投稿日:2020/10/27
引越しの料金は「実際に荷物を運んだ時間」または「移動する距離」によって変わります。そのため、長距離の引越しはどうしても料金が高くなりがちですが、少しでも安くするにはどうしたらいいでしょうか。ここでは長距離引越しの料金相場と荷物の運搬方法やそれぞれのメリットやデメリット、引越し業者が提供する長距離引越しプランなどについて詳しく説明していきます。これから長距離引っ越しを予定されている方は是非、チェックしてみてくださいね。
単身引越しと家族での引越し別に同都道府県外に移動した場合の引越し料金の目安は以下の通りです。
単身引越し
同都道府県内
同都道府県外
10月
47,865
66,959
11月
54,537
57,385
12月
34,315
63,807
1月
36,082
73,500
2月
36,736
52,354
3月
63,047
80,844
4月
60,796
75,149
家族引越し
同都道府県内
同都道府県外
10月
71,643
136,977
11月
122,834
132,451
12月
69,435
107,618
1月
69,594
108,534
2月
63,591
139,141
3月
111,700
242,416
4月
88,964
195,524
都道府県外への引っ越しはどうしても料金が高くなりがちです。特に繁忙期のピークである3月は家族での引越しの場合、閑散期に当たる12~1月の料金に比べて2倍以上になっていることが分かります。転勤や転職、 U ターンなどで繁忙期に引っ越しせざるを得ない方は、早めに見積もりを依頼し少しでも引越し料金を抑える方法を検討しましょう。
引越しの料金は『基準運賃+料金+実費+附帯サービス』の合計額となります。
このうち、『基準運賃』は、実際に荷物を運んだ時間または距離で決まります。移動距離が100km以内の場合、時間制となり作業時間は4時間制と8時間制に分かれます。移動距離が100kmを超えると距離制になり、1回の運送ごとに料金が計算されるしくみです。距離に応じて上限、下限が定められていますが、200kmを超えると距離に応じて追加料金も発生します。
引越運送に係る時間制・距離制運賃の一例(課税事業者用抜粋)
距離制
1トン~2トン車まで
上限
下限
100km~110km
37,560
25,040
140km~150km
43,850
29,230
190km~200km
51,720
34,480
200km~500km
20kmまでを増すごとに
2,760
1,840
500km超え
50kmまでを増すごとに
6,940
4,620
3トン~4トン車まで
上限
下限
100km~110km
42,740
28,500
140km~150km
49,940
33,300
190km~200km
58,910
39,270
200km~500km
20kmまでを増すごとに
3,160
2,100
500km超え
50kmまでを増すごとに
7,870
5,250
5トン~6トン車まで
上限
下限
100km~110km
51,970
34,650
140km~150km
60,720
40,480
190km~200km
71,620
47,740
200km~500km
20kmまでを増すごとに
3,860
2,580
500km超え
50kmまでを増すごとに
9,640
6,420
時間制
1トン~2トン車まで
上限
下限
4時間制
20,360
13,580
8時間制
33,970
22,650
8時間を超え
1時間増すごとに
3,410
2,270
3トン~4トン車まで
上限
下限
4時間制
24,000
16,000
8時間制
40,010
26,670
8時間を超え
1時間増すごとに
3,890
2,590
5トン~6トン車まで
上限
下限
4時間制
26,900
17,940
8時間制
47,090
31,390
8時間を超え
1時間増すごとに
4,670
3,110
長距離の移動につきものの高速料金は『実費』に含まれます。また、長距離引っ越しは学校や仕事が休みになる土日祝日に移動するという方も多いでしょう。引っ越し日を土日祝日に設定すると『料金』が高くなります。このように長距離引っ越しは引っ越し料金が高くなる要因がいくつもあるのです。
長距離引っ越しとひとことで言っても、引っ越しの方法にはいくつかの選択肢があります。最適な方法は引っ越しに時間をかけられるかどうかや荷物の量によって異なります。 ひとつひとつ見ていきましょう。
都道府県内と同様、トラックをチャーターして荷物を運んでもらう方法です。荷物が多い人や家族での引越し、すぐに荷物が到着しないと困る人など引越しに時間をかけられない人に適しています。
なお、チャーター便でも『帰り便』を利用できれば、料金を抑えることが可能です。帰り便とは荷物を運び終えて出発地に戻るトラックのこと。例えば東京ー大阪間の場合、大阪から東京に荷物を積んできたトラックは帰りには空になります。この空のトラックを利用して東京から大阪に荷物を運ぶのが帰り便です。時間的な余裕がある人におすすめです。
チャーター便のメリット
・荷物の搬出、受け取りの時間、日時を指定できる
・荷物の到着が早い
・自分の荷物のみ運んでもらうので荷物の紛失が少ない
・荷物が多くても対応してもらいやすい
・荷物の量に合わせてトラックの大きさを変えられるのでムダが少ない
チャーター便のデメリット
・料金が高い
同じ方向に運ぶ他の人の荷物と合わせてトラックに積み込んで運ぶ方法です。荷主が集まるまで待つ必要がありますが、料金を抑えることができます。荷物の到着まで時間がかかってもOKという方やトラックをチャーターするほど荷物が多くないという方、単身引越しの学生の方などに適しています。
混載便のメリット
・複数の荷主でトラックをシェアするので料金が安い
混載便のデメリット
・荷物の搬出、受け取りの時間、日時を選べない
・他の人の荷物と混載になるため、紛失や誤配が起こる可能性がある
船を利用する海上コンテナ便と鉄道を利用する鉄道コンテナ便の2種類があります。
海上コンテナは取り扱いエリアや船が出る出航日が限られていますが、引っ越し先のエリアや引越しの日程さえ合えば、長距離引っ越しの手段としては最もリーズナブルです。旧居から港、港から新居まではトラックを使用します。離島への引越しにも便利な方法です。
鉄道コンテナ便は旧居から駅、駅から新居までをトラックで運び、それ以外はJRの鉄道網を利用する方法。鉄道コンテナ便は対応エリアが広いという特徴があります。荷物が多く混載便を使えない方や到着までに時間がかかってもいいという方に適しています。
コンテナ便のメリット
・料金が安い
・混載便では積み切れない荷物量でも対応可能
・環境にやさしい
コンテナ便のデメリット
・引越しに日数がかかる
・鉄道がないエリアには使えない
・鉄道で運ぶ距離が短く、トラックで移動する距離が長いと高くつくことも
航空貨物便(エアカーゴ)を利用する方法です。旧居から空港まで空港から新居まではトラックで輸送します。とにかく荷物を早く届けたい方や離島への引越しを予定している方に適しています。航空便は割引制度が多く引っ越しの日時や移動距離、荷物の量によってはチャーター便より安くなることもあります。早く荷物を届けたい人、荷物が少ない人におすすめです。
航空便のメリット
・荷物の到着が早い
・割引制度を利用するとトラックより安いことも
航空便のデメリット
・重量によって料金が変わるため荷物が多いと高くつく
・輸送スケジュールや天候によって荷物の到着が遅れることがある
引越し業者のなかにはさまざまな輸送手段のなかからニーズにあった方法を選べるプランを用意しているところがあります。長距離引っ越しのためのプランを用意している引っ越し業者をいくつか紹介しましょう。
アリさんマークの引越し社では、チャーター便とコンテナ便に対応しています。コンテナ便はアリさんマークの引越し社のトラックでJR駅まで運ぶプランと、搬入出の作業のみアリさんマークの引越し社で行いコンテナを所有する協力会社とJRの輸送網を使用するさらにリーズナブルなプランの2種類があります。
混載便を利用するミニ引越し長距離プランが人気。アーク引越センターには、チャーター便を利用した長距離引越しプランもあります。
混載便や帰り便を利用した単身引越しの場合、関東~関西の移動が52,000円から。家族の引越しも完全にチャーターするトラック便のプランと帰り便を利用してコストダウンを図るプランが用意されています。
長距離の引越しは引越し料金が高くなりがちです。トラックの帰り便やコンテナ便を利用することで引越し料金を抑えることができますが、日時の指定が難しくなるため、早めに見積もりを依頼する必要があると言えます。
転勤や進学などに伴う長距離の引っ越しは、引越し料金が高くなる繁忙期にしなければならないことが多いのではないでしょうか。来年の春に長距離引っ越しを予定している方は早めに引越し料金の見積もりを依頼することをおすすめします!
投稿日:2020/10/27
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