首都圏で定年後に住みたい街
首都圏エリアでは、自然が豊かで歴史的な魅力もある郊外の街が人気を集めています。鎌倉や横浜など、落ち着いた環境と生活利便性を両立できる点が、定年後の住まいとして選ばれる理由です。
詳しくは、「定年後に住みたい街(駅)【首都圏編】」をご覧ください。
近畿圏で定年後に人気の街
近畿圏エリアでは、歴史と文化が感じられる美しい街並みの街が人気です。京都や芦屋など、街の魅力に加えて交通の便や買い物のしやすさ、病院へのアクセスといった利便性も高く評価されています。
詳しくは、「定年後に住みたい街(駅)【近畿圏編】」をご覧ください。
定年後の住まいに求められる条件
定年後に人気の街には、エリアを問わず共通点があります。日常の買い物に便利な商業施設や、安心して暮らすために不可欠な医療機関が充実しているなど、生活のしやすさが重視される傾向です。
詳しくは、「便利な施設が充実している住みやすい街がランクイン」をご覧ください。

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住まい探しの条件として、職場への通いやすさは重要なポイントです。その分、逆に「定年退職したら職場に縛られずに今と違う住まいへ住み替えたい」と考える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は首都圏・近畿圏・中部圏それぞれに住んでいる人に、定年後に住みたい街(駅)を尋ねてみました。

その結果をランキング形式で理由とともに紹介していきます。

まずは首都圏の“定年後に住みたい街(駅)”、1~5位までをご紹介します。

 

1位 鎌倉 (神奈川県) 244点



自然と神社が多い歴史的な街鎌倉

「自然環境が素晴らしく、歴史的な街並みや海がすぐ近くにあり、人間らしい暮らしが出来ると思われるため」(男性 40代)
「神社や仏閣が多く、鎌倉が好きであこがれているから」(女性 50代)
「のんびりしていて、自治体のサービスも充実している」(男性 40代)
「環境が良さそうで、毎日散歩しても飽きないと思う。海にも山にも行けそう」(女性 20代)

 

鎌倉はJR横須賀線・湘南新宿ラインと江ノ島電鉄線が乗り入れる駅。寺社仏閣が多く観光地として有名ですが、隠れ家的なレストランなども多い落ち着いた街並みです。山と海(相模湾)に囲まれた自然豊かな環境は、別荘地としても人気があります。

 

2位 横浜 (神奈川県) 144点



横浜 青空の山下公園

「静かで落ち着いた印象。自然が多くゆったりできそう」(女性 50代)
「落ち着いた環境で、近隣に必要なものは揃っていそうだから」(女性 30代)
「ちょっと奥に行くと自然もあって、出掛けるのにも交通の便が良さそうだから」(女性 40代)

 

横浜はJR各線のほか京浜急行本線・東急東横線・市営地下鉄など多数の路線が乗り入れる巨大ターミナル駅です。中心地は大規模商業施設が立ち並んでにぎわいがありますが、少し離れたエリアには住宅街が広がり自然も多く残っています。

 

3位 吉祥寺 (東京都) 110点



井の頭自然文化園

「自然もありのんびりできそうだから」(女性 50代)
「福祉が充実していて、生活にも便利」(女性 60代)
「閑静な住宅街があり、公園も近いし買い物にも不便を感じない」(男性 60代)

 

吉祥寺は、JR中央線と京王井の頭線の乗り入れる駅です。駅周辺は商店街がにぎわいを見せており、周囲には閑静な住宅街が広がっています。駅からすぐの場所に井の頭公園があるなど緑地も充実しており、幅広い世代に人気の高い街です。

 

4位 八王子 (東京都) 67点



自然豊か交通が便利な八王子

「自然に囲まれ、都心や田舎に近い」(男性 60代)
「自然豊か、交通の便が良い」(女性 60代)
「現実にはならなかったが、父が定年後に八王子に庭が広い家を購入したいと言っていたので」(女性 50代)

 

5位 三鷹 (東京都) 61点



緑が多く、散歩しやすい街【三鷹】

「交通が便利、買い物も便利、都心にも近い、始発駅で座れる」(男性 60代)
「病院が多い。買い物にも便利」(女性 60代)
「緑も多くゆったりできそう」(女性 30代)

 

6位から20位までの結果はこちらです。

6位 立川 (東京都) 55点
7位 町田 (東京都) 54点
8位 千葉 (千葉県)51点
9位 調布 (東京都) 49点
10位 国立 (東京都) 48点
11位 巣鴨 (東京都) 47点
12位 小田原 (神奈川県) 44点
12位 武蔵小杉 (神奈川県) 44点
14位 新宿 (東京都) 42点
15位 浅草 (東京都) 41点
16位 東京 (東京都) 38点
17位 北千住 (東京都) 35点
18位 船橋 (千葉県)34点
19位 品川 (東京都) 33点
19位 川越 (埼玉県) 33点
 

近畿圏の“定年後に住みたい街(駅)”、1~5位までをご紹介します。

 

1位 京都 (京都府) 205点



京都鴨川沿いの桜並木

「交通の便・治安が良く、買い物が便利だと思うため」(女性 20代)
「定年後は夫とお寺巡りをしたり、のんびり暮らしたいから」(女性 20代)
「時間ができてからいろんな学びができそう。素敵な店も散歩道も多い」(女性 40代)
「騒がしくなく静かに暮らせそう、交通の便も良く生活しやすそう」(男性 40代)

 

京都駅は、東海道新幹線をはじめ多数の路線が乗り入れるターミナル駅。古都の歴史を感じさせる美しい街並みが守られており、寺社仏閣も多数あります。落ち着いた雰囲気ですが、商店や飲食店が充実しており利便性の高い街です。

 

2位 芦屋 (兵庫県) 119点



低層の閑静な街【芦屋駅北出口前】

「街並みが綺麗で上品。美味しい食事もでき、自然もあるから」(女性 20代)
「坂道がない買い物に便利で、病院が多い。何でも歩いて用事が済ませられる。高齢者向けの良い施設が近くに多くある」(女性 50代)
「お洒落な街並みだから。病院や買い物も環境が良く、静かだから」(女性 50代)

 

芦屋はJR東海道本線(神戸線)の駅です。駅のごく周辺にある比較的高い建物を除き、低層の閑静な住宅が広がっています。関西エリアを代表する高級住宅街として知られており、その街並みは上品で洗練された雰囲気です。

 

3位 西宮北口 (兵庫県) 104点



便利な街 西宮北口駅前

「公共交通機関が充実している」(男性 20代)
「病院が近くにある」(女性 50代)
「駅の近くに色々な施設が揃っていて、あまり移動しなくてもすごせるから」(女性 50代)

 

西宮北口は、阪急神戸線と阪急宝塚線が乗り入れる駅です。大阪の中心地“梅田駅”と神戸の中心地“神戸三宮・三宮駅”のちょうど中間地点に位置します。周囲は閑静な住宅街ですが、駅周辺は再開発により大型商業施設が建築されにぎわっています。

 

3位 箕面 (大阪府) 104点



自然が豊かで山が綺麗な箕面

「治安が良いし、市の援助が手厚いから」(女性 40代)
「大阪だが自然が多いのでゆっくり暮らせそう」(男性 20代)
「京阪神エリアへ足を運べるだけでなく、落ち着いたエリアという印象」(男性 20代)

 

箕面駅は阪急電鉄箕面線の終着駅。阪急電鉄の駅の中で最も標高が高い、山の麓のエリアです。周囲は自然が豊富でハイキングコースも充実しており、箕面大滝や温泉を目当てに観光客が訪れます。

 

5位 高槻 (大阪府) 97点



北摂の街並み(高槻市)

「交通の便も良いし、バリアフリーなども充実している」(女性 20代)
「電車やバスの便が良いので車が運転できなくなっても外出に便利、商業施設が多く配達をしてくれるところもある」(女性 30代)
「福祉の面が整っている」(男性 60代)

 

6位から20位までの結果はこちらです。

6位 宝塚 (兵庫県) 89点
7位 神戸 (兵庫県) 88点
8位 大阪 (大阪府) 85点
9位 梅田 (大阪府) 78点
10位 神戸三宮・三宮 (兵庫県) 70点
11位 千里中央 (大阪府) 62点
12位 姫路 (兵庫県) 59点
13位 高槻市 (大阪府) 58点
14位 豊中 (大阪府) 57点
15位 天王寺 (大阪府) 52点
16位 西宮 (兵庫県) 50点
17位 岡本 (兵庫県) 48点
18位 夙川 (兵庫県) 45点
19位 明石 (兵庫県) 43点
20位 尼崎 (兵庫県) 36点
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中部圏で“定年後に住みたい街(駅)”、1~5位を順に紹介していきます。

 

1位 名古屋 (愛知県) 390点



桜と名古屋城

「介護のサービスがいっぱいある」(女性 30代)
「交通の便が良く、出歩きやすく病院も通いやすくにぎやか」(女性 50代)
「病院や施設が多く交通の便が良いため」(女性 40代)
「老後は都会に住んだ方が良いかも」(男性 20代)

 

名古屋は東海道新幹線をはじめ多数の路線が乗り入れる巨大ターミナル駅であり、名古屋市のみならず東海地方の交通の拠点となっている街です。買い物に便利なショッピングビルのほか、病院や介護関連施設も充実しています。地下鉄や市内バスなどの公共交通機関が充実しており、市内の移動にも便利です。

 

2位 岐阜 (岐阜県) 155点



岐阜市街地の街並み

「郊外で静かだし、買い物や医療機関にも困らないから」(女性 40代)
「静かで落ち着いた街だが、買物なども便利」(男性 60代)
「交通の便がよく治安がいい」(女性 50代)

 

岐阜駅はJR東海道本線・高山本線の乗り入れ駅。周辺は落ち着いた雰囲気の住宅街です。駅ビル及び駅周辺には“アスティ岐阜”や“岐阜シティ・タワー43”などの商業施設が充実しています。現在駅前の再開発計画が進められているため、今後さらに便利になりそうです。

 

3位 長久手古戦場 (愛知県) 86点



長久手古戦場

「郊外で静かで落ち着いた印象」(女性 30代)
「自然が豊かで、再開発が進んでいるから」(女性 30代)
「静かな自然を残しながらも、商業施設が発展してきていて便利」(女性 30代)

 

長久手古戦場は愛知高速交通・東部丘陵線(リニモ)の駅です。近年開発が進められている郊外の街で、商業施設や住宅地が次々に建設され変化を遂げています。

 

4位 藤が丘 (愛知県) 80点



仲良しシニア夫婦

「郊外で静かで、買い物など便利だから」(男性 50代)
「周辺に病院が多い」(男性 40代)
「交通の便が良いけど、自然も豊かで静かそうだし、飲食店もたくさんあるから」(女性 50代)

 

藤が丘は名古屋市営地下鉄・東山線と愛知高速交通・東部丘陵線(リニモ)の2路線が乗り入れる駅です。名前のとおり丘陵地であり、閑静な住宅街が広がっています。

 

5位 星ヶ丘 (愛知県) 79点



街並みが綺麗でゆっくり休める星が丘テラス

「そこそこ緑があり、病院や買い物に便利だから」(女性 50代)
「街並みがキレイで何でも揃い、緑も多い」(女性 40代)
「緑が多く、買い物も近くにあり、静かで落ち着いている」(女性 20代)

 

6位から20位までの結果はこちらです。

6位 栄 (愛知県) 76点
7位 覚王山 (愛知県) 75点
8位 金山 (愛知県) 74点
9位 八事 (愛知県) 70点
10位 豊田市 (愛知県) 69点
11位 伊勢市 (三重県) 66点
12位 豊橋 (愛知県) 64点
13位 尾張一宮 (愛知県) 60点
13位 刈谷 (愛知県) 60点
15位 津 (三重県) 57点
16位 多治見 (岐阜県) 53点
16位 高山 (岐阜県) 53点
18位 本山 (愛知県) 48点
19位 名鉄名古屋 (愛知県) 41点
19位 犬山 (愛知県) 41点

“定年後に住みたい街(駅)”をご紹介しました。上位にランクインした街は、郊外の閑静な住宅地と、利便性が高い都市部の大型駅とに傾向が分かれました。ただいずれの街にも共通するのは、毎日の買い物に便利な商業施設や医療機関の充実でした。高齢になった時に必要となるサービスに、気軽にアクセスできることが高評価のポイントとなったようです。

 

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【 調査実施期間 】2017年12月1日(金)~2017年12月5日(火)
【 調査対象者 】各エリアの居住者を対象とした
首都圏(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県)/近畿圏(大阪府/兵庫県/京都府)/ 中部圏(愛知県/岐阜県/三重県)
【 調査方法 】インターネット調査
【 有効回答数 】首都圏(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県):1000票、近畿圏(大阪府/兵庫県/京都府):1000票、中部圏(愛知県/岐阜県/三重県):1000票、計3000票
【 調査主体 】株式会社LIFULL
【 調査機関 】株式会社クロス・マーケティング
※「街(駅)」の回答は、入力した文字から合致する候補を提示し、その中から選ぶ選択式設問形式
※得点は、1番目=3点、2番目=2点、3番目=1点で算出。1番目のみ必須回答とした。

 

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Q.1:定年後の住み替えを考えていますが、みんなはどんな街に住みたいと思っているのでしょうか?

A.1:記事では、首都圏・近畿圏・中部圏の「定年後に住みたい街」ランキングが紹介されています。豊かな自然に囲まれた郊外の街と、交通や買い物が便利な都会の街、その両方に人気が集まっているようです。

Q.2:首都圏で定年後に人気のある街はどこですか?また、どんなところが魅力ですか?

A.2:首都圏の1位は「鎌倉」で、豊かな自然と歴史的な街並みが評価されています。2位は「横浜」、3位は「吉祥寺」と続き、いずれも落ち着いた環境と生活の利便性の高さが人気の理由です。

Q.3:関西エリア(近畿圏)で老後に住むなら、どの街がおすすめされていますか?

A.3:近畿圏の1位は、歴史と文化が感じられる「京都」です。「お寺巡りをしながら落ち着いて暮らしたい」という声が寄せられています。2位の「芦屋」、3位の「西宮北口」なども、街並みの美しさや、病院・買い物施設が充実している点が評価されています。

Q.4:中部地方では、どのような街が定年後の移住先として人気ですか?

A.4:中部圏の1位は、ターミナル駅の「名古屋」です。交通の便のよさに加え、病院や介護サービスが充実していることが大きな理由です。2位「岐阜」、3位「長久手古戦場」のように、名古屋市中心部から少し離れた、静かで落ち着いた郊外の街も人気があります。

Q.5:ランキングを見ると、都会と郊外のどちらも人気があるようですが、結局どちらがいいのでしょうか?

A.5:記事のランキングでは、鎌倉のような自然豊かな「郊外」と、名古屋のような利便性の高い「都会」の両方が選ばれており、どちらがよいかは一概には言えません。ご自身のライフスタイルや、定年後にどのような暮らしがしたいかを考えることが大切です。

Q.6:定年後の住まいを選ぶ上で、多くの人が共通して重視しているポイントは何ですか?

A.6:エリアを問わず、上位の街に共通しているのは「毎日の買い物に便利な商業施設」や「いざという時に安心な医療機関」が充実している点です。年齢を重ねても安心して暮らせる環境が、重要な選択基準となっているようです。

Q.7:交通の便が良いことのメリットは何ですか?

A.7:交通の便が良いと、「都心に出やすい」「車がなくても外出に困らない」「病院に通いやすい」といったメリットがあります。記事では、複数の路線が乗り入れる名古屋、京都、横浜などのターミナル駅が人気を集めています。

Q.8:自然が豊かな郊外の街が人気の理由は何ですか?

A.8:鎌倉や箕面のような自然豊かな街は、「のんびり過ごせそう」「毎日散歩しても飽きない」といった理由から、都会の喧騒を離れて静かに暮らしたいと考える方に人気があります。

Q.9:ランキングに入っている街は、福祉サービスなども充実していますか?

A.9:記事内では、吉祥寺の「充実した福祉」や高槻の「整った福祉」、名古屋の「豊富な介護サービス」などが挙げられており、自治体の福祉や介護サービスを理由に街を選ぶ声も見られます。

Q.10:この記事のランキングは、いつの調査に基づいた情報ですか?

A.10:このランキングは、2017年12月に行われたインターネット調査の結果に基づいています。

更新日: / 公開日:2018.01.31