6位は「住吉」（97ランクアップの75位）、7位は「堺東」（96ランクアップの94位）、8位「西長堀」（95ランクアップの9位）、9位「京橋」（85ランクアップの57位）、10位「長居」（82ランクアップの76位）までが急上昇ランキングベスト10です。

特に、急上昇ランキング8位の「西長堀」は、買って住みたい街ランキングの順位も9位まで上昇しています。こちらも駅周辺で46階・総戸数500戸のタワーマンションが分譲中で、近畿圏では極めて大規模なプロジェクトであることから話題となっています。

大阪駅周辺へのアクセスの良さに注目が集まる

急上昇ランキングベスト10は、大阪市内の駅が多くを占めています。

コロナ禍の長期化で、やや郊外方面でのニーズが高まりつつある近畿圏でも、順位が急上昇して人気や注目度が高まっているのは、やはり大阪市内の交通利便性の高いエリアであることが分かります。

大阪市内での潜在ニーズ、特にマンションに対する関心は変わらず高いまま維持されているようです。

本件に関するお問合せ先

株式会社LIFULL（ライフル）

メール：sumai-homes@lifull.com

調査概要

対象期間

2022年1月1日 ～ 2022年12月31日

対 象 者 

LIFULL HOME’S ユーザー

┗近畿圏は大阪府、兵庫県、京都府を対象とした

集計方法

LIFULL HOME’Sに掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計

分析

LIFULL HOME’S 総研