さまざまな物件を検索していると、タウンハウスやテラスハウスという言葉を目にすることがあります。言葉が似ているため、どのような物件なのか想像がつかなかったり、違いが分かりにくかったりする部分もあるでしょう。

この記事では、タウンハウスの基本的な特徴やテラスハウスとの違い、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。

無料で住まいの窓口に相談する住まいの窓口とは

家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
住宅購入の相談、どこに行けばいい?ハウスメーカー、銀行、FP、無料相談窓口など、主要な相談先5つの特…記事を読む

タウンハウスとは

「タウンハウス」という言葉を聞いても、どういった住宅なのかすぐに思い浮かばないことが多いでしょう。まずは、タウンハウスの基本的な特徴から押さえてみましょう。

タウンハウスとは、集合住宅の種類のひとつであり、2つ以上の住宅を1棟に建て連ねたもので、各住宅が壁を共通にし、それぞれ外部への出入り口を有しているものを指します。

 

複数の一戸建てが、隣の家との壁を共有している住宅だとイメージすれば分かりやすいでしょう。

 

そのため、古くから日本でも多く存在していた「長屋」に近い形態であり、その特徴を受け継いでいる部分があります。

タウンハウスのほとんどは2~3階建ての低層住宅になっており、敷地の所有権は「全戸共有」になっています。各住戸を隣り合わせとすることで、さまざまな人が使えるオープンスペースを確保しているケースが多いです。

 

タウンハウスの敷地全体を全住居で共有するので、全員で使える庭があったり駐車場があったりと、共用部が充実しているのも特徴だといえます。住民間でのコミュニケーションが生まれやすく、一戸建てと集合住宅のよい面を得られるのです。

 

一方、共用部に庭やコミュニティ施設があった場合は、維持費として別途使用料がかかるので注意が必要です。

 

無料で住まいの窓口に相談する おすすめ特集から住宅を探す

タウンハウス、分譲と賃貸はどのくらいある?

タウンハウスの分譲を手がける事業者は少なく、コンスタントに供給されているわけではありません。

 

そのため新築分譲を探したとき、全国で数件程度しか売られていないことも多いでしょう。中古タウンハウスの場合も、もともと相対的に戸数が少ないため、同時期に売りに出されているのは数十戸程度にとどまります。

 

一方、タウンハウスの賃貸は比較的多く、これには分譲されたタウンハウスが賃貸される場合だけでなく、当初から賃貸目的で建てられたタウンハウスも含まれます。

 

多いといっても、マンションやアパート、一戸建て住宅の賃貸に比べれば圧倒的に数は少なく、不動産情報ポータルサイトでヒットするのは全国で1500~2000件程度です。サイトによっては、タウンハウスとテラスハウスとが区分されておらず、この場合は格段に数が多く表示されることもあります。

 

タウンハウスを買いたい、借りたいと思っても、希望するエリアでなかなか見つからないのが現状でしょう。一般的な分譲物件や賃貸物件を探す中で、「タウンハウス」と表示された物件があったときに、候補に入れて検討してみるのがいいのではないでしょうか。

テラスハウスとの違いは?

タウンハウスとネットで検索してみると、一緒にテラスハウスという言葉もヒットすることが多いでしょう。名称は似ていても、それぞれ特徴が異なります。

 

ここでは、タウンハウスとテラスハウスの違いについて解説します。

テラスハウスはタウンハウスとよく似ており、「隣の住宅と壁がつながっている一戸建て」の住宅です。外観だけ見ていると、なかなか違いが分からない部分がありますが、大きく違うのは「敷地が分けられている」ことです。

 

テラスハウスの場合、敷地を一つひとつ分けて登記しているので、各住宅がそれぞれ所有権を持っています。そのため、見た目としては集合住宅ですが、所有権の部分から捉えると、テラスハウスは「一戸建て寄りの住宅」だといえるでしょう。

 

それぞれの土地に庭があったり駐車場があったりと、タウンハウスと似てはいますが、その土地の所有権は住居を持っている人にあるのが特徴です。一戸建てに住んでいるような感覚が得られますし、住みやすさを実感する部分が多い住宅です。

タウンハウスとテラスハウスのそれぞれに特徴があるので、基本的な部分を押さえたうえで自分に合った住まいを選ぶことが大切です。主な特徴を表にまとめると以下のようになります。

 

タウンハウス

テラスハウス

外観

隣の住まいと壁がつながっている低層住宅

隣の住まいと壁がつながっている低層住宅

・共有

・専用庭がある物件は、別途使用料が必要な場合もある

各住宅が単独所有

建物と土地の権利

(分譲の場合)

建物は区分所有権、土地は共有もしくは敷地権の持分所有

所有権

大きな違いは、やはり土地や建物の権利の部分だといえます。共有で使えるテラスや庭がある分、住民同士の接点が多くなるのは、タウンハウスの利点です。

 

家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
住宅購入の相談、どこに行けばいい?ハウスメーカー、銀行、FP、無料相談窓口など、主要な相談先5つの特…記事を読む

 

無料で住まいの窓口に相談する おすすめ特集から住宅を探す

タウンハウスのメリット

1つの建物を共有しているという面では、マンションに近い感覚があるのがタウンハウスの特徴です。どのようなメリットがあるのか、さらに詳しく見ていきましょう。

タウンハウスは2階建ての物件が多く、マンションやアパートのように上下階に人がいないため、上下の音を気にせずに暮らせます。一戸建てに近い暮らしが手に入るので、ファミリー層にはおすすめです。

 

また、マンションやアパートと比べて、住居スペースを広めに確保できるというメリットもあります。

 

間取りによって、1階部分は居住スペースで2階部分を広めの収納スペースとして使い分けることもできるので、自分の生活スタイルに合わせて生活空間を整えられるのも魅力です。

1つの建物を共有するタウンハウスでは、管理組合が結成され、建物自体の管理やメンテナンスに住民全員が参加することになります。そのため、管理費や修繕積立金が毎月発生するのが一般的です。

 

一戸建ての場合も、壁や屋根などのメンテナンス費用がかかりますので、同じコストを支払うのなら、手間をかけずに維持管理を行ってくれるタウンハウスは魅力があります。

 

また、タウンハウスは隣の住戸と壁がくっついている状態なので、一戸建てよりも1戸当たりの壁や屋根などの面積が少ない分、メンテナンス費用が抑えられます。

タウンハウスでは一戸建ての住宅とは違い、同じ建物内に複数の居住者が生活しています。

 

そのため、建物内に常に人がいるような状況であり、オートロックや監視カメラが備えられている物件であれば、よりセキュリティ面でも安心感があります。

 

共用部に元から備わっている物件もあるので、別途費用を負担することもありません。

タウンハウスのデメリット

数多くのメリットがあるタウンハウスですが、注意しておきたいポイントもあります。ここでは、主な注意点を解説します。

居住者の多いタウンハウスであれば、管理組合が結成されているので、計画に沿ってメンテナンスを行う場合が多いでしょう。

 

しかし、小規模で居住者が少ないケースでは、屋根や壁などの修繕を行いたくても費用の負担が重く、断念しなければならないこともあります。

 

また、改築についても、ほかの住民の賛同を得なければ行えないため、自由に住宅をカスタマイズするということが難しいケースがあります。タウンハウスを購入し、将来的にリフォームを行う予定がある場合は、あらかじめよく検討しておく必要があるでしょう。

タウンハウスは壁を共有している住居であるため、どうしても隣の家の音が漏れることがあります。快適に暮らすためには、防音対策を行うことが大切です。

 

日々の生活音や家族で住んでいる場合には子どもの声や足音が響いてしまうので気をつけましょう。

タウンハウスの防音対策

タウンハウスは長屋のような構造だからこそ、どうしても生活音が気になってしまうものです。

 

ただ、どのような音に注意しておけばいいかが分かれば、自分でも防音対策を施せる部分があるので、チェックしておきたいポイントを紹介します。

防音対策をする前に、周りに音が伝わる仕組みを理解しておきましょう。音の伝わり方は2種類あり、空気によって伝わる「空気伝播音」と、床や壁を振動させて伝わる「個体伝播音」があります。

 

タウンハウスの構造上、隣の家と壁がつながっているので、縦方向の音の広がりよりも横方向の音の広がりを意識した防音対策が有効です。ここでは、生活音で気になる部分と具体的な対策について見ていきましょう。

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を設置するときは、床に「防振・消音マット」などを敷いておくと、振動による音が軽減されます。また、洗濯機や掃除機は使う時間帯に気をつけることが大切です。

 

エアコンの室外機に関しては、管理会社に相談してみるとスムーズに対応してもらえるでしょう。音や揺れの大きな家電製品は思いきって買い替えることも検討してみてください。

テレビなどのAV機器は、音量を適切に調整することが必要です。また、設置場所は壁際を避けたほうが無難です。音の振動が壁を伝って隣の部屋に響きやすく、騒音トラブルの原因になりやすいといえます。

 

また、楽器に関してもカーペットなどを敷いて、外に音を漏らさない対策を行ってみるといいでしょう。「吸音カーテン」なども有効であり、電子楽器を使っている場合は、ヘッドフォンをつけて演奏することで防音性が高まります。

話し声などは日常的なものなので、窓を開けたまま大きな声を出さないように配慮することが大切です。遮音カーテンを使用すれば、音漏れの軽減につながるでしょう。

 

また、室内を歩くときの音が響いてしまうと感じるときは、カーペットやマットを敷くと音を抑えられます。窓から漏れる音が気になるときは、「遮音テープ」で隙間をふさぐと、室内の音が外に漏れるのを防げます。

 

遮音テープは、虫の侵入や室内の空気を外に逃がさない保温の効果も期待できます。ちなみに、ウレタン製のものよりもゴム製のものを選んでおくと、長く使うことができてコストパフォーマンスがいいといえます。

  • タウンハウスは集合住宅の一種であり、敷地の所有権は全戸共有になっているのが特徴
  • 一方、テラスハウスの場合、土地の所有権は住居を持っている人であり、庭や駐車場も専有のものである
  • タウンハウスは一戸建てと変わらない住み心地であり、定期的にメンテナンスが行われるので住居の維持管理に手間がかからないことなどがメリットとして挙げられる
  • タウンハウスのデメリットは、土地を共有しているため、修繕や改築を気軽に行えない点であり、隣家からの音漏れの心配がある
  • 生活音が響きやすい構造なので取り組める範囲で防音対策を施すことが肝心
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
住宅購入の相談、どこに行けばいい?ハウスメーカー、銀行、FP、無料相談窓口など、主要な相談先5つの特…記事を読む

 

無料で住まいの窓口に相談する おすすめ特集から住宅を探す

更新日: / 公開日:2013.05.14