買って住みたい「データで見た」1位の姫路は「みんなに聞いた」も16位にランクイン

住みやすさ

近畿圏で買って住みたい問合せ数トップ5をアンケート調査結果と比較すると、1位の「姫路」はアンケートでも16位とトップ20に入り人気も高いことがわかりました。同様に5位の「高槻」はアンケートでも「8位」でした。一方、問合せ数では上位を獲得した2位「桃山台」はアンケートでは85位、3位の「香里園」は62位、4位「塚口」は60位という結果になりました。

駅名「データ」の順位「みんなに聞いた」の順位
姫路1位16位
桃山台2位85位
香里園3位62位
塚口4位60位
高槻5位8位


この傾向は首都圏と同じで、実際に住むことを想定して具体的に行なった問合せ数の積み上げ結果と、イメージや憧れで選択した駅&エリアのアンケート結果は自ずと異なるということを示しています。

通勤・通学にかかる所要時間、地縁・血縁の有無やその距離感、学区や病院の存在、地域の安全面、生活のしやすさ、などと物件の面積および価格を勘案して駅&エリアを絞り込んでいく検索プロセスと、直感的に浮かんだ地名や駅名を挙げることが多いアンケート調査との違いともいえます。

データ集計もアンケート調査も「住みたい」という言葉をキーワードに調査したものですが、前者は「住みたい」に価格や広さや交通条件や安全性などの現実の価値判断が強く反映され、後者はそれらの判断が比較的希薄な状況・段階でのイメージ調査をまとめたものということになります。

「データで見た」と「みんなに聞いた」を比較した結果は3パターンに分類可能

また、近畿圏のデータ=問合せ数で抽出したランキングとアンケート調査したランキングを詳細に比較した結果、以下のようなパターンに大別できることがわかりました。

1.「データ」ではランキング上位に登場するにもかかわらず「アンケート」では大きく順位を下げている駅
2.「データ」では下位なのに「アンケート」では反対に上位にランキングされている駅
3.「データ」も「アンケート」も上位の駅

※ここでの上位とは概ね30位くらいまでを指しています



1.「データ」ではランキング上位に登場するにもかかわらず「アンケート」では大きく順位を下げている駅
桃山台

桃山台駅付近

データでランキング上位でもアンケートでは下位という駅は、上記の「桃山台」(データ2位/アンケート85位)、「香里園」(3位/62位)、「塚口」(4位/60位)、「住吉」(6位/66位)、「伊丹」(8位/50位)、「大阪上本町」(9位/43位)などデータランキング上位が軒並み該当します。

これらの駅&エリアの共通点は、具体的&網羅的にエリアや沿線名で検索し絞り込むことは可能でも、住みたいかどうか問われてとっさに名前が出てくるところではないことです。近畿圏で「梅田」や「難波」や「天王寺」のように誰でもよく知っている駅&エリアという訳ではなく、イメージを問うアンケート調査では最初に名前が挙がるようなところではないと考えられます。



2.「データ」では下位なのに「アンケート」では反対に上位にランキングされている駅
三ノ宮

三ノ宮

反対にデータランキングで下位でもアンケートが上位という駅は、「三ノ宮」(データ53位/アンケート2位)を始めとして、「京都」(248位/3位)、「梅田」(87位/5位)、「神戸」(51位/7位)、「天王寺」(109位/21位)、「豊中」(83位/10位)、「夙川」(同点140位/12位)、「岡本」(94位/同点14位)、「芦屋川」(同点140位/同点14位)などが該当します。
いずれも近畿圏ではよく名前が挙がる中心地もしくは住宅地として名の通ったところで、だれもが関西で代表的な地名を尋ねられれば出てくる駅&エリアです。知名度は抜群ですが、実際に住むことを想定すると価格が予算に合わなかったり、商業地ゆえに居住用物件が少なかったりするため、問合せ数は知名度に比べて少なく、このような結果になりました。住んでみたいというイメージはよいが、実際に住むことを検討するにはややハードルが高い駅&エリアと言うことができます。



3.「データ」も「アンケート」も上位の駅
姫路

姫路城

データもアンケートも上位に登場する駅には、「姫路」(データ1位/アンケート16位)を筆頭に、「茨木」(6位/27位)、「千里中央」(10位/13位)、「樟葉」(12位/30位)、「西宮北口」(15位/1位)、「西明石」(17位/38位)、「加古川」(27位/32位)、「枚方市」(30位/20位)、「宝塚」(34位/11位)などが並びました。これらの駅&エリアは地域ごとの中心地として機能し、またベッドタウンとしても人気の高いところばかりです。知名度もあり、交通利便性や駅勢圏の生活利便性も確保されていて、近畿圏では居住コストと利便性のバランスが取れている駅&エリアです。

借りて住みたいランキングも「データで見た」「みんなに聞いた」でやや違いあり

利便性
首都圏の借りて住みたいランキングはデータとアンケートの結果に大きな違いがありませんでしたが、近畿圏の借りて住みたいランキングでは、買って住みたいランキングほどではないものの、データとアンケートの結果に違いが認められます。

借りて住みたい街ランキングのデータで見たトップ5では、1位の「三ノ宮」がアンケートでも1位を獲得し、名実ともに借りて住みたい街近畿圏ナンバー1となりましたが、2位の「新大阪」は24位、3位の「江坂」はアンケート同点16位、4位「出町柳」はアンケート44位に順位を下げています。データ5位の「姫路」はアンケートでも12位、同じくデータ6位の「明石」もアンケート12位に入っており、人気の高さがうかがえます。

ただしデータ7位以下は「武庫之荘」(7位/56位)、「中津」(8位/99位)、「上新庄」(10位/102位)とアンケート順位が大きく下がる傾向を示しています。
反対に「神戸」(11位/7位)や「茨木市」(13位/27位)、「吹田」(14位/30位)、「茨木」(16位/33位)、「京橋」(18位/同点16位)などデータとアンケート順位が拮抗している駅&エリアもあり、順位に差のある駅と差のない駅が混在する結果となりました。

これは主に交通利便性を前提とした賃料相場の違いによるものと考えられます。実際に賃料相場を調べて借りる駅&エリアを絞り込む場合は、利便性および物件の豊富さと賃料相場のバランスから問合せをする傾向にありますが、アンケートでは賃料相場よりも交通および生活利便性が高い駅&エリアが上位にランクされる傾向にあります。つまり、「三ノ宮」「神戸」など利便性やイメージと賃料相場の妥当性に差が小さい駅はデータとアンケート順位に大きな違いがなく、反対に「梅田」「難波」「天王寺」など利便性とイメージが良くても賃料相場が高い駅は、順位に比較的大きな違いが発生しているのです。
ここでも、実際に借りることを想定して検討する問合せの数と、賃料はともかくとして居住イメージを優先するアンケート結果との違いが表れています。

近畿圏では、利便性やイメージ優先で探しても条件にかなう物件が見つからなければ「購入」にも「賃借」にも具体的に意識が向かいにくく、それだけ居住全般に関するコスト意識が高い=賃料も物件価格同様にシビアに検討されているということが表れているとみることができます。

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