投稿日:2019/01/15
引っ越しをできるだけ安くするため、自力で引っ越しをすることや、オプション料金が発生する作業を自力で行うことを考えている方は多いのではないでしょうか。
オプション料金が発生しやすいものに家電の移設があります。家電の移設は慎重に作業すれば自分でできるものもありますが、プロに作業を依頼した方がいいものも少なくありません。注意したいのが、引っ越し当日になって自分で行おうとしていた作業ができないことに気づいたり、不適切な作業をして家電を故障させてしまったりするケースです。
ここでは引っ越し時にプロに頼まないとできないオプション作業やオプション作業を依頼するまでに事前にしておくべき作業にどんなものがあるか、依頼するといくらかかるかなどについてご説明していきます。
プロに移設作業をお願いしたほうがいい家電は以下の通りです。
エアコンを自分で運ぶことを考えている方は意外に多いようです。ただし、エアコンの移設には内部のフロンガスを室外機内に封じ込める「ポンプダウン」や取り付け時に行う冷媒と空気が混ざらないようにする「真空引き」など特殊な作業が含まれています。
間違って作業を行うと、冷暖房機能の低下やエアコン本体の故障にもつながることも。エアコンの移設作業はプロに依頼することをお勧めします。
●エアコンを着脱を依頼したときのオプション料金相場
引越し業者のオプション料金が高いと感じた場合はエアコンの移設を専門に行う業者もありますので、そちらを検討してみてもいいでしょう。
トイレは旧居を出るぎりぎりまで使用するため、盲点になりがちです。シャワートイレの取り外しをするには、まずトイレの水道の止水栓を締めなければなりませんが、それだけでも モンキーレンチや購入時に付属してきた専用のスパナが必要となります。
無理に取り外そうとすると水が大量に溢れて止まらなくなったり、漏電が起きて火災になったりする恐れも。 また、使用している型番や機器によっては自力での取り外しが難しいものがあるようです。まずはメーカーの公式サイトで自分で取り外しができるものか確認してみましょう 。
新居が賃貸物件の場合、新居のトイレにウォシュレットが設置できるかどうか確認する必要があります。 無断でウォシュレットを設置し、気づかない間に水漏れが起き、後から賠償請求を受けるという例もあるので注意が必要です。
●ウォシュレットの着脱を依頼したときのオプション料金相場
詳しくはこちらのこちらのページを参照してみてください。
●冷蔵庫
引っ越し前日、冷蔵庫のコンセントを抜いておきます。 すると翌日には水受けトレイ(または水受けタンク)に水が溜まっているので、これを捨てます。水受けトレイは冷蔵庫の底部分、水受けタンクは背面に取り付けられていることが多いようです。
氷も捨てておきましょう。製氷機がついている場合は、製氷機の水も捨てます。最近の冷蔵庫には自動霜取り機能が付いていますが、この機能がない小さな冷蔵庫などは引っ越しの2~3日前にコンセントを抜き、霜を溶かして水を捨てておく必要があるので要注意です。
また、冷蔵庫の中の食材や冷凍食品は計画的に引っ越し当日までに消費しましょう。万が一の時のためにクーラーバックと保冷剤を用意しておくと便利です。
●洗濯機
洗濯機の内部とホースに残っている水を抜く必要があります。水抜きを行わないと、洗濯機を傾けたときに水がこぼれる恐れがあるので、確実に実施しましょう。
ドラム式洗濯機の水抜きについては、こちらのページを参照してみてください。
なお、冷蔵庫の取り外しや付けが別料金となっている引っ越し業者もあります。オプション料金の相場は取り外しが3,000~5,000円、取り付けが3,000~8,000円程度。 ドラム式洗濯機は重量が重く、取り付けに特殊な作業が必要となるためプロに依頼するのがベスト。別料金となることが多いようです。
●灯油ストーブとポリタンクの灯油
冬場の引っ越しで気をつけたいのが灯油ストーブに残った灯油です。灯油は危険物なので引越し業者では運搬できないことがほとんど。同様にポリタンクに入った灯油も運んでもらえない可能性が大です。
灯油は当日までに使いきるか、ガソリンスタンドなどに処理をお願いする、または運搬を行う専門の業者に依頼するなどして対応しましょう。
家電の中には粗大ゴミとして回収してもらうのではなく、家電リサイクル法に応じて処分しなければならないものがあります。引っ越し直前になって捨てられないことに気づいたり、不要であるにもかかわらず新居に運んでもらうと手間も費用もかかります。また、便利に見える不用品回収業者のなかには高額な金を請求するところも。家電は事前に計画的に処分しましょう。
エアコン
テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
冷蔵庫・冷凍庫
洗濯機・衣類乾燥機
対象家電を処分するにはリサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があります。ただし、自分で指定場所に持ち込む場合、運搬料はかからずリサイクル料金のみで OK です。処分する方法はいくつかあります。
郵便局で家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)を受け取り、必要事項の記入し、リサイクル料金を支払う。その際、「メーカー名、テレビについては画面サイズ、冷蔵庫、冷凍庫は内容積」を記入する必要があります。
リサイクル料金は2018年4月現在、エアコンで972円、液晶15型以下テレビ1,836円、冷蔵庫170L以下で3,672円、洗濯機・乾燥機で2,484円となっています。
大型家具や家電など、マンションのエレベーターなどに乗らないものや玄関から入れることができないものはクレーンによる「吊り作業」、あるいは人の手による「手吊り」が必要になります。
「うちはクレーンがいるような特殊な家具はない」と思っていても、大きさや重量、新居の設備によってなどによって、身近なものが吊り作業や手吊りの対象となることがあります。以下の家具を新居に運ぶ必要がある場合、事前に引越し業者にオプション料金発生するかどうか、確認するようにしましょう。
ソファ
大型冷蔵庫
黒檀(こくたん)の家具
ピアノ
エレクトーン
本棚
食器棚
仏壇を新居に移動させる時はお寺の僧侶にお願いして閉眼供養(魂抜き、御霊抜きなどと呼ばれることも)をしてもらう必要があります。さらに新居では開眼供養をして魂入れをしてもらわなければなりません。
仏壇の運搬は一般の引っ越し業者では断られることがあります。運搬してもらえる場合でも取り扱いに慣れていないことが多く仏具を破損されてしまったり、新居で正しく設置ができなったりすることも考えられます。仏壇の引っ越しを行うときは、専門の業者などに相談するようにしましょう。
オプション作業を自力で行うことは引越し料金の節約につながりますが、万が一、家電が故障したり水漏れトラブルが起きたりすると大きな損害をもたらすことがあります。エアコンやウォシュレットなどはできるだけ、引越し業者科専門の業者に作業を依頼するのがベストです。
また、特殊な作業が必要な家財がある場合、直前では対応してもらえないこともあります。作業費がかかりすぎる場合、新しく買いなおした方がいいものもあるでしょう。
オプション作業が必要かどうか、いくら費用がかかるかといった疑問は訪問見積もりをしてもらうことで解決します。「これは運べる?」「処分したほうがいい?」と迷うことがあればまずは引越し業者の訪問見積もりをお願いしてみてはいかがでしょうか。
投稿日:2019/01/15
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