豊島区は東京都心にありながら、自然や地域の温かさも感じられます。にぎやかな街並みのイメージが強いかもしれませんが、実は子育て世帯にうれしい制度やスポットが充実しています。

この記事では、実際に豊島区で3歳の娘を子育て中の私が、区の魅力や子育て支援制度、おすすめエリアなどを、「都会で子育てって大変そう…」と思っている方に向けて紹介します。

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※掲載情報は執筆時点のものです。営業時間などが変更になる場合があるため、お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

 

豊島区の概要や子育て支援情報を見ていきましょう。

 

豊島区は東京23区の北西部に位置し、池袋を中心とした商業・文化の拠点として知られています。

 

人口は約30万人と東京23区の中では中規模で、交通の便が非常によく、山手線をはじめ多くの路線が集まっています。

 

一方で、区内には公園や児童館も多く、子どもと一緒に過ごせる落ち着いたエリアも広がっています。

 

近年は子育て支援にも力を入れており、「子育てしやすいまち」を目指した取り組みが進んでいます。

 

わが家が豊島区を選んだ一番の理由は、「アクセスのよさ」と「子育て支援の充実」です。私たち夫婦は、結婚を機に豊島区への引越しを決めました。

 

共働きの私たちにとって、通勤のしやすさや保育園・児童館の充実度は重要でした。豊島区を含め他の区についても調べましたが、豊島区はその点がとても魅力的だったのです。

 

初めは、繁華街のイメージが強く「子育て向きではないのかな…」と不安もありましたが、実際には静かな住宅街も多く、地域の子育てサポートも手厚いことに驚きました。

イケ・サンパークに隣接するとしまキッズパーク

 

豊島区の子育て事情について、数値や制度からみていきましょう。

 

豊島区の子どもの数(15歳未満)は、約2万6,000人です。(2025年時点)待機児童数については、2023年4月時点では0人との発表されていました。

 

区内にある保育施設数は以下の通りです。

  • 区立認可保育所 16園
  • 私立認可保育所 74園
  • 地域型保育事業 22施設
  • 認定こども園(保育園枠)1園

 

豊島区では、「としま子ども若者応援プロジェクト」として、出産から子育てまで切れ目なく支援する体制を整えています。

 

妊娠期から利用できる相談窓口「としま子育てファミリーサポートセンター」や、子育て家庭を対象にした「とうきょう子育てパスポート」の配布など、手厚い支援が魅力です。

 

わが家では、育児相談や地域子育て支援センターをよく利用しました。そのほかにも豊島区内で行われている子育て支援情報を紹介します。

 

※制度は変更の可能性があるため、最新情報は豊島区公式サイトをご確認ください。

 

豊島区では、妊娠・出産に伴う経済的負担を軽減するため、出産応援ギフト(妊婦1人につき5万円相当)と子育て応援ギフト(新生児1人につき10万円相当)を支給しています。

 

これらのギフトは、育児用品や家電製品などに使用できるギフトカードとして提供されます。

 

申請には、妊娠届出や出生届出の際に案内される申請書の提出が必要です。わが家ではベビーチェアをもらったり、クオカードに交換したりして子ども用品の購入に充てました。

 

特に子育て応援ギフトは10万円相当もあり、何かと出費がかさむベビー用品をそろえるのにとても助かりました。

 

豊島区では、妊娠中から出産後6ヶ月までの方を対象に、産後ドゥーラが自宅を訪問し、家事や育児のサポートを行う「産後ドゥーラ利用助成事業」を実施しています。

 

産後ドゥーラとは、出産前後の女性をサポートする専門家です。心と体の回復や、赤ちゃんとの新しい生活に寄り添いサポートしてくれます。

 

主に、授乳、着替え、沐浴、おむつ交換、健診への付き添いといった基本的な赤ちゃんのお世話をサポートしていただけるのはとても心強いですよね。

 

また、兄・姉のお世話や保育園、幼稚園の徒歩圏内の送迎等といったきょうだいの育児サポートも依頼することができます。

 

利用時間は最大12時間までで、1時間あたり900円(多胎児の場合は1,350円)で利用可能です。非課税世帯等には減免制度もあります。

 

豊島区には、高校生(18歳に達した日以降の最初の3月31日まで)までの子どもを対象に、医療費の自己負担分を助成する「子ども医療費助成制度」があります。

 

この制度により、保険診療の自己負担分が無くなります。保護者の所得制限もありません。

 

わが家の娘は保育園へ通いだした途端、発熱が多くなった時期がありました。毎週のように小児科へ受診していたため、医療費助成制度はとてもありがたい制度でした。

 

豊島区では、15歳以下の子どもを扶養する世帯を対象に、家賃の一部を助成する「子育てファミリー世帯家賃助成制度」を実施しています。

 

対象となるのは、区内に1年以上居住し、一定の所得要件を満たす世帯で、助成額は家賃や所得に応じて決定されます。

 

2025年4月1日時点で区内に1年以上居住し、2024年度中に民間賃貸へ転居した場合、転居後の家賃と基準家賃の差額の一部(最大月3万円)が年3回助成されます。(最長5年間)

 

前年度所得や家賃、居住面積など複数の条件を満たす必要があり、申請は募集期間中に電子申請が必要です。また、定員超過時は抽選になります。

 

豊島区では、認可外保育施設を利用する家庭の経済的負担を軽減するため、保育料の一部を補助する制度を実施しています。補助金額や対象要件は、家庭の所得や保育施設の種類によって異なります。

 

詳細な条件や申請手続きについては、豊島区公式ホームページの「認可外保育施設利用者への保育料補助」をご確認ください

参照元:豊島区の補助金・助成金情報(住まいインデックス)2025年5月21日時点

 

ここからは、実際に3歳の娘を育てて感じた豊島区の魅力や、子どもとのお出かけスポットをいくつか紹介したいと思います。

 

実際に豊島区で子育てをして感じたのは、想像以上に地域のつながりが温かいということです。引越し以前は池袋など商業エリアの賑やかな印象が強く、子育てには少し不安もありました。

 

しかし、いざ住んでみると、子どもと一緒に散歩しているだけで「かわいいね」「いくつになったの?」と声をかけていただくことが多く、地域のやさしさを実感しました。

 

わが家がよく利用している児童館では、保育士さんや地域のボランティアの方が常に親身に接してくださり、ちょっとした悩みも気軽に相談できる環境が整っています。

 

図書館や公園も多く、子どもがのびのび過ごせる環境が身近にあるのも嬉しいポイントです。

 

豊島区の子育て支援情報と子育て環境はどうなっているでしょうか。

 

初めての育児に不安を感じていたとき、近所のママ友に勧められて「東部子ども家庭支援センター」を訪れました。

 

ちょうど0歳児向けの講座が開催されていて、保育士さんや栄養士の方が育児の基礎について丁寧に教えてくれました。

 

初めて話す他のママたちも同じような悩みを抱えていたので、すぐに打ち解けられたのを覚えています。

 

何より、スタッフの方がとても親身に接してくれたことが安心につながり、「ひとりじゃない」と感じられたのが大きな収穫でした。

 

今では定期的にイベントに参加していて、地域とのつながりが育児の支えになっています。

 

イケ・サンパーク

 

週末に公園で開催されるファーマーズマーケット(10:00–16:00)は、埼玉や豊島区内の新鮮野菜が並び、子どもと選びながら買い物できるのが楽しみです。

 

芝生でピクニックしながら、裸足で走り回るわが子を見ていると、都市のど真ん中とは思えない開放感を得られます。

 

カフェ『EAT GOOD PLACE』のテラス席を利用すれは、芝生で遊ぶ子どもを安心して見守れるのも魅力です。

 

サンシャイン60 てんぼうパーク内の様子

 

サンシャイン60の最上階にある「てんぼうパーク」は、空中の“室内公園”がコンセプトです。

 

人工芝の丘にネットベンチやブランコ型ベンチが配されており、家族でゴロゴロしたり、景色を眺めたりできる広場になっています。

 

子どもを連れて初めて訪れた「てんぼうパーク」は、ただの展望台とはまったく違いました。入場してすぐ目に入るのは、ふかふかの人工芝が敷かれた広々としたスペース。

 

まるで空に浮かぶ室内公園のような雰囲気に、息子は思わず「わあー!」と声を上げて駆け寄っていきました。

 

360度広がる眺望の中で、東京スカイツリーや富士山まで見える日もあり、親子で「どこかな?」「見えたね!」と探すのがちょっとした遊びになりました。

 

乳幼児向けの「ハイハイスペース」もあり、柔らかい床で安全に遊ばせることができます。カフェスペース「てんぼうパークCAFE」では、離乳食の提供もあり、子どもが食べられるメニューがあるのも嬉しいポイントです。

 

豊島区の家賃相場を調べてみました。子育て世帯向けの1LDKは17.51万円。2LDKは23.85万円です。

 

近隣エリアの板橋区は、1LDKで14.63万、2LDKで20.85万円。新宿区は1LDKで21.67、2LDKで31.63万円でした。

 

板橋区、新宿区と比較すると、豊島区の家賃相場はちょうど中間といった印象です。

 

東京23区内ということもあり、良好なアクセスや子どもの遊び場も豊富な豊島区は子育て世帯が暮らしやすいエリアといえるでしょう。

 

家賃参照:LIFULL HOME‘S 家賃相場 豊島区(2025年6月9日時点)

南池袋公園で休む人たち

 

南池袋公園はリニューアルによって芝生広場やおしゃれなカフェが整備され、ペット禁止・禁煙といったルールもあるため、小さな子どもも安心して遊べる空間になっています。

 

さらに、公園から徒歩圏内には「IKE・SUNPARK」や「としまキッズパーク」などの遊び場もあり、日替わりで遊べる環境が整っています。

 

また、保育園・幼稚園・インターナショナルスクールを多く見かけるエリアでもあります。

 

治安面でも、行政による公園整備や見回り、客引き対策の強化により安全性が向上していると感じます。池袋駅が徒歩2分という交通利便性の高さや、周辺の商業施設の充実も魅力。

 

都会の利便性と子育て環境が両立した、バランスの取れた暮らしやすいエリアといえるでしょう。

目白駅

 

目白駅周辺は、文教地区として整備されており、学習院大学・川村小中高・日本女子大学など多彩な教育機関が徒歩圏内にそろっています。

 

住環境も落ち着いた住宅街が広がるエリアで、ピーコックストアやクイーンズ伊勢丹などの買い物施設も充実しています。

 

わが家も妊娠から出産までお世話になったのですが、聖母病院へのバスが目白駅から出ているので、子どもの受診時も安心できました。

 

山手線で池袋3分、新宿へ7分という都心アクセスも子育て世帯にとって魅力なポイントではないでしょうか。

 

豊島区で子育てをして感じたのは、サポート体制の手厚さです。妊娠中から出産後まで、行政の支援がしっかりしていて安心感がありました。

 

保育園の入りやすさや医療費助成もありがたく、共働きのわが家にとってはとても心強い環境です。

 

公園や図書館など、子どもと一緒に過ごせる場所も多く、気軽にお出かけできるのも魅力のひとつではないでしょうか。

 

豊島区は、子育てファミリーに本当におすすめのまちだと思います。これから都内で子育てを考えている方には、ぜひ候補に入れてみてほしいエリアです。

 

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更新日: / 公開日:2026.02.27