住宅展示場ってどんなところ？

 

住宅展示場という名前を聞いたことがあっても、初めて利用する場合は実際にどのようなところかイメージしづらい部分もあるでしょう。まずは住宅展示場の基本的な仕組みについて解説します。

住宅展示場の基本的な仕組み

 

住宅展示場とは、複数のモデルハウスが展示されている場所を指します。

 

よく耳にする「モデルルーム」との違いは、「一戸建て住宅が取扱われている点」と「複数の施設をまとめて見学できる点」が挙げられます。

 

なお、モデルルームは部屋単位の展示施設を指しており、通常は分譲マンションの販売で用いられる言葉です。

 

住宅展示場では、各ハウスメーカーがそれぞれの特徴や強みを実際に住宅として展示しており、担当者に詳しく話を聞けるのが大きなメリットです。

住宅展示場でできること

 

各ハウスメーカーの住宅を実際に見学できるのが住宅展示場のよい点ですが、できることは複数挙げられます。

 

まず、各ハウスメーカーが得意とする性能やデザイン性、内装やインテリアのイメージをつかめることです。

 

カタログでも内装やデザインを見ることはできますが、住宅展示場では色味や素材の質感なども体感できます。また、住宅展示場は家を見るだけでなく、家づくりに関しても相談できます。

 

住まいの費用や工事スケジュール、間取り、住宅ローン、税金など気になったことを気軽にハウスメーカーの担当者に相談してみてください。

 

担当者とどのようなコミュニケーションが取れるのかも、依頼先を見極めるひとつのポイントとなります。

住宅展示場の見学は予約なしでもOK？

 

結論からいうと、事前に予約をしていなくても住宅展示場を見学することは可能です。営業時間内であれば、買い物やお出掛けのついでに立ち寄ることもできます。

 

しかし、日によっては来場者が多く、じっくりと見学ができないこともあります。効率よく見学を行いたいときは、「事前予約」をしておくのがおすすめです。

予約をした場合のメリット

 

住宅展示場の予約をした場合、次のようなメリットが得られます。

事前予約を行っていれば、いきなり見学に行ったときよりも落ち着いて、ていねいな接客を受けられ、経験豊富な担当者がついてくれる可能性が高くなるでしょう。

 

さまざまな経験や知識を持つ担当者なら、見学をした際の疑問や要望をきちんと聞いたうえで、効果的な家づくりの進め方を教えてくれます。

 

予約する際には、家族構成を伝えておくといいでしょう。事前に見学者の情報をある程度把握していれば、担当者もこちらが求めている内容に沿った提案をしてくれて、スムーズに情報を集められるでしょう。

 

予約特典を用意しているところもあるので、目当ての展示場があるなら、事前予約をしたほうがメリットは大きいといえるでしょう。

 

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住宅展示場に行くときの事前準備

 

実際に住宅展示場へ向かうときに、何も準備せずに向かうのはおすすめしません。なぜなら、特に準備もなく行ってしまうと、その場で得られた情報だけに流されてしまいやすくなるからです。

 

住宅展示場に向かう前に、どのような準備を行えばよいかを解説します。

訪問する目的を明確にしておく

 

住宅展示場で見学をする前に、まずはきちんと自分の希望や予算などを家族と相談し、どのような点を優先させるのかを明確にしておきましょう。

 

家を建てたい時期や予算、間取りやこだわりたいポイントなどをきちんと家族間で共有してみてください。

 

具体的な条件を出すのが難しい場合は、将来どのような家に住みたいのかをイメージし、紙に書き出してみると好みや希望がはっきりとしてきます。家族内である程度、意見をまとめてから会場に向かうようにしましょう。

見学するハウスメーカーは2～3社に絞る

 

住宅展示場は各ハウスメーカーの家を見学できる場だからこそ、つい全部を見たくなるものです。しかし、1軒ずつ見て回るのには時間がかかりますし、長時間歩き回ることになるので体力も使います。

 

そのため、事前にある程度気になる会社を絞っておくと時間を有効活用できるでしょう。一般的に住宅展示場に来る人は3棟ほどを見学し、かける時間も１棟当たり30分～1時間ほどといわれています。

 

そのため、事前に2～3社ほど目星をつけておけば、時間を無駄にせずに、効率よく見て回れるでしょう。

モデルハウスの設備はハイグレード

 

モデルルームの設備や間取りは広めのつくりになっており、室内の設備もハイグレード仕様になっていることがあります。グレードの高い住宅設備は通常のものよりも、金額が割り増しになっているものです。

 

そのため、担当者に対して設備が通常仕様のものか、オプションなのかをきちんと確認しておきましょう。

住宅展示場の家はそのまま購入できる？

 

住宅展示場に展示されている住まいを気に入り、そのまま購入したいと思う人もいるかもしれません。実際に、住宅展示場の家をそのまま購入することは可能なのでしょうか。

住宅展示場のモデルハウスが購入できるケース

 

基本的に住宅展示場のモデルハウスは展示期間が終了した場合、取り壊されてしまいます。しかし、状況によってはもともとの物件を、別の場所に移築して販売することがあるのです。

 

その場合、リユースハウスとして購入者の土地へ移築という形で購入ができ、自分のイメージに合った住まいをそのまま手に入れられます。

モデルハウスを購入するメリット・デメリット

メリット

 

元々モデルハウスは展示用物件として建てられているため、一般的な住宅よりも割安で売り出されることがあります。

 

モデルハウスを購入する際に、付属の家具や家電製品、住宅設備も一緒に購入できるケースもあるのでお得に購入できるのはメリットです。

 

また、事前に見学をしてから購入するので、後からイメージが違うというトラブルが起こる可能性も低いでしょう。

 

デメリット

 

しかし、同時にデメリットもあり、モデルハウスの場合は、新築として扱われずに中古物件となってしまう点に注意が必要です。

 

その理由として、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」（品確法）によれば、新築物件は「新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの」（建設工事の完了の日から起算して一年を経過したものを除く）とされているからです。

 

モデルハウスは3～5年程度の単位で販売されることが多いため、新築ではなく中古物件としての取扱いとなるので気をつけておきましょう。

 

また、モデルハウスとして不特定多数の人が見学を行っているため、見えるところだけでなく、見えないところにも細かいキズや汚れがついている場合があります。

 

購入を検討する際は、どれくらい劣化が生じているかどうかを担当者によく確認しておきましょう。

 

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住宅展示場に行ってみよう！

 

住宅展示場は実際に住宅の購入を検討している人だけが訪れるわけではありません。見学そのものが目的であっても、気軽に足を向けられるスポットです。

 

各ハウスメーカーもたくさんの人に訪れてもらいたいと思っているので、さまざまなイベントを開催しています。子育て世帯向けのイベントも多く、気軽に参加できるところも多いです。

 

もし、ハウスメーカー選びで迷った際は、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」を利用してみるのもおすすめです。

 

住まいの窓口では、ハウジングアドバイザーに無料で何度でも相談することができ、納得のいくハウスメーカー選びが可能です。予算についての相談や家づくりの進め方についても相談できますので、ぜひ利用してみてください。

 

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まとめ

 

• 住宅展示場とは、複数のモデルハウスが展示されている場所であり、ハウスメーカーの特徴や強みを知れる
• 予約しなくても住宅展示場には行けるが、事前予約をしておいた方がじっくりと見学できる
• 住宅展示場に行く前に希望条件を整理して、ある程度ハウスメーカーを絞り込んでおくことが大事
• モデルハウスは一般的な住宅よりも割安で購入できるが、中古物件として取扱われる

 

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