新築や築浅の賃貸物件を探している人にとって、物件の選び方や注意点を知っておくことは重要です。新しい物件には魅力がたくさんありますが、同時にデメリットも存在します。

この記事では、新築や築浅物件の意味、メリット・デメリット、そして注意点について詳しく解説します。

新築・築浅物件

「新築」っていつまで? “未入居物件”との違いまで解説

 

国土交通省の資料(※)によると「新築住宅とは、新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの(建設工事の完了の日から起算して1年を経過したものを除く)」と記載されています。

 

つまり、新築として扱えるのは、過去に誰も入居したことがない、建築後1年未満の物件ということです。

 

※ 国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律 第2条(定義)第2項

 

新築・築浅物件

築年数が浅いってどのくらいまで?

 

「築浅」とは、建物の築年数が比較的浅いことを指します。ただ、どのくらいの経過年数を築浅とするかについては、法律で具体的に定義されているわけではありません。

 

一般的には築5年以内の物件が「築浅」と呼ばれますが、地域や不動産会社によっては築10年以内の物件も含まれることがあります。

 

築浅物件は、新築に比べて賃料がやや抑えられていることが多く、設備も比較的新しいため人気があります。

新築の賃貸物件に住みたい! 物件探しのコツ

 

新築物件のメリットは、何といっても最新の設備と清潔感です。誰も使っていないキッチンやバスルーム、最新のセキュリティシステムなどがそろっています。

 

一方でデメリットとしては、賃料が高めであることや、物件数が限られている分、希望どおりの部屋を探すのが難しいケースもあります。また、周辺の生活環境がまだ整っていない場合があることなどが挙げられます。

 

新築・築浅物件

新築の賃貸物件は狙い目?

 

新築物件は入居者がゼロの状態からスタートします。特に貸主(大家さん)がマンションやアパートを丸ごと1棟所有する場合は、物件の空きをなくしたいと考えます。

 

そのため新築物件の最初の数ヶ月の家賃を無料にしたり(フリーレント)、礼金をゼロに設定したりするなど、築浅物件よりも費用をおさえて借りられるケースもあるのです。

 

しかし、賃料が高めであることを考慮し、長期的な視点で検討することが大切です。

新築でアレルギー反応が起こる原因と対策方法

 

新築物件では、建材や家具から放出される化学物質が原因でアレルギー反応が起こることがあります。

 

特にシックハウス症候群と呼ばれる症状が出ることがあり、これにはホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などが関与しています。

 

新築物件を選ぶ際には、換気がしっかりとされているか確認することが重要です。

 

新築・築浅物件

古い物件も住めば都!? 築年数が古いアパートの意外なメリット

 

築年数が古い物件にもメリットがあります。まず、賃料が比較的安いことが多く、予算を抑えたい人には魅力的です。

 

また、古い物件は広めの間取りが多く、ゆったりとした生活空間を確保できます。さらに、周辺環境が整っていることが多く、生活の利便性が高い場合もあります。

賃貸物件を借りる前にココを見て築年数を見極めよう

 

物件の築年数を見極めるためには、内装や設備の状態をチェックすることが大切です。特に水回りや電気設備の状態は重要なポイントです。

 

また、外観や共用部分の管理状態も確認すると、物件の築年数や管理状況を把握しやすくなります。

 

新築・築浅物件

賃貸アパートやマンションの築年数や耐震性をみる目安は?

 

耐震性を重視する場合、1981年以降に建てられた物件を選ぶことが推奨されます。

 

この年に施行された新耐震基準に基づいて建てられた建物は、地震に対する耐性が高いとされています。特に地震が多い地域では、この基準を満たす物件を選ぶことが重要です。

ネットでの賃貸物件の探し方! おすすめの手順や検索のコツ

 

ネットで賃貸物件を探す際には、複数の不動産サイトを活用することが効果的です。希望条件を詳細に設定し、物件情報を比較することで、自分に合った物件を見つけやすくなります。

 

また、口コミやレビューを参考にすることで、実際の住み心地や管理状況を把握することができます。

 

新築・築浅物件

公開日: