引っ越し先を考えた時、交通の便やスーパーマーケットに商店の数など、人それぞれの条件があるもの。けれど、スペック的なところは検索すればわかるものの、実際にその街で暮らすとどんな雰囲気や光景に出会えるかは、未知数です。
本企画「私の街を紹介します」では、そんな、暮らしてみたからこそわかる街の良さを求めて、その街で暮らす人々にインタビュー。数字や検索だけではわからない、その街に流れる空気を紹介します。大阪府の物件を探す

東大阪市の長瀬は、15学部49学科を持つ総合大学・近畿大学のキャンパスが位置する学生街。メインの役割を担うここ東大阪キャンパスは、なんと約3万3千人もの学生が通うそう。

今回そんな長瀬の街を紹介してくれるのは、近畿大学3年生の星野さん。地元である鳥取から引っ越すまで、大学のある街・長瀬には来たことがなかったという星野さんですが、3年経ってここの暮らしにも、次第になじんできたようです。

―出身は鳥取のどちらでしょう?

星野さん:「米子市の出身です。米子市自体は鳥取の中で栄えているほうですが、実家のある地域は境港市の近くで、家の周りは畑が広がっている、そんな光景でした。実際、私の祖父も農家をしています」

―なるほど。では、長瀬とは全然違った雰囲気ですよね。引っ越すまで、ここに来たことがなかったということですが、物件探しはどのように?

星野さん:「コロナ禍だったので、物件探しに現地まで来ることができず、インターネットで物件を探して決めました」

―それは、すごいですね。街の様子などは、どうやって知ったんですか?

星野さん:「Googleマップのストリートビューです(笑)。実家の周りは畑や自然が広がっているので、ストリートビューを見ただけでも建物がいっぱい立ち並んでいて、全然違う街並みでした」

―ストリートビューが大活躍ですね(笑)。物件探しでは、どのような点を必須条件にしてましたか?

星野さん:「オートロックがあることと、あとはバストイレ別なこと。長瀬は家賃がめちゃくちゃ安くて、その条件でも管理費込みで3万円台の場所が見つかったんです!学生街なので、食事付きの学生マンションもいくつかあるんですが、友人と食事することも多そうと考えて、普通のマンションを選びました」

―3万円台は、めちゃくちゃ安いですね。他にも、学生街ならではだな、と感じるところはありますか?

星野さん:「ラーメン屋さんが多いところ(笑)。近大通りという大学に続くストリートがあるのですが、そこの通りだけでもラーメン屋が8店舗はあります。飲み屋もたくさんあって賑やかですが、昔からの地元の人もたくさん住んでいるので、高齢者の方も多く、学生と地元の人が共に暮らしているという雰囲気があって。スーパーも歩ける範囲内に3つあるので、調味料など欲しいものによって、使い分けたりしています。あとは、10個で200円のたこ焼き屋さんとかも!美味しいですよ。休みの日で『料理したくないな〜』という時は、お昼ご飯に買ったりしています(笑)」

横道に入ることで、生活が浮き上がる

―休日遊びに行くとしたら、どの辺りが多いですか?

星野さん:「難波まで一本で行けるので、買い物など遊びに行くのは難波が多いです。長瀬では、学校帰りに友達とご飯に行ったりすることが多いかな。あと、1日何もない日は長瀬を散歩したりしています」

―いつも決まった散歩コースがあるんですか?

星野さん:「いつも決まった道を選んでなくて、わりといろんなところを歩いています。小道もたくさんあって、おもしろい。長瀬は地元と違って、家の周りに植木がたくさん並んでいておもしろいんです」

小道がたくさんあり、その小道にも植木がたくさん並ぶ

―家の前から道へはみ出ているような。

星野さん:「そうですね。長瀬は庭がない家が多いので、家の外にたくさん置いてあるんですよ。私の地元は、みんな家の庭が大きいので、逆にこれは見られない光景ですね。あと、建物が長屋のように密集して並んでいる景色も好き。マンションの名前やフォントもおもしろいものがあったり。そういうのを探しながら散歩を楽しんでいます」

散歩中に見つけた、気になるフォント

星野さん:「あと、夜に誰かと話したいな〜と思った時、同じ一人暮らしの友達に連絡して、散歩することも。近大通りの1本隣の道には、小さい川が流れていて、散歩にはいい感じです。実家は家の2階から海が見えるような環境だったので、卒業して引っ越したあとも、川が近くにあるような環境に住みたいなと思います。大阪だったら、北摂とかも良さそう!」

下町感溢れる駅前の街並みとは、ひと味違う雰囲気

星野さん:「川沿いの木は全部桜の木で、春はとってもきれい。散歩には最高です。あと、実は長瀬には、歩ける範囲に銭湯が3つもあるんです!」

―3つも!? 銭湯がどんどんなくなっているこの時代に、いくつも現役の銭湯があるのは、生活する人がきちんと街に根差しているように感じますね。

夕方17時頃でも、お客さんの自転車が並ぶ「永盛温泉」

星野さん:「一度だけ行ったことがあるんですが、子どもから年配の方まで、幅広い世代の方が来ていて。露天風呂もあるんですよ。こうやって近大通りだけでなく横道に入っていくことで、普段学校への往復だけではわからないような、街の人の生活が見えてきておもしろいなあと思います」

近鉄大阪線が通る長瀬駅は、鶴橋までは約10分、難波までは約25分と、繁華街へも出やすい学生街。近畿大学まで続くメインの近大通りは、先述の通りラーメン店など若者向きのお店も多いですが、横に入っていくと個人店が点在しており、幅広い世代の方が暮らしやすいのがわかります。

興味のある方は、物件をチェックしてみてくださいね。

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◆本記事の担当者

取材・文:小島知世

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