リビングの外に広がる気持ちの良い眺望、生活をサポートしてくれるコンシェルジュの常駐サービス、1人や夫婦で暮らすのにぴったりな間取り…この先、新築マンションを購入するとしたらあなたはどのような条件を優先しますか?

今回は、LIFULL HOME’Sにおける2017年検索条件ランキング【新築マンション購入編】をご紹介します。

2017年にもっとも検索されたキーワードを見ていくことで、新築マンションの購入に際して本当に大切にすべき条件が見えてくるかもしれません。
それではまず全国の検索条件ランキングを見てみましょう。
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<全国版 新築マンション 人気の物件検索条件ランキング>
1位駐車場あり
2位デザイナーズ
3位タワーマンション
4位オートロック
5位シングル&DINKS向け
6位総戸数200戸以上
7位即入居可
8位追い焚き
9位バリアフリー
10位エレベーター
11位TVモニタ付インターホン
12位角部屋
13位4LDK以上
14位スーパー800m以内
15位宅配ボックス
16位総合病院800m以内
17位浴室乾燥機
18位カウンターキッチン
19位浴室1.6×2.0m以上
20位南向き(南西・南東を含む)

 

■1位 駐車場あり
1位に選ばれたのは、住宅購入者に人気の条件「駐車場あり」。自動車通勤を行う人の場合、購入した新築マンションに十分な駐車台数がなければ、自宅近くに駐車場を借りなければいけなくなります。車持ちの人は「駐車場あり」だけでなく、駐車場に空きがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

 

▷「必ず利用できるもの? マンションの駐車場事情とは」

 

 

■2位 デザイナーズ
2番目に多く検索されたのは「デザイナーズ」でした。デザイナーズマンションが流行し始めた当初は、分譲よりも賃貸マンションの方が多かったのですが、近頃はデザイナーズの分譲マンションも増えつつあります。デザイナーズマンションはデザインだけでなく、壁紙や設備も上質のものを使用していることも多く、そこにいるだけで気分が上がる環境が手に入るとあって安定した人気を誇っています。

 

2位 デザイナーズ

2位 デザイナーズ

 

■3位 タワーマンション
3位には「タワーマンション」が選ばれました。高層階からの遮るもののない眺望やセキュリティはもちろん、ところによっては5つ星ホテルのコンシェルジュが毎日マンションに出張してくれるなど、メリットを挙げればきりがありません。設備やサービス面など、様々な部分で豊かさを享受できるイメージからよく検索されるようです。

 

今度は東京都と大阪府の都市圏において、どのような条件が検索されたのかを見ていきましょう。

順位東京都大阪府
1位駐車場ありタワーマンション
2位オートロック駐車場あり
3位タワーマンションシングル&DINKS向け
4位デザイナーズオートロック
5位シングル&DINKS向け総戸数200戸以上
6位総戸数200戸以上即入居可
7位即入居可デザイナーズ
8位追い焚きバリアフリー
9位TVモニタ付インターホン4LDK以上
10位宅配ボックス追い焚き

 

東京都の検索条件第1位は「駐車場あり」。東京都は全国の中でも駐車場の料金が高い傾向にあるため、居住マンションに駐車場があるかどうかで月々の支出に差が出てきます。

 

また、2位の「オートロック」に加え、他の地域ではそれほど重要視されない「TVモニタ付インターホン」「宅配ボックス」が東京都では10位圏内にランクインしており、防犯意識の高さが伺えます。

 

特に「宅配ボックス」は、宅配業者を装った不審者の侵入を警戒する子どもを持つ家庭などに支持される傾向が高く、また毎日夜遅くまで仕事に追われるシングルやDINKS世帯にも重宝されています。

 

宅配ボックス要らず?駅やコンビニでもOK!不在時の荷物の受け取り方法

 

全体的に東京都では、居住する部屋そのものだけでなく、住人に安心感や利便性を与える共用部の設備も条件として優先されています。

 

大阪府では「タワーマンション」が1位に選ばれています。

 

近畿圏の経済の中心地、大阪市では都市再開発がさかんに行われており、その中でタワーマンションも建設されています。

 

大阪市は現在、近隣都市である神戸市や京都市よりも建築規制が比較的ゆるく、タワーマンションが建てやすい環境。加えて、夫婦共働き世帯が「職住近接」環境を求める傾向が高まっているようです。

 

タワーマンションを購入する際、住居としての住み心地だけでなく、賃貸物件として貸し出したり、将来売却することも視野に入れ、資産価値が下がりにくい物件を探す人も多いようです。タワーマンションを探す場合は最寄駅の利便性や周辺環境、最寄駅からマンションまでのルートなども検討材料に入れると良いでしょう。

 

「資産価値が下がりにくい街 関西編」

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最後に、北海道と沖縄県で2017年に最も多く検索された条件を見てみましょう

順位北海道沖縄県
1位駐車場あり駐車場あり
2位タワーマンションデザイナーズ
3位バリアフリーシングル&DINKS向け
4位シングル&DINKS向けリゾートマンション
5位総合病院800m以内総戸数200戸以上
6位オートロックオートロック
7位総戸数200戸以上バリアフリー
8位デザイナーズエレベーター
9位エレベーター総合病院800m以内
10位即入居可角部屋

 

北海道の1位には「駐車場あり」が選ばれました。また、8位には「総合病院800m以内」がランクイン。10位圏内には入っていませんが、13位には「スーパー800m以内」が選ばれています。これらは、広大な面積を持つ北海道ならではの押さえておくべき条件かもしれません。800m以内とまではいかなくても、最寄の病院やスーパーの場所とルートはあらかじめ確認しておくと生活するうえで安心ですね。

 

また、2位にタワーマンションが入っているのも気になるところ。東京や大阪ほどではありませんが、北海道も札幌などの都市部では再開発が盛んに行われています。野村総合研究所が2017年に発表した「成長可能性都市ランキング」でも、札幌は全国の都市の中で7位に選ばれるなど、今後も発展するポテンシャルを秘めています。ますます便利で住みやすい街になりそうな札幌を候補に入れてみるのも良いかもしれません。

 

出典元:野村総合研究所「国内100都市を対象に成長可能性をランキング」※発表日:2017年07月05日

 

沖縄県では2位に「デザイナーズ」、4位に「リゾートマンション」がランクインしており、住環境の雰囲気を重視する傾向にあるようです。沖縄県のマンションは元々、リゾートマンション率が高かったのですが、近頃はタワーマンションの建設も増え、様々な条件から選べるようになってきています。

 

また、リゾート地のイメージが強い土地柄から、マンション購入者は沖縄在住者だけでなく、リタイヤ後に沖縄でのんびり暮らしたい人、旅行で訪れて沖縄が好きになって移住を決意した人、セカンドハウスや別荘としての購入、国内外からの投資目的など、遠方地からも購入を検討する人が多くなっています。

 

多様な種類のマンションが混在する沖縄県。沖縄でマンションを購入する場合は、どのような目的でマンションを購入するのかを明確にし、ご自身のライフスタイルに合ったマンションを選びたいものです。

 

ひとくちに新築マンションといっても、住む地域やマンションの種類によって優先条件が変わってきます。新築マンションでどのような暮らしをしたいのかをしっかりイメージした上でマンション探しをしていくと、良い物件に巡り会える可能性がきっと高まりますよ。

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更新日: / 公開日:2018.08.24