飯能市と聞くと、自然が豊かな田舎をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、実は東京から50km圏内に位置し、都市部へのアクセスもしやすい、自然と都市機能が両立したバランスのいい街です。

私が結婚を機に飯能市に移り住んでから10年以上がたち、この街にも慣れ、家族で楽しく暮らしています。

今回は、飯能市に住んで10年以上、0歳・2歳・10歳の息子を育てるママライターの私が、実体験をもとに飯能市の魅力と住みやすさをご紹介します。飯能市の物件を探す

※掲載情報は執筆時点のものです。営業時間などが変更になる場合があるため、お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

 

自然豊かな街として知られる飯能市。住みやすさや魅力、おすすめの居住エリアについてご紹介します。

 

埼玉県の南西部にある飯能市は、市域のおよそ75%が森林で覆われている自然の豊かな美しい街です。

 

2024年7月1日時点で、約7万8,000人、世帯数にして約3万6,000世帯がこの街で暮らしています。

 

マイナスイオンをたっぷり感じられる緑豊かな飯能市は、東京から約50km圏内にある街でもあります。市内を通る西武池袋線やJR八高線を利用すれば、各方面へアクセスしやすいところが魅力です。

 

2005年4月1日には「森林文化都市宣言」を行い、自然と都市機能が調和した暮らしやすい街づくりを推進しています。

 

飯能市は、豊かな自然と人々が共存する首都圏の近郊都市として発展し続けています。

 

私が飯能市に引越したきっかけは結婚です。当時20代前半だった私たちはとてもアクティブで、キャンプやドライブ、旅行などが大好きでした。そして、好んで出かけていた先は自然の豊かな場所ばかり。

 

自然の中にいると都会の喧騒を忘れることができ、森と土の香りに包まれて疲れがすっと消えていくように感じます。

 

私と夫は同じ考えだったので、自然が豊かで街並みがきれいな住宅街がある飯能市への引越しを決めました。

 

実際に住んでみて知ったのは、自然が近くにあるのに都内にすぐに行ける便利さです。

 

仕事や研修で都内に行く機会が多々ありましたが、池袋駅まで乗り換えなしで行けるので不便を感じたことがありません。車で移動するときは、圏央道や国道16号線を使って各地へアクセスできるため、旅行に行きやすいです。

 

子どもが生まれた今でも頻繁に出かけられています。交通利便性の良い飯能市は、子育てにも適した街だと思います。

 

子育てで行き詰まることがあっても、窓を開ければ森の香りがして、新鮮な空気を感じられるので、心身ともにリラックスして生活ができています。

 

私は子どもが生まれて生活スタイルが変わった今も、この街での暮らしが大好きです。

東飯能駅西口

 

飯能市の概要や住みやすさについてお伝えしましたが、引越しを検討するにあたって気になるのは家賃相場ではないでしょうか。

 

私は飯能市内で賃貸アパートに2度引越しを経験していますが、ファミリー世帯向けの2DK以上の賃貸物件は、家賃が比較的安価な印象があります。

 

それでは、実際に飯能市の家賃相場はどれくらいなのか、部屋の広さ別に確認してみましょう。

 

飯能市のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、5.95万円です。

近隣の入間市は6.07万円で、所沢市は6.72万円でした。

 

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 埼玉県(2026年4月時点)

 

飯能市と近隣地域の間取りごとの家賃相場は、以下のとおりです。

 

<飯能市の間取り別家賃相場>

1K:5.81万円
1DK:7.30万円

1LDK:8.48万円

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 飯能市(2026年4月時点)

 

<入間市の間取り別家賃相場>

ワンルーム:6.16万円

1K:5.91万円

1LDK:7.87万円

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 入間市(2026年4月時点)

 

<所沢市の間取り別家賃相場>

ワンルーム:6.79万円

1K:6.66万円
1DK:7.95万円

1LDK:9.59万円

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 所沢市(2026年4月時点)

 

飯能市と隣接する入間市では、1Kの家賃の差はほとんどありません。しかし、1LDKになると1万円もの差がありました。

 

また、人口34万人を超える埼玉県南西部の中心都市であり、近年「借りてみたい街」として人気を集めている所沢市では、ワンルーム・1LDKともに約1万円の差があります。

 

一人暮らしとしては少し広めの1LDKに住みたい場合は、入間市や所沢市よりも飯能市の方が家賃を抑えられるでしょう。

 

飯能市は3つの市の中でいちばん都市部から離れた場所にありますが、電車通勤であれば飯能駅が始発駅だったり特急電車に乗れたりするので、距離が離れていても不自由を感じることなく快適に通勤できます。

 

続いて、ファミリー向け物件の家賃相場を見てみましょう。飯能市の2LDK・3K・3DKの家賃相場は、8.21万円、入間市の家賃相場は8.51万円、所沢市は12.46万円です。

 

家賃参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 埼玉県(2026年4月時点)

 

間取りが広い賃貸物件の場合は、飯能市よりも都市部に近い所沢市の方が家賃相場は高めです。そのため、家賃を少しでも抑えたい方には、飯能市が向いているでしょう。

 

私が飯能市をおすすめする理由は、ファミリー向け賃貸物件の家賃相場が安いことだけではありません。飯能市の手厚い子育て支援は、3人の子どもを育てている私にとってありがたい制度ばかりです。

 

例えば0歳児の子どもがいる家庭を対象に、子ども一人につき計2万5千円分のクーポン券を支給する「赤ちゃんスマイル事業」や、合計10万円分のクーポン券を支給する「出産応援ギフト」「子育て応援ギフト」があります。

 

わが家では支給されたクーポン券でオムツやミルク、お尻拭き、スキンケアグッズなどを購入しました。

 

出産費用が高く、大きな出費となったため、消耗品代をクーポン券で賄うことができて非常にうれしかったです。

 

ほかにも、子ども医療費の支給対象年齢は18歳の年度末までであったり、生後6ヶ月〜中学3年生を対象にインフルエンザの予防接種費用が無償化していたりと、医療費のサポートが手厚いところも特徴です。

 

子どもはすぐに風邪をひくため、医療費のサポートで経済的な負担が軽くなり、安心して子育てをできています。

 

豊かな自然と都市機能が調和した飯能市は、地域ごとの特色があります。

 

住む方の状況によっても住みやすさは異なるため、飯能市在住の私がエリアごとに住みやすさや特徴をご紹介します。自分の状況や求めている暮らしに合わせて、最適なエリアを見つけてくださいね。

 

飯能市名栗エリアは、豊かな自然環境に恵まれ、自然を生かしたアクティビティが楽しめる街として知られています。

 

名栗には数多くの魅力的な場所がありますが、その中でも名栗川が流れる美しい風景は圧巻です。木々の緑と清流の組み合わせが涼やかで、見ているだけで疲れが飛んでいきます。

 

名栗は川遊びや釣りができる施設が多く、夏になると水辺のアクティビティが人気です。

 

川沿いにはキャンプ場もあるので、アウトドアが好きなわが家は川遊びをしたりキャンプをしたりしています。近所でも非日常を味わえるのは名栗の魅力です。

 

ほかにも、奥武蔵の山々に囲まれている名栗は、ハイキングコースが充実しており、初心者から上級者まで楽しめるルートがそろっています。

 

特に棒ノ嶺こと棒ノ折山は人気のコースで、山頂からの景色は絶景です。

 

登山客や地元の人に人気なのは、有馬渓谷にある天然温泉「さわらびの湯」。肌の弱い方は子どもにもやさしい泉質の温泉で、疲れた体を芯から温め癒やしてくれます。

 

私も小さい頃からよくこの温泉を利用していましたが、まるで旅行先のような落ち着いた雰囲気が気に入っています。

 

大きな滑り台がある茜台の龍崖山公園

 

続いて、子育て世帯におすすめしたいのが、茜台エリアです。茜台は飯能駅南口からバスで6分の距離にある住宅地で、ファミリー層に人気があります。

 

エリア内には「龍崖山公園」という大きな公園があり、休日になるとたくさんの子ども連れでにぎわっています。

 

龍崖山公園のいちばんの特徴は、山を切り開いているため、高低差があることです。公園内は数段に分かれていて、階ごとに異なる遊具や散歩道が整備されています。

 

敷地内には登山道の入り口があり、燧山(ひうちやま)や龍崖山につながっているため、多くの登山客がこの公園を利用しています。

 

龍崖山公園でいちばん目を引くのは「大きな滑り台」。この滑り台は山の高低差を利用して山肌に沿ってつくられているので、まるで山を滑り降りているような感覚を味わえます。

 

スリル満点の滑り台は、わが家の子どもたちもお気に入りで、この滑り台で遊びたいがために「公園連れていって!」とお願いコールをしてきます。

 

大きな滑り台で遊べない小さなお子さんには、別の階にあるコンビネーション遊具やブランコがおすすめです。

 

小さなお子さんから小学生まで幅広い年齢の子どもが遊べる公園はあまりないので、年の離れた兄弟がいるわが家はとても助かっています。

 

緑豊かな住宅街

 

飯能市は「田舎町」というイメージがあるかもしれませんが、飯能市内には新興住宅地としてきれいに整った街があります。それが、美杉台エリアです。美杉台の魅力は街並みがとても美しいところです。

 

美杉台通りのモミジバフウ

 

街の中心にある美杉台通りにはモミジバフウが植えられ、紅葉シーズンになると鮮やかな赤・黄の葉が街を彩ります。

 

あさひ山展望公園

 

また、街の至る所がきれいに舗装されており、子どもたちが集まる公園も整備されています。美杉台で規模が大きい公園は、「あさひ山展望公園」です。

 

あさひ山展望公園は中心に小高い丘があり、頂上からは東京スカイツリーや富士山を眺めることができます。

 

交通の便がいいところも美杉台の魅力の一つです。美杉台は飯能駅からバスで7分の距離にあり、平日は10分に1本の頻度でバスが運行しているため、通勤・通学しやすい環境です。

 

町内にはコンビニやスーパー、カフェ、医療施設などがそろっています。

 

美杉台は住宅街なので、繁華街の喧騒から離れた美しい街並みの中で静かに暮らしたい人におすすめのエリアです。

 

飯能駅北口ロータリー

 

私が飯能市内で最も利便性が高いと感じる地域は、飯能駅周辺エリアです。飯能駅は西武池袋線と西武秩父線の接続駅で、池袋駅まで直通運転を行っています。

 

都内への通勤・通学に便利なので、1日あたりおよそ2.6万人もの人々が飯能駅を利用しており、飯能市の主要駅となっています。

 

特急を利用すれば池袋まで最速39分でアクセス可能です。特急列車は全席座席指定のため、必ず座れます。私は仕事で都内に行くときに特急列車に座って移動できたため、快適でした。

 

駅周辺には駅ビルや飲食店、銀行、スーパーなどが集まっています。私は駅周辺の施設の中で西武飯能PePeに立ち寄ることが多いです。

 

西武飯能PePeは、駅に直結している商業施設で、飲食店・ボウリング場・本屋・呉服店などが入っています。地下のスーパーでは仕事の帰りなどに買い物ができるので、一度で用を済ませられて便利でした。

 

交通の便が良く、買い物スポットがそろっている飯能駅周辺エリアは、利便性の高さを求めている人におすすめのエリアです。駅周辺は賃貸物件も多くあるので、新しい住まいも探しやすいでしょう。

施設名:西武飯能PePe

所在地:埼玉県飯能市仲町11-21

アクセス:飯能駅直結

営業時間:10:00〜20:00(一部店舗を除く)

最後にご紹介するのは、飯能駅北口から見て北西方向に位置している山手町エリアです。山手町は飯能駅から徒歩20分ほどの距離にある住宅が集うエリアで、飯能河原や市立図書館があります。

 

飯能河原は、市内を流れる入間川沿いにある河原で、美しい自然環境とアクティビティが楽しめる飯能定番の観光スポットです。

 

夏はキャンプやバーベキュー、川遊びなどを楽しむ人たちでにぎわっています。地元の小学校でも夏になると自然観察に訪れることもあるため、飯能市民なら一度は行ったことがある場所です。

 

飯能河原でおすすめなのが、早朝と夕方の散歩です。川沿いには遊歩道が整備されており、緑の美しさや川のせせらぎ、小鳥のさえずりを聞きながら川沿いを散歩すれば、疲れた心もリフレッシュできます。

 

春の新緑や秋の紅葉シーズンは特に人気で、自然が織りなす木々のコントラストは目を見張るほどの絶景です。

 

また、飯能河原にある赤いアーチ形状の「割岩橋」も飯能河原を象徴するシンボルです。遠目から見てもよし、渡ってみるもよし。

 

緑の木々と清流の中にある赤色の橋はとても色鮮やかで美しく、散歩中でもまるで旅行に来ているかのような感覚になります。飯能河原を散歩する際にはぜひチェックしてみてください。

 

山手エリアでもう一つおすすめの場所は、飯能市立図書館です。飯能図書館は飯能駅から徒歩15分ほどの場所にあります。

 

埼玉県南西部で採れる木材「西川材」をふんだんに使用している館内は、吹き抜けになっているため天井が高く開放感があります。大きな窓が複数あり、夜には館内の温かな光が漏れてまるで絵画のように美しいです。

 

私は、ちょっと一息つきたいときや子どもの絵本を借りるときに訪れています。子どもの絵本コーナーが木のフロアになっていて、裸足になって本を選べるところもお気に入りポイントです。

 

飯能図書館

 

山手町エリアは近くに飯能河原や飯能市立図書館などがあるので、自然を感じながら川辺を散歩したり、読書をしたりと、ゆったりと過ごせる環境が整っています。

 

落ち着いた時間の流れを感じながらリフレッシュしたい人は、山手町エリアを検討してみてくださいね。

 

今回は、在住歴10年以上の私が実感している、飯能市の魅力をお伝えしました。飯能市は、奥武蔵の山々や清流が広がり自然と都市機能の利便性が共存した住みよい街です。

 

豊かな自然に囲まれていながら都内へのアクセスも良好な場所は少ないのではないでしょうか。

 

飯能市は自分に合った過ごし方ができる場所だと思います。アウトドア好きな方は山登りやキャンプ、釣りなどを思い切り楽しめるでしょう。

 

都会よりも人の往来が少ないので、静かに過ごしたい方にもピッタリです。

 

自然環境に恵まれた美しい飯能市で、都会の喧騒を忘れて自分らしくいきいきと暮らしてみてはいかがでしょうか。

 

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更新日: / 公開日:2026.02.27