【門型ラーメン×スキップフロア】自然の中で植物と暮らす開放的な家

ガラス張りの大開口の前にかかる、スケルトンな鉄骨階段が印象的。

隣地の森を借景した窓辺には、趣味の植物が並べられている。ロフト空間に上がるハシゴも鉄骨階段と同じくシンプルなデザイン。

1階の床は全てコンクリートの打ち放し。玄関から見える南のリビングも間仕切りがない開放的な空間。

36帖のLDKは鉄骨階段とアイランドキッチン以外何もない空間。ハンモックは奥様が自分で買ってぶら下げたとの事。キッチンの照明器具も奥様のお気に入り。

スキップフロアを採用したオープンな間取りが特徴のプラン。リビングの天井高は4Mを確保し、階段を含めたLDKを36帖のワンルームとする事で、店舗の様なスケール感を目指しました。また、通常は別々の部屋とする水回りを1ヵ所にまとめる事で、8帖の広々とした空間とし、開放的なバスルームとしました。玄関先に設けた4帖の大型ストックルームは、靴や上着だけでなく、アウトドアで使う道具もたっぷり置けて、すっきりとシンプルに暮らせるポイントとなっています。

LDKにつながるベッドルームは間仕切りのないオープンなスペースとし、この場所も天井高を4Mとする事で、スキップした南側のフリースペースとルーフバルコニー、個室上のロフトをワンルームとして一体感を感じられる大空間としています。この家の唯一間仕切られた個室には、1階と同じサイズの4帖の大型ストックルームがあり、ファミリークローゼットや納戸として活用する事で、動線に無駄や迷いがなくシンプルに生活する事が可能となります。

4Mの天井高を利用して、2階の個室とストックルームの上に12帖のロフトを設置。このプラスアルファがある事で、生活のゆとりと万一の収納不足に安心感がもたらされます。リビングの天井高を高くした事で生まれたスキップしたフリースペースは、南側のルーフバルコニーにつながる「あいまい」な空間として、内部と外部の中間領域の様な役割を持たせて、たくさんの観葉植物を育てるサンルームとして活用しています。