東京都の「目黒駅」から「赤羽岩淵駅」を結ぶ東京メトロ南北線は、通勤・通学のために日々多くの人が利用しています。区間によっては、朝夜の通勤・帰宅ラッシュで非常に混雑する路線です。
私は、南北線「赤羽岩淵駅」と南北線直通埼玉スタジアム線「川口元郷駅」の中間に住んで、11年が過ぎました。会社員時代は、主にJR京浜東北線「赤羽駅」を拠点に通勤していましたが、JRが遅延するときは南北線「赤羽岩淵駅」を利用していました。また、私の祖父母・両親・親戚は、南北線沿線「王子駅」から「王子神谷駅」にかけて住んでいるので、普段からよく南北線を利用しています。
通勤から日常生活まで利用し、埼玉に住んでいるからこそ分かる南北線沿線の通勤術をご紹介します。南北線に引越しを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。東京メトロ南北線の物件を探す
南北線の特徴

エメラルドグリーンの電車が特徴的な南北線の基本的な情報をお伝えします。
南北線の基本情報
南北線は、東京都の南に位置する品川区「目黒駅」から、北に位置する北区「赤羽岩淵駅」を結ぶ19駅ある比較的新しい地下鉄です。
大学や高校などが集まる文教エリアとして有名な「東大前駅」、政治や経済の拠点となる「永田町駅」、東京タワーや六本木ヒルズなど観光スポットがある「麻布十番駅」「六本木一丁目駅」など、東京の中心を通ります。
埼玉県から神奈川県へ直通運転、東海道新幹線への乗り換えも可能
南北線は都内を運行していますが、南北線「目黒駅」から東急目黒線「日吉駅」へ、南北線「赤羽岩淵駅」からは埼玉スタジアム線「浦和美園駅」へと、南北線から異なる路線へ直通利用できます。

さらに、2023年3月からは「日吉駅」から「新横浜駅」を結ぶ東急新横浜線が開業しました。これによって、南北線を経由して東海道新幹線への乗り換えも可能になり、ますます便利になりました。
南北線のホームドアは安全性が高い

現在、当たり前となりつつあるホームドアは、乗客が線路内に転落しないように設置されています。通常、駅のホームドアは「柵」のような形をしていますが、南北線の駅では天井まで覆うような「フルスクリーン型」のホームドアを採用しています。
このホームドアを乗り越えることは難しく、通常のホームドアよりも安全性が高いので、転落による人身事故はほとんどありません。また、電車が乗り入れているときの風圧も少ないため、ホームにいる時間も快適に過ごせます。
南北線の混雑具合

国土交通省の発表によると、2022年度の東京圏の平均混雑率は123%でした。1番混雑している路線は「日暮里・舎人ライナー」で、混雑率は155%です。混雑区間は「赤土小学校前駅から西日暮里駅」、時間帯は7時20分から8時20分でした。さて、南北線の混雑率はどうなのでしょうか?
南北線の混雑率は?
国の発表によると、南北線の混雑区間は「駒込駅から本駒込駅」でした。その混雑率は140%で、時間帯は8時から9時です。これは、東京圏の平均混雑率の123%を超えていて、かなり混雑しているといえます。
また、各駅の乗降人員ランキングの資料を見ると、南北線で乗降客数が多い駅は「飯田橋駅」「市ヶ谷駅」「四ツ谷駅」でした。
実際、私が赤羽岩淵駅から乗車したときは、平日の7時半から8時は大混雑していたので、この時間帯は南北線を避けていました。もしくは、駒込駅でJR山手線に乗り換えるなど、南北線よりは多少空いているJRを利用するようにしていました。
しかし、平日の日中や休日はかなり空いているため南北線を利用しています。
南北線が混雑する理由


南北線が混雑する理由は、2つあります。1つ目は、接続駅が多いからです。王子駅では「東京さくらトラム線」「JR京浜東北線」、駒込駅では「JR山手線」、飯田橋駅では「JR中央・総武線」と接続します。
2つ目は、埼玉方面から南北線を経由して、都心へ向かう方が多いからです。通勤と帰宅ラッシュは、会社に通勤する方が利用するだけでなく、学生も多いので非常に混雑しています。これは、南北線沿線にオフィス・私立中学・高校が点在しているからです。
南北線の混雑に関する実体験

南北線の混雑具合
通勤と帰宅のラッシュ時は、非常に混雑します。特に、通勤ラッシュの目黒方面に向かう電車は、「王子神谷駅」から「溜池山王駅」までは乗り降りが非常に激しいです。ただし、日中から夕方は空いています。平日の日中は、南北線沿線にある病院や観光地へ向かう高齢者をよく見かけ、のどかな雰囲気です。
なお、本駒込駅には「都立駒込病院」、溜池山王駅には「虎ノ門病院」、白金高輪駅には「北里大学北里研究所病院」といった大きな病院が多数あります。南北線沿線には医療施設が充実しているので、いざというときも安心です。
南北線の通勤ラッシュのピークタイムは、7時から8時です。通勤ラッシュで目黒方面へ向かう電車は、「赤羽岩淵駅」「志茂駅」までは乗客同士がギリギリ当たらない程度。「王子神谷駅」や「王子駅」からは乗客同士が触れてしまう程度。さらに、「西ヶ原駅」「駒込駅」「本駒込駅」「東大前駅」と大混雑が続き、「後楽園駅」「四ツ谷駅」「永田町駅」くらいから下車する人が増えて混雑が緩和していきます。
通勤ラッシュを避けるには、6時から7時の電車を使うのがおすすめです。また、目黒方面へ向かう場合は王子神谷駅発の「6:34」「8:13」、逆の赤羽岩淵方面に向かう場合は、白金高輪駅発「5:34」「8:17」「8:37」の始発電車を利用すると、混雑が少し緩和されます(2023年12月現在)。
南北線の帰宅ラッシュのピークタイムは、18時から19時です。ピークタイムでも「目黒駅」から「麻布十番駅」の区間は空いていることが多く、座れる可能性が高いです。帰宅ラッシュで赤羽岩淵方面へ向かう電車は「六本木一丁目」から混雑が始まり、「溜池山王駅」から「永田町駅」の区間は会社帰りの方がどんどん乗車してきます。
さらに、「飯田橋駅」「後楽園駅」「東大前駅」「本駒込駅」「駒込駅」「西ヶ原駅」までは、乗客同士が触れてしまうくらい大混雑。その後は、下車する人が増えて「王子神谷駅」くらいで混雑が緩和していきます。
帰宅ラッシュを避けるには、17時前半また20時の電車がおすすめです。それでも、金曜日の夜は混雑しやすいです。
南北線で通勤しやすく住みやすい駅3選
時差通勤者向きの「赤羽岩淵駅」

時差通勤が可能な会社であれば、東京都北区にある「赤羽岩淵駅」から乗車するのがおすすめです。赤羽岩淵駅は、平日10時から16時まで目黒方面に行く始発電車が数本あります。これに乗車できれば、混雑を避けゆったりと通勤できるでしょう(2023年12月現在)。
さらに、赤羽岩淵駅はJR京浜東北線「赤羽駅」まで徒歩圏内の距離にあります。2路線を使えるので非常に利便性が高いです。
通勤ストレスを少しでも軽減するには「王子神谷駅」

通勤ラッシュのストレスを少しでも軽減したい方は、途中始発駅「王子神谷駅」を利用しましょう。王子神谷駅の始発電車は「6:34」と「8:13」があり、混雑を緩和できます。また、王子神谷駅の前には都バス「王子5丁目」の停留場があり、王子駅へバスで行くことも可能です。
南北線沿線で家賃が手ごろで混雑する前に乗れる「志茂駅」

南北線は「志茂駅」の次の駅「王子神谷駅」から混雑が始まります。そこで、混雑する前の「志茂駅」から乗車します。志茂駅は比較的空いており、下車する駅のエスカレーター付近など、好きな車両に乗ることができます。
志茂駅周辺の家賃相場は、2023年10月19日時点で7.24万円(1R~1DKの場合)と、南北線全19駅のうち一番安いです。駅のまわりには商店街などもあり、住みやすい街です。
家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 南北線(2023年10月19日時点)
南北線で混雑を避けるために意識したいこと

埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の始発駅に注目!
南北線は都内を運行している路線ですが、実は始発駅の多くが埼玉高速鉄道の埼玉スタジアム線「浦和美園駅」「鳩ヶ谷駅」です。この2つの駅のうち「鳩ヶ谷駅」の方が目黒よりの駅です。そこで、「鳩ヶ谷駅」の始発電車を探してお住まいの駅から乗車すれば、車内の圧迫感が多少は解消されます。
例えば、王子駅から乗車するなら「6:55」「7:41」の電車に乗車しましょう。

なお、「鳩ヶ谷駅」の始発電車は5時から10時にかけて1時間に数本あるため、出勤時間に合わせて探してみるのもおすすめです(2023年12月現在)。
南北線利用者でも確認が必要なJRの運行
南北線は、JR山手線やJR京浜東北線と接続するため、JRの影響を受けやすい路線です。例えば、事故などでJR京浜東北線が遅延すると、乗客が南北線に流れてきて大混雑します。
南北線が通常運行していたとしても、JRの運行状況を必ず確認し、JRに遅延が起こっている場合は、早めに自宅を出発しましょう。
南北線では乗車車両の位置に注意

都内の電車では女性専用車両も多いですが、今のところ南北線には女性専用車両はありません。また、出入り口やエレベーターのある先頭車両や後方車両は、ドアが開くたびに一気に人が入ってくるため、混雑します。混雑を避けたい方は、先頭車両や後方車両は避けましょう。
なお、永田町駅で乗り換える方は、目黒方面側の車両に乗るとスムーズです。もともと、永田町駅は半蔵門線や有楽町線「永田町駅」と接続するほか、丸ノ内線や銀座線「赤坂見附駅」につながる駅で、非常に複雑な造りをしています。永田町駅で下車する位置によっては、歩く距離が長くなります。他の路線へ乗り換える方は、あらかじめ車両の位置に気を付けましょう。
都心から郊外までを結ぶ南北線沿線で快適な暮らしをスタートしよう!
南北線はJRの駅との接続がスムーズなうえ、埼玉県や神奈川県を走る路線ともつながるため、利便性の高い路線です。そのため、通勤・帰宅ラッシュは乗客の乗り入れが激しく、非常に混雑してしまいます。
それでも、南北線沿線には注目のスポットから総合病院まで各施設が充実しており、楽しく暮らせる環境が整っています。通勤ストレスを解消するために、埼玉スタジアム線「鳩ヶ谷駅」からの始発電車を確認したり、ピークタイムを避けたりと工夫して、南北線沿線の暮らしを楽しみましょう。
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