結婚を控え、新婚生活を送る家を探しているという方は、どのような間取りをお考えでしょうか。「家賃がそれほどかからず、立地もよく、できるだけ部屋は多く…」という理想の物件を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。

しかし、ある程度間取りの条件を絞ると見つけやすくなり、「案外これくらいでちょうどよかった」ということも多いものです。そこで今回は、共働きの新婚カップルにとっておすすめの間取りを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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一人で過ごせる場所も必要?

一人で過ごせる場所も必要?

 

共働きの新婚カップルにおすすめの間取りは2DKか2LDKです。

 

2DKは、ダイニングキッチンと居室が2部屋。2LDKは、リビングダイニングキッチンと居室が2部屋ある間取りで、部屋数はどちらも2つあります。2部屋の使い方としては、次のような形がおすすめです。

 

・夫婦それぞれの部屋にする(寝室は夫婦で別にする)
・夫婦の寝室と、夫婦共有の部屋にする

 

2DKや2LDKを借りるメリットは「自分のためのスペースを確保できる」ということです。長期に渡って円満に結婚生活を送ろうと考えるのであれば、逆に「自分一人で過ごしたくなったとき」に一人になれる空間も重要です。

 

2つある部屋をそれぞれの寝室にして完全な「個人の部屋」にするか、あるいは寝室は一緒にして、もう一方の部屋を「何かあったら一人で使っていい部屋」にするかは、パートナーと話し合って決めるようにしましょう。

 

夫婦が一緒に寝ることで「二人で過ごす時間が増え、コミュニケーションがとりやすい」「なにか異変があったときに気づきやすい」といったメリットもあります。

 

デメリットとしては、どちらかの起床時間が早い場合や、どちらかが夜中に帰ってくることがあるなど生活パターンが異なる場合、先に寝ているパートナーの睡眠を妨げてしまう危険性があるという点です。

 

また、寝ている際のいびきや歯ぎしり、寝言などは自分で気づくのが難しく、パートナーのストレスとなることもあるでしょう。

 

もちろん「慣れれば平気」という場合もあるのですが、いままで一緒に暮らしていなかった場合、どのような結果になるのかはわかりません。睡眠については健康維持にも直結するため、慎重に考えるべきでしょう。

 

2DKの物件 2LDKの物件

2DKや2LDKが「一人で過ごす場所を確保できる」のに対し、1DKや1LDKの問題点は「自分だけで過ごしたいときに困る」ということになります。ただし、それ以外にも問題点があります。

 

一般的に、1DKや1LDKで二人暮らしをする人々の不満として「思ったより収納が足りなくて困った」というものがあります。家電や家具が共有になるからといって、一人分の荷物が一気に減るわけではありません。

 

収納が少なければ収納家具を増やす必要も増え、部屋が狭くなってしまう可能性があります。

 

家賃との兼ね合いもありますが、間取りは二人の関係を良好な状態で維持するためにも非常に重要なものと考え、できるだけ優先順位を上げて考えてみることをおすすめします。

 

どうしても1DKや1LDKになってしまうという場合には、自分だけで過ごしたくなったときのことなども事前に話し合い、「一人の時間の大切さ」についての価値観を共有しておくようにしたいものです。

 

1DKの物件 1LDKの物件

家賃の問題はありますが、可能であれば3DK以上の間取りも考えてみましょう。築年数の古い物件や都心から離れた一軒家などであれば、家賃を抑えて借りられる場合もあります。

 

それぞれの個室と二人共有の寝室をつくることも可能であり、将来子どもが欲しい夫婦は子ども部屋もつくることができます。

 

「もし今後、共働きでなくなったら?」という点も踏まえて慎重に考えるべきではありますが、不動産会社で「家賃を低めに設定している3DK以上の物件はないか」と尋ねてみてもいいかもしれません。

 

3DKの物件

しっかり話し合って自分たちに適した間取りを選択しよう

しっかり話し合って自分たちに適した間取りを選択しよう

 

2DKや2LDKを理想として、二人の生活パターンや考え方も踏まえて物件を探してみてください。もし部屋が狭くなったとしても、一部屋よりは二部屋あったほうがいいという場合もあります。

 

快適な間取りは、新婚である二人の関係を良好なものに保つ秘訣の一つともいえるかもしれません。ぜひ、実際の生活をシミュレーションし、過ごしやすい間取りを考えてみてください。

 

新婚・同棲にぴったりな物件

更新日: / 公開日:2019.03.19