職場までの通勤時間が長いことで、遅刻の心配をしたり睡眠時間が減ったりしてストレスを感じている人はいませんか? 一方で、早寝早起きの習慣が身についたり、移動時間を勉強の時間に充てられたりするなど良い面を感じることもあるでしょう。
通勤に片道2時間かかるのが一般と比べてどの程度長いのか触れたうえで、実際に片道2時間近くかけて通っていた人の話を紹介します。通勤時間が長くてもストレスを感じにくくするエリア選びを考えていきましょう。
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通勤時間2時間は平均よりも長い

通勤時間を長いと感じるかどうかは個人差による部分が大きいですが、通勤時間の全国平均を知ると、自分の通勤時間の長さを考えるきっかけをつくれるでしょう。
総務省統計局が公表している「平成28年 社会生活基本調査― 生活時間に関する結果 ―」によれば、国内の通勤時間の平均は片道39.5分(往復1時間19分)となっています。もっとも長いのが神奈川県で片道52.5分(往復1時間45分)、もっとも短いのが大分県で片道28.5分(往復57分)です。
通勤時間片道2時間(往復で4時間)は、全国平均はもとより、もっとも通勤時間が長い神奈川県の数値と比べても長いといえます。
地域によって交通事情は異なりますし、職場の対応もさまざまなので、長い=大変と一概にはいえませんが、ライフスタイルに何らかの影響を与えることもあるでしょう。
通勤時間の長さが与える影響

通勤手段が電車やマイカー、その他のものによっても違ってきますが、通勤時間が長くなることで次のような悪影響が出てしまう場合があります。
通勤時間の長さが与える影響
- 遅刻や終電の時間を他の人より気にしなければならない
- 通勤するだけで疲れてしまう
- 家で過ごす時間や睡眠時間が減ってしまう
公共交通機関で通勤する場合は、電車やバスの時間を常に気にしなければなりません。
特に、複数回乗り換えがあったり運行本数が少なかったりすると、1本逃しただけでも遅刻する可能性があるため、必要以上に心配してしまう人もいるでしょう。豪雨など天候によって、電車遅延や渋滞の可能性があるときはなおさらです。終電が気になって同僚からの誘いを断ったりする場面も出てきます。
また、そもそも通勤するだけで疲れてしまうということもあるでしょう。知らないうちにストレスを溜め込んでしまっているかもしれません。
そして、通勤時間が長ければ家で過ごす時間が少なくなるため、睡眠時間が削られてしまうという悪影響もあります。適切な睡眠時間の確保は健康を維持するうえでの基本です。寝不足が生じているときは、生活そのものを見直す必要があるでしょう。

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通勤時間が長いことのメリット

通勤時間が長くなることで悪影響が出る半面、メリットになることもあります。以下のような点は、長時間通勤におけるメリットといえるでしょう。
メリット
- 移動時間に読書や勉強ができる
- 定期券の利用範囲内で寄り道ができる
- 早寝早起きの習慣が身につく
移動時間を読書や勉強の時間に充てられます。移動中という、時間や環境に制限のあるほうが集中しやすく、なおかつ継続できることも多いものです。スマートフォンの動画や音声などを使って学習するのもいいでしょう。
特に、家にいる間は育児や家事で忙しい人の場合、通勤時間は自分のためだけに使える有意義な時間と感じる人も多いかもしれません。
また、勤務先から支給される定期券を利用して、沿線の範囲内で寄り道ができるというメリットがあります。勤務先までの距離が長いからこそ得られる利点といえるでしょう。
そして、早めに家を出るために、早寝早起きの習慣が自然と身につくこともメリットです。無駄に夜ふかしをすることが減れば、生活リズムが整います。
実際に通える? 2時間近くかけて通勤していたYさんに聞きました

体感的にはどうなのか、実際に2時間近くかけて通勤をしていたYさんに聞きました。
Q 通勤時間はどのくらいだったのですか?
A 1時間45分から2時間弱くらいです。幅があるのは、乗り換えが多かったことと、朝の通勤時間が混んでいたためです。
Q どこから通っていたのですか?
A 相鉄いずみ野線沿線にある駅から市ヶ谷まで通っていました。当時は直通の電車もなかったので(今は相鉄・JRの乗り入れ線などがあります)、横浜駅まで出て東海道線で東京駅へ行き、東京駅から中央線・総武線で通っていました。乗車時間だけでなく、自宅から駅、駅から会社までも歩きます。昼間に行ってみたときは通えそうと思ったのですが、通勤時間のラッシュ時は壮絶でした。乗ることができず、電車を見送ることもありました。そのため、大体2時間前には家を出ていました。
Q 通うのは大変でしたか?
A 私はきつかったです。もう通いたくないと思います。ただ、乗り換えが多かったことと、押しつぶされそうなほど混み合っていたことで負担があったので、もし乗り換えが少なく、座って通勤できたなら、負担はだいぶ違っただろうなと思います。
Q 通勤時間が長いことでいいことはありましたか?
A 本を読んだり、英語を勉強したり、仕事のアイデアを考えたりと、意外と充実した時間は過ごせました。また、寄り道する場所がいろいろとあるのも楽しかったです。
Q 2時間かけて通勤を考えている人にどのようなアドバイスをしますか?
A もし通うなら、通勤過程が大事です。昼間だけでなく、朝や夜のラッシュ時に時間をかえて混み具合を見てみてください。リモートワークの人も増えているので、毎日でなければ通えると思います。

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通勤時間を減らす・ストレスを感じにくくする方法

やはり、Yさんのように、通勤時間2時間は毎日で混み合う路線の場合は負担となるようです。そんなとき、具体的な行動を起こして通勤時間やストレスを減らす必要があります。どのような方法があるのかを紹介します。
乗り換えが少なく、座って通える駅を選ぶ
同じ2時間であったとしても、長時間座れるのと満員電車に乗り換えるのとでは、負担が異なります。始発駅や座れる路線を選ぶことで負担が軽減できる場合があります。
時間を短縮できる公共交通機関のある路線を選ぶ
通勤特急や新幹線を利用することで、時間短縮できることもあります。たとえば「2021年借りて住みたい街ランキング」で1位となった「本厚木」は、通勤・通学時間に走っている特急ロマンスカーを利用することで、1時間以内に乗り換えなしで新宿まで行くことができます。
自宅に近い場所へ異動を申し出る
事業所を多く抱えている勤務先であれば、いっそ自宅に近い場所への異動を申し出てみるのもいいでしょう。すぐに希望が通らなくても、人事異動の際に考慮してもらえる可能性があります。
リモートワークへの切り替えを提案する
業種や職種によっては、リモートワークへの切り替えが可能な場合もあるでしょう。新型コロナウイルスの影響もあり、在宅勤務を許容する会社は増えています。
出社する日と在宅で働く日のバランスをうまく取ることによって、通勤時間に悩まされることが少なくなるはずです。職場の状況を見ながら提案を検討してみるといいでしょう。
勤務先の近くに引越してみる
前述した方法が難しければ、思いきって職場の近くに引越してみることを検討してみましょう。職場までの距離が短くなれば、朝をゆっくりと過ごせるなど、暮らしに余裕を持つことができます。
職場の近くに抵抗がある場合は、電車の乗り換えがないエリアに引越すだけでも、通勤時間の短縮化につなげられます。通勤時間から検索することもできるので、許容時間内で通える住みたいエリアを探してみてください。
ライフスタイルに合った住まいを見つけてみよう

勤務先までの通勤時間が長ければ、家族と過ごす時間や睡眠時間が減るなどして、日々の暮らしの負担になることがあります。
通勤は仕事を続けるかぎり深く関わってくる部分ですから、通勤時間を見直すと生活の改善につながるはずです。自分が求めるライフスタイルの実現に向けて、具体的な行動を起こしましょう。
LIFULL HOME’Sの「不動産・住宅情報ポータルサイト」では、通勤時間や乗り換え回数から物件を検索できます。ぜひ活用してみてください。
マンションを探す 一戸建てを探すまとめ

- 通勤時間の全国平均は、片道39.5分(往復1時間19分)のため、通勤に片道2時間かかるのは一般的に見ても長い
- 通勤時間が長すぎると、日常生活のさまざまな部分で悪影響が出ることがある
- 一方で、早寝早起きの習慣が身についたり、読書や勉強に充てる時間を確保できたりする
- ストレスを感じにくくするには、混雑具合や乗り換え回数など通勤過程も大切となる
- リモートワークなどの在宅勤務への切り替えが可能なら、ワークスペースをきちんと確保できる物件を選んでみよう
更新日: / 公開日:2022.01.19










