投稿日:2019/05/31
引っ越しの際、クレーン車を使った荷物の吊り上げ作業が必要になる荷物にはどんなものがあるでしょうか。手作業で運びこめると思っていても、集合住宅の場合、新居の入口や通路の状況によってはクレーン車が必要になる場合もあるかもしれません。ここではクレーン車があると便利な作業や、クレーン車の使用が必須となるケースについて紹介していきます。
大きな荷物や重量のある荷物を建物の2階以上に運び入れる際に必要となるのが、クレーン車での吊り上げ作業です。
戸建住宅の玄関や集合住宅のエントランス、通路、階段、エレベーターなどを通過できないケースがあります。また、アパートや団地などはエレベーターそのものがなかったり、階段がコの字型になっていて、大きな荷物を通すことができないことが少なくありません。このような条件下で大きな荷物を搬入出する際に必要となるのが、吊り上げ作業です。
なお、吊り上げ作業には以下の3種類があります。
・クレーン車なし、作業員だけで行う人力の作業
・ユニック車(クレーン付きのトラック)を使用する作業
・大型クレーン車を使って行う作業
ユニック車を使うか大型クレーン車を使うかは、、搬入先の建物が道路に面しているか、障害となる電線などがないかによって決まり、それぞれ料金が異なります。特に大型クレーンを使った作業は、道路を占有するため警備員の配置が必要となりそのぶん料金が高くなることに。
家具や家電の場合、こうした諸費用を払って搬入するより、新居で新しいものを購入した方が安くなることがあるかもしれません。まずは引っ越し業者に訪問見積もりを依頼して吊り上げ作業が必要かどうか、料金がどのくらいかかるかを算出してもらうようにしましょう。
クレーン車やユニック車での搬入出が必要な荷物が代表的なものを挙げてみます。
・ピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ)
・冷蔵庫やドラム式洗濯機などの大型家電
・ソファやベッドなどの大型家具
ピアノを2階以上に搬入するときには吊り上げ作業が必要となることがほとんど。また、最近は一戸建ての外にあるキッチンに冷蔵庫を搬入するためにクレーン車を使用することも多くなっています。
大型の家具の中には分解して手作業で運ぶことができるものもありますが、IKEAの家具のように「分解して再組み立てすることを設定していない家具」はクレーンによる吊り上げ作業が必要となることが。
運ぶものの状態によっては、吊り上げ作業の費用を払って運ぶよりも、新居で新しいものを購入した方が割安になることも多いようです。
重量のあるピアノは手作業で搬入できる場合も別途、追加料金がかかります。作業で搬入する場合エレベーターの有無によっても料金が異なりますので注意しましょう。
そのままの状態で搬入が難しい場合、ピアノを分解搬入しなければならないことがあります。分解搬入は引越し業者ではなく、ピアノ工房など専門の業者に依頼するのがベター。ピアノはその場で分解するのではなく、一度持ち帰ってもらい業者側で分解したものを新居に搬入、組み立てるためその分、時間がかかることも理解しておきましょう。
● 事前に管理組合に確認しよう
集合住宅にピアノを搬入するときは、まず管理組合の規定で楽器の演奏が認められているかどうか確認するようにしてください。また、グランドピアノは総重量が300kg以上になるため、床の耐荷重についても調べておく必要があります。こちらも事前に管理会社に確認しておくようにしてくださいね。
クレーン車や手作業による吊り上げ作業は回数が高くなるほど料金も上がる仕組みになっています。では、いわゆるタワーマンションと呼ばれるような高層マンションにグランドピアノのような大型の荷物を搬入する場合はどうなるのでしょうか。
こうしたタワーマンションには住民が使用する一般のエレベーターとは他に荷物の搬入用に使う大きなエレベーターがあります。そのため、高層階であっても吊り上げ作業は不要となるので、別途料金を支払って搬入してもらう必要はありません。
クレーン車を使った吊り上げ作業で荷物の搬入をする場合、料金は「移動距離+吊り上げ作業費用」の合計となります。費用の相場は次の通りです。
・アップライトピアノ 2~4万円
・グランドピアノ 3~8万円
・・大型ソファ 7,000~10,000円
・ドラム式洗濯機 2~4万円
クレーン車やユニット車を使った吊り上げ作業は建物の立地条件などによってどの方法が適しているか、またどのような付随作業が必要になるか異なります。
例えば、マンションの前の道路が狭かったり、私道であったりしてトラックが入れない場合、部屋の真下まで荷物を台車で運び、人力で作業を行わなければならないことも。また、隣の家の敷地内から搬入作業を行ったり、警備員やコーンを設置するなど事前の準備が必要になることも多くなっています。
さらに引越し業者がクレーン車やユニット車を自社所有していない場合や、所有していても台数が限られていて事前に予約が必要なケースも少なくありません。場合によっては、搬入作業を引っ越し当日以降にしてほしいと言われることもあるでしょう。
引越し業者のなかには、吊り作業そのものに対応していないというところもあります。費用を抑えつつ、確実に荷物を運んでもらうためにも、クレーン車が必要になりそうな荷物があるケースでは、早めに引っ越し業者に訪問見積もりをしてもらうことが重要と言えるでしょう。
投稿日:2019/05/31
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