【結果発表】第2回LIFULL HOME'S 住まいの川柳
第2回 LIFULL HOME'S住まいの川柳「住まいの寒~い話」にたくさんのご応募をいただき、
誠にありがとうございました!(応募期間:2017年1月31日~3月15日)
応募総数10,275句の中から、最優秀賞1句、入選10句、最終選考まで残った14句を発表いたします!
第3回「LIFULL HOME'S住まいの川柳」もこの夏に開催予定!詳細はサイト上で発表いたします。
※「HOME'S」は、2017年4月に「LIFULL HOME'S」へサービス名称を変更いたしました。
それに伴い「第2回HOME'S住まいの川柳」は「第2回LIFULL HOME'S住まいの川柳」と名称を変更して結果を発表いたします。
最優秀賞 JCBギフトカード10万円分
お風呂より
追い炊きしたい
夫婦仲
奈良県 ひろさんさん

奈良県 ひろさんさんからのコメント
追い炊きしたいのは夫婦の方です。
審査委員長からの講評
第1回、想定以上の反響をいただいた「LIFULL HOME'S住まいの川柳」ですが、今回は第1回の2倍近くの応募を頂き、驚きと喜びと興奮を隠せません。皆様、たくさんのご応募ありがとうございました。
前回同様、非常にハイレベル、ハイセンスな応募作品が並び、審査員一同、楽しみながら選考をさせていただきました。
最優秀作品においては、「追い焚き」という冷たくなったお風呂を再度沸かす機能を夫婦仲に重ね合わせ、ボタン一つで再度あたたまるお風呂と、そんなボタンなどなかなか見つけられない作者の方の切実な思いが、比較という形で溢れ出ていた点が審査員の心を鷲掴みし、満場一致での受賞となりました。
もしかしたら、夫婦愛を追い焚きするのは夫婦それぞれの相手を思いやる気持ち、感謝の言葉かもしれませんね!
入選 JCBギフトカード1万円分
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誰の足 こたつの中で 足合戦
岡山県 はあちゃんさん
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寝る時も あまりの寒さに ヅラ被る
東京都 たぁさんさん
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元旦に ポストに手を入れ 冷気のみ
愛知県 ゆーすけさん
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父がぼけ・父がつっこみ・父笑う
三重県 ゆーーーこさん
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求めたい 家と髪には 気密性
愛知県 さびしんぼうさん
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参観日 家賃を暴露 子の作文
千葉県 やじろべーさん
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結露した 窓は息子の 大キャンバス
神奈川県 ピーターパンダさん
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お前まで 冷たくするのか 洋便器
東京都 たけぽんさん
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冷える夜 繋いで眠る 娘の手
神奈川県 まんちゃんさん
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寒い部屋 家でも窓ぎわ 俺の位置
三重県 ウィンドウズさん
最終選考作品
川の字が スリムになってる 冬の朝
愛知県 ごへいもちさん
「おかえり」で 体は寒いが ホットする
京都府 せんむちゃんさん
給油サイン 家族みんなが 俺見てる
山口県 灯油男さん
大中小 出てるお腹に 布団かけ
神奈川県 たかたんさん
モデル級 冬の私の 早着替え
東京都 まほろさん
服を脱ぎ 浴槽覗けば 栓忘れ
三重県 ふうさん
ケンカして 一番風呂が 水風呂に
和歌山県 田中 克則さん
すきま風 換気と言い張る 母強し
東京都 文松さん
冬の夜 家族取り合い ネコたんぽ
岐阜県 jasmineさん
お隣りと 壁ごし交わす 「冷えますね」
兵庫県 しんちゃんさん
冬の朝 結露でえがく メッセージ
東京都 みたらし団子さん
二階行く? あれ取って来て 一斉に
神奈川県 kyukoさん
団欒中 親父のギャグは 寒気団
東京都 凛香さん
鬼は外 福より先に ウチ入れて
東京都 石川 南さん
事務局からの総評
次回、第3回LIFULL HOME’S住まいの川柳は、2017年夏ごろを予定しています。
第2回LIFULL HOME'S住まいの川柳コンテストは、前回「住まいの怖い話」をお題とした際には5,928句もの応募をいただきましたが、今回の「住まいの寒~い話」では前回を大幅に上回る10,275句ものご応募をいただきました。今回も全国各地から幅広い年代の方にご応募いただき、中には国語の授業として取り組んでくださった中学校の生徒の皆様の作品も。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
「寒~い」時期の応募期間(1月~3月上旬)だったことも影響してか、読んでいる側も寒さを感じてしまうような、情景の浮かぶ作品を大変多くお寄せいただきました。「室内でもコートを着る」「決死の覚悟でお風呂場に行く」「外よりも家の中の方が寒い」など、選考中に「あるある」と思わず頷いてしまうことも何度もありました。一方で、寒いために家族やペットと身を寄せ合うなど、寒さを通して家族のあたたかさを感じられ、ほっこりさせられる作品が多かったのも印象的です。
そうしたなか、「便座だけが温かい」「愛猫さえ寄ってこない」「こたつに居場所がない」など、お父さんの家庭での立場の弱さや、冷えてしまった夫婦関係を表現した句は今回も多く寄せられています。物理的な寒さと立場の弱さをかけた表現はどれも「寒さ」をより引き立て、クスっと笑える作品ばかりでした。2回連続でそうした夫婦仲をあらわす作品が最優秀賞を受賞しているのは、もしかしたら審査員それぞれの共感も反映されているのかもしれませんね。
今回寄せられた10,275通りの住まいと暮らしのエピソードは、いずれも17文字でいきいきと表現された素晴らしい作品ばかりでした。ご応募いただいた皆さんに、このコンテストを通して住まいや暮らしについて考え、愛着をもってもらうきっかけになればと考えています。次回「第3回 LIFULL HOME’S住まいの川柳」は、2017年夏頃に実施を予定しています。次回も、多くの方のご応募を楽しみにしています。