2025年開催の国際博覧会を前に、多くの人が開催地である夢洲を中心とした湾岸エリアに対して関心を持っているのではないでしょうか。しかし、国際的イベントの話題や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン🄬」や「海遊館🄬」といった大阪が誇るレジャー施設以外の、暮らしの面が取り上げられることはなかなかありません。そこで今回は、そんなニシエリアの玄関口である弁天町駅の住みやすさを紹介します。引越しを検討の方はぜひ参考にしてみてください。
大阪港のお膝元 弁天町駅周辺の基本情報
弁天町の所在する大阪市港区は、1924年に西区、北区から分区する形で誕生しました。読んで字のごとく、大阪港を中心とした同区は安治川と尻無川に挟まれた立地において、水運業、流通業、製造業が発展。大阪大空襲では市内でもっと大きな被害を受けますが、大規模な区画整備、また、鉄道と道路の整備と、良好な都市基盤を形成します。
その後も駅周辺が開発されるなど、住民の暮らしやすさのためにたくさんの手が入った街です。また2025年の国際博覧会、IR誘致の地に指定された湾岸エリアの結束点として、近年より注目が集まっているエリアだといえるでしょう。
開発を経て急上昇 弁天町駅周辺の住みやすさ
このように弁天町駅周辺は開発によって環境が整備され、昨今は国際博覧会の開催に伴って注目を集める一方で、実は下町の趣もある盛りだくさんな街です。では実際の住みやすさはどうでしょうか。具体的な観点から、弁天駅周辺の住みやすさについてご紹介します。
電車もバスも自家用車も 弁天町駅周辺の交通利便性
電車はJR大阪環状線、Osaka Metro中央線の2路線が交差します。環状線で大阪駅、天王寺駅までそれぞれ約8分、関空快速に乗れば関西空港まで乗り換えなしで1時間程度、また、中央線で本町駅まで約6分、沿線上で乗り換えればなんば駅まで約15分と、市内の移動から出張まで困ることはありません。バスもドーム前千代崎方面、天保山方面、なんば方面、八幡屋三丁目方面と充実しています。
みなと通、中央大通、阪神高速16号大阪港線が東西を、国道43号、阪神高速17号西大阪線が南北を、阪神高速4・5号湾岸線が海岸通りを走っているように、主要道路もほど近いため自家用車での移動も便利です。
ショッピングモールから商店街まで 弁天町駅周辺の買い物・飲食店事情
日頃の買い物は駅と連絡通路でも結ばれている「大阪ベイタワー」が非常に便利です。この200mの高層ビルは1993年の開業以来、地元住民はもとより大阪府民から弁天町のランドマークとして親しまれています。ちなみに以前の名称は「オーク200」、2018年に「大阪ベイタワー」に改名されています。
入居するテナントも実に多種多様。食材は「同じ商品ならより安く」「同じ値段ならより良いものを」をモットーとするスーパー「ロピア 大阪ベイタワー店」。お家での暮らしを整えるインテリアや日用品は「【デコホーム】大阪ベイタワー店」。ほかにも大阪市初出店の「WAY書店 大阪ベイタワー店」やアウトドアショップの「ogawa GRAND lodge 大阪ベイタワー」といった、趣味、レジャーの買い物も楽しめます。カフェやバー、鉄板焼き店などの飲食店も多く入っているため、休憩やディナーにも持ってこい。デリカデッセン、ベーカリー、パティスリーでテイクアウトもおすすめです。
そのほか、深夜まで営業しているスーパー「ライフ 弁天町店」が駅から徒歩3分、お得な価格帯が魅力の「業務スーパー 弁天町店」が駅から徒歩約10分の立地にあるなど、選択肢も豊富です。その一方で、スーパーでは味わえないローカルな雰囲気で買い物を楽しみたい方におすすめなのが、駅から徒歩10分ほどの「繁栄商店街」と、隣接する「南市岡11番街」です。シャッターの閉まっている店舗も少なくないので活気に満ち満ちているとは言えないかもしれませんが、うどん屋、コロッケ屋、八百屋、衣料品店、立ち飲み屋など、それぞれ趣のある店構えが魅力。遥か昔の看板が残るなど、レトロな雰囲気が好きな方はぜひ足を運んでみてください。
多数の公園が魅力 弁天町駅周辺の自然
開発によって都会的な街並みが整っただけでなく、弁天町駅周辺には意外なほど多くの公園が残っています。一般的な児童公園としては「弁天公園」「弁天東公園」「弁天西公園」があります。
駅から徒歩5分ほどの「磯路中央公園」は、広い敷地のなかに遊具スペース、グラウンド、外周にはウォーキング・ランニングコースが整備されており、ペットの散歩コースはもちろん、子どもからお年寄りまで市民の憩いの場として愛されています。少し足を延ばせば「海遊館」のすぐ近くにある、標高4.53mの元日本一低い山の天保山がシンボルの「天保山公園」や、芝生広場、プール、体育館を擁する広大な総合公園「八幡屋公園」もあります。
弁天町駅周辺の公共施設(役所関係、図書館、教育施設など)
2024年4月に開設した「港区土地区画整理記念・交流会館」には「港図書館」「区民センター」「老人福祉センター」「子ども・子育てプラザ」が集約されています。
同会館に移転する形になった図書館は、以前より、読書スペース、蔵書数、検索用端末数が増え、より快適になりました。コンビニや調剤薬局も併設された「みなとラウンジ」は多目的交流スペースとして誰でも立ち寄ることができます。新設された「区画整理記念スペース」では土地区画整理事業における港区の変遷が展示されているので、街についての理解を深めることもできるでしょう。また、引越し後にすぐにお世話になる「港区役所」は駅から徒歩15分の立地です。
弁天町駅周辺の病院事情
駅周辺には病院・クリニックが多数立地します。特に総合病院である「大阪みなと中央病院」はOsaka Metroの西口改札から直結なので、通勤前後に立ち寄りやすいのが魅力。そのほか「西診療所」「あや内科クリニック」「松浦診療所」などの内科、「みなと歯科」「なみよけ歯科医院」といった歯科、眼科や動物病院までと充実しているので、いざというときも安心です。
弁天町駅周辺の家賃相場と口コミ
弁天町駅周辺の家賃相場は、JR環状線、Osaka Metro中央線の両沿線内のほかの駅と比較すると控えめな傾向にあります。しかし、注目を集めるエリアなだけに地価の高騰、高層マンションの建設など、現在変化の真っただ中。広く見れば高級路線のマンションと庶民的な住居が混在しています。具体的な立地や予算を絞ったうえでお部屋探しをするのがおすすめです。
<弁天町駅周辺の家賃相場>
1R:5.69万円
1K:5.72万円
1DK:6.2万円
1LDK:10.35万円
2K:5.53万円
2LDK:6.39万円
3LDK:10.92万円
実際に住んでいる方の口コミとして、ポジティブな意見は交通の利便性についてのものが多く見られました。
「買い物に便利。最寄り駅は、地下鉄もJRも利用でき、交通の便がよい。駅周辺がどんどん活気付いてきて、ますます便利になっている」(40代女性)
「複数の鉄道やバスの利用が便利なので、車の免許を持っていなくても移動しやすい」(40代女性)
「住みにくいわけではないが、工夫次第でもっとよくなると思う」(30代女性)
国際博覧会を機に再度変化する可能性が高い注目エリア
もともとは大阪港と共に水運、流通、製造業が発展し、ある種働く街だった弁天町駅周辺。戦争からの復興や開発を経て暮らしやすくなったものの、治安の面ではやや心配が残るようです。しかし国際博覧会を前に行政と民間企業がともに新たに街を見直しているため、改善に向かうことも十分に考えられます。
本文中でも言及したように交通の利便性が非常に高い駅なので、出張の多い方や出勤にストレスを感じたくない方におすすめします。