<<【麻布十番】高級住宅街と共存する街の落ち着き
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昨年オープンしたばかりの「楽万コロッケ店」。店長の佐山さんに、新しい麻布住民として街の魅力を伺ってみました。
「麻布十番は下町の良さが残っていて、本当にみんな優しい。仕入れたジャガイモが店の前に置いてあると、危ないよってご近所の方がわざわざ連絡してきてくれたり。お客様も品がいいのに、とっても気さくなんですよ。」

 

人との関係が希薄な都会のなかで、普段の暮らしを通じて感じる人とのふれあい。人情あるコミュニケーションが麻布十番の魅力なのだろう。でもなぜコロッケ店なの?
「コロッケって、万人に愛される家庭的な食べ物だけど、最近は家であまり揚げ物をしないですよね。でも私自身、美味しいものを食べるのが大好きで、自分でコロッケをよく作っていたんです。そしたらとっても美味しいものができて。」とのこと。化学調味料は一切使わず、北海道産キタアカリを蒸して手むき。茹でるより時間がかかるけれど、無駄な水分もなくジャガイモ本来の味が引き出されるそう。

 

「麻布に住む舌の肥えたお客様になら、その良さが分かってもらえると思って。」と佐山さん。
なるほど、たしかに麻布周辺には食と健康にこだわりのある奥さま達が多そう。素材の味を引き立てるため、ソースでなくこんぶ塩でいただくという新しい食べ方の提案も、この周辺住民にはヒットだったよう。お昼時には揚げたてを求めてセレブな雰囲気の奥さま達が店にやってくる。

 

お店に並ぶコロッケは、油をこまめに変えているからあっさりしていて、いくつでも食べられるくらい美味しかったです!

 

楽万コロッケ店

楽万コロッケ店

 

化学調味料は使わず、お店で手作りするコロッケ。

化学調味料は使わず、お店で手作りするコロッケ。

住所: 東京都港区麻布十番1-5-26
営業時間: 11時30分~20時30分
定休日: 火曜日

 

毎日食べても飽きないよう、季節のコロッケも随時販売。
無駄なものが入っていないから、旬の味をはっきりと感じられる。

 

こんぶ塩でいただく

こんぶ塩でいただく

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地下鉄が通るまでは、古くから営む商店と知る人ぞ知る隠れ家的な店が中心だった麻布十番。商店街には風呂桶片手に、下着姿で銭湯に通うおじいちゃんやおばあちゃんの姿があったそう。
今では六本木ヒルズから流れてくる観光客も増え、チェーン店の看板を多く見かけるようになった。

 

麻布十番商店街で、レトロな看板を発見しました。

麻布十番商店街で、レトロな看板を発見しました。

 

麻布十番では、道路脇にきれいに植栽されている花たちをよく見かけました。商店街の石畳とよく合っていて、外国のような雰囲気。

麻布十番では、道路脇にきれいに植栽されている花たちをよく見かけました。商店街の石畳とよく合っていて、外国のような雰囲気。

スーパーは、グルメシティやピーコックストアなど数件。銀行は商店街入口にあるけれど、商店街の中には少ない。物価は住民いわく「やや高め」らしい。普段から商店街の特売品をチェックしておいたほうがよさそう。

 

東麻布の住宅街で見つけた八百屋さん。

東麻布の住宅街で見つけた八百屋さん。

 

24時間営業のスーパーが、麻布十番商店街にあります。

24時間営業のスーパーが、麻布十番商店街にあります。

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麻布十番商店街を歩いていると、歩きながらお菓子をつまんでいる観光客らしき人をよく見かける。それもそのはず、麻布十番にはたいやきやドーナツ、かりんとうなど、お散歩ついでにつまみ食いできるスイーツ店がとても多い。ホームパーティーのデザートに、おもたせに。いろんな場面で活躍してくれそう。

 

豆菓子の「豆源本店」や、たいやきで有名な「浪花家総本家」といった老舗のほか、湯布院のカフェで人気のドーナツが買える「nicoドーナツ」など、新しいお店もたくさん。スイーツ好きなら、毎週「麻布十番おやつの日」をつくって、お気に入りの店をひとつひとつ制覇していくなんて夢も広がる。

 

古き良き商店街の姿を魅力と感じている人には、新規参入が増えた近年の姿が「味気がない」と映るかもしれない。けれど、チェーン店であっても、この商店街にあると他のエリアとはちょっと違って見えるから不思議。石畳がもつ温かな質感がなせるワザなのかも。

 

有名なたいやき屋さんは、いつも行列ができている。麻布十番には昔から続く老舗のお店が多い。

有名なたいやき屋さんは、いつも行列ができている。麻布十番には昔から続く老舗のお店が多い。

 

人気のドーナツが買える「nicoドーナツ」

人気のドーナツが買える「nicoドーナツ」

「箪笥の寶 松美屋」。ここはとにかく店主嶋さんのお話が最高に面白い!取材スタッフ全員を「着物で取材しようか?」と思わせたほど、その熱の入ったトークは着物愛に満ちています。

 

呉服屋さんの三代目で着物のスタイリストでもある嶋さん。店には1万円台と手頃な価格のものからフォーマルなもの、人間国宝の作品まで嶋さん好みの良質な着物が揃う。「本当にいい着物は、目利きのある古着屋にあることが多いんですよ。こう着たいというイメージさえ伝えてくれればスタイリングします」とのこと。着物初心者でも安心!

 

「パッと見ではわからないけれど、実はものすごくいいモノ」というのが、関東人のオシャレの特徴と語る店主の嶋さん。

 

目利きがいる地元の店で着物を誂えてお出かけしたり、ちょっとアソビ心のある和装小物を自分なりにアレンジして身につけたり。麻布ならではの「おしゃれで粋」な暮らしに夢が広がるひとときでした。

 

箪笥の寶 松美屋

箪笥の寶 松美屋

 

「ウールや化繊が入ったものは着物の形をしているだけで着物じゃない。」その言葉にはっとさせられました。

「ウールや化繊が入ったものは着物の形をしているだけで着物じゃない。」その言葉にはっとさせられました。

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住所: 東京都港区麻布十番2-4-14
営業時間: 12~19時
定休日: 火曜、毎月11日、29日

 

古着といってもあなどるなかれ。着物は絹物のみと本物志向。
地元だけでなく、日本全国、ときにはロンドンからなど海外のお客さんも多い。

 

※2012年04月23日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

>>【麻布十番】「大人な街」「オシャレな街」麻布の夜の過ごし方

 

店主の嶋さん

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更新日: / 公開日:2012.04.23