充実した一人暮らしの生活を送っていくためには、物件選びと同時に、住みやすい街を選ぶことが重要です。一口に“住みやすい街”といっても、買い物の利便性や交通アクセスのよさ、治安など、さまざまな角度で見ていく必要があります。

この記事では、エリア別におすすめの街を紹介するとともに、どのような視点から住まいを選んでいくとよいかを解説します。
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住みやすい街の特徴

 

一人暮らしで住みやすい街を見つけるには、基本的なポイントをまずは押さえておきましょう。一般的に、住みやすいといわれる街の特徴として、次のような点が挙げられます。

・治安がよく、防犯意識が高い

・街の中心部にアクセスしやすい

・通勤や通学に不便がない

・駅周辺や近隣にスーパーなどがある

・周辺に大きな音を出す施設がない

・災害リスクが低い

・家賃が無理のない範囲で収まる

いくら理想的な物件が見つかったとしても、物件を取り巻く周辺環境が悪ければ、住みづらさを感じてしまうものです。周辺環境は自分の力では変えることができないからこそ、物件選びの段階できちんと自分の目で確かめることが大切だといえます。

 

買い物がしやすい、街の中心部に出やすいといった街としての機能性を重視するとともに、防災や防犯といった目には見えにくい部分も考慮しておく必要があります。

 

また、いくら住みやすい街であっても家賃の負担が大きければ住み続けるのが難しくなるため、予算の範囲内で候補となるエリアを見つけていくことが大切です。

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住みやすい街を見つける

 

住みやすい街を見つけるためには、やみくもに探そうとするよりもポイントを押さえていくことが大事です。上手に住みやすいエリアを絞っていくコツとして、次のようなポイントが挙げられます。

・ネットを通じて、家賃相場を把握する

・検索条件を緩やかに設定する

・希望する条件の優先順位をきちんと決めておく

・内見時に周辺環境もチェックしておく

・実際に住んでいる、住んだことがある人に話を聞いてみる

ネットを活用すれば、実際に現地に足を運ぶ前に、ある程度街の様子を把握できます。いくつか候補を立てたら、物件の内見を行いましょう。

 

部屋の様子を確認するだけでなく、周辺環境もチェックしておくと、生活をしたときの具体的なイメージが湧いてくるはずです。また、その街に住んだことがある友人や知人がいれば話を聞いてみると、より詳しい情報を把握できるでしょう。

 

また、家賃相場を手軽に調べたいという人には、LIFULL HOME’S「家賃相場」のサービスがおすすめです。市区町村もしくは駅・路線から家賃相場を簡単にチェックできます。

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おすすめの街として人気の高いエリアを知っておくと、自分で候補を見つけるときに役立つかもしれません。

 

ここでは、LIFULL HOME’S「一人暮らしにおすすめの街ランキング」(※)に掲載された首都圏と近畿圏、中部圏のおすすめの街トップ5を紹介します。

順位

エリア

口コミ

1位

吉祥寺(東京都)

「街で買い物を済ませられる利便性がありつつ、自然も豊か」(男性 30代)

2位

横浜(神奈川県)

「海沿いで過ごしやすい。都内まで複数の交通手段を確保できる。人口が多く商業施設が多い」(男性 40代)

3位

下北沢(東京都)

「とにかくアクセスがいい。人が集まるので夜など不安が少ない。食料や衣料品などの買い出しも便利」(女性 30代)

4位

池袋(東京都)

「ターミナル駅のわりには、家賃が安い」(男性 50代)

5位

中野(東京都)

「交通の便がいいこと、居酒屋や商店がたくさんあり外食しやすく、遊べる場所も多い」(男性 20代)

順位

エリア

口コミ

1位

梅田(大阪府)

「買い物も交通もすべてそろい、外食も困らず、遅くまで営業している。電車の終電も遅い」(女性 50代)

2位

西宮北口(兵庫県)

「アクセスが神戸と大阪両方に近いので通勤に便利。買い物もしやすい」(女性 30代)

3位

大阪(大阪府)

「交通の便がいい、商業施設が立ち並んで一人でふらっと出掛けやすい」(女性 30代)

4位

京都(京都府)

「落ちついた街で外食産業が盛んである。また、住宅事情が安定している」(男性 60代)

5位

難波・なんば(大阪府)

「交通の便がよく、狭いエリアに何でもあり、物件の幅も広い」(男性 50代)

順位

エリア

口コミ

1位

名古屋(愛知県)

「おしゃれな店が多く、買い物に困らない。交通網が発達している」(女性 30代)

2位

金山(愛知県)

「交通の便がよく、買い物も便利なわりに家賃の安いアパートが多い気がする」(男性 60代)

3位

栄(愛知県)

「にぎやかで普段の暮らしに困らない、買い物も便利」(男性 40代)

4位

岐阜(岐阜県)

「名古屋への通勤が便利で、かつ家賃が安く、治安がよい」(女性 30代)

5位

名鉄名古屋(愛知県)

「代表的な駅があるので、通勤も便利だし買い物も楽しめそうだから」(男性 20代)

※ LIFULL HOME’S「あの街で自由に暮らしてみたい!一人暮らしにおすすめの街ランキング」(公開日:2018.01.31)

一人暮らしにぴったりな物件 街の情報を見る

一人暮らし

 

住みたい街が決まっても、予定していた家賃よりもオーバーしそうな場合、部屋探しを思うように進められなくなってしまいます。そのため、事前に毎月の生活費を把握して、1ヶ月当たりの家賃としてどれくらいの金額を支払えるのかを考えておきましょう。

 

総務省が公表している「家計調査報告 家計収支編 単身世帯」(2020年)によれば、住居費を除く、単身世帯の平均的な生活費の支出額は次のとおりです。

支出項目

金額

食費

3万8,257円

水道光熱費

1万1,686円

家具・家事用品

5,293円

被服費

4,692円

医療費

7,029円

交通費・通信費

1万8,217円

教養・娯楽費

1万5,452円

交際費

1万2,934円

その他の支出

2万8,932円

合計

14万2,492円

家賃以外の部分でも、1ヶ月に14万円程度がかかる点を押さえておきましょう。そして、どれくらい家賃をかけられるかは年収によっても異なってきます。

 

年収ベースで考えるときは、額面収入から各種税金や社会保険料を差し引いた手取り収入で考えていく必要があります。扶養家族の人数などで違いはありますが、額面収入の75~85%程度が手取り収入となります。

 

手取り収入の30%を家賃とするならば、年収別に毎月にかけられる家賃の目安をまとめると次のとおりです。

年収

1ヶ月当たりの家賃目安

年収300万円

5万6,000円~6万3,000円

年収400万円

7万5,000円~8万5,000円

年収500万円

9万3,000円~10万6,000円

年収600万円

11万2,000円~12万7,000円

年収700万円

13万1,000円~14万8,000円

年収800万円

15万円~17万円

上記で挙げた金額はあくまで目安なので、人によっては同じ年収であっても、もっと家賃にお金をかけられる場合も下げたほうがいい場合もあるでしょう。

 

しかし、手取り収入の30%を超えてくると負担が大きくなりやすいので、無理のない範囲で家賃をとらえていく必要があります。

 

住みたい街が決まったら、できるだけ多くの条件に該当する物件を見ていくことが大切です。同じ家賃の物件であっても、住むエリアによって住まいの広さや間取りは違ってきます。

 

LIFULL HOME’Sでは、条件に合わせた部屋探しを行えます。通勤・通学時間やエリアから検索をしたり、今の部屋を基準として探したりできるので、さまざまな角度から物件を比較することが可能です。

 

また、LIFULL HOME’Sの「住まいインデックス」という住まいの条件整理をサポートしてくれるサービスもおすすめです。

 

予算や地域、物件の種類などの条件から絞り込んでいくだけでなく、「似た人が住む地域を見る」という機能(※提供エリア限定)では、自分とよく似た生活スタイルの人が多く住むエリアを見つけられます。

 

まちむすび

まちむすび

加えて、「まちむすび」というサービスでは、街の特徴がランキング形式で分かるので多くの街を比較するときに役立つはずです。実際にその街に住んだことがある人の声も掲載されているので、住みやすい街を見つけるのに役立つでしょう。

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更新日: / 公開日:2022.01.20