忙しく毎日を過ごしていると、一日の始まりに補給する大事なエネルギーだとはわかりつつ、ついおろそかにしてしまうのが朝ごはん。まだまだ国内に少ない台湾朝食専門店に足を運べば、新鮮なメニューを楽しめるのはもちろん、朝食に対する意識まで変わるかもしれません。南森町の「wanna manna」はそんなお店の筆頭。
店長の黄筱庭(ホァン ショウテイ)さん、お店について、台湾の朝食文化について教えてください。大阪府の物件を探す
食べなければ一日が始まらない!台湾の朝食文化

―ご出身が台湾とのことでしたので、お店のことだけでなく、現地の朝食文化についてもお伺いできればと思います。台湾といえば夜の屋台というイメージが強いのですが朝食文化も根づいているのですか?
黄さん:「台湾では、朝食が文化として大事にされています。私も祖父や祖母から『一日の始まりにおなかが空いていたらよい一日は送れない』と口酸っぱく言われてきましたが、同じように家族から朝食の大切さを教えられた人はたくさんいると思います」

―日本だと、家族で白いご飯とおかずとお味噌汁を囲むのが朝食の典型的なイメージとして浮かびます。台湾だとどうなんでしょう?
黄さん:「有名な話ですが、台湾は外食文化が盛んなので一日3食すべて外食なんてことは珍しくありません。朝食も通勤・通学の前に買って持って行くことが多いですね。私が思い浮かべる朝食のイメージは学校や職場の仲間と話しながら、思い思いのものを食べているところです」

―学校や職場で買ったものを食べるんですね!
黄さん:「もちろん家で食べる人もいると思いますが、ほとんどが学校や職場で食べていると思いますよ。仕事をしながら朝食を食べているのも一般的な光景です(笑)」
―台湾と一括りにいっても、地域的ごとのグラデーションはあるかと想像します。
黄さん:「朝ご飯を買って通学、通勤するというのはどこも同じですが、何を食べるのかは少し変わるかもしれません。南の方は魯肉飯(ルーローハン)や拌麺(バンメン)、お粥がポピュラーです。昔は農業が盛んだった地域だったので、その名残で今も力になるものを食べているんだと思います」
―他の地域はどうでしょうか?
黄さん:「他の地域はわりと似通っていると思います。『wanna manna』で提供しているのは、そのような台湾の朝食として一般的な定番メニューです」
優しくもパワーがみなぎるラインナップ

―おすすめしてくださった「wanna mannaセット」は台湾のスタンダードであり、かつお店の定番間ニューが食べられると伺いました。具体的に教えてください!
黄さん:「まずはうちの一番人気の『鹹豆漿(シェンドウジャン)』という豆乳スープです。酸味も干しエビの風味も強くなりすぎないよう調整して、やさしい口当たりになるよう作っています。豆乳は自家製です。台湾では冬の定番メニューですが、当店ではシーズンに関わりなくお出ししている人気の一品です」
―たしかに具材それぞれの主張がちゃんとありながらも、全体としてはとてもやさしい味わいです。スープに入ってる柔らかい粒のようなものはなんでしょうか」
黄さん:「豆乳にお酢を混ぜるとできるものです。よくお粥と間違えられるのですがお米は入っていないんですよ(笑)」
―食感も滑らかでとても美味しいです!
黄さん:「ありがとうございます!次に『蛋餅(ダンビン)』という台湾式クレープ。これはおかずとして食べるクレープで、もちもちとした食感を楽しんでほしいです。そして台湾の朝食のなかでもとりわけポピュラーな『飯糰(ファントァン)』も入っています」
―これは俵型のおにぎりですか?
黄さん:「そうです!日本のおにぎりと違うのはもち米を使用しているところです。具材は、『菜脯(ツァイポー)』という干し大根のお漬物、『肉鬆(ロウソン)』という台湾のお肉のふりかけ、『油條(ヨウティアオ)』という揚げパンです」
―お米に揚げパンが入っているんですか?
黄さん:「みなさん驚かれますが台湾では定番なんですよ。ドリンクは自家製の豆乳そのままか、紅茶豆乳、黒糖豆乳がおすすめです」
これからもっと地域に根づく!?台湾の朝食

―どれも美味しくいただきました!ところで「wanna manna」とはどんな意味なんでしょうか?
黄さん:「『生命のパン』という意味です。代表がクリスチャンということもあって聖書からの引用なんですよ。台湾ではキリスト教が主流というわけではありませんが、友達に一人か二人はいるくらいの割合で信仰されています」

―そうなんですね!イメージにないだけに意外でした。お客さんとしてはどのような方がご来店されますか?
黄さん:「比較的ご年齢が上の南森町に住んでいる方が多い印象です」
―それもまた意外ですね!
黄さん:「私も驚きました(笑)。もちろん若いお客さまがデートや友達とのお茶で利用してくださったり、ご家族連れも多いのですが、それよりも目立ってご来店してくださいます。台湾の朝食自体が日本ではまだ珍しいので気になったことをいろいろ質問してくださって、私も含め、スタッフともよいコミュニケーションが生まれていると思います」
―お店が地域に受け入れられている様子がよくわかるお話です。南森町はどんな町ですか?
黄さん:「私自身、南森町に住んでいるのですが、住んでいる人がとても温かく安心感があります。天神橋二丁目商店街に活気があるので昼間は人が多いですが、夜になると落ち着いた雰囲気だと思います」
―商店街で買い物をしたりもしますか?
黄さん:「もちろん!近隣にスーパーがないわけではないのですが、商店街で野菜や果物を買うことのほうが多いです。店主の方とのコミュニケーションも含めて気持ちがいいんですよね。別の場所に出向く必要のないくらい完結していますし、とても暮らしやすい町だと思います」
大阪天満宮の懐!商いの盛んな街、南森町
今回ご紹介した「wanna manna」さんはOsaka Metro谷町線、堺筋線「南森町」駅より徒歩5分。平均家賃は6.73万円と比較的お高めですが、JR大阪天満宮駅もほぼ同じ距離なので各エリアへのアクセスも良好、かつ商店街の活気など周辺のお買い物環境を考えればもはやお手頃。朝の時間を『wanna manna』でゆったりと過ごしてから、生活に必要なものを商店街で買い込むなんて想像しやすいのでは?
大阪府の物件を探す更新日: / 公開日:2026.02.27










