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小林祐一

旅と歴史のプロ・ナビゲーター/(有)小林編集事務所代表

プロフィール

文化財探訪や歴史紀行を中心に取材・執筆。カルチャースクールなどで歴史関連の講師や、東京都公園協会ボランティアガイド養成講座の講師をつとめる。主な著書に『日本名城紀行』『東京古寺探訪』『山手線駅と町の歴史探訪』など。日本歴史学会、日本城郭史学会、交通史学会会員。

小林祐一記事一覧

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【山手線の魅力を探る・渋谷駅 2】平成から令和の時代になっても変化を続ける

渋谷といえば、世界的に有名なスクランブル交差点が思い浮かぶことでしょう。しかし、その背後にはどのような地形や再開発の歴史があるのかをご存知でしょうか。この記事では、渋谷の地形や再開発の進行状況を詳しく解説します。

【山手線の魅力を探る・渋谷駅 1】川と坂がつくり出してきた独特の繁華街…江戸郊外の街道町が若者の街になるまで

渋谷といえば、若者文化の発信地として知られていますが、実はその地形に大きな特徴があります。渋谷駅を中心に広がる坂道や丘の地名に興味を持ち、どうしてこの街が若者の聖地となったのか疑問に思ったことはありませんか。この記事では、渋谷がどのようにして谷底の街から若者の街へと変貌を遂げたのか、その前史ともいえる町と鉄道の歴史を詳しく解説します。

【山手線の魅力を探る・恵比寿駅】ビール会社とともに発展し、歳月を刻んできた駅と街

恵比寿駅の歴史は、単なる交通の要所としての役割を超え、ビールと深い関わりを持っています。恵比寿駅がどのようにして今の姿になったのか、この記事では恵比寿駅の開業から現在に至るまでの歴史や、ヱビスビールとの関係について詳しく紹介します。

【山手線の魅力を探る・新宿駅】江戸の外れから東京の郊外、そして中心へ

新宿駅が開業したのは1885（明治18）年3月1日。日本鉄道品川線（品川－赤羽間）の開通に伴って開設されました。東日本旅客鉄道（JR東日本）公表のデータ「各駅の乗車人員」によると、2022年度、全国の駅のなかで乗降客数ナンバーワンの駅は新宿駅ですが、開業当初、乗客数は1日50人程度で、乗客ゼロの日もあったといいます。一方で新宿の街の歴史をたどると、江戸時代には宿場町として栄えましたが、駅がつくられた場所は宿場から離れていたため、駅開業当初は閑散とした状況でした。が、駅の誕生とともに街が発展していきました。まさに駅が街をつくったのです。そんな新宿駅と街の歴史を解説していきます。

【山手線の魅力を探る・神田駅】駅の内外で感じる昭和レトロ

1919年に開業した神田駅は、山手線環状運転への大きな原動力となり、昭和初期の姿を残すレトロな雰囲気が特徴です。市街地に新たに設けられたため、周辺の高架構造は独特で、架道橋が交差する複雑な構造を持ちます。また、1923年の関東大震災後に再建された駅は、古レールを再利用したホーム構造が見られます。神田駅は「のの字運転」を経て環状運転を実現し、地名の由来には諸説ありますが、一説には伊勢神宮の御饌田だったとも言われます。万世橋駅は神田駅の誕生により役目を終え、現在は商業施設として再利用されています。神田須田町周辺には昭和初期の建築が残る一方で、変化も見られます。

【山手線の魅力を探る・浜松町駅】海と空とのターミナルとして進化を遂げつつある駅

明治後期に開業した浜松町駅。昭和に入り竹芝ふ頭が完成すると、海上輸送との接続駅としての役割も担い、さらに五輪開催に伴い開業した東京モノレールによって、空港連絡のターミナルにもなりました。令和の今は、駅周辺の再開発が行われ、東京ウォーターフロントの新たな顔へと進化しています。山手線・浜松町駅について、駅の歴史と周辺スポットを紹介します。

【山手線の魅力を探る・新橋駅】鉄道発祥地としての歴史と話題を発信し続ける駅

1909年、日本初の高架駅として誕生した現在の新橋駅ですが、開業当時の駅名は「烏森」でした。その後、1914年12月、東京駅の開業に合わせて新橋駅と改称しました。山手線・新橋駅について、駅の歴史と周辺スポットを紹介します。

【山手線の魅力を探る・秋葉原駅】サブカルチャーの街の玄関口としてにぎわう駅

山手線・秋葉原駅について、駅の歴史と周辺スポットを紹介します。秋葉原といえば、電気の街として、あるいはアニメやフィギュアなどサブカルチャーの街として、そしてアイドルゆかりの街としても知られ、多くの若者でにぎわっています。その玄関口である秋葉原駅の始まりは、なんと貨物専用駅でした。また、秋葉原の地名の由来や秋葉原駅の読み方が「あきはばら」となった理由についても紹介します。

【山手線の魅力を探る・御徒町駅】アメ横の入り口として観光客でにぎわう下町の駅

山手線・御徒町駅について、駅の歴史と周辺スポットを紹介します。御徒町という駅名の由来は、この辺り一帯が徳川幕府の御徒衆の組屋敷となっていたためです。御徒町駅は山手線のなかでも外国人観光客が多い駅ですが、その理由はアメ横の存在。御徒町駅はインバウンドによって、「トーキョーのダウンタウンマーケットの玄関口」という、これまでとはまた違った表情を持つようになったのです。

【山手線の魅力を探る・田町駅 2】芝浦の海と三田の台地のはざまで刻まれた歴史

山手線・五反田駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。田町は江戸時代から続く歴史が息づく街です。慶應義塾大学の最寄り駅で、駅周辺には西郷隆盛と勝海舟の会見を描いた壁画や、かつての漁師町の名残がある本芝公園、花街の跡、ジョサイア・コンドル設計の建物や御田八幡神社などがあります。歴史と現代が交差する魅力なスポットを紹介します。

【山手線の魅力を探る・田町駅 1】湾岸エリアの歴史ある土地の駅

山手線・田町駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を紹介します。田町駅は、電化駅として1909年に開業し、周辺の埋め立てとともに成長しました。この駅は初めから電車のみが発着し、蒸気機関車は使用されませんでした。田町の由来や周辺の埋め立てとともに発展してきた駅の歴史を追ってみたいと思います。

【山手線の魅力を探る・五反田駅 2】高級住宅地と歓楽街が隣接する独特な表情の街

山手線・五反田駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。五反田駅周辺は「城南五山（じょうなんござん）」と呼ばれた高台と、その山すその低地が複雑に入り組むようにして取り囲まれています。高台に閑静な高級住宅地が広がる一方で、平地にはオフィス街や歓楽街が広がり、ここ数年はタワーマンションの建設も進んでいます。さまざまな顔を持つ五反田の街をめぐってみましょう。

【山手線の魅力を探る・五反田駅 1】台地と川沿いの低地が複雑に入り組んだ場所につくられた駅

山手線・五反田駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。五反田駅の開業は1911（明治44）年10月15日。山手線の特徴的な風景とともに、この駅の成り立ちに迫ります。

【山手線の魅力を探る・新大久保駅 2】多国籍のエスニックタウンと江戸時代の史跡が同居

山手線・新大久保駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。新大久保駅周辺は、東京を代表するコリアンタウンとして知られていますが、江戸時代から続く歴史スポットもあります。第2回は、皆中稲荷神社や小泉八雲記念公園、稲荷鬼王神社、山手線沿線の一番高い山である都立戸山公園の箱根山など新大久保駅の周辺スポットについて紹介します。

【山手線の魅力を探る・新大久保駅 1】なりたち、駅名…山手線駅のなかで独特のポジションにある駅

山手線・新大久保駅について、2回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。新大久保駅の開業は1914（大正3）年11月15日。山手線全体のなかでは後発組ですが、開業して100年以上の歴史を刻んできた駅です。第1回は、新大久保駅の誕生について紹介します。

【山手線の魅力を探る・目黒駅 3】江戸時代は大名屋敷町、今は高級住宅地…目黒駅東口から白金へ

山手線目黒駅について、3回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。目黒駅の東側は、白金。高級住宅地の代名詞のような印象のあるエリアですが、江戸時代は大名屋敷地でした。第3回は、誕生八幡神社や自然教育園、瑞聖寺、旧公衆衛生院など目黒駅東口周辺の見どころをめぐります。

【山手線の魅力を探る・目黒駅 2】坂道と古刹…駅西口周辺の見どころをめぐる

山手線目黒駅について、3回に分けて駅と周辺の魅力を探ります。目黒駅の西側は、目黒川がつくった低い平地になっています。高台に設けられた目黒駅とは30mほどの標高差があり、ひとつの駅の周辺でこれほどの標高差があるのは山手線の駅ではここだけです。第2回は、行人坂や大圓寺、太鼓橋、目黒不動こと瀧泉寺、爺々が茶屋跡など目黒駅西口周辺の見どころをめぐります。