2016年6月28日から8月15日までの期間、「第1回HOME’S住まいの川柳」コンテストを実施しました。第1回となる今回は、テーマを「住まいの怖い話」として、住まいや暮らしに関する怖い話や体験の川柳を、全国から5,928通もご投句いただきました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
みなさんがどんな「住まいの怖い話」体験をしているのか?今回は、惜しくも入賞とならなかった作品も含めてご紹介します。
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最優秀賞、入選作品はこちら!
まずは、栄えある入賞作品を紹介します。5,928通から頂点にかがやいた作品はこちらです!
最優秀賞
出て行けと 喉まで出るが 妻名義 (福岡県/明太子様)
入選
超薄い 壁と親父の 存在感 (愛知県 さごじょう様)
どうしよう 二階に部長が 越してきた(茨城県/あべっち様)
うちの犬 隣の嫁と 名がかぶる (愛知県/しんべえ様)
床にアート ちっちゃな画伯 それ油性… (兵庫県/野良熊猫様)
女より 床を磨けと 言う夫 (福岡県/うりずん様)
ローン払い 終わった頃には 施設行き (静岡県/にゃんちゃん様)
妻握る 昔オレの手 今我が家 (兵庫県/新米パパ様)
同棲後 起きると横に いる他人 (東京都/アツミール様)
建てた家 下に横たう 活断層 (三重県/次男坊様)
住む家の 地下が揺れれば 地価も揺れ (神奈川県/吉田様)
怖いもの。おばけ、ゆれる家、そして…奥さん!?
住まいに関する「怖い」体験、多くの投稿をいただいたものを、「怖い」ことの種類ごとに紹介していきます。みなさんどんな怖い体験をしているのでしょうか?
(1)おばけ、心霊現現象
「怖いもの」としては定番(?)的な存在である「お化け」など、心霊現象に関する川柳は、やはり多くの投稿がありました。
「目を閉じる 人の囁き 金縛り」
「誰も居ぬ 部屋に手を振る 我が娘」
誰もいないはずの部屋から物音が聞こえる、見えないはずのものが見える…などの体験を自宅でしたことがある人は多いようです。明らかな心霊現象ではないものの「金縛り」に関する川柳も相当数が寄せられました。しかしこの作品の人は「人の囁き」が聞こえたというから、やっぱり心霊現象なのかもしれませんね。
また、幼い子どもやペットが、誰もいないはずの方向に笑いかけたり吠えたり…という体験も多かったです。「子どもやペットは”見える”」とよくいいますが、あれは本当なのかもしれないですね…。

子どもが「見える」というのは本当なのかも…
(2)虫
とても厄介だけど、きっと最も多くの人が経験していそうなのがこの「虫」関係。なかでも多かったのは、白アリ、そして黒いアイツでした…。
「旅行して 帰宅ゴキブリ 運動会」
「カマドウマ 軒下ズラリ シェアハウス」
ゴキブリは遭遇するのを想像するだけで嫌になりますが、白アリは、見つけてしまったら建物の被害の可能性があるので、ただ気持ち悪いというだけでない「怖さ」がありそうです。
都会ではあまり頻繁にお目にかからない「カマドウマ」。軒下にズラリなんていたら…考えただけでゾッとします。シェアハウスにかけた表現が上手ですが、そんなシェアハウス絶対に住みたくありませんね…。
(3)お隣さん
よくある住まいのトラブルのひとつ、「ご近所付き合い」。お隣さんやその関係を「怖い」対象として詠んだ句も、大変多く寄せられました。ご近所トラブルに悩んでいる人は、思っているより多いのかもしれないですね。
「隣人よ 最初の笑顔は どこいった」
「苦情きた 夏の風鈴 騒音と」
おばけや虫より怖い、生身の人間。住み替える前にお隣やご近所がどんな人かをできるだけ調べておくのも、駅やスーパーまでの距離を知っておくのと同じぐらい大切かもしれません。生活に便利な立地だけど意地悪なお隣さんがいる家と、駅から少し離れるけれどご近所付き合いが良好な家。どちらがいいかはあなた次第です。

人間関係のトラブルは大きなストレスになるもの。毎日過ごす自宅でのトラブルは避けたいですよね
(4)建物系
建物そのものへの不安や不満を感じている人も多いようです。とくに、建物が古いための強度への不安や、アパートの壁が薄く、隣の部屋の物音が聞こえる、といったケースは非常に多く寄せられました。
「家の中 耐震診断 してる妻」
「隣人と 糸電話ならぬ 壁電話」
「家の壁 女房に似て ハリが無い」
相撲部できっと体格の良いお孫さんが四股を踏んで揺れることに不安を感じている様子は、なんだか微笑ましさがありますね。一方で2つ目の句は「専門家に頼まなくても妻が歩けば強度不足は明白」という作者の方からの説明つきでした。歩くだけで揺れるなんて、強度が不足しすぎているのか、それとも…。ちなみに、「妻が歩く×地震」を詠み上げた句がなぜかとても多かったのは、何かの偶然でしょうか?
(5)家族の関係
入賞作品にも複数ありましたが、夫婦・家族の関係を詠った悲哀の漂う句がとても多いのも印象的です。
「妻握る 昔オレの手 今わが家」
「二世帯の 娘へプラン 即却下」
20年、30年と続く住宅ローンの一方で、果たしてそこに住む夫婦が長続きするかが不安、というのは何だか考えさせられてしまいます。また、「昔はあんなに可愛らしかった妻がすっかり強くなって…」という、夫婦の力関係を自虐的に表現する句も多く寄せられました。
でも関係が難しいのは夫婦だけではありません。二世帯住宅を提案したら娘に即却下された…という、ちょっと切ない句も。
苦悩する男性が多いように見えますが、旦那さんが奥さんを”イジる”句は、愛情表現とも捉えられそう。本当はすごく夫婦仲が良いのかもしれないですね。

奥さんが強い方が家庭がうまくいくといいますよね
(6)住宅ローン
住まいを購入するほとんどの人が利用する住宅ローン。おそらく人生で最も大きな額の借金ということもあり、そのプレッシャーを強く感じている人が多いようです。
「築30 ローン30 寿命20」
「マイホーム 玄関までは 支払えた」
ローンを完済するまでに寿命を迎えるのではないか、高齢で施設に入ることになるのではないかという不安や、なかなか減らないローン残高を恐れる人が多いようです。これまでに相当額支払ったと思っていたローンだけれど、計算してみたらまだたったの玄関分だけ…というのは作者の方の落胆を感じられると同時に、クスッと笑わせる上手な表現ですね。

低金利時代といえど、数千万円のローンとなるとプレッシャーは大きいものです
(7)ポケモン、アモーレ、あの騒動も…
川柳といえば、時事ネタや世相を反映した句も楽しさの一つです。「HOME’S 住まいの川柳」にも、以下のような句が寄せられました。
「新築を ポケモンGO ゲットされ」
「ゲットだぜ! 自宅で初GO 黒いやつ」
「アモーレと 建てた新居が 水モーレ」
2015年に世間を騒がせたマンションの杭偽装問題を題材にした句も複数寄せられました。「杭」と「悔い」をかけた表現が上手です。
また、今回のコンテスト応募期間中にスマホアプリ「ポケモンGO」がリリースされた後、自宅の近くにポケモンが出現するスポットがあり、人が集まるといった内容の句も増加しました。
サッカー日本代表の長友佑都選手が恋人について語った「アモーレ」をもじった句も、とてもタイムリーです。
次回「HOME’S住まいの川柳」は今冬開催予定!
「HOME’S住まいの川柳」コンテストに寄せられた「住まいの怖い話」川柳、いかがでしたか?
心霊体験から夫婦の仲まで、約6,000通もの「怖い」エピソードが寄せられました。本当にゾッとしてしまうものからクスッと笑えるものまで、「怖い」なかにもそれぞれの暮らしや住まいへの愛着が垣間見える、良い作品ばかりでした。
次回、第2回「HOME’S住まいの川柳」は2016年冬に開催の予定です。ぜひご注目ください!
物件を探す更新日: / 公開日:2016.11.17









