本八幡駅は、千葉県市川市にあるJR総武線と都営地下鉄新宿線の駅です。京成電鉄の京成八幡駅への乗り換えも可能です。また、北に京成バス、南に京成トランジットバスが走っていて、市内外に限らず、どこへ行くにも便利な交通の拠点になっています。
市川市で生まれ育った私は、幼い頃から本八幡駅周辺に親しんできました。12年前に本八幡駅の徒歩圏で家族と暮らし始めたことで、このエリアの心地のよさを再認識しました。本八幡エリアは、住みやすいのはもちろん、散歩で訪れたい場所もたくさんあります。この記事では、私がおすすめする本八幡の散歩スポットを紹介します。
本八幡の散歩におすすめのスポット
本八幡駅の北口からスタートして、南を巡ってから、東へ回る散歩コースです。実際に私がよく訪れる選りすぐりのスポットを7ヶ所紹介します。
本八幡の散歩スポット(1)八幡一番街
JR本八幡駅北口に広がるロータリーに沿って歩道を北に進むと、右側に商店街の入口が現れます。この商店街が、最初に紹介する散歩スポットの「八幡一番街」です。
「八幡一番街」の歴史は、戦後、自然発生的に店ができたことから始まります。時代の変遷とともに店の顔触れは変わりましたが、現在でも飲食店を中心に、多数の店舗が今なお営業中です。毎年秋には、多くの人が訪れる商店街の一大イベント「いちフェス」が開催されます。
この商店街を訪れたら、ぜひチェックしていただきたいのが、サイゼリヤ1号店の跡地です。
サイゼリヤ1号店は2000年に閉店しましたが、有志の方々がお金を出し合って場所を保存し、教育記念館になっています。普段は中に入れませんが、外観だけでも一見の価値があります。今や世界に1,500店舗以上展開するサイゼリヤが、ここ本八幡から始まったことを体感してください。
施設名:サイゼリヤ1号店 教育記念館
所在地:千葉県市川市八幡2丁目6-5
八幡一番街は、雨の日や夕方から夜にかけて歩いていると、独特の雰囲気を感じられるのでおすすめです。かわいいデザインの街灯があるので、散歩中には商店街の街灯にも注目してみてください。
本八幡の散歩スポット(2)八幡の藪知らず
市役所の向かい、国道14号線沿いにある鬱蒼とした森が「八幡の藪知らず」です。本八幡駅や京成八幡駅から近く、国道に面した場所にこのような森が残されているのを不思議に思うかもしれません。
実は、この「八幡の藪知らず」には、入ったら二度と出てこられなくなるという言い伝えがあり、入ってはならない「禁足地」として古くから知られています。そのため、市街地でありながら、今でも一角だけ森が残されています。
「八幡の藪知らず」の中に入ることはできませんが、柵の隙間から覗き込むことは可能です。かつて、徳川光圀が藪に入ったところ、現れた白髪の老人から禁を破ったことを咎められたという伝説が残っている、不思議なスポットです。
施設名:八幡の藪知らず
所在地:千葉県市川市八幡2丁目8
本八幡の散歩スポット(3)葛飾八幡宮
「葛飾八幡宮」は、八幡の地名の由来にもなった由緒ある神社で、その歴史は平安時代まで遡ります。寛平年間(889~898年)に、宇多天皇の勅願によって下総の国総鎮守八幡宮として御鎮座したのが始まりです。以来、下総の国における葛飾文化、八幡信仰の中心になりました。また、武神であったため、源頼朝・太田道灌・徳川家康など、武人の崇敬を集めたそうです。
葛飾八幡宮では、毎年9月15日からの6日間で例大祭が行われています。そのときに「八幡のぼろ市」と呼ばれる農具市が開催されていますが、かつては今よりも多くの露店が出ていたそうです。
現在も行われている「ぼろ市」に加え、近年では偶数月の第2土曜日に、境内で「Have A Good Day Motoyawata~ニューボロイチ」という催しも行われています。地元の手作り作家さんが自作のアイテムを販売するブースが立ち並び、飲食のブースも数多く出店する人気イベントです。「ニューボロイチ」の開催日にあわせて八幡宮へ散歩するのもおすすめです。
葛飾八幡宮には見どころがたくさんあるので、ここでは外せないものを紹介します。本殿に向かって右手にある、存在感抜群の巨木、千本公孫樹(せんぼんいちょう)です。千本という名は、落雷で地上6メートルのところで折れた太い幹を、根元から立ち上がった多くの枝が囲んでいることに由来するそうです。落雷を受けてなお、現代に生き続け、国の天然記念物にも指定されている千本公孫樹の溢れる生命力を感じてみてください。
施設名:葛飾八幡宮
所在地:千葉県市川市八幡4-2-1
社務時間:午前9時〜16時
本八幡の散歩スポット(4)アンジュールカフェ
本八幡エリアには個性的なカフェが多いので、今回は内装の色使いがおしゃれで、素敵な音楽が流れるアンジュールカフェを紹介します。
コーヒーやカフェラテでホッと一息つくときに、お店で作っているケーキや焼き菓子を一緒にいただくのもおすすめです。暑い日にはアイスカフェラテもいいですが、夏に登場する瓶の梅ソーダも外せません。オムレツやピザトースト、土曜日に販売される紅しょうがを使ったパンもおいしいです。
イギリスのロック・ミュージックがちょうどよい音量で流れているところが、このカフェのポイント。コーヒーを飲みながら、「あ、この曲、知ってる!」と、気づくのも楽しいです。知っている曲でも、カフェで流れているのを聴くと、家で聴くのとはどこか違う感覚を覚えます。
赤を基調とした内装の店内には、ミュージシャンの写真やオブジェが飾られており、おしゃれな雰囲気です。
店舗名:アンジュールカフェ
所在地:千葉県市川市八幡3-5-1 本八幡キャピタルタワー102
営業時間:10:00~19:00
本八幡の散歩スポット(5)市川市文化会館
市川市文化会館は、地上4階、地下2階の建物です。大小2つのホールがあり、地域の人々の活動や発表の場として使われることが多いです。展示室、和室・茶華道室、会議室、練習室などを備えた市川市の芸術文化の拠点となっています。
私は、ホールで開催されるコンサートの鑑賞で市川市文化会館を訪れたときに、屋外とは雰囲気が一変して感じられて、特別な場所にいるように感じました。
大ホールでは大物ミュージシャンがコンサートを開催することも多く、ツアーの初日を市川市文化会館で迎えるミュージシャンも少なくないそうです。
施設名:市川市文化会館
所在地:千葉県市川市大和田1-1-5
開館時間:9:00~21:30
休館日:第2・4火曜日(※祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/4)
本八幡の散歩スポット(6)ニッケコルトンプラザ
本八幡駅から、東の方にしばらく歩くと、ニッケコルトンプラザが見えてきます。ここは、1988年に開業した地域密着型のショッピングモールで、食品・衣料品・雑貨・本などの小売店、さまざまな用途に対応した多彩な飲食店、映画館などのアミューズメントがそろっています。広すぎないため、歩くのにちょうどよく、疲れたときにはベンチが多いので座って休憩できました。
屋外にはたくさんの緑が配置され、噴水や人工の小川もあるので、リラックスして過ごせます。敷地内には「ニッケ鎮守の杜(もり)」という庭園があり、四季折々の植物を楽しめるため、シートを敷いてピクニックをしている人もいました。
施設名:ニッケコルトンプラザ
所在地:千葉県市川市鬼高1丁目1番1号
営業時間:月~金10:00-20:00
土・日・祝10:00-21:00
※各店舗により営業時間が異なるため、詳しくは公式サイトをご確認ください
本八幡の散歩スポット(7)メディアパーク市川
本八幡駅周辺の散歩でおすすめのスポットとして最後に紹介するのは、メディアパーク市川です。ニッケコルトンプラザと道路を挟んで向き合う、重厚感がありながらも開放的なつくりの建物です。中央図書館・文学ミュージアム・教育センター・中央こども館などで構成されています。
メディアパーク市川の中心的な施設は、中央図書館です。非常に広く、蔵書が充実しているので、本好きなら1日過ごしても飽きません。新聞や雑誌をくつろぎながら読めるコーナーもありますし、中高生のための作業スペースもあります。
中央図書館の一角にあるこどもとしょかんは、絵本や紙芝居、図鑑などが充実していて、定期的に読み聞かせを開催しています。こどもとしょかんの近くに、市川市に住む18歳未満の子どもたちのための遊び場である、中央こども館があり、お子さまと一緒に楽しい時間を過ごせるでしょう。
文学ミュージアムでは、市川市ゆかりの作家に関する常設展示の他、工夫を凝らした企画展を毎年2~3種類開催しています。散歩のついでに訪れてみるのもおすすめです。
施設名:メディアパーク市川
所在地:千葉県市川市鬼高1丁目1番4号
文化や自然を感じられる街「本八幡」を散歩しよう
この記事では、本八幡駅の周辺にある、散歩で立ち寄りたいスポットを7つ紹介しました。散歩スポットとして王道の場所もあれば、意外に思われた場所もあったかもしれません。このエリアに住む私が自信をもっておすすめするスポットばかりですので、ぜひ足を運んでみてください。
実際にご自身で歩くと、駅と各スポットの距離感を体感できますし、今回紹介しきれなかった素敵な場所を発見できるかもしれませんので、楽しんでみてください。