『Dorf』_A様邸

力強い金山焼の質感と、漆喰壁の清廉な白。そのふたつを繋ぐのは、計算された光のカタチです。壁面に広がる光の紋様が、空間に奥行きと温もりを刻み込みます。

真っ白な塗り壁に、ちょこんと添えられた可愛い庇。窓辺のフェイク扉がアクセントとなり、絵本のような愛らしい外観に仕上がりました。 玄関へと続くアプローチには、足裏に優しく馴染む素材をセレクト。 一歩踏み出すたびにホッとするような、ちょっとした感覚の変化が毎日を楽しく彩ります。

職人が魂を込めた漆喰の壁と、足裏から伝わる無垢材の温もり。 丁寧にエイジングを施した天井が、空間に深い陰影を描き出します。 傷や色の変化さえも「家族の記憶」として慈しみ、年月を重ねるほどに美しさを増していく。 永く、深く、愛され続けるための空間設計です。

大切にしたい暮らしの風景は、人それぞれですよね。お気に入りのグラスやティーセットを飾る場所がほしい、ダイニングをお家のカフェにしたい。そんなこだわりを、どうぞ気兼ねなくお話しください。 じっくりと対話を重ね、理想の住まいを一緒に作り上げていくこと。それが、私たちの心からの願いであり、一番の楽しみでもあります。

お料理好きのためのダイニングを「食を愉しむ箱」として独立させました。わずかに凹凸を残した漆喰壁（しっくいべえ）が美しい陰影を描き、オリジナルの照明が食卓を贅沢に照らします。出来立ての料理を心ゆくまで堪能できる、家族だけの隠れ家レストラン。日常の何気ない食事を「少しだけ非日常」へと変える、贅沢な価値を具現化しました。

2階はあえてシンプルに仕上げ、使いやすさを重視。「寝室＋子供部屋2つ」という王道のルールを守りつつ、実はここからが本番です！ 独自の完全外断熱のおかげで、子供部屋は「開放感バツグンの高い天井」と「秘密基地のようなロフト」がセットに。さらに、季節モノを全部収納してもまだ余裕のある巨大な小屋裏収納も完備しました。 限られたスペースを120%使い切る、遊び心と実用性を両立した「Dorf]です。