賃貸物件で一人暮らしをしていると家賃だけでなく食費に光熱費と、何かとお金がかかります。ただ、実際に節約しようとするとうまくいかないことも多く「一人暮らしの人はお金に関してどんなことに取り組んでいるの?」「実際に効果のある節約法って?」と、自分以外の一人暮らしの人が実際にどんな節約をしているのか気になってくる人もいるかと思います。

そこで今回は、一人暮らしをしている人(1,237名)に実施したアンケート調査の結果を基に、一人暮らしの節約とお金の実態を紹介します。すでに賃貸物件に住んでいる人だけでなく、これから一人暮らしをしようと考えている人もぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしにぴったりな物件

一人暮らしで、お金に関して取り組んでいること・心がけていること

 

自分の収入で生計を立てている一人暮らしの人(1,237名)にお金に関して取り組んでいること・心がけていることをすべて選んでもらったところ、以下のような結果となりました。

1位

貯金・貯蓄をしている

55.9%

2位

節約をしている

52.8%

3位

家計簿をつけている(アプリを含む)

30.6%

4位

投資・資産運用をしている

27.8%

5位

副業をしている

12.4%

これを見ると、貯金や貯蓄をしている人、節約をしている人は半数以上を占めており、自分のお金で生活しているということもあるのか、一人暮らしの人はお金に関する意識が高いことが分かります。また、家計簿をつけたり、投資や資産運用をしている人は約3割、「副業をしている」と回答した人も約1割いました。

一人暮らしの節約法

 

一人暮らしで節約をしていると回答した人は半数以上という結果となりましたが、具体的にはどのような方法で節約しているのでしょうか。

一人暮らしの人(1,237名)に実際にやっている具体的な節約方法についてすべて選んでもらったところ、以下のような結果となりました。

1位

ポイントやクーポンを利用する

54.3%

2位

自炊をする

48.7%

3位

クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレスで買い物をする         

44.9%

4位

安いお店で食材や日用品を買う

43.3%

5位

外食を控える

36.8%

6位

食材や日用品のまとめ買いをする

29.7%

7位

不要な保険に入らない

27.1%

8位

洋服など身に着けるものをできるだけ買わない

25.0%

 

9位

格安SIM・スマホを利用している  

23.8%

10位

デートや飲み会など交際費をできるだけ使わない

18.6%

11位

安い電力・ガス会社と契約している

16.8%

12位

フリマアプリで不要なものを売る

14.3%

13位

美容にできるだけお金を使わない

13.3%

一人暮らしの節約法でもっとも多かったのが、ポイントやクーポンを利用することでした。また、ポイント還元のあるキャッシュレス決済や、安いお店を調べて買い物をしたりと、日常生活でできることを積み重ね、節約につなげていることがうかがえます。

一人暮らしの人が具体的にどのような節約をしているのかは分かりましたが、その中で特に効果を実感したものはあるのでしょうか。アンケート調査の実際に効果があったと思う節約術の項目からいくつかの声をピックアップしてみました。

「家計簿をつける」(女性20代/埼玉県在住)

「エアコンをつけない」(女性30代/東京都在住)

「お湯や水を出したらすぐに止める」(女性20代/広島県在住)

「ポイントがたくさんつく日に安いものはまとめ買いする」(女性20代/東京都在住)

「外食を減らす」(男性30代/神奈川県在住)

「固定費を見直す」(男性20代/東京都在住)

「週一回のまとめ買い」(女性40代/北海道在住)

電気の無駄づかいや水の出しっぱなしをやめて光熱費や水道代を節約するという昔ながらの方法は、地道ながらも効果を実感している人は多いようです。また、一人暮らしの半数近くの人が行っていた「ポイントの活用」や「外食を控えて自炊をする」といった節約方法は、実際に効果があるからこそ多くの人が行っているということもうかがえます。

最近では、貯蓄ではなく投資を行う人も増えてきています。一人暮らしで投資を行っている人はアンケート調査では約3割という結果となりましたが、実際にどんな投資をしているのでしょうか。アンケート調査で投資や資産運用を行っていると回答した344名にどんな投資をしているのかすべて選んでもらったところ、以下のような結果になりました。

1位

投資信託

50.0%

2位

つみたてNISA

48.0%

3位

株式投資

47.4%

4位

NISA

21.5%

5位

iDeCo(個人型確定拠出年金)

19.2%

6位

定期預金

17.7%

7位

仮想通貨

14.2%

8位

保険商品(個人年金保険など)

11.9%

9位

外貨預金

10.5%

10位

FX(外国為替証拠金取引)

9.6%

11位

国債・地方債

5.8%

11位

不動産投資

5.8%

13位

REIT(不動産投資信託)

5.2%

14位

社債

2.6%

国内外の株式や債券に投資する「投資信託」が半数以上、次いで最長20年間、上限額まで非課税となる「つみたてNISA」もほぼ半数の人が行っています。少額から始められる投資もあるので、一人暮らしの人でも気軽に投資ができる環境が整ってきていることがうかがえます。

 

一人暮らしにぴったりな物件

一人暮らしの節約に関するリアルな声

 

一人暮らしで節約をしている人たちは、実際に節約をしてみてどんなことを感じているのでしょうか。

一人暮らしで節約をする際は、どの支出項目を抑えるかがポイントになりますが、人によってはどうしてもこれだけは削りたくないという項目があるかと思います。一人暮らしをしている人(1,237名)に生活費のうち削りたくないと思うものについてすべて選んでもらったところ、以下のような結果になりました。

1位

食費

32.2%

2位

趣味費

31.9%

3位

交際費(デートや飲み会など)

25.8%

4位

美容費

17.3%

5位

被服費(洋服やアクセサリーなど身に着けるもの)

14.1%

6位

住居費

10.7%

7位

日用品費

9.9%

8位

通信費

9.7%

9位

水道光熱費

9.6%

食費を削りたくないと回答した人がもっとも多い3割以上で、趣味にかけるお金についても節約したくないと思っている人が同程度いることが分かります。

 

節約を考える際は趣味費や交際費、さらに自分の身の回りの物にかける支出を減らす傾向がありますが、本音としては食事や趣味などの人生の楽しみにつながるお金は節約したくないと考える人が多いのでしょう。

節約は度が過ぎると逆にストレスになってしまうことがあります。アンケート調査の「つらかった」「やりすぎだった」節約エピソードの項目からいくつかの声をピックアップしてみました。

「エアコンをつけないで寒さに耐えた」(女性20代/広島県在住)

「お風呂に入る回数を減らしたこと」(女性40代/埼玉県在住)

「徹底的に食費を抑えたときは気持ちがしんどかった」(女性30代/兵庫県在住)

「被服費を削りすぎてひどい格好になってしまった」(男性40代/岩手県在住)

「ポイ活(ポイントの活用)を増やしすぎてかえって効率が悪くなりました」(男性30代/東京都在住)

節約は無理のない範囲で行うのがベストですが、食費や光熱費を極端に削るなど、体に負担がかかってしまうと精神的にもつらくなってしまいます。また、節約に効果的なポイント活用も、種類を増やしすぎると逆に効率が悪くなってしまうケースもあるようです。何事もやりすぎには注意しましょう。

 

家賃・賃料6万円以下の快適物件

一人暮らしの節約

 

一人暮らしで自分の収入で生活している人は、節約やお金に関する意識が高い傾向があります。節約は無理のない範囲で行うことが大切ですが、最後にアンケート調査の「将来お金に困らないように取り組んでいること、これから取り組もうと思っていること」の項目からいくつかの声をピックアップしてみました。

「投資について勉強して、働くこと以外での収入を確保できるようにしたい」(男性30代/北海道在住)

「日頃から月○万円と決めて貯金に当てていきたい」(女性20代/千葉県在住)

「固定費の見直しを定期的にしていきたい」(女性20代/岐阜県在住)

「毎月の給料から先取り貯金を行う」(女性30代/大阪府在住)

「これまでの節約に加えて、キャッシュレス決済の利用等でポイントの活用も積極的に行いたい」(男性40代/北海道在住)

「節電、節水」(女性40代/茨城県在住)

「貯金用口座をつくりました」(女性20代/千葉県在住)

毎月決まった金額を貯金したい、先取り貯金・貯金用に口座をつくったという声が多く、貯金については計画的かつ意識的に行いたいということがうかがえます。

 

また、将来に向けて投資の勉強をしたいという声も多く、特に20~40代の男女から「これから投資を始めてみたい」「すでに投資をしている」といった回答が多数挙がっていました。

 

一人暮らしのうちから節約やお金に関する意識を高めていくと、将来への備えにつながりそうです。

 

一人暮らしにぴったりな物件

一人暮らし

 

一人暮らしで自分の収入で生活している人は、毎月の家計支出を管理することで、上手に節約することができます。日常生活で続けられそうな節約法を見つけ、今回の調査結果を参考にしながら将来へ備えてください。

【調査実施期間】

2022年3月24日~3月30日

【調査対象者】

賃貸物件に住んで3年以内で、自分の収入のみで生活し、「節約している」と回答した一人暮らしの20-49歳の男女

 

【調査方法】

インターネット調査

【有効回答数】

1,237人

 

一人暮らしにぴったりな物件

公開日: