JR総武線(通称:正式名称は総武本線)と、総武線快速(通称:正式名称は横須賀・総武快速線)が利用できるJR新小岩駅。駅周辺は開発が進んで便利になる一方で、下町情緒が同居する住みやすさが特徴的です。
この記事では、新小岩に住んで3年になる共働き夫婦が実感した魅力をお伝えします。
新小岩は共働き夫婦だけではなく、子育て環境も充実した、ファミリー世帯にもおすすめできる街です。私たちが実際に体験したことをもとにご紹介していますので、ぜひ住民のリアルな声として参考にしてみてください。
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新小岩駅周辺の基本情報
墨田区と隣り合わせの新小岩駅周辺は、交通の利便性の高い駅です。JR総武線と総武線快速が利用できるため、東京23区内のアクセスはもちろん、千葉や横浜方面へも乗り換えなく、移動可能です。
新小岩駅周辺は2023年10月に開業した駅直結の商業施設『シャポー新小岩』をはじめ、開発が進んでいます。私が住んでいるこの3年間だけでも、ますます便利になっているのを感じています。さらに2028年には、住宅・オフィス・商業施設が一体となった2棟の複合ビルが竣工予定です。
一方で、駅前に広がる巨大アーケード『ルミエール商店街』や繁華街にある飲食店には、どこか懐かしい下町情緒がただよい、居心地のよさを感じさせてくれます。週末になると夫婦でルミエール商店街を散策して買い物を楽しんだ後に、お気に入りの洋食店でランチをするのが日課です。
駅周辺の買い物環境も充実しており、複数のドラッグストアや24時間営業のスーパーマーケットなどがあります。帰りが遅くなったときも、駅の周辺で買い物ができるので助かります。
利便性の高さに大満足しているわが家ですが、家賃水準は東京23区内ではかなり低い方に位置します。家賃相場については、後ほど詳しく紹介しますが、利便性と家賃水準の低さを考えると、コストパフォーマンスのいい街といえるでしょう。
交通アクセスのよさ、住環境の充実、そして低い家賃水準、さらに今後ますます発展していくことが期待できる新小岩は、比類ないバランスが魅力的な街です。
新小岩駅周辺に住んだきっかけ・選んだ決め手
私は、3年前に約20年間住んでいた千葉県新浦安を離れ、新小岩に引越しをしました。新浦安は私がすっかり根付いて馴染んでいた街だったので、正直、引越すことには抵抗がありました。
しかし、総武線沿いの会社に勤める妻の希望もあり、総武線沿いの駅周辺に引越すことになったのです。そのため、妻が中心となって、新居探しを始めました。私たちが新居を探すときに最も重視したのは、以下の3点です。
1.総武線沿いであること
2.家賃水準
3.買い物環境と住環境の充実
いくつかの候補を絞り込んだ後に、最終的に残ったのが新小岩でした。決め手となったのは、3つの条件すべてに納得できて、総合的に満足できる街であったことです。
最初は乗り気でなかった私も、実際に住んでみるとその充実ぶりに大満足。最初は気づかなかった総武線快速の便利さなども加わって、よほどのことがなければ今後の引越しを考える必要はなさそうです。
新小岩駅周辺の住みやすさ
(1)新小岩駅周辺の交通利便性
東京駅まで約15分、千葉・横浜方面への直通快速も利用可能な新小岩駅は、アクセスの利便性が高い駅です。
JR総武線と総武線快速の2路線が乗り入れているため、都心へのアクセスはもちろん、千葉や横浜方面への移動もスムーズです。通勤や通学、お出かけなど、さまざまなシーンで活躍します。
【新小岩駅から各目的地への所要時間】
・千葉駅:約28分(乗り換えなし)
・錦糸町駅:約6分(乗り換えなし)
・秋葉原駅:約14分(乗り換えなし)
・東京駅:約15分(乗り換えなし)
・新宿駅:約32分(乗り換えなし)
・池袋駅:約39分(秋葉原駅乗り換え)
・横浜駅:約45分(乗り換えなし)
・成田空港:約1時間15分(乗り換えなし)
JR東日本が発表した総武線各駅停車の2024年2月1日から2月29日までの混雑状況を見ると、時間帯によって肩がふれあう程度の混雑はあるものの、ほとんどの時間で座席に座れるという結果でした。平日の7時半から9時頃までは上り方面は多少混雑しているので、時間差出勤ができる方は活用できるといいですね。
また、新小岩駅からは「都営バス」と「京成タウンバス」が運行をしています。葛西駅や綾瀬駅などへのアクセスも可能なので、東京メトロを利用したいときにも便利です。
(2)新小岩駅周辺の買い物・飲食店事情
2023年10月1日にオープンした新小岩駅直結の「JR新小岩南口ビル」。このビルに入居したのが商業施設『シャポー新小岩』です。
クイーンズ伊勢丹・成城石井・スターバックスなど、11 店舗がオープンしました。駅直結で、会社帰りにも気軽に立ち寄れる利便性の高い施設です。
近代的な駅ビルと対照的なのが、南口駅前に広がる「ルミエール商店街」です。約420メートルもの巨大アーケードには、約140店舗が軒を連ねます。
全国チェーン店から昭和の情緒を残す個人商店まで、さまざまなお店が並んでいるので、散策するだけでも楽しく、夫婦でよく訪れています。魚屋さんや総菜屋さんで、つい酒のあてを買ってしまうこともあります。この風景のギャップも、新小岩の魅力です。
駅直結の『シャポー新小岩』や駅前に広がる『ルミエール商店街』の140店舗だけでも、すでに充実した買い物環境ですが、それだけではありません。徒歩3分圏内の「ほぼ駅直結」店舗を含めると、スーパーマーケットだけでも以下のようなラインナップです。
・クイーンズ伊勢丹 新小岩店(駅直結)
・成城石井シャポー新小岩店(駅直結)
・西友新小岩店(徒歩1分)
・まいばすけっと 新小岩1丁目店(徒歩3分)
・サミットストア 新小岩駅北口店(徒歩1分)
・美味スーパー(徒歩1分):24時間営業
夜遅い時間や早朝でも、疲れて帰ってきた後でも、気軽に買い物できるのは嬉しいですね。駅周辺にはドラッグストアや薬局が多く、こちらも遅い時間まで営業しているので何かと助かります。このように、新小岩は駅周辺の充実した買い物環境が魅力的な街です。
ただし、新小岩にはアパレルのお店が少ないです。私はワークマンやユニクロが好きなので、そのようなときには電車で6分の錦糸町に行っています。
しかし、新小岩南口再開発が進んでおり、2028年には約580戸の住宅や大規模商業施設がオープン予定です。そのときには錦糸町まで出かける必要がなくなるかもしれません。再開発が進み、ますますきれいに便利になっていく新小岩のこれからが、今から楽しみです。
新小岩駅周辺には、一人暮らしやファミリーでも利用しやすい飲食チェーン店が点在しています。
【新小岩駅から徒歩10分圏内にある飲食チェーン店】
・サイゼリヤ
・モスバーガー
・マクドナルド
・ケンタッキーフライドチキン
・なか卯
・リンガーハット
・松屋
・すき家
・ジョナサン
また、駅近くにはスターバックスコーヒーやドトールコーヒー、コメダ珈琲にルノアールなど、カフェも多いです。在宅勤務などがある方は、こうしたカフェをその日の気分に合わせて使い分けられます。
さらに、新小岩はこだわりのある個人飲食店も多いです。その中で、私のおすすめする店舗を3つ紹介します。食べログの評価も高いお店なので、ぜひ参考にしてくださいね。
・麺屋一燈
駅から約3分の場所にある「麺屋一燈」は、いつ行っても行列が絶えません。土日祝日は開店前に整理券をもらう方式なので、詳細はお店にご確認ください。
・鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki
麺屋一燈と同じ通りにある人気店。麺屋一燈はたくさんの店員さんを抱えて通販まで行っているのに対し、麺屋yoshikiは店長さんが一人でお店をまかなっていることもあるのが対照的です。
・ホルモン平田
B級グルメで有名な亀戸で、「亀戸ホルモン」の絶品を提供していた元料理長が独立して創業したお店。コスパ最高のホルモンが楽しめます。
新小岩には、ここで紹介しきれないほど魅力的なお店が数多くあります。ぜひ探索してお気に入りのお店を見つけてみてください。
(3)新小岩駅周辺の自然・公園
新小岩駅から徒歩約6分。にぎわう街通りを抜けると、そこには緑の豊かな新小岩公園があります。40,000平方メートルを超える広大な敷地に、スポーツ広場や芝生広場。そして600メートルの外周道路が整備されています。
ジョギングやウォーキングを楽しむ人やボール遊びにはしゃぐ子どもたち、ベンチで日向ぼっこを楽しむ人々。この公園は、多くの人が思い思いの時間を過ごせる憩いの場となっています。夏には水遊びで無邪気に遊ぶ子どもたちの笑顔もあふれ、心温まる光景が印象的でした。
夫婦そろってマラソンを趣味とするわが家にとって、荒川の河川敷は最高のホームグラウンドです。新小岩駅から新小岩公園を横切って平井駅方面へ進むと、合計15分程度で河川敷に到着します。整備された幅広い河川敷道路は、週末になるとジョギングやサイクリングを楽しむ人々でにぎわいます。サッカーや野球ができるグラウンドも複数あり、子どもたちの元気な声が響き渡っています。
私が河川敷を走る中で感じている一番の魅力は、移り変わる季節の景色を堪能できることです。昨年の5月頃にはポピーが色鮮やかに咲いていました。走り疲れた身体も、見ているだけで自然とリフレッシュできます。
このほかにも、新小岩駅周辺にはちょっとしたリフレッシュができる公園が点在しています。
【新小岩駅から徒歩15分圏内にある公園】
・西新小岩一丁目アパート公園
・間栗公園
・上平井公園
・東新小岩一丁目公園
・上小松公園
・松南公園
(4)新小岩駅周辺の公共施設
新小岩駅直結の「JR新小岩南口駅ビル」。この6階に入居した葛飾区の行政サービス施設「えきにこいわ」が便利です。
葛飾区役所は新小岩駅からバスで約30分と、不便を感じることもありました。区民事務所も徒歩圏内にあったものの、やはり駅直結のビルで対応してもらえるのは嬉しいものです。
「えきにこいわ」の窓口は、平日は「午前8時30分から午後7時30分」、土日祝は「午前8時30分から午後5時」までと、長時間対応してくれます。以前は夜間や週末の利用ができなくて困っていましたが、今は会社帰りや週末に気軽に立ち寄れるのが魅力です。
ライター業を営む私にとって、図書館はなくてはならない存在。本を借りるだけでなく、集中できる環境で執筆ができる時間は大切です。
葛飾区には中央図書館をはじめとして、区内に13館の図書館があります。私がよく利用するのは新小岩駅から徒歩5分の支所図書館ですが、2009年に開館した中央図書館は、蔵書数約34万冊、読席約450席を誇る充実した施設です。
さらに、2023年10月1日には、「えきにこいわ」に「新小岩図書サービスカウンター」がオープンしました。葛飾区内の図書館所蔵資料の予約・受け取り・返却・利用登録が可能となり、平日と土曜日は午前9時から午後9時まで、日曜祝日は午前9時から午後7時まで利用できます。こちらも会社帰りや週末に気軽に立ち寄ることができるので、今後わが家でも活用していきたいと思います。
(5)新小岩駅周辺の治安
新小岩に住むことへの不安として、治安問題がよく挙げられます。そのため、葛飾区の治安状況を調べました。警視庁発表の2023年の犯罪発生状況データを見てみると、東京都23区のうち犯罪発生件数の少ない順に数えて葛飾区は12番目でした(2,853件)。東京都全体で見ると、中間あたりの件数です。
私は、新小岩に3年間住んでいますが、治安の悪さを感じたことは一度もありません。お酒が好きでよく繁華街を徘徊しますが、まったく問題ありませんでした。
また、私が住んでいる東新小岩2丁目は閑静な住宅街です。新小岩駅の北口を出てすぐに住宅街に入ります。そこから15分ほど歩いて帰宅するのですが、家の前には公園があって、子どもの笑い声が聞こえてきて、穏やかな気持ちになれます。
(6)新小岩駅周辺の病院事情
新小岩駅周辺には、幅広い診療科目を網羅する病院・クリニックや薬局が多数集まっているため、医療機関が不足する心配はありません。
【新小岩駅から徒歩10分圏内にある病院】
・内科:10件以上
・外科:5件
・皮膚科:5件以上
・眼科:5件
・歯科:10件以上
2017年5月1日には、新小岩駅周辺に待望の総合病院「イムス東京葛飾総合病院」が開院しました。駅から徒歩7分の距離にあり、新小岩駅北口からはシャトルバスも運行されています。詳細はホームページにてご確認ください。
休日や夜間に医療機関が必要になった際には、葛飾区が運営する「休日・夜間の診療」情報ページが役立ちます。
このページでは、「24時間医療機関案内」で、東京消防庁救急相談センターなど、24時間対応可能な医療機関の情報を検索できます。電話で相談すれば、医療機関の案内や応急手当に関するアドバイスを受けることも可能です。ただし注意点が2点あります。
1.身体を動かせない場合や移動に不安がある場合、病院での受け付けができません。救急車を呼ぶよう指示されます。そのような場合は直接救急車を呼んで、救急隊員に病院を探してもらいましょう。
2.例えばイムス東京葛飾総合病院では、休日・夜間の診療を受け付けていますが、夜間については小児科・診療は行っていません(2024年4月現在) 。中学生以下のお子さんは、転倒で怪我をしたり頭をうったりしても、外科や脳神経外科ではなく、小児科の受診となります。そのため、ファミリー層の方はご注意ください。
葛飾区では、以前は中学生以下の医療費が無料でしたが、2023年4月1日から始まった東京都の医療費助成制度により、高校生の医療費も無料となりました。ただし、この制度は2023年から3年間の期間限定となります。
新小岩駅周辺には、豊富な診療科目と便利なアクセスを誇る医療機関が充実しています。さらに休日・夜間の医療機関情報も充実しており、ファミリー層にとっても安心です。
(7)新小岩駅周辺の家賃相場
気になる新小岩駅周辺の家賃相場を、総武線と総武線快速沿いの主要駅と比較してご紹介します。
【ワンルームから1DKの家賃相場】
・新小岩駅:7.43万円
・市川駅:8.18万円
・錦糸町駅:10.15万円
【1LDKから2DKの家賃相場】
・新小岩駅:13.36万円
・市川駅:12.08万円
・錦糸町駅:16.50万円
【2LDKから3DKの家賃相場】
・新小岩駅:22.51万円
・市川駅:21.63万円
・錦糸町駅:22.24万円
ワンルームから1DKの家賃相場は、市川駅や錦糸町駅と比較すると一番安いことがわかります。一方、間取りが広くなるにつれて、周辺の総武線快速停車駅よりも相場が高い傾向です。この結果から、都心部へ通勤通学をしているファミリー層からの人気が特に高いことが想像できます。
(8)新小岩駅周辺の好きなところ
マラソンが共通の趣味のわが家にとって、新小岩の最大の魅力は、週末のジョギングで荒川河川敷の四季折々の風景を楽しめることです。タイミングが合えば、沈む夕陽の紅が荒川に映る胸打つ風景に出会えるかもしれません。
週末には、ルミエール商店街を散策して、お目当ての「肉屋食堂たけうち」でランチを楽しんでいます。ほかにも、一人でも気兼ねなく楽しめる立ち呑み屋や飲食店も多く、自分のお気に入りのお店を開拓できるのも、新小岩駅周辺に住む魅力だと感じます。
新小岩駅周辺は、共働きのファミリー世帯におすすめしたい街
私が実際に住んでみて実感した「新小岩駅周辺の住みやすさ」は大きくわけて3点あります。
1.都内23区内の交通アクセスが良好。千葉・横浜方面へも快速・直通で乗り換えの必要なし。
2.駅直結の行政サービスや、買い物・飲食店環境の充実している。
3.子育て環境の充実や、繁華街から離れれば閑静な住宅街がある。
住んでいて必要になる施設が駅近辺にまとまり、都心部へのアクセスも良好な新小岩。共働きで忙しい毎日を送っている方も、利便性を感じられるでしょう。また、ほどよく自然もあるので休日には気軽にリフレッシュができます。
さらに2028年には、新開発の駅ビル施設もオープンするので、ますます発展していきます。現在お引越しを検討中の方は、開発前の穴場エリアとして新小岩駅を候補の1つとして検討してみてくださいね。