充実したインターネット環境は、快適な一人暮らしを送るうえで欠かせないポイントです。リモートワークなどの普及によって、自宅でインターネットを使用する機会も増えているので、一人暮らしをスタートする際にはきちんと目を向けておきましょう。

今回は、一人暮らしの部屋で快適なWi-Fi環境を整えるときに知っておきたいコツや注意点、おすすめのWi-Fiなどをご紹介します。

※この記事は2022年3月時点での情報です
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一人暮らしでWi-Fiを使う場合の選択肢

 

一人暮らしでWi-Fiを使う方法には、「光回線」と「モバイルWi-Fi・ホームルーター」の2通りの選択肢があります。ここではまず、それぞれの基本的な特徴について見ていきましょう。

光回線とは、光ファイバーを通じてデータのやりとりを行う高速通信回線のことです。大きな特徴としては、「通信速度が速い」「回線が安定している」といったメリットが挙げられます。

 

ただ、利用するためには「回線工事」「プロバイダー契約」「ルーターの購入」などのステップが必要です。賃貸物件の場合は工事のために大家さんの許可を取らなければなりません。そのため、利用の手軽さという面では、これからご紹介するモバイルWi-Fi、ホームルーターには劣ります。

モバイルWi-Fiとは、LTEなどの電波を利用するインターネット回線のことです。プロバイダーなどが設置している基地局からの電波をモバイルWi-Fiがキャッチして、インターネットに接続します。

 

大きな特徴は電波が届く範囲であれば「どこでもWi-Fiを使える」という点にあります。また、回線を引き込む工事が必要なく、難しい設定などを行わなくてもすぐに使えるのがメリットです。

 

ホームルーターは、回線の仕組みはモバイルWi-Fiと同じですが、据え置き型になっている点に違いがあります。その分、モバイルWi-Fiと比べれば通信回線が安定しており、光回線とモバイルWi-Fiの中間のような位置づけにある方法です。

Wi-Fi

 

一人暮らしでWi-Fiを導入するには、2通りの方法から状況に合ったものを選ぶ必要があります。ここでは、どのような判断基準で決めればいいのか、いくつかケースを挙げて解説します。

モバイルWi-Fiやホームルーターに向いているのは以下のようなケースです。

  • 外で使いたい(モバイルWi-Fiの場合)
  • なるべく安く使いたい
  • 工事をしたくない

外でも自由にWi-Fiを使いたいという場合には、手軽に持ち歩けるモバイルWi-Fiがぴったりです。また、通信費を抑えて使いたいという人にも、モバイルWi-Fiが適しています。

 

そのうえで、持ち歩くことは考えていないものの、「費用を抑えたい・工事をしたくない」という場合には、ホームルーターが適しているといえます。

光回線に向いているのは以下のようなケースです。

  • 速度を重視している
  • リモートワークやオンライン授業がある

光回線の特徴は、回線の速度と安定性に優れている点にあります。そのため、速度を重視する場合は、光回線が適しているでしょう。

 

特に、リモートワークやオンライン授業など、仕事や学業で使う予定のある人は、光回線のほうが安心して使えます。

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モバイルWi-Fi

 

一人暮らしに適した通信環境は人によっても異なりますが、特別な事情がなければモバイルWi-Fiが適しています。その理由としては、以下のようなポイントが挙げられます。

ポイント

  • 難しい設定や工事がいらず、手軽に使える
  • 外でも使える
  • 費用が安い

モバイルWi-Fiを一台持っていれば、スマートフォンやタブレットだけでなく、パソコン、携帯ゲーム機でも利用できます。出先でも使えるため、端末自体の通信費を節約することも可能です。

おすすめのモバイルWi-Fiとホームルーター

 

一口にモバイルWi-Fiといっても、どれを選ぶかによって料金や使い心地には違いがあります。ここでは、モバイルWi-Fiとホームルーターのそれぞれについて、代表的なものを3つピックアップして具体的な特徴を見ていきましょう。

 

※なお、以下は2022年3月22日時点の料金です。最新の情報は各ホームページをご確認ください。

まずは、代表的なモバイルWi-Fiの種類と特徴をご紹介します。

■縛りなしWiFi

「縛りなしWiFi」とは、契約期間の縛りがなく、いつでも切り替え可能なWi-Fiの契約プランです。大きな特徴は、いつ解約をしても違約金などが発生しないという手軽さにあります。

 

利用料金は通信量によって異なります。月間10GBまで使えるプランは「税込1,890円」、30GBまで使えるプランは「税込2,680円」、60GBまで使えるプランは「税込3,480円」となっています(※)。

 

※キャンペーン料金となっており、時期によって異なる場合があります

■MUGEN WiFi

MUGEN WiFiの大きな特徴は、月間100GBもの豊富なデータ容量にあります。また、大手3大キャリアの回線を利用できるため、モバイルWi-Fiであっても通信の安定性が比較的高いのが特徴です。

 

キャッシュバックなどのキャンペーンも充実しており、上手に組み合わせれば実質月額「税込3,438円」(キャッシュバック10,000円を受け取り、24ヶ月間利用した場合)の低予算で大容量の通信が行えます。

■THE WiFi

THE WiFiは月間100GBまでの大容量と、お得なキャンペーンに特徴があります。たとえば、2022年3月時点では、最大4ヶ月間にわたる無料キャンペーンが行われております。

 

利用料金は月額「税込3,828円」ですが、「1GB、5GB、20GB、40GB」といった段階ごとにプランを選べるので、より安い金額で利用することも可能です。

続いて、代表的なホームルーターの種類と特徴も見ていきましょう。

■カシモWiMAX

カシモWiMAXは、月額「税込4,455円」(3年プランの場合)の低料金で使えるコストパフォーマンスの高さが特徴です。さらに、データ容量は実質無制限であり、通信速度にも優れています。

 

また、初月のみ月額「税込1,408円」で利用できる点や、Amazonギフトプレゼントなどのキャンペーンが行われている点もうれしい特徴です。

■SoftBank Air

SoftBank Airの大きな特徴は、ソフトバンクのスマートフォンとの連携によって割引特典を利用できる点にあります。セットで利用することで、スマートフォンの利用料が最大月額「税込1,100円」も割り引きされます(※)。

 

ただし、利用するためには初期費用がかかり、月額利用料もやや高くなってしまうので、ソフトバンクのスマートフォンを利用していたり、料金以外のメリットを感じたりする人におすすめといえます。

■WiFi MAX革命セット

WiFi MAX革命セットとは、ホームルーターの「モバレコAir」と、モバイルWi-Fiの「ONE MOBILE」をセットで使えるプランのことです。家の中ではホームルーターを使えば、モバイルWi-Fiよりも快適な通信環境でインターネットを利用でき、外出先ではモバイルWi-Fiを使えるという画期的なプランとされています。

 

また、利用料金もおよそ1台分と安く設定されているので、コストパフォーマンスの高さが特徴です。ただ、「契約時に3,300円の事務手数料がかかってしまう」「ONE MOBILEが使えるのは最長で24ヶ月以内」といった点には注意が必要です。

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インターネット導入済み物件を探す

 

一人暮らしに向けてこれから部屋を探すのであれば、あらかじめインターネットが導入されている物件を見つけるのもひとつの方法です。インターネット導入済みの物件なら、個人契約をするよりも安い料金で固定回線のインターネットを利用できる場合があります。

 

さらに、工事期間なども必要ないため、入居後すぐに使えるのが魅力です。LIFULL HOME’Sでは、「ブロードバンド・光ファイバーで快適インターネット可能な物件」や「インターネットが無料で使い放題の物件」だけを集めた特集を行っています。

 

入居後すぐにインターネットを使いたいときや、安くインターネットを利用したい場合には、こちらの特集から部屋探しをするのがおすすめです。

  • 一人暮らしでWi-Fiを使うなら、「光回線」と「モバイルWi-Fi・ホームルーター」の2通りの選択肢がある
  • 光回線は通信速度や通信の安定性を求める場合におすすめ
  • モバイルWi-Fiやホームルーターは工事をしたくない(できない)場合や料金を抑えたい場合におすすめ
  • 選ぶプランによっても利用料金は異なるので、きちんと情報収集をしておこう
  • 初めからインターネットが導入されている物件を探すのもひとつの方法
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