投稿日:2017/04/11
ウォシュレット(トイレ)に代表される、温水線所機能付きの便座。賃貸物件のトイレに自分で購入したウォシュレットを設置しているという方は多いのではないでしょうか。引越の際、まだ使えそうなウォシュレットを新居に持っていきたい……という場合、自分で取り外しや取り付けをすることは可能なのでしょうか。
ウォシュレットを引越しする際のポイントは以下です。
結論から言うと、自分で取り付け・取り外しをすることは機種によっては不可能ではありません。取り付け方法に限ればそれほど難しくないので、自分で取り付けるという人も多いようです。
新規取り付けの場合、ウォシュレットを購入するとスパナのような工具が同梱されているので、家庭にドライバーさえあれば取り付け可能であることが多いです。家電量販店などでも新規取り付けの費用は約4,000円程度、ウォシュレットの交換(取外し含む)1.5万円程度が相場です。
少し難しいのが取り外し方法です。メーカーのサイトでは『お客様ご自身でも取り外し可能な商品』と『工事店や販売店に作業を依頼する必要がある商品』とわけて紹介しています。品番は便器のフタのシールに書かれていることが多いので、自分で取り外しできる機種かどうか確認してみましょう。
自分で取り外しできる機種の場合も手袋やぞうきん、ビニール袋などを用意して万が一のトラブルに備えておくのがお勧めです。
取外し手順の概要 ※取付けは逆手順。詳しくは各メーカーサイトを確認
ウォシュレットの取り外しでトラブルが起こることがあります。よくあるのが、「取り付けしたときは自分でできたから、取り外しもできるはず」と考えて、不用意に部品を外してしまうケース。水道の元栓を閉めない状態でむやみに部品を外すと勢いよく水が噴き出してトイレが水浸しになってしまうことも。
慌てて「24時間水のトラブルに対処します!」と謳っているような業者に作業を依頼すればその分費用がかかることは言うまでもありません。
また、トイレは転居するギリギリのタイミングまで使用するため、ウォシュレットの取り外しは家を出る直前に……と考えている人も少なくないはず。当日、取り外しの作業をしてもらえないと後日、ウォシュレットの取り外しのためだけに旧居に戻らなければならなくなってしまう可能性もあります。取り外しが自分でできるかどうかは引っ越し当日以前に必ず確認しておくようにしましょう。
自分で取り外し、取り付けができない場合、水道工事店や引越し業者に依頼することになります。業者によって異なりますが、一般的には取り付けと取り外しで1~1.5万円程度が相場。
また、トイレ内にコンセントの電源がない場合、別途電気工事が必要となります。給水管を延長する際も別途費用がかかるので事前に見積もりを出してもらっておくとよいでしょう。
賃貸物件でウォシュレットを自分で購入して取り付けたものの、新居にはすでに新しいウォシュレットが設置されている……。そんなとき、引っ越し時にウォシュレットをそのまま置いていくことはできるのでしょうか。
「まだ、それほど使っていないウォシュレットだし、きれいに掃除すれば大家さんに喜ばれるかも?」と考える方もいるかもしれませんが、実はかえって迷惑になってしまうことがほとんどです。
前の住人が使用していた設備をそのまま置いていくことと『残置(ざんち)』と呼んでいます。この残置としておかれたままになっている設備は仮に故障して修理が必要となった場合も大家は修繕する義務がありません。また、処分する際も同様で、借りた人が費用を負担することになってしまいます。
これは賃貸物件を決めるときにも必ずチェックしたいポイント。『設備』の欄に『エアコン残置』などと書かれている物件は、仮に古いエアコンを撤去したい場合、自分で費用を負担しなければならないからです。
特に集合住宅の場合、部屋によって設備に差がついてしまうことにもなるので、残したいといっても大家さん側から快く思われることはありません。黙って残していった場合は後日、撤去費用が請求されることになるので注意しましょう。その場合、引越し業者に依頼するよりも費用が高くつくこともあります。
ウォシュレットの耐用年数は長く見て7~10年程度と言われています。旧居で長期間、使用したウォシュレットを取り外し・取り付け費用をかけて新居に持っていくより、処分して新しいものを設置した方が結局安上がりになることも多いようです。
ウォシュレットは家電リサイクル法の対象ではないので、粗大ごみとして出すことができます。地域によって費用に差はありますが300~400円程度。自分で取り外しができる機種であれば、粗大ごみとして回収してもらうのが安上がりです。水道工事会社に処分を依頼すると2,000円以上費用がかかかることもあるので、処分方法についても事前に決めておくようにしたいですね。
昔は贅沢品のように思われていたウォシュレットですが、現在では価格も安くなってきています。従来のものは温めたお湯をためておくタンクがついた『貯湯式』が主流でしたが、最近は瞬間的にお湯を沸かす『瞬間式』が増えています。
瞬間式はお湯をためておくタンクがないので、すっきりしたデザインになっているだけでなく、お湯を保温しなくていいので電気代も節約できます。購入費用は貯湯式の方が安く1万円台で購入できるものも。瞬間式は工事費用込で5万円程度から購入できるようになっています。新規購入費用とランニングコストを合わせて考える必要がありそうですね。
投稿日:2017/04/11
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
ウォシュレット(トイレ)の引越し費用や取り外し・取り付け手順ならLIFULL引越し。ウォシュレットの引越し方法や費用、自身で設置をする方法をご紹介。【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す