広島県の南東部に位置する尾道市。観光地として知られ、古くから尾道水道の港町として栄えました。近年は尾道ラーメンやしまなみ海道などが有名です。また移住者も多く、たくさんの人の心を引きつけています。

そんな尾道市について、広島県に長年居住するライターが、尾道の特徴や魅力とともに住みやすさを紹介します。尾道市の物件を探す

JR尾道駅

尾道市はどんなところ?

尾道市は広島県の南東部に位置し、人口およそ12万8千人。県内屈指の観光都市として人気です。中心部は古くからの港町として栄え、今も風情ある景観を残しています。市街地の北側には尾道三山と呼ばれる山がそびえ、千光寺や西国寺などの歴史ある寺社が鎮座。山沿いを縫うように通る道と家並は、「坂の街」と呼ばれて、独特の景観をつくり出しています。

さらに地元出身の大林宣彦監督による「尾道三部作」と呼ばれる映画の舞台としても有名です。ロケ地となった場所も人気の観光スポットです。

また尾道市南部は島嶼部となっており、芸予諸島の一部を形成しています。本州側から向島(むかいしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、高根島(こうねしま)などです。そして「しまなみ海道」と呼ばれる西瀬戸自動車道があり、愛媛県へと連絡。美しい景観を楽しめます。

島嶼部は県内屈指の柑橘栽培の地として知られ、生口島などで栽培されるレモンや、因島が発祥のハッサクなどが名産です。なかでもレモンは、日本でトップクラスの生産量! またしまなみ海道は自転車も通行できるのが特徴です。尾道市街から自転車でしまなみ海道沿いの島々をめぐって、愛媛県に至るサイクリングルートとしても人気があります。

いっぽう北部は山間部となっており、自然豊かでのどかなエリアです。このほか尾道は、ご当地ラーメンの「尾道ラーメン」やご当地お好み焼の「尾道焼き」、海鮮料理、水産加工品などのグルメでも有名です。

尾道市内のエリア区分について

現在の尾道市は2000年代半ばの「平成の合併」で、因島市・向島町・瀬戸田町・御調町を編入合併したため、非常に広大です。市内でも山間部・平野部・沿岸部・島嶼部など、場所によってさまざまな地理的な特徴があります。そのため、尾道市内は複数のエリアに分けることがあります。

・尾道市街エリア

・尾道郊外エリア

・御調(みつぎ)エリア

・向島エリア

・因島エリア

・瀬戸田エリア(生口島、高根島)

ただし場合によって、エリア分けの区域は異なります。

尾道市の交通利便性

尾道市は中心市街地を東西にJR山陽本線が通っており、尾道駅があります。また市街地の北部郊外を東西にJR山陽新幹線が通り、新尾道駅が設定されています。ただし尾道駅と新尾道駅はかなり離れており、鉄道で繋がっていません。路線バスで移動することになります。

市街地は東西に国道2号線が走っています。市街地の北部郊外は山陽自動車道が東西に通過し、尾道インターチェンジがあります。さらに尾道ジャンクションがあり、尾道自動車道が北方面へ分岐。御調エリアに尾道北インターチェンジがあります。

さらに南方面へしまなみ海道(西瀬戸自動車道)が走り、芸予諸島の向島・因島・生口島などを経由して愛媛県へ至ります。

尾道市の経済・産業

尾道は海に面しており、国内有数の造船業がさかんな街です。また漁業も盛んで、水産加工業も活発。島嶼部では柑橘栽培が盛んに行われています。因島が発祥とされるハッサクのほか、生口島のレモン栽培は国内トップクラスの生産量です。生口島は国内のレモン栽培の始まりの地とされています。

尾道市のおもな観光地・行事

尾道市は広島県内でも人気の観光地です。観光スポットも多く、なかでも尾道市街としまなみ海道沿いの島嶼部が人気があります。

市街地は昭和の風情を残した尾道本通り商店街周辺、「坂の街」と呼ばれる市街地北部の山手地区の町並み、尾道水道沿いの景観などが見どころです。落ち着いた人情味あふれる街で、私はいつ訪れてもホッとします。また北部の山にある千光寺などの寺社めぐりも人気。高いところにあるので、眺めも最高なのです。

島嶼部ではしまなみ海道は自転車も通れるので、しまなみ海道を使って島巡りをするサイクリングの人気があります。自転車で橋を渡りながら見る瀬戸内海の多島美は、最高です!

尾道の行事で有名なのが、4月の「尾道みなと祭」、7月の「おのみち住吉花火まつり」、11月の「尾道ベッチャー祭」。どの祭も非常に盛大に開催され、市内はもちろん市外からも多くの人が訪れてにぎわいます。

人気のスポット「ONOMICHI U2」

尾道市の家賃相場を紹介します。一人暮らし向けの賃貸物件の家賃相場は、以下のとおりです。

1K:4.78万円

1LDK:6.34万円

続いてファミリー向けの賃貸物件の家賃相場は、 以下のとおり。

2LDK:6.49万円

※家賃相場参照:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S 家賃相場(2023年9月22日時点)

ちなみに中心市街地と郊外、島嶼部などエリアごとに家賃相場の特徴が異なります。中心市街地は、ほかのエリアに比べて家賃相場は高めです。

しまなみ海道 多々羅大橋

人気の観光地でもある尾道市は、住みやすい街でもあります。そんな尾道市の住みやすいポイントを、いくつかピックアップして紹介しましょう。

エリアごとにそれぞれ特徴的な景観を楽しめる

尾道は昭和の風情を残した中心市街地のほか、北部の山間部、南部の島嶼部などエリアごとに地理的特徴が異なります。そのため住んでいるエリアによって、それぞれの景観を楽しめます。

中心市街地なら昔ながらの人情味あふれる街、島嶼部なら海と山に囲まれた景観、山間部は豊かな自然と農業といったように、エリアごとの特色ある暮らしができます。

楽しいイベント・行事が開催される

尾道は歴史のある街で観光客も多いため、盛大なイベント・行事がたくさん開催されます。なかでも7月の「おのみち住吉花火まつり」は必見。尾道水道上に約1万3千発の大きな花火が打ち上がり、迫力は満点です。

また秋に開催される「尾道ベッチャー祭」は、非常に尾道らしさあふれる祭だと思います。尾道市無形民俗文化財に指定されており、3体の鬼神が街を練り歩く祭です。鬼神にどつかれたり噛まれたりすると、1年間無病息災で過ごせるといわれています。

おいしいグルメや食材がそろっている

尾道はおいしいグルメや食材があるのも、住みやすいポイントです。おいしいものがあると、暮らしも楽しくなります。

尾道を代表するグルメが「尾道ラーメン」。とくに中心市街地にはラーメン店がとても多く、そのほとんどが尾道ラーメンの店です。また砂ズリが入る尾道風のお好み焼「尾道焼き」も人気。ラーメンもお好み焼も庶民的なグルメなので、尾道生活が楽しくなるでしょう。

また海沿いの街なので、海鮮料理もおいしいです。海産物を使った水産加工品も多く、なかでも「デベラ」の干物が知られています。島嶼部でたくさん栽培されている、レモンやハッサクなどの柑橘類もおすすめです!

移住者が多く活気がある

尾道市は移住先として人気があり、市も積極的に移住者支援をしています。そのため尾道には移住してきた人も多く住んでいます。

移住者が多いので、街に活気があるのが特徴です。昔ながらの街の中に、移住者が開いた新しくおもしろい店があったりして、街を歩いていても飽きません。

尾道本通り商店街

尾道市は観光客が多い街なので、住みやすいかどうか不安かもしれません。しかし実際に住むと、思ったより落ち着いており、エリアごとの特色を楽しめる街です。

いろいろな魅力が詰まった尾道市は、とても住みやすい街だと思います。

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