- 賃貸と持ち家の特徴を理解する
- マイホーム購入を検討する際は、まず賃貸との違いを理解することが大切です。持ち家は資産になる一方、税金や修繕費といった維持費がかかります。住み替えのしやすさやリフォームの自由度など、双方のメリットとデメリットを比較し、自身のライフプランに合うか見極めましょう。
詳しくは、「賃貸と持ち家の違いを確認しよう」をご覧ください。 - 無理のない資金計画を立てる
- マイホーム購入で後悔しないためには、予算と住宅ローンの返済計画が重要です。年収に占める年間返済額の割合を示す「返済負担率」を意識し、無理のない借入額を把握しましょう。将来の教育費や介護費用など、ライフプランの変化も考慮して計画を立てることが大切です。
詳しくは、「予算と住宅ローン返済計画を見直してみよう」をご覧ください。 - 住まいの種類と立地を吟味する
- 一戸建てとマンション、新築と中古では、それぞれ価格や自由度、設備などが異なります。家族のライフスタイルに合った住まいの種類を選びましょう。また、駅からの距離や周辺環境といった客観的な条件と、実家との距離など個人的な条件の両面から立地を慎重に検討することが重要です。
詳しくは、「一戸建てとマンション、新築と中古の違いを確認しておこう」をご覧ください。
マイホームは一生に一度ともいえる大きな買い物であり、その後のライフスタイルに大きな影響を与える選択でもあります。それだけに、勢いで購入してしまうのではなく、しっかりと計画を立てたうえで購入することが大切です。今回は、マイホーム購入前に確認しておきたいポイントを5つに分けて見ていきましょう。
ポイント1:賃貸と持ち家の違いを確認しよう

マイホームの購入を検討する際、まず目を向けておきたいのは賃貸物件との違いについてです。ここでは、持ち家と賃貸物件の違いをそれぞれのメリット・デメリットを通して見ていきましょう。
賃貸と持ち家のメリット・デメリット比較表
賃貸物件と持ち家の違いは、大きく分けて「金銭面」と「住み心地」の2点から考えることができます。
| メリット | デメリット |
|---|---|---|
賃貸物件 | ・固定資産税などの負担がない ・修繕や改修の負担がない ・ライフスタイルに併せて簡単に引越しができる | ・家賃を払い続けても所有はできない ・リフォームは原則として不可 |
持ち家 | ・ローンを完済すれば支払いの負担が大幅に軽くなる ・老後の住居費負担が軽くなる ・広さや間取りを自由に選択できる ・建替えやリフォームを自由に行える | ・住宅ローン金利や各種税金の負担がある ・修繕費用の負担がある ・収入やライフスタイルの変化に対応しにくい ・資産価値が低下する可能性がある |
持ち家を所有する場合、特にメンテナンス費用や固定資産税などの税金がかかる点に注意が必要となります。そのため、住宅ローンの毎月返済額を家賃と同額に設定してしまうと、年間トータルでは資金繰りが苦しくなってしまうケースもあるのです。
マイホームの購入を考える際には、ランニングコストにもしっかりと目を向けておきましょう。
マンションを探す 一戸建てを探すポイント2:予算と住宅ローン返済計画を見直してみよう

勢いでマイホームを購入してはいけない大きな理由の1つとして、お金に関する問題が挙げられます。ここでは、お金について後悔してしまいやすいポイントをいくつかご紹介します。
お金に関して後悔してしまいやすいポイント
金銭面において後悔しやすい理由には、「予算オーバー」「相場よりも高い購入価格」「曖昧な返済計画」が挙げられます。注文住宅の場合、事前にきちんとこだわるポイントや優先順位を決めておかなければ、当初の予算を大きくオーバーしてしまうケースも少なくありません。
また、建売住宅や分譲マンションにおいては、物件を購入した後にもっとリーズナブルで魅力的な物件を見つけてしまうこともあります。こうした失敗を未然に防ぐためにも、きちんとプラン決めや物件の選定に時間をかけることが重要なのです。
そのうえで、特に後悔してしまいやすいのが住宅ローンの返済計画に関わるポイントです。ここからは、無理のない返済計画を立てるコツをご紹介します。
無理のない返済計画を立てるためのコツ
住宅ローンの借入額は、不動産情報ポータルサイトなどのシミュレーターを使って簡単に計算することができます。そのうえで、特に意識しておきたいのは、“返済負担率”という指標です。
これは、年収に対する年間返済額の割合を示した数字であり、一般的に無理のない比率は25%以下とされています。この数字を1ヶ月あたりの毎月返済額に換算すると、年収の48分の1以下ということになります。
たとえば年収600万円の世帯を例に挙げると、毎月返済額の上限は「600万円÷48=12.5万円」が目安です。この毎月返済額を基に、借入期間や金利などの条件を設定してシミュレーションをすると、無理のない借入額を割り出すことができます。
また、安定した返済を続けるためには、ランニングコストやライフプランの変化を想定することが大切です。特にこれから子育てを行ったり、高齢の親との同居を控えていたりする場合は、教育費や介護費用などにもしっかりと目を向ける必要があります。
家計から住宅購入予算を試算するポイント3:一戸建てとマンション、新築と中古の違いを確認しておこう

マイホームの購入にあたって、重要な分岐点となるのが「一戸建てとマンション」「新築と中古」といった2つの選択肢です。ここでは、それぞれの特徴と違いについて見ていきましょう。
一戸建てとマンションの違い
| 一戸建て | マンション |
|---|---|---|
間取りや広さ | ・自由に選べる ・各部屋の独立性が高い | ・選択の自由度は低い ・生活動線がワンフロアにまとまる |
設備 | ・必要なものを自由に選択可能 | ・共用設備が充実している |
セキュリティ | ・防犯設備は自分で整える必要がある | ・充実した防犯設備が整えられている |
日当たり・風通し | ・窓の自由な配置が可能 ・高い採光性・通風性が期待できる | ・高層階なら日当たりも風通しも良い ・気密性が高い |
交通利便性 | ・閑静な住宅街が中心 ・自家用車の利用がしやすい | ・駅近の好立地が多い ・自家用車の利用はやや不便 |
リフォーム・メンテナンス | ・自由度が高い ・自己管理が必要 | ・制約が多い ・管理費や修繕積立費がかかる |
全体的に、一戸建ては自由度が高く、それに対してマンションはさまざまな制約を受ける面があります。一方、マンションでは充実した共用設備やセキュリティシステムが利用できるのに対して、一戸建ては自分で工夫しなければなりません。
このように、それぞれに強みや注意点は異なるため、以下の項目を参考に適性を判断してみるといいでしょう。
一戸建てに向いている人 | マンションに向いている人 |
|---|---|
・土地を含めて所有したい ・自由に設計やリフォームがしたい ・ゆったりと子育てに向き合いたい ・自由にペットを飼育したい ・車を複数台所有したい | ・駅近で便利な立地に住みたい ・段差の少ないワンフロアにしたい ・セキュリティ面を重視したい ・車よりも公共交通機関の利用が多い |
新築住宅と中古住宅の違い
新築住宅と中古住宅の大きな違いは金銭的な負担にあります。中古住宅の場合は築年数にもよるものの、築5年程度でも新築の8~9割程度まで価格が安くなることが多いです。
また、消費税については、売主が課税事業者の場合には課税の対象となり課税事業者でない場合は非課税です。基本的には新築住宅の場合は建物が課税対象となり、中古住宅の場合は売主が個人であれば非課税となります。ただし、中古住宅の状態によっては、リフォームやリノベーションの必要性があるため、その分の費用を見込んだ資金計画を立てる必要があります。
新築住宅と中古住宅のもう1つの違いは、自由度の高さです。特に注文住宅では自由に間取りや性能を選択できるため、こだわりが強い場合には中古住宅が選択肢に入らないといった方もいるでしょう。
特に築年数が経過した中古住宅の場合は、リノベーションできる範囲が制限されてしまうこともあるため、あらかじめ改装プランを明確にした状態で家探しを行う必要があります。
マンションを探す 一戸建てを探すポイント4:立地の妥当性をしっかりと検討しよう

立地は住まいの利便性を大きく左右する重要なポイントです。そのため、家族できちんと話し合いを重ねて、慎重に検討することが大切となります。
ここでは、立地の決め方について「客観的な条件」と「個人的な条件」の2点から意識すべきポイントを解説します。
客観的な条件
客観的な条件としては、以下のような項目が挙げられます。
客観的な条件
- 駅までのアクセス
- 最寄り駅の利便性、乗り入れ路線数
- 近隣施設の利便性
- 治安
- 騒音
特に重視したいのは駅までのアクセスと、最寄り駅の利便性です。通勤・通学はほとんど毎日のこととなるため、できるだけ慎重に検討する必要があります。
LIFULL HOME’Sの「駅・路線から探す」機能では、利用する駅や路線はもちろん、通勤・通学時間から立地を探すこともできます。複数の目的地を選択して、すべての条件を満たすエリアを見つけることも可能です。
個人的な条件
客観的な条件とは異なり、個人的な条件はさらに多種多様であるため、購入者本人や家族の状況をていねいに見つめながら洗い出す必要があります。主な条件としては、以下のような項目が挙げられます。
個人的な条件
- 実家との距離
- 家族の価値観(自然豊かな環境が良いなど)
- 学区
- 持病の治療ができる病院、ペットを診てくれる動物病院
特に実家との距離については、夫婦どちらの実家に寄せるべきかなど、考えるべきポイントが多くなります。周囲や親せきとの関係性にも目を向けながら、納得のいく立地選びを行いましょう。
ポイント5:専門家のアドバイスを取り入れてみよう

家の購入に関して不安がある場合は、専門家による客観的なアドバイスを参考にするのもいいでしょう。LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」では、家づくり・家探しに関する幅広い悩みや不安について、専門的な知識を持ったハウジングアドバイザーが無料で相談を受け付けています。
また、不動産会社選びや住宅ローンの仕組み、予算の決め方などもアドバイスを受けることが可能です。中立的な立場から、客観的な意見をもらえるため、ぜひご利用を検討してみてください。
さらに、「住まいの窓口」では、専門家の監修による無料講座も取扱っています。注文住宅の流れや予算が分かる「はじめての家づくり講座」や土地探しの段取りが分かる「土地と建築会社の選び方講座」、「パパママ向け注文住宅講座」など、15種類のテーマについてすべて無料で受講できます。
オンラインで自宅にいながらの受講も可能なので、お気軽にお問合せください。
無料で住まいの窓口に相談する 【無料】住まいの窓口の講座を探すまとめ

- マイホームと賃貸は自由度の高さ、資産性、ランニングコストなどに違いがある
- 住宅ローン借入額は返済負担率を意識して計算する
- 一戸建てとマンション、新築と中古の違いを理解して幅広い選択肢を持つことも大切
- 立地は客観的な条件と個人的な条件の2点から絞り込む
- 「住まいの窓口」で専門家に無料相談してみるのも有効
よくある質問
Q.1:家の購入を考え始めましたが、賃貸と持ち家で迷っています。どちらがいいのでしょうか?
A.1:持ち家と賃貸には、それぞれメリット・デメリットがあります。持ち家は資産になり、自由にリフォームできますが、税金や修繕費といった維持費がかかります。一方、賃貸は維持費の負担がなく、ライフスタイルの変化に合わせて気軽に引っ越しできますが、家賃を払い続けても自分のものにはなりません。ご自身のライフプランや価値観に、どちらが合っているか考えてみましょう。
Q.2:マイホーム購入で、お金のことで後悔しないために一番大切なことは何ですか?
A.2:大切なのは、勢いで決めずに無理のない予算と返済計画を立てることです。物件価格だけでなく、税金やメンテナンス費用といった購入後の「ランニングコスト」も必ず考慮しましょう。長期的な視点でしっかり資金計画を立てることが、後悔しないためのポイントです。
Q.3:自分の年収だと、毎月いくらぐらいの住宅ローン返済が妥当なのでしょうか?
A.3:無理のない返済額の目安は、年収に対する年間返済額の割合を示した「返済負担率」で25%以下とされています。月々の返済額に換算すると「年収÷48」で目安が分かります。例えば年収600万円の世帯なら、毎月の返済額は12.5万円が上限の目安です。この金額を基に、無理のない借入額を検討しましょう。
Q.4:一戸建てとマンションで迷っています。どちらが自分に合っているか判断するポイントはありますか?
A.4:ライフスタイルや何を重視するかによって選択は変わります。自由に設計やリフォームをしたい、広い駐車スペースがほしいなら「一戸建て」、駅からの近さやセキュリティを重視するなら「マンション」がおすすめです。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の希望に優先順位をつけてみましょう。
Q.5:新築と中古では、どのような違いがありますか?
A.5:大きな違いは「価格」と「自由度」です。新築は間取りや設備を自由に選べる点が魅力ですが、価格は高めです。一方、中古は新築より価格を抑えやすいですが、状態によってはリフォーム費用も考えておく必要があります。予算や住まいへのこだわりを基に、両方の選択肢を検討してみましょう。
Q.6:住む場所(立地)を決めるとき、どんなことから考えればいいですか?
A.6:立地は「客観的な条件」と「個人的な条件」の両面から考えることが大切です。駅からの距離や周辺施設の利便性といった客観的な条件と、実家との距離や子供の学区といったご家庭ならではの個人的な条件を洗い出し、家族で話し合って優先順位を決めましょう。
Q.7:家探しについて、何から始めればいいか分からず不安です。誰かに相談できますか?
A.7:初めての家探しは分からないことが多く、不安に感じる方もいるでしょう。その場合は、専門家への相談がおすすめです。記事で紹介されているLIFULL HOME’S「住まいの窓口」のような無料相談サービスでは、専門のアドバイザーが中立的な立場でアドバイスをしてくれます。ぜひ気軽に利用してみてください。
更新日: / 公開日:2021.09.14










