埼玉県川口市は、東京都に近くアクセスが良いだけでなく、生活に便利な施設や子育て環境が充実しているため、幅広い世代から注目を集めています。
川口市に約30年暮らしている私は、街の景色が少しずつ変わっていくのを肌で感じながら、2人の子どもを育ててきました。
にぎやかな川口駅東口も、緑豊かな郊外も、どちらも生活の一部として自然に溶け込んできた場所です。
都心に近く、落ち着ける“ちょうどいい暮らし”があるからこそ、川口市は今も多くの人に選ばれ続けています。
ここからは、川口市歴30年の私が、市内の魅力や住みやすいエリアを紹介します。
川口市の住みやすさが気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。川口市の物件を探す
川口市はどんなところ?
川口市の概要
川口市
日本、埼玉県川口市
川口市
〒 日本、埼玉県川口市
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川口市は埼玉県の南端に位置しており、荒川を挟んで東京都に接しています。人口約60万人(2025年1月時点)を抱える、埼玉県の中核都市です。
江戸時代から鋳物産業が発展してきた川口市は、1962年に公開された映画の影響で、鋳物の街として知られるようになりました。

1964年には、東京で開催された国際的なスポーツ大会では、川口の鋳物職人が聖火台の点火塔を手がけたことでも知られています。
「鋳物」と聞くとイメージしにくいかもしれませんが、実は昔遊んだベーゴマもそのひとつです。
子どもの頃に地面に丸を描いて回した記憶がある方もいるのではないでしょうか。そんな遊び道具からも、川口が「ものづくりの街」だったことが伝わってきます。
しかし、時代とともに鋳物工場は減り、その跡地には次々とマンションが立ち並ぶようになりました。今の川口市は「ものづくりの街」から大きく姿を変え「住みやすい街」として人気を集めています。
川口市の住みやすさ
川口市は、再開発が進みますます住みやすい街へと変化しています。
特に、埼玉高速鉄道の開通で都心との行き来が便利になり、街全体が暮らしやすく整えられてきたと感じます。
川口駅前には「三井ショッピングパークららテラス川口」や「アリオ川口」などの大型商業施設があり、日用品からファッションまで、必要なものが1ヶ所でそろいます。
少し離れたエリアには「イオンモール川口」と「イオンモール川口前川」の2つのモールがあり、週末の買い物や家族でのレジャーにも便利です。どちらも、最寄り駅からバスが運行しているため、自家用車がなくても便利に暮らせます。
都心主要エリアへ通勤や通学を考える方にとって、交通面の利便性は気になるポイントでしょう。
川口市には、以下の駅が存在します。
〈川口市にある駅〉
・新井宿駅
・川口駅
・川口元郷駅
・戸塚安行駅
・西川口駅
・鳩ヶ谷駅
・東川口駅
・南鳩ヶ谷駅
主要駅となる川口駅から上野駅までは約20分、東京駅までは約30分で到着します。そのほか池袋や新宿も30分圏内です。
都心へのアクセスに加えて、生活環境がここまでそろっている街は、そう多くないのではないでしょうか。だからこそ川口は、一人暮らしにもファミリーにも選ばれている“ちょうどいい街”なのです。
川口市の住まい事情

多彩な魅力を持つ川口市の家賃相場を見てみましょう。
川口市の一人暮らし向け物件の家賃相場
一人暮らし向け物件(ワンルーム~1DK)の家賃相場を近隣エリアと比較しました。
〈ワンルーム~1DKの家賃相場〉
・川口市:7.56万円
・戸田市:7.71万円
・越谷市:6.59万円
・草加市:6.83万円
・東京都北区:9.97万円
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 埼玉県(2025年9月1日時点)
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 東京都(2025年9月1日時点)
近隣エリアと比較すると、越谷市や草加市よりも高く、東京都北区や戸田市よりも安いことがわかります。特に東京都北区と比べると、2万円以上も安いです。
市内の主要駅を中心に再開発が進んでいるため、仕事で疲れていても食事や買い物に困りません。
都内に近い場所でコストを抑えたいという方には、川口市がおすすめです。
ちなみに、川口市の間取り別家賃相場は以下のとおりです。
・ワンルーム:6.94万円
・1K:7.54万円
・1DK:9.47万円
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 川口市(2025年9月1日時点)
川口市のファミリー向け物件の家賃相場
ファミリー向け物件(2LDK~3DK)の家賃相場を見てみましょう。
〈2LDK~3DKの家賃相場〉
・川口市:13.84万円
・戸田市:17.09万円
・越谷市:13.77万円
・草加市:14.72万円
・東京都北区:22.70万円
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 埼玉県(2025年9月1日時点)
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 東京都(2025年9月1日時点)
一人暮らし向け物件同様、東京都北区と戸田市に比べて川口市の家賃相場は安い傾向です。北区と比較すると約9万円の差があります。
市内の主要駅を中心に新しい住宅街が整備され、周辺は買い物環境も充実しているため、子育て世帯も住みやすさを実感できるエリアです。
ファミリー向けの間取り別家賃相場は以下のとおりです。
・2LDK:13.91万円
・3K:‐
・3DK:9.34万円
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 川口市(2025年9月1日時点)
川口市の住みやすいエリアの特徴と魅力
ここからは、川口市で住みやすいエリアを6つ紹介します。エリアごとに特徴を記載していますので、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
利便性の高さを求める人には川口駅東口エリア
川口駅
日本、埼玉県川口市栄町3丁目1 川口駅
川口駅
〒332-0017 日本、埼玉県川口市栄町3丁目1 川口駅
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川口駅東口は、川口市の中で最もにぎやかな表情を持つエリアです。
駅を出ると真正面にそびえる「かわぐちキャスティ」には、名物の「太郎焼本舗」をはじめとする飲食店やショップが並び、街のランドマークとして親しまれています。

また、川口そごうの跡地に建てられた「三井ショッピングパークららテラス川口」は2025年5月にオープンしました。館内には、ファッション・グルメ・雑貨など多彩なショップが集まり、にぎやかな駅前を演出してくれています。
私が川口に住み始めてから数年後にオープンしたのが「川口そごう」でした。2階にあった「からくり時計」は、子どもたちも楽しみにしていて、時間に合わせてよく見にいったものです。
「三井ショッピングパークららテラス川口」がオープンし、百貨店時代からモールの時代へと変化した駅前の姿は、まさに街の成長を象徴しているように感じられます。

さらに、駅直結でガラス張りがおしゃれなデザインの複合施設「キュポ・ラ」には、行政センターや中央図書館が入っています。行政センターは、平日8時30分~20時、土・日・祝は8時30分~17時まで利用できるので、仕事帰りや休日に手続きができるのはとてもうれしいですね。
〈川口駅東口より徒歩15分圏内のスーパー〉
・マルエツ 川口キュポラ店 徒歩1分
・成城石井 ららテラス川口店 徒歩3分
・オーケー 川口栄店 徒歩3分
・西友 川口本町店 徒歩4分
・まいばすけっと 川口栄町3丁目店 3分
・マルエツ 樹モールプラザ店 徒歩4分
・肉のハナマサ 川口店 徒歩5分
・業務スーパー 川口駅前店 徒歩6分
夜遅くまで営業しているスーパーが駅前にあるのは、ひとり暮らしの人にとって、とても心強い存在です。
また、ディスカウントスーパーは、家計にやさしく、ファミリー世帯にとってもありがたい味方になります。
そして、歩いて8分のところには大型商業施設の「アリオ川口」もあります。食品や衣料品はもちろん、映画館も入っているので、幅広く楽しめる便利なスポットです。
緑に囲まれた落ち着いた場所で暮らしたい人には川口駅西口エリア
緑と文化が調和するエリアが、川口駅西口エリアです。

同じ川口駅でも、東口と西口ではまったく雰囲気が異なります。
にぎやかな商業施設が立ち並ぶ東口に比べて、西口にはリリアパーク(川口西公園)といった緑豊かな空間が広がり、落ち着いた空気が流れています。

リリアパークでは、小さな子どもたちが裸足で芝生の上を駆け回る姿や、ベンチで新聞を広げている年配の方などの姿も見られます。
また線路沿いには、たくさんのソメイヨシノが植えられていて、春には桜の名所となっています。この時季になると、毎日のようにきれいな桜を見られるので、散歩にもおすすめのスポットです。
川口駅西口は、都心にいながら自然と触れ合えるエリアなので、私も愛犬とよく散歩で訪れています。
駅前にある「川口総合文化センター・リリア」は、現在リニューアル工事が進んでいて、隣には美術館もオープン予定です。コンサートや芸術に触れられる環境が整ってきているので、タワーマンションが立ち並びながらも、緑と文化に囲まれて過ごせるのが西口の魅力です。

「駅近だけど静かに暮らしたい」「文化や芸術に触れたい」。そんな方に選ばれるのが西口エリアです。東口の利便性と西口の落ち着き、両方を使い分けられるのも、このエリアに住む魅力といえます。
〈川口駅西口から徒歩15分圏内のスーパー〉
・コモディイイダ 川口リプレ店 徒歩3分
・オーケー 川口店 徒歩6分
・コープみらい 川口西店 徒歩13分
のびのび子育てしたいという人には戸塚安行エリア
戸塚安行駅
日本、埼玉県川口市長蔵新田 戸塚安行駅
戸塚安行駅
〒333-0808 日本、埼玉県川口市長蔵新田 戸塚安行駅
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川口市の中でも、特にファミリー層に人気が高いエリアが戸塚安行です。
市内有数の自然スポット「川口市立グリーンセンター」には、広い芝生広場や四季折々の植物園、遊具やミニ鉄道があるので、休日のお出かけに便利です。
また、浸水広場や大型遊具が人気の「安行出羽公園」、植木や花木に触れられる「川口緑化センター(樹里安)」など、身近に自然と触れ合えるスポットがそろっています。
川口市は昔から「植木の街」として知られてきた歴史もあり、そのような文化を感じられるのも戸塚安行エリアならではの魅力です。
駅周辺にはスーパーやドラッグストアもそろっているので、日々の買い物には困りません。
市内や近隣の大型ショッピングモールへも気軽にアクセスできるので、ファミリー層は車があれば暮らしの幅が広まります。
交通面では、東京メトロ南北線に直結する埼玉高速鉄道(埼スタ線)の戸塚安行駅を利用できるほか、バスで最寄りのJR武蔵野線東川口駅やJR京浜東北線川口駅へもアクセス可能です。
自然に囲まれた環境で子育てをしながら、都心への通勤もスムーズな戸塚安行エリアは、「子どもをのびのび育てたい」というファミリーにおすすめです。
下町情緒が残る温かみのある街で暮らしたい人には鳩ヶ谷エリア
鳩ヶ谷駅
日本、埼玉県川口市大字里 鳩ヶ谷駅
鳩ヶ谷駅
〒334-0005 日本、埼玉県川口市大字里 鳩ヶ谷駅
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鳩ヶ谷エリアは、かつて日光御成街道の宿場町として栄え、今もどこか懐かしい下町の雰囲気と人情が息づく街です。

街道沿いに立つ「鳩ヶ谷氷川神社」はでは季節ごとに祭礼が催され、地域の人々の心のよりどころとして親しまれてきました。
駅周辺には昔ながらの商店街も残っていて、顔なじみの店主とあいさつを交わすような温かい雰囲気がこの街には感じられます。中でも50年以上の歴史があるお豆腐屋さんは、お豆腐はもちろん、おからドーナツやところてん、冬になると湯気の立つおでんが人気です。素朴で温かい光景も、鳩ヶ谷ならではの魅力といえます。
そして鳩ヶ谷といえば、忘れてはいけないのがソウルフード「鳩ヶ谷ソース焼きうどん」でしょう。地元に工場を持つブルドックソースとも縁が深く、濃厚なソースで仕上げた焼きうどんは、B級グルメとしてイベントやお祭りでも欠かせない存在です(残念ながら、ブルドックソース鳩ヶ谷工場は2023年移転のため閉鎖されました)。
「都心に近くても、下町情緒あふれる暮らしがしたい」。そんな人におすすめなのが鳩ヶ谷エリアです。
文化とスポーツを楽しみたい人には上青木エリア
上青木
日本、埼玉県川口市上青木
上青木
〒333-0844 日本、埼玉県川口市上青木
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上青木エリアは、川口市の中でもスポーツや文化、そして日常生活の利便性を兼ね添えた地域です。

中心にある「青木町公園総合運動場」には野球場や陸上競技場、テニスコートなどがそろい、休日には家族連れやスポーツを楽しむ人々でにぎわいます。
ここでは地元の学生たちの練習や大会も盛んに行われていて、地域のにぎわいや活気を感じられます。

また、科学館や映像ミュージアムがある「SKIPシティ」では学びやエンタメに触れられ、将来的にはNHK
の新施設も完成予定です。街の未来を感じさせるスポットがそろっています。
生活面でも、SKIPシティ北側には「ヤオコー」をはじめ、100円ショップやクリーニング店、ドラッグストア、病院などがそろっています。さらに「Big-A」や「まいばすけっと」といった遅くまで営業しているスーパーもあり、忙しい共働き世代にも心強い環境です。さらに、2025年8月には隣の中青木に「OKストア」がオープンし、買い物環境は今後ますます充実していきます。
JR京浜東北線「川口駅」「西川口駅」からのバス便が豊富で、都心への通勤・通学はもちろん、周辺には買い物施設や医療機関も多く、生活利便性が高い地域です。
緑に囲まれ落ち着いた住宅街でありながら、スポーツ施設や文化施設、生活の利便性、さらには将来の発展性まで備えたバランスのよいエリアです。
アクセス良好で落ち着いた場所で暮らしたい人には川口元郷エリア
川口元郷駅
日本、埼玉県川口市元郷1丁目2 川口元郷駅
川口元郷駅
〒332-0011 日本、埼玉県川口市元郷1丁目2 川口元郷駅
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川口元郷は、川口駅から約1.3km(徒歩約17分)の距離にありながら、川口駅東口のにぎやかさとは異なり、落ち着いた雰囲気が漂うエリアです。
交通面では、埼玉高速鉄道(埼スタ線)が利用できるのが大きな魅力でしょう。赤羽を経由せず飯田橋や永田町、六本木一丁目などの主要オフィス街へダイレクトにアクセスできます。 川口駅までも自転車やバスですぐなので、京浜東北線も使い分けられて、若い世代にも人気が高まっているエリアです。

駅周辺には50本を超える安行桜が植えられていて、春は駅前がピンク色に染まりとてもきれいです。
さらに駅2番出口徒歩3分の場所には、ショッピングセンターの「ミエル川口」があり、ヤオコー、ヤマダ電機、マツモトキヨシなどが入っています。夜は21時まで営業しているので、仕事帰りの買い物に便利です。
ただし、川口駅周辺のようにスーパーや飲食店が多いわけではないため、買い物や外食の選択肢は少し限られます。しかし、その分落ち着いた暮らしがかなうのが川口元郷の魅力です。

「静かな住環境を大切にしながら、都心へも快適に通いたい」。そんな方にぴったりなのが川口元郷エリアです。川口駅周辺ほど利便性はないけれど、落ち着いた暮らしを求める人には大きな魅力となるでしょう。
川口市は、暮らしやすさと多彩な魅力が共存する街
埼玉県川口市は、都心へのアクセスの良さと生活環境の充実度を兼ね備えた非常に住みやすい街です。
駅周辺の再開発によって、大型商業施設や便利なスーパーが増え、日常の買い物には困りません。さらに、教育環境や医療施設も整っていて、ファミリー層にも人気があります。
今後、NHKドラマ制作拠点が川口市に移転予定で、ドラマ撮影やクリエイティブ産業の関連施設が集まることで、新たな文化の発信地としての顔も期待されています。こうした変化は、街全体の活気も高め、住む人にとって誇りを感じられる環境につながるはずです。
再開発による利便性の向上と、新たな文化の流れが融合する川口市。これから住む場所を探している方にとって「暮らしやすさ」も「将来性」も兼ね備えた街として、ぜひチェックしてほしいエリアです。
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