物件選びの前に、住みたい街がなかなか決められないことってありませんか?
首都圏を中心に、YouTubeで高級物件や個性的な物件を紹介したり、住まい選びのアドバイスをしている、ないけんぼーいずの“なかじ”こと中島翔さん。
今回はなかじさんに住みたい街が分からない人でも、気になる物件を見つけて購入するにはどうしたらいいのか、教えてもらいました。
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「ないけんぼーいず」とは
2022年6月現在、TikTokフォロワー数は10万3,000人、YouTubeチャンネルは登録者数3万4,000人、Instagramは3万5,000人を超える。

ないけんぼーいずで紹介している動画の例
「ないけんぼーいず」の中の人、なかじ(中島翔)さんのプロフィール
住友不動産販売(大手不動産会社)に約5年勤めた後、サイバーエージェント(インターネット広告業界最大手)、マクアケ(クラウドファンディングサービス)と異色の経歴を持つ。2022年6月、株式会社ないけんぼーいずを設立。
※宅地建物業の免許申請中だそうです

今回お話を聞かせてくれた、なかじさん。会社を2022年6月に設立したばかりだそう。いいタイミングでお話が伺えました!
住みたい街ってどうやって見つけるの?
―今日はよろしくお願いします。
なかじさん:なんでも聞いてください。
―住まい探し中の人から、「住みたい街が分からない」というお悩みをよく聞きます。なかじさんの視点から、住みたい街の見つけ方を教えてもらえませんか?
なかじさん:そうですね。まず街を探す前に、やるべきことがあります。それは、「自分がどういう生活をしたいのか妄想すること」です。
たとえば自然の中でゆったり暮らしたいのか、にぎやかな街で楽しく暮らしたいのか、あるいはモテることを極めたいのか。
ーモテる! そういう妄想でもいいんですね。
なかじさん:いいんです。「住みたい街」の答えは、自分の中にあります。どういう生活をしたいのか妄想すること、それが「住みたい街」を見つけるヒントになります。
これはポータルサイトで具体的な物件を見るよりも先にやっておきたいですね。自分が求める生活をしっかりと把握したうえで、条件整理を行うのがいいでしょう。意外とこのゴール設定ができていない人は多いと思います。
住みたい街を見つけるためのヒント
条件整理をしていくための方法をなかじさんに教えてもらいました。
1)好きなこと・嫌いなことリスト
方法のひとつめは「好きなこと・嫌いなことリスト」をつくることです。究極の二択リストをつくって、自分の好き・嫌いやこだわること・こだわらなくてもいいことをはっきりさせましょう。
「好きなこと・嫌いなことリスト」の一例(好きなことに○をつける場合)

ファミリーや二人暮らしの場合はお互いの希望をチェックしてみるのもおすすめ
そのほかに「譲れないこと・避けたいことリスト」をつくるのもおすすめです。これだけは譲れない、絶対に避けたいことを挙げてみましょう。
譲れないこと・避けたいことリストの例
- 虫が苦手だから、虫が入ってくる環境は避けたい
- 独立洗面台は譲れない
- 水害は避けたい
- 家で仕事をするから、日中に外が騒がしいのは避けたい
2)街散歩のすすめ
2つめは街を散歩することです。地図アプリを使うなどしてオンラインで街を探すことも可能ですが、自分の足で確かめることをなかじさんはおすすめしています。
なかじさん:住みたい街がまだ定まっていないなら、さまざまな街に足を運んで散歩してみるのがおすすめです。街を歩くと、自分の好き・嫌いを理解することができます。そして好きな街を不動産会社に伝えると、雰囲気が似た街を提案してもらえることもありますよ。

なかじさん自身もよく街歩きをするそう。自分の足で歩くことが大事だというなかじさん
土地勘のない街に住むときのポイント
ー土地勘のない街を選ぶときに気をつけることはありますか?
なかじさん:土地勘のない街を選ぶときこそ、「街の散歩」を必ず行うようにしてください。駅から物件までの道だけではなく、近くのスーパーや公園など、生活圏になりそうな場所の雰囲気を体感することが大事です。内見の際、不動産会社に車で案内してもらえるケースもありますが、やはり車ではなく自分の足で歩いてみることで得られるものは多いと思います。
ーエリアや物件が決まっていないとき、不動産会社にはどのように相談するといいですか?
なかじさん:現実的な予算に加えて、「好きなこと・嫌いなことリスト」を共有するといいでしょう。好き・嫌いは街についても同様で、どの街が好きなのか嫌いなのかを伝えると、提案してくれやすくなります。
僕自身も経験があります。世田谷区で探していた人から相談を受けましたが、どうも好みや目指したいことと、探している街にズレがあるように見えました。そこで再販価値、気になるブランド、世帯構成、職場からの距離などを考慮して品川を提案したところ、「なんだか品川ってワクワクします」と、ものすごく気に入ってもらえたことがあります。
物件が先? それとも街が先?
―気になる物件を先に見つけて、街を決めるのはありでしょうか?
なかじさん:僕の場合はおすすめしていません。もちろん人それぞれですし、物件のエリアにもよりますので、一概にダメとはいいませんが、街から探すことをおすすめします。
家を買うことは資産づくりのひとつでもあります。資産価値の高い物件を選ぶため、特に都内で家を買う場合には、他の人が買いたいと思うのか、もし貸し出すとしたらいくらで貸せるのかなど、将来の需要についても見極めなければいけません。
エリアによってもファミリー向きか、単身者向きかが異なります。たとえばファミリーに人気の街で単身者向きの間取りを選ぶと、いざ住み替えようとしてもなかなか売れずに苦労することになりますので、総合的に見ていく必要があるのです。
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引越しは手段であり目的ではない
―最後に、街選びに悩む人に、アドバイスをお願いします。
なかじさん:最初にお伝えしたとおり、答えは自分の中にあります。だから、まずは自分と向き合ってみるのが大切です。もちろんプロの力を借りて提案してもらうのもいいと思います。
家を買ったり引越したりするのは、手段であって目的ではありません。家は、自分が目指す姿を実現するための手段のひとつでしかないのです。自己実現のための機会ととらえて、本当は自分がどうしたいのかに向き合ってみてください。
誰にでも理解しやすい言葉を選びながら、はっきりと道を示してくれるなかじさん。不動産会社というよりも、カウンセラーのようです。これは人気が出るのもうなずけます。これからも「ないけんぼーいず」に注目です!
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更新日: / 公開日:2022.06.16









