東京の東部に位置する江戸川区は、水と緑に囲まれた自然豊かな特別区のひとつです。都心へのアクセスもよく、子育て支援が充実しており、公園も多いなど子育てしやすい体制が整っています。私は全国転勤をしており、さまざまな県や他の区にも住んできましたが、江戸川区が一番子育てしやすいと感じました。

この記事では、江戸川区で3年子育てをしているママが、江戸川区の子育て体験談を紹介します。子育て支援事業や待機児童事情、ファミリー世帯におすすめの施設など、江戸川区での子育てに関する情報を伝えています。江戸川区の物件を探す

まずは、江戸川区の概要について紹介します。

江戸川区の概要

江戸川区の特徴として、自然が豊かであることが挙げられます。区の名前にもあるように、江戸川区には江戸川をはじめ、中川や新中川など多くの河川が流れており、南は東京湾に面している水辺の街です。

面積は49.09km2で、23区内で4番目の広さです。この広大な土地を活かした大規模公園があるほか、気軽に立ち寄りやすい小さな公園も数多くあります。名産は小松菜で、収穫量は都内1位量を誇っています。

江戸川区の人口は、2024年10月1日時点で693,685人です。0~14歳の子どもの数は、79,890人です。

江戸川区には5つの路線が東西に走っており、都心方面だけではなく千葉方面へのアクセスも良好です。

<江戸川区を通る路線>

京成電鉄

JR総武線

地下鉄都営新宿線

東京メトロ東西線

JR京葉線

駅によっては日本橋駅や新宿駅、東京駅、舞浜駅などに乗り換えなしで行くことができるので、通勤・通学のほか観光もしやすい立地です。

江戸川区は、インド人の在住人口が全国1位です。インドの文化を紹介するイベントが定期的に行われているほか、西葛西駅周辺にはインドのご当地食材を扱っている店舗やインド料理屋さんがあり、国際色豊かな街です。

また、西葛西8丁目にはグローバル・インディアン・インターナショナル・スクールもあり、多くの子どもたちが元気に通学しています。

江戸川区はかつて海の底にありましたが、3,000年前ごろから海は徐々に後退し、地盤の隆起や川からの土砂の流入により、陸地が形成されました。

1932(昭和7)年10月に3町4村が合併し、江戸川区が誕生しました。昭和30年代からは日本経済の高度成長とともに、地下鉄東西線の開通などで人口増加が加速します。そして次々と生活環境の整備が進み、親水公園や文化施設などが建設され、発展を遂げていきました。

わが家が子育て環境に江戸川区を選んだ理由

わが家が子育て環境に江戸川区を選んだ理由は、大きく2つあります。

居住地から都心にある職場までアクセスがよく、毎日の通勤ストレスがあまりないのは大きなメリットでした。千葉に電車1本で行けるため、週末は千葉のショッピングモールや公園で楽しんでいます。

子どもが小さいうちは、多くの自然に触れさせたいと考えていたので、東京23区にいながら日常的に自然と触れ合えるのは魅力的だと感じました。小さい子どもと一緒に、葛西臨海公園の広い芝生でお弁当を食べたり、葛西海浜公園で海水浴や貝拾いをしたりしたのは、いい家族の思い出として残っています。

そのほか家賃や子育て支援など、さまざまな条件を加味して江戸川区への居住を決断しました。

ここからは、保育・幼稚園数や子育て支援事業など、江戸川区の子育て事情を紹介します。

数字で見る江戸川区の子育て事情

江戸川区は子どもが多い街です。2024年10月1日時点で15歳未満の人口は79,890人と、23区で3番目の多さとなっています。

認可保育園(私立):120施設

認可保育園(区立):34施設

私立幼稚園:36施設

区立幼稚園:1施設

区内には多くの保育園・幼稚園があるため、子どもに合わせた施設選びができるのもいいところです。

待機児童数:0名(2023年4月1日時点)

保育施設の増設や保育定員の拡大などにより、2021~2022年度の2か年で1,295人も受け入れが増えました。その結果、2022年4月1日から、2か年連続で待機児童0名という成果が出ています。

江戸川区の子育て支援情報

江戸川区には数多くの子育て支援事業がありますが、今回はその中でも「あってよかった!」と感じたものを紹介します。ただし、以下の情報は今後変更される可能性があるので、最新情報は江戸川区公式ホームページで確認してください。

おむつ定期便は、2023(令和5)年4月1日以降に生まれた子どもがいる家庭を対象にした制度です。毎月、研修を受けた見守り配達員が訪問して見守りを行います。子育ての悩みを相談できるほか、おむつなどのベビー用品も受け取ることができます。

乳児養育手当は、0歳児を養育している方に支給される江戸川区独自の制度です。赤ちゃんにとって一番大切な時期に、子育てに専念できるよう経済的支援の目的で作られました。

家事・育児支援事業(えどがわママパパ応援隊)は、3歳未満の子どもまたは多胎の妊婦さんがいる家庭に、家事・育児支援サポーターが派遣されます。家庭的な料理を作ってもらったり、入浴を手伝ってもらったりという直接的なサポートから、子育ての悩みを聞く心のサポートもしてくれる心強い制度です。

2nd(セカンド)バースデーサポート事業は、2歳を迎える子どものいる家庭を応援する事業です。対象家庭に事業案内通知が個別に郵送され、アンケートを提出した家庭に「こども商品券」が配布されます。

参照元:江戸川区の補助金・助成金情報(住まいインデックス)2024年10月21日時点

続いては、江戸川区での子育てについて、実際の体験談をふまえてご紹介します。

江戸川区で子育てをする魅力

江戸川区を流れる左近川(カヌーを楽しむことができる)

江戸川区では、家族で毎週違う公園に遊びに行ったり、幼稚園や小学校の授業で近くの公園に遊びに行ったりなど、自然を使ったさまざまな経験ができます。加えて、どんぐり拾い遠足や芋掘り遠足など、自然を活かした行事もあります。

都内全般にいえることですが、江戸川区はとくに海外の人が多い印象を受けます。さらに、江戸川区はインド人の在住人口が全国1位でもあり、インド人の方がとても多いです。

幼稚園や小学校にも、中国人やインド人のお子さんが通われており、「子どもからお友達の名前を聞いたら海外のお友達だった」といった経験も多く、小さいうちから国際交流ができていい刺激になっています。

江戸川区の子育て環境

続いては、江戸川区の子育て環境についてご紹介します。

葛西臨海公園(葛西臨海公園内を周遊するパークトレイン)

江戸川区は、公園の総面積が約776万m2もあり、1人あたりの公園面積が10m2と、都内一位を誇るほど公園が多い区です。幼稚園が終わると「今日はどこの公園に行く?」という会話が毎日あるほど、区内のあらゆる場所に公園があります。

数ある公園の中でも、おすすめは葛西臨海公園です。週末に家族で行くのにぴったりな公園ですので、ぜひ遊びに行ってみてください。

葛西臨海公園には、東京駅からJR京葉線を利用すれば、約13分で到着します。東京湾に面する都立公園となっており、広大な敷地内には、葛西臨海水族園や大観覧車、公園を周遊するパークトレインなどがあります。

施設名:葛西臨海公園

所在地:江戸川区臨海町6丁目

アクセス:JR京葉線「葛西臨海公園」下車 徒歩1分

東京メトロ東西線「西葛西」(T16)・「葛西」(T17)から 都バス 葛西臨海公園行き 約20分

営業時間:常時開園

江戸川区には、就学前の乳幼児とパパやママが自由に遊べる子育て広場が区内に20ヶ所もあります。雨の日でも遊べるほか、お誕生日会や季節に合った工作などさまざまなイベントがあり、いつ行っても親子で楽しむことができる場所です。

開場時間は場所によって異なりますので、江戸川区公式ホームページに掲載されている各子育て広場の予定表をご確認ください。

行船公園内には、入場料無料の自然動物園があります。フンボルトペンギンやレッサーパンダ、プレーリードッグなど、さまざまな動物を間近で観察できます。ふれあいコーナーやヒツジの毛刈りショーなどもあり、一年を通じて家族で楽しめる場所です。

施設名:自然動物園

所在地:江戸川区北葛西3丁目2番1号行船公園内

アクセス:都営バス〔新小21〕新小岩・船堀駅行「宇喜田」または「北葛西2丁目」下車すぐ

営業時間:午前10時から午後4時30分(土曜日・日曜日・祝休日は午前9時30分から、11月から2月は午後4時まで)

2023年11月には、「魔女の宅急便」の作者である角野英子さんの世界観をモチーフとした「魔法の文学館」もオープンし、連日にぎわいを見せています。豊富な児童書を読んだ後には、施設内のレストランで食事するのがおすすめです。

角野英子さんの作品に出てくるキャラクターをイメージしたオリジナルメニューはどれもかわいらしく、子どもたちと盛り上がりながら食事を楽しめます。

施設名:魔法の文学館

所在地:東京都江戸川区南葛西7-3-1 なぎさ公園内

アクセス:東京メトロ東西線「葛西駅」から都営バス〔葛西21〕にて約10分「魔法の文学館入口」下車

営業時間:9:30~17:30 (最終入館 16:30)

江戸川区の住まい事情

ファミリー向け物件(2LDK~3LDK)の家賃相場は、江戸川区が16.71~20.81万円、葛飾区が19~20.35万円、足立区が15.47~17.96万円となっています。

ファミリー向け物件も、周辺地域に比べて家賃相場はやや高めです。しかし、江戸川区が人口増加していることや待機児童がいないこと、子育て環境が充実していることなどを考えると、共働き家庭も住みやすい街であるため妥当な金額だと感じます。

参照元:LIFULLHOME'S家賃相場 江戸川区(2024年10月21日時点

ここからは、子育て世帯におすすめの江戸川区内のエリアについて紹介します。2つ選んでみたので、江戸川区への引越しを検討されている方はぜひ参考にしてください。

江戸川区の子育て世帯におすすめエリア(1)西葛西エリア

東京メトロ東西線 西葛西駅 (正面にはバスターミナルがある)

西葛西駅

日本、東京都江戸川区西葛西6丁目14 西葛西駅

西葛西駅

〒134-0088 日本、東京都江戸川区西葛西6丁目14 西葛西駅

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西葛西エリアは、東京メトロ東西線の西葛西駅があり、都心への通勤・通学に便利です。周辺には24時間営業のワイズマートやマツモトキヨシ、ミスタードーナツ、マクドナルドといったドラッグストアや飲食店が立ち並んでいます。

西葛西駅から歩いて10分圏内には、ショッピングモールのサニーモールやイオンなどの大型店舗もあり、生活にとても便利です。

江戸川区の子育て世帯におすすめエリア(2)船堀エリア

船堀駅

日本、東京都江戸川区船堀3丁目6 船堀駅

船堀駅

〒134-0091 日本、東京都江戸川区船堀3丁目6 船堀駅

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船橋エリアは、都営地下鉄新宿線が通っており、新宿駅まで乗り換えなく30分で行くことができます。駅前にあるタワーホール船堀は、誰でも入れる展望台施設になっています。

また、船堀駅北口では、2031年に江戸川区新庁舎の建設が予定されており、さらなる利便性の向上が期待されています。駅から徒歩5分圏内に4軒のスーパーがあり、仕事終わりに食品や日用品を買って帰ることも可能です。

江戸川区は、子育て環境も子育て支援も充実しているので、初めて親になる方でも安心して子育てができます。各方面へのアクセスもいいので、パパやママの通勤やお子さんの通学にも便利な場所です。

ベッドタウンとして多くの人口を抱えていながら、子どもの割合が多い活気ある街ですが、緑豊かな落ち着いた一面もあります。のびのびと子育てをしたい方には、とても住みやすい区です。引越しを検討されている方は、都会でありながら自然豊かな江戸川区を候補にいれてみてはいかがでしょうか。

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