定年退職を迎えた老後は、セカンドライフとして田舎でのんびり暮らしたいという方や、まったく知らない土地でリスタートしてみたいと考えている方もいると思います。

そこで今回は、地方での田舎暮らしにおけるメリット・デメリットや移住を成功させるポイントについて紹介します。

 

そもそも田舎とは、都会の対義語と定義されており、自然の多い地域を一般的に“田舎”と呼びます。また、日本国内には47都道府県あり、一口に田舎と言っても地域によって特性はまったく異なります。

 

例えば、北海道は雪がたくさん降りますが、台風の直撃頻度は非常に低いです。沖縄であれば台風の直撃頻度が高いですが、雪は降りません。

 

さらに、こうした外的環境だけでなく、方言や風習も異なります。このように同じ“田舎”であっても、違いはたくさんあります。

 

ここからは一般的な“田舎”に共通するメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

 

・自然が多い

 

田舎暮らしで得られる最大のメリットは、自然を身近に感じられることではないでしょうか。都会にも、少なからず自然はありますが、広大な山々やきれいな空気、大空など自然の醍醐味を感じながら過ごす日々は、老後の生活をよりいいものにしてくれるのかもしれません。

 

・ストレスが軽減される

 

田舎で過ごすメリットは、自然を感じられることであると前述しました。実は、ストレスと自然は大きく関係しており、人は自然を感じることでストレスホルモンが減少することがアメリカの研究で明らかになっています。

 

定年退職後は、社会生活におけるストレスを感じる場面は少なくなるでしょう。だからといって、まったくストレスを感じることがなくなるわけではありません。

 

他の要素もたくさんあるので、単に田舎の自然に囲まれた生活をすれば、必ずストレスが軽減されるとは限りませんが、自然に触れることでストレスを軽減できる可能性があります。

 

・居住費が安い

 

田舎であれば、都会よりも居住費が安く済みます。田舎暮らしを本格的に始める場合、住宅の購入を検討する方もいることでしょう。また賃貸住宅にせよ、都会に比べて地価が安いため、住宅にかかる住居費は安い傾向にあります。

 

デメリット

 

・交通費がかかる可能性

 

田舎は、都会と比較しても居住費が安い傾向にあるのは事実です。しかし、田舎暮らしを行う地域によっては、“近くにスーパーがない”“薬局がない”などの理由から、生活用品の購入に苦労することがあります。

 

生活上必要なものを入手するために、バスや電車を利用したり、車を利用したりします。その結果、交通費やガソリン代の出費が増えてしまう可能性があります。

 

・近くに病院がないケースも

 

移住先の近くに病院がない可能性も十分に考えられます。地域によっては、週に何度か医者が来て診察を行っているところもあります。

 

緊急性がある病気になってしまった際には、すぐに搬送などができず、初期治療が遅れてしまうことも考えられるため、田舎への移住を考えていて健康面に不安がある方は注意が必要です。

 

田舎暮らしを成功させるためには、しっかりと準備をしておかなければいけません。セカンドライフを充実させるためにも、今回紹介する5つのポイントを把握しておきましょう。

 

1. 情報収集

 

まずは、自身の理想に合った、セカンドライフの地としてふさわしい場所を選ばなければいけません。そして、いくつか目星をつけたのであれば、その土地の情報収集を行いましょう。

 

どのような地域なのか、現在の居住地とは何が違うのか、生活を行ううえで不便はないかなどについて、メリットやデメリットも念頭においたうえで情報を集めておくといいでしょう。

 

例えば、自然が多い場所がいいと考えていても、あまりに病院やスーパーが遠いとか、自然災害を想定したときにリスクが高そうな場所だといったことがあれば、単に自然が多いところという条件では決定できないことになります。

 

2. 移住する前にその場所に行ってみる

 

いくつか移住先の目星をつけたのであれば、実際にその場所に行ってみましょう。空気感や音など、自治体のホームページやSNSなどを見ただけでは分からなかったことにも気付けます。

 

3. 賃貸から始めてみる

 

“とりあえずその地域に住んでみたい”と考えているのであれば、いきなり住宅を購入するのではなく、賃貸住宅を借りてみてもいいでしょう。

 

実際にその地域に住んでみて、周辺住民はどのような方なのか、暮らし心地はどうなのかなどを体験したうえで住宅購入を検討した方が失敗は少なくて済みます。

 

4. 移住支援制度を確認してみる

 

移住を検討している地域によっては、“移住支援制度“を利用できる可能性があります。中には移住助成金を出してくれるところもあります。

 

移住を検討している地域がある程度絞れたら、移住支援制度を利用できるかどうかを確認してみましょう。

 

5. 資金の確保

 

老後に田舎暮らしを検討しているほとんどの方は“移住先では、のんびり生活したい”と考えているかと思います。田舎で何不自由なく生活するためには、もちろん資金が必要になります。

 

人生100年時代と言われている現在であるからこそ、余裕のある資金を用意しておいた方がいいでしょう。

 

老後の移住を成功させるためには、行き当たりばったりではなく、入念な事前準備が大切です。

 

老後生活をよりよいものにするためにも、移住を検討している地域のことやメリット・デメリットをよく理解したうえで検討してください。

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