新築一戸建て見学に行く前の心得

ネット上でこれだ!という物件を見つけて、現地でも気に入ったとしても、すぐに購入を決めるのはおすすめしません。家探しを始めて間もない人は、おしゃれにレイアウトされたモデルルームのような室内を見ただけで、これ以上の物件はないと思い込んでしまうことも少なくありません。物件は何軒か見学して比較することで、相場観やそれぞれの物件の良さや欠点が浮かび上がってくるものです。購入予定ではない物件の見学も積極的に行って、いろんな物件を見てみることをおすすめします。

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見学しやすい服装で行きましょう

そして、希望の物件が見つかったら、再度時間帯を変えて見学するのがおすすめです。休日と平日では交通量に違いがあったり、朝と夜で周辺の雰囲気がガラッと変わったりするケースもあるからです。

物件見学の時の服装は、脱ぎ履きがしやすい靴や動きやすい恰好が良いでしょう。高いところにある棚の開閉や、かがんで床や壁を計測したりするので、女性の場合はスカートよりもパンツスタイルで、カジュアルな服装が向いています。なお、新築一戸建ての見学をするときは、営業担当者がスリッパを用意していることも多いですが、最低限のマナーとして素足は避け、靴下をはいていきましょう。

物件見学に持っていくと便利な持ち物

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事前に確認したいポイントを
まとめておくのもいいでしょう

効率的に物件見学をするためには、事前準備が大切です。物件見学当日にあると便利なものは以下の通りです。

・物件の図面
・物件見学チェックリスト
・筆記用具
・コンパス
・デジカメ
・メジャー

現地では、部屋の広さや手持ちの家具が入るかどうかの確認の際に、物件の間取り図があると重宝します。
手持ちの家具や家電が新居に入るかどうかを確認するために、メジャーを用意しておきましょう。サイズを測ったら間取り図に直接書き込むための筆記用具も必要です。コンセントの位置や床から窓までの長さなど、細かい部分もチェックしましょう。
方位を正確に知るために、コンパスがあれば便利です。最近では、方位磁石もアプリで手に入りますし、物件見学のためのチェックリストもLIFULL HOME’Sなどの不動産・住宅情報サイトに載っているものが参考になります。

ここは見ておきたい! 新築一戸建てのチェックポイント

物件見学は、図面では読み取ることができない実際の日当たり加減や室内の設備などを確認する絶好のチャンスです。ここでは、一戸建てで快適に暮らすためのチェックポイントを挙げています。

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忙しい朝も毎日使う場所だからこそ
チェックしておきたいところです

□水回り
水回りの使い勝手は日々の家事のやりやすさ、共同生活のしやすさに直結します。キッチンでは設備と作業スペースをチェックします。家族と一緒に料理を楽しむのに十分なスペースがあるのか、すれ違うときに体同士がぶつからないかなども確認しておきましょう。


□階段
ワンフロアであるマンションに比べ、階段がある一戸建てでは生活動線に気をつけないと、体力や時間のロスにもつながります。例えば、1階に洗濯機があり、洗濯を干すのに3階まで上がらないといけないとなると、日常の負担にもなりますし、老後の生活も心配です。
階段の高さや幅も、歩きやすさに影響するので要注意です。特に小さいお子さんやお年寄りがいる家庭では、転倒の危険がないかどうか注意すべきポイントです。

Businessman create his own territory
曖昧な場合には確認しておきましょう

□窓の位置
マンションとは異なり、一戸建ては四方に窓が設置できるので、窓がどこにあるかで部屋の明るさや通風が決まり、室内環境に影響します。窓のある方角や、風の通り道を確認しましょう。

□所有範囲
一戸建ての購入は土地と建物両方の取引になるので、購入する前にどこからどこまでが自分の所有範囲となるのか、はっきりと確認しておくことが大事です。

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駐車場や庭の水はけがよくないと
水たまりが出来やすくなってしまうかもしれません

□駐車場
現在所有している車が入るかどうか、停めやすいかどうかに加え、水はけの良し悪しもチェック。2台以上置く場合は駐車可能台数の確認も必要です。

□庭
建売住宅の場合、庭は定番のデザインを採用していることが多く、その分コストも抑えられています。ウッドデッキや手すりなど色々なものが備え付けられている場合は自分にとって必要かどうかをよく考えましょう。設備によってはメンテナンス費用が高額になるケースもあります。

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「留守かどうか分かりやすい」
「外から死角となる場所がある」など
侵入されやすい特徴はないか確認しましょう

□セキュリティ
一戸建てにおける外構部分、いわゆるフェンスや植栽はその家の見栄えだけでなく、セキュリティ面でも重要な役割を果たします。外から部屋の中が覗かれないか、不審者の足掛かりになる段差がないか等も確認しましょう。

□広さ
部屋の広さは間取りでみるだけでなく、実際自分の目で見て確認することが大切です。家族全員が集まったときに広さが十分かどうかイメージしてみましょう。

□収納
キッチンや洗面室、リビング、トイレなど各部屋の収納の広さや使い勝手をチェック。立て付けの悪い扉がないか、実際に開け閉めをしてみましょう。

□コンセント
意外と足りない・適切な場所にない、などの理由で困るのがコンセント。住み始めてから増設するのは大変なので、コンセントの位置や数は事前に確認し、間取り図に書き込んでおくと便利です。

1人よりも家族全員で見学に行った方が、チェック漏れを防ぐことができます。見学をしたら、当初それぞれがイメージしていた一戸建てでの暮らしに合うのかどうかを、家族で話し合いましょう。

変えられない周辺環境は慎重に

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周辺環境は、時間帯を変えて歩くなど、
複数の視点で確認してみましょう

新築一戸建てを購入すると、内装や設備などはリフォームで変更可能ですが、変えたくても変えられないのが物件周辺の環境です。近隣に臭気を伴う飲食店や工場がある場合、気になる程度は個人差があるので、家族同士で確認しておきましょう。家の前にある道路の交通量が多いと、排気ガスやガソリン音といった騒音も気になる場合もあります。

また、大型商業施設が家のそばにあると何でも揃って便利かもしれませんが、夜遅くまで営業していると、若者のたまり場になっていたり音や店の明かりが気になって落ち着かなかったり、ということもあります。夜の様子も確認しておきたいところです。

子育て世代は教育機関の充実度や治安、子育てのしやすさも家探しにおいて重要なポイントとなります。通学までの道路状況は安全か、近くに子どもを遊ばせられる公園や施設があるか、同世代の子どもがどのぐらいいるのかなど、できるだけ購入前に情報を集めておきましょう。

まとめ
・物件見学は、何軒か見に行くうちに、それぞれの物件の良さと欠点が見えてくる
・物件見学には物件の間取り図・筆記用具・コンパス・メジャー・デジカメを持っていくと帰ってから見直すときに役に立つ
・一戸建ての見学では、室内の動線や階段の高さ・幅、設備関係、窓の位置をチェックする
・物件の周辺環境は、長く快適に生活していく上で住宅購入時の重要な要素となる

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(2018/05/31)