家族で一日遊べる大きな公園がいっぱい！ 千葉県の公園事情と暮らし心地

千葉県に引越してきて4年、現在3児の子育て中の母です。
千葉県に住んでみて感じたのは、とにかく「広い公園が多い」ということ。家族で一日中遊べるような広い公園や遊具が豊富な公園がたくさんあり、子どもの遊び場に困りません。

現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時閉鎖されている屋内施設が多い中、屋外で子どもが楽しめる場所があるのは、子育て世帯にはありがたいものです。

千葉県は地図で見ても、緑が豊富で公園が多いことが分かります。特に子どもが小さいうちは、家から徒歩圏内に公園がひとつでもあると助かりますよね。そこで今回は、公園好きなわが家の暮らしと千葉県の公園事情についてご紹介します。

千葉県で暮らすわが家の休日

千葉県ってこんなところ

2021年現在、千葉県の人口は約626万人、千葉県は都内への通勤だけでなく羽田空港や成田空港へのアクセスも良好なエリアです。都内の職場であっても電車で1時間弱で通えるエリアもあります。公園や街中の緑も多く、ファミリー世帯にとって暮らしやすい環境であるといえます。

通勤の時間帯は電車が混むことが多いのですが、エリアによっては始発駅があります。都内に電車通勤している夫曰く、行きは座って通勤できることもあるようです。

ちなみに、都内へ1時間弱で通勤可能なエリアにある市の人口は以下のとおりです。

・市川市　約49万人
・船橋市　約64万人
・八千代市　約20万人
・柏市　約43万人
・千葉市　約98万人

※参考：千葉県ホームページ
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/joujuu/geppou/saishin/setai.htm

夫の転勤を機に千葉での暮らしを開始

わが家が千葉県で暮らし始めたきっかけは、夫の転勤です。勤務先は都内でしたが、家賃を抑えつつ、ある程度広さのある家で暮らしたかったので、千葉エリアで物件を探しました。

物件探しの条件は、
・通勤で電車に乗る時間が約1時間のエリア
・3LDK駐車場付き
・家賃は10万円以下
というもの。かなりわがままかな、と思いつつも無事今の物件を見つけることができました。

引越した当時の家族構成は、私たち夫婦に子どもが2人。その後、千葉で暮らす中で1人出産し、子どもは3人になりました。子どもがいると家の広さや公園や遊び場などの周辺環境も重要になってくるため、そういった意味でも千葉を選んで良かったなと思っています。

電車やバスなどの公共交通機関が充実しているため、車がなくても生活に困ることはないですが、車があるとより千葉を満喫できます。賃貸物件も駐車場付きが多いです。

一部で坂が多い地域もあるため、電動自転車があっても便利だと思います。わが家も休日は車移動ですが、普段の生活は自転車を使うことが多いですね。

千葉県民の休日の過ごし方

公園大好き家族のわが家は、休日になると車で千葉県内の公園へ遊びに行きます。「今日はここに行こう」「次はあそこに行ってみよう」とほぼ毎週のように新しい公園を開拓しています。

公園に行くときは、アウトドアワゴンにテント、外遊びアイテムや着替えを車に積んでいきます。また、一日中過ごすことも多いため、お弁当やお菓子も持って行くことも。夏になると水着を持って、海や入水可能な池がある公園にも出かけます。

新型コロナウイルス感染症が広がる以前から、わが家は頻繁に公園に通っていましたが、現在は商業施設に行くことが少なくなり、さらに公園に行く機会が増えました。

夏休みには少し山方面に車を走らせ、川にも遊びに行きました。車があれば、夏に気軽に川遊びや海遊びに行けるのが嬉しいですね。船橋市や木更津市など、東京湾に面した場所では潮干狩りもできますよ。

最近では、公園に遊びに行くとデイキャンプやバーベキューをしているご家族を見かけることが増えました。千葉の大きな公園はバーベキューができるところが多く、デイキャンプも楽しめます。千葉県内にはそもそもキャンプ場も多いので、泊まりのキャンプにも挑戦したいですね。

千葉県の公園で持っていくと便利なアイテム

千葉県で生活していて、「ファミリー世帯の多くが簡易テントとアウトドアワゴンを利用している」と感じました。どこの公園に行っても、必ずワゴンにテントと大量の荷物を乗せた家族を見かけます。

大きな公園に行く際には、この2つはとても便利。わが家も千葉に来て両方購入しました。公園で子どもと一日滞在するのに必要なシート、椅子、お弁当、着替え、お砂場道具、クーラーボックスなど、アウトドアワゴンがあれば一度に全部運べます。

簡易テントを立ててもよい公園ばかりなので、乳幼児がいるご家庭は長時間滞在する場合、テント持参をおすすめします。

千葉県にはファミリー向けの公園が充実

千葉県には大きなものから小さなものまで、たくさんの公園があります。特に公営の大きな公園は手入れも行き届いており、とても綺麗でいつも快適に遊べます。とくに最近の状況では、密にならずに遊べる大きな公園は重宝しています。

大きな公営の公園だけでなく、小さな公園も近距離に複数あります。規模は小さくても手入れされていることが多く、どこへ行っても綺麗な公園が多いな、という印象です。ここからは、そんな公園が豊富な千葉県の中でも特におすすめの公園を紹介していきましょう。

ふなばしアンデルセン公園（船橋市）

千葉県の代表的な公園といえば、県外からも多くの観光客が訪れるふなばしアンデルセン公園。ゴールデンウィークや夏休みなどのお休みには県外ナンバーも多く見かけ、臨時駐車場ができるほどにぎわっています。

遊具やアスレチック、動物ふれあい広場や子ども美術館での工作、ワークショップなど、子ども達がさまざまな体験をして遊ぶことができます。船橋市民であれば、年間パスポートを持っている家庭も多いのではないでしょうか。

簡易テントを立てて1日中遊ぶこともあれば、子ども美術館の季節ごとのワークショップだけを目的に行くという楽しみ方もありますよ。

・住所：千葉県千葉県船橋市金掘町525
・アクセス：JR総武線「船橋駅」から新京成バスで約40分
・営業時間：9:30〜16:00
・休園日：月曜日

薬円台公園（船橋市）

同じ船橋市にある薬円台公園は、中規模の公園ですが、遊具ゾーンと広場がありいつも子どもたちでにぎわっています。公園の横には幼児用プールが設置されていて、夏には無料開放されます。小学校3年生以下対象で水深が浅いので、小さな子どもでも安心して遊べますよ。

・住所：千葉県船橋市薬円台4-25-19
・アクセス：新京成線「習志野駅」から徒歩7分
・夏季限定プール利用時間：10:00〜16:00

稲毛海浜公園（千葉市）

稲毛の海沿いに広がっている稲毛海浜公園。遊具があるゾーンと芝生ゾーンがあります。すぐ隣が海なので、海遊びをしたり芝生でゆっくりしたり、のんびり1日中遊べます。夏はプールもありますよ。

新型コロナウイルス感染症で、稲毛海浜公園の駐車場ではドライブインシアターも開催されています。子ども向け映画も上映されるので、日中公園で遊んで車の中から映画を見て帰る、ということもできますね。

2020年に砂浜を白砂にする改修があり、整備が行き届いていてとても綺麗な公園です。バーベキューエリアや海の上のウッドデッキ上のカフェなど、新しい施設の開発も進められています。(2022年完成予定)

・住所：千葉県千葉市美浜区高浜7-2-1
・アクセス：JR京葉線「稲毛海岸駅」南口より、海浜交通バス「海浜公園入口」行きで終点下車
・営業時間：年中無休

※参考：千葉市ホームページ
https://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-mihama/inagekaihinkoen.html

昭和の森（千葉市）

千葉市にある昭和の森は、5つのゾーンからなる東京ドーム23約個分の広大な公園です。サイクリングやアスレチックなど、目的によってさまざまな遊びをすることが可能です。バーベキューは森の中で、森林浴をしながら楽しめますよ。

・住所：千葉県千葉市緑区土気町34
・アクセス：JR外房線「土気(とけ)駅」南口より徒歩30分
・営業時間：年中無休

21世紀の森と広場（松戸市）

松戸市にある21世紀の森と広場。公園内を小川が流れているので、夏は川遊びもできます。広い芝生ゾーンもあるため、ボール遊びなども思いっきりできます。テントを張って1日中過ごす家庭も多いですね。

キッチンカーが並ぶB級グルメのイベントなど、さまざまな企画が催される広場もあります。子どもたちと参加できる、木を使った工作などのワークショップなどが開催されることもありますよ。

・住所：千葉県松戸市千駄堀269
・アクセス：新京成線「八柱駅南口」下車・JR武蔵野線「新八柱駅」下車徒歩15分
・営業時間：9:00〜17:00
※7月21日から8月20日の間 午後6時30分まで
※11月1日から2月末日の間 午後4時30分まで
・休園日：12月30日・31日・1月1日

北総花の丘公園(印西市)

千葉ニュータウンエリアの大きな公園で、5つのゾーンで構成されています。1日では周り尽くせないほど広大で、自転車やペダルレスバイクの練習にもおすすめです。

・住所：千葉県印西市原山1-12-1
・アクセス：北総線「千葉ニュータウン中央駅」南口から徒歩10分〜20分
・営業時間：年中無休

浦安総合公園（浦安市）

浦安市唯一の総合公園で、海沿いに広がる芝生の公園です。海が見え、芝生が綺麗でとても気持ちよく過ごすことができますよ。芝生広場が広いので、密にならずにゆっくり滞在ができます。
周りはホテルが並んでいてコンビニなどが遠いため、浦安総合公園に行く場合はお弁当を持っていくことをおすすめします。

・住所：千葉県浦安市明海7-2
・アクセス：JR京葉線「新浦安駅」より東京ベイシティ交通　バス3系統・11系統・23系統・25系統で「総合公園」下車
・営業時間：年中無休

ファミリー世帯におすすめの千葉県

千葉県は、中心部は商業施設が充実した都会である一方に、車で少し走れば広い公園があるなど、都会と自然が共存している県です。また広い公園の近くには商業施設もあり、子どもも大人も楽しめる環境だと思います。

家族で暮らすことを考えたとき、何を優先するかはさまざまだと思いますが、「子どもたちを自然に触れさせたい」、「のびのび遊ばせたい」というご家族にはぴったりの街が見つかるはずです。通勤時間と周りの環境を調べ、住みやすい場所を見つけてほしいですね。

ここからは、上記であげた公園周辺のエリアの紹介をします。

稲毛海浜公園の近くのエリアの特徴

稲毛海浜公園がある千葉市には、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の6区があります。

昭和の森公園の近くのエリアの特徴

ふなばしアンデルセン公園の近くのエリアの特徴

北総花の丘公園の近くのエリアの特徴

公園でのびのび遊べる千葉県ライフ

千葉県は面積が広いため、主要な駅や中心部から少し離れると空がとても広く、道幅も広いです。日々の仕事や子育てに追われている人でも、心にゆとりをもって生活できるのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の流行以降、休日になるとさまざまな公園を訪れていますが、今回紹介した公園はどこも密にならずに遊ぶことができますよ。遊具ゾーンは子どもたちで混むこともありますが、広い芝生ゾーンでは十分に間隔をあけて遊ばせることができます。

子どもを外で思いっきり遊ばせたいというご家庭には、千葉の公園の豊富さはとてもいい環境ではないでしょうか。