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DINKsとは?結婚8年目の子どもなし共働き夫婦が思う、よかったところ・注意点
DINKsとは?結婚8年目の子どもなし共働き夫婦が思う、よかったところ・注意点

DINKsとは?結婚8年目の子どもなし共働き夫婦が思う、よかったところ・注意点

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自分たちの意思で子どもを持たない共働き夫婦を、DINKs(Double Income No Kids)といいます。実際にこの記事を書いている私たちもDINKsです。

私は妻と結婚をしてからの8年間を、DINKsとして満喫してきました。周りからは結婚8年目にして子どもがいないことに対し、不思議がられたり心配されたりすることもありますが、私たちは特に気にしていません。私は子どもを持つという選択肢と同じように、DINKsも1つの選択肢だと思っているからです。

今回は、実際にDINKsとして生きている私たち夫婦が感じた、DINKsのメリットとデメリットについてお伝えしたいと思います。DINKsという生き方に興味がある人、DINKsとしての結婚生活に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

DINKsとは?

DINKsとは“Double Income No Kids”または“Dual Income No Kids”の頭文字などからなる略語で、自らの意思で子どもを持たないと決め、共働きをしている夫婦のことです。DINKsの概念自体は1980年代頃から存在していますが、日本での認知が広まってきたのはここ数年のことです。

時代と共に生活様式の変化があるように、最近では「子どもを持つ」ことへの考え方も変化しているように感じています。

私たちがDINKsを選んだ理由

私たちがDINKsを選んだ理由は、経済的なゆとりと自分たちの時間の確保を優先したからです。

子育ては20年ほどの時間と、経済的な負担も発生します。子どもを持たないという選択をすると、その分だけ自分たちの時間と経済に余裕が生まれます。私たち夫婦は、子育てに費やす時間とお金を自分たちに使った方が、総合的な人生の幸せ度合いが高いと考えました。

もちろん、子どもを持っている人を否定したいわけではありません。子どもを育てることはとても立派なことだと思います。

しかし、子育てに対する時間的・経済的な苦労を考えた結果、DINKsを選ぶことは決しておかしな選択肢ではありません。DINKsはあくまでも個人が持っている多様化した価値観の1つでしかなく、人生のどこに重きを置いているかの違いだと思っています。

私たちも最初のうちは周りから何かと否定的な意見も言われていましたが、あまり気にしないようにしていました。その結果、周りも慣れたのか、最近ではあまり否定的な意見を耳にすることはなくなり、1つの生き方として認知されてきたように感じています。

DINKsに向いている人

次のような人は、DINKsに向いていると思います。

・夫婦のどちらも子どもや子育てに興味がない
・子育てよりも自分の時間を大切にしたい
・夫婦2人だけでいることにストレスを感じない

私の周りにいるDINKsの夫婦は、自分たちの暮らしのペースを大事に、上記の価値観を持っている人が多いと感じます。ただし、これはあくまで私の周りにいる人達の例ですのでもちろん例外もあるでしょう。最終的には夫婦でよく話し合い、お互いが納得できる答えを出すことが大切です。

DINKsのメリット・デメリット

実際にDINKsとして生活している私たちが感じた、DINKsのメリットとデメリットについてご紹介します。

DINKsを選択して感じた5つのメリット

まずは、DINKsのメリットを5つご紹介します。

メリット(1)経済的なゆとりができる

DINKsの大きなメリットと私が感じているのは、経済的なゆとりができることです。子どもを1人育てるには、養育費や教育費など、20年間で2,000~3,000万円が必要といわれています。

経済的なゆとりは心のゆとりにもつながります。私たちのように、経済的なゆとりを重視するのであれば、DINKsという選択肢を検討してみてもいいかもしれません。

メリット(2)自分の趣味に没頭することができる

DINKsには経済的なゆとりだけでなく、時間的なゆとりもあるため、自分の好きな趣味に没頭できます。休みの日は一日中読書やゲームをすることもでき、何かを始めようと思えばすぐに挑戦することもできます。

「やりたいことを我慢せずに始めたい」「自由な時間を過ごしたい」という人にとって、DINKsという選択肢はピッタリといえるでしょう。

年々やりたいことが生まれてくる私たちには、DINKsという選択肢がストレスのない生活を与えてくれています。

メリット(3)好きなときに旅行ができる

DINKsの夫婦の場合、好きなときに旅行ができるところも大きなメリットです。

もちろん、子どもがいても旅行はできますが、子どもが小さいうちなどは行動が制限されてしまうでしょう。

私の周りの子どもが産まれたばかりの友人は、早くも「子どもが自立した後に夫婦2人で旅行を楽しむ」と言っていましたが、私にはかなり気の遠くなるような話に聞こえてしまいました。子どもが成人する18年後から夫婦の旅行を楽しむのも1つの選択肢かもしれません。しかし、私は体が自由に動かせて体力のある今、旅行を楽しみたいと思うのです。

実際に私たちは、夏は海水浴やスキューバダイビング、冬はスキー・スノーボードと、今だからこそできるアクティブな旅行を楽しんでいます。年を重ねて2人が高齢になったときには、夫婦で温泉旅行などに行くつもりです。子育てという経験もプライスレスではありますが、夫婦2人での旅行もプライスレスな経験です。

メリット(4)部屋のインテリアを自由に選べる

小さい子どもがいる家庭では、角のある家具は子どもがぶつかる可能性があり危ないですし、繊細な家具は子どもが壊してしまう恐れがあるなど、 安心して生活できることを考えるとインテリアは制限されてしまうでしょう。

DINKsの場合は、基本的にはパートナーとの話し合いで自由にインテリアを選ぶことができます。自身の好きなインテリアを気軽に実現できるところは、DINKsのメリットといえるでしょう。

メリット(5)自由な働き方が選べる

DINKsは子どもがいる家庭に比べると経済的な負担が少ないため、仕事が合わなければパートナーと相談して転職するハードルも高くないと思います。また逆に、家庭のことを忘れるぐらい仕事に没頭することもできます。

仕事に対してアクセルを踏むのもブレーキをかけるのも、自分の意思で自由に決めやすいことはメリットだと思います。

DINKsを選択して感じた5つのデメリット

続いては、DINKsのデメリットを5つご紹介します。

デメリット(1)世間体が気になる

DINKsという選択肢は、昔に比べると認知されるようになってきましたが、年配層を中心に理解されないことも多いです。人によっては、子どもを持つのが当たり前といったスタンスで話をされることもあります。

具体的には、会社の上司から子どもはいつ持つのかと聞かれ、実家で両親から子どもはいつ持つのかとたずねられます。このような質問をしてくる人にとって、結婚をしたのに子どもを持たないという選択肢はありえないものであり、DINKsの概念など到底理解してもらえません。

DINKsはときに、子どものいる夫婦から子どもがいないことに対してのマウントを取られたり、経済面での妬みや嫉妬にさらされたりすることもあります。実際に、私は上司や知人から「子どもがいなくて気楽だね」と嫌味のような小言を言われたことが何回かあります。相手に悪気はないのですが、不況になるほど、経済的にゆとりのあるDINKsは、妬みの対象にされやすいです。

そのような周りからの目が気にならない人ならば問題ないのですが、気にしてしまう人には結構なストレスになるでしょう。

デメリット(2)子どもがいる既婚者と話が合わなくなる

結婚をすると、独身時代の友人とは話がかみ合わなくなるという経験をされたことはないですか?

生活スタイルや価値観が変わってくると、共通の話題が少なくなってしまうもの。同様のことがDINKsと子どものいる既婚者との間でも起こります。

子どものいる既婚者は、子どもの同級生の親とコミュニティを形成しやすいのに対して、DINKsは同じような趣味の仲間を見つけないと孤独になりやすいです。孤独が気にならない人は問題ありませんが、気にする人はDINKsとしての生き方について、しっかりと考えておく必要があります。

デメリット(3)子どもがいないストレスを感じる

DINKsという生き方を選ぶと、「子育てをしたことがない」ということ自体がストレスになることがあります。

私は、子どものいる友人たちの子育て話を聞いたり、実際に友人の子どもに会ったりするときに、なんともいえない気持ちが湧きました。「自分の子どもがいるというのはどんな気分なのか?」「子育てというのは、いったいどんな気持ちになるのだろうか?」といったようなことが気になりだしてしまうときがあります。

ほとんどないものねだりに近い感覚ですが、DINKsにはDINKsの独特な悩みがあります。自分の経験したことのない感覚が気になったり、まわりとの違いが辛く感じてしまったりする人は、DINKsという選択肢が将来的なストレスになるかもしれません。

デメリット(4)将来に対する不安を感じる

これはDINKsが高齢になるにつれて感じやすいことですが、子どもがいないことに対して、漠然とした将来への不安を抱くことがあります。年を重ねていくと、年齢的にパートナーといつまで一緒にいられるのか分かりません。「パートナーに先立たれてしまったら、自分はいきなり1人になってしまうのかもしれない」という不安を抱きやすいです。

DINKsの中には、自分の介護を心配している人もいます。しかし、これらの悩みもないものねだりに近く、子どもがいたとしても孤独にならないとは限りませんし、自分たちの介護をしてくれるとも限りません。どちらかというと、子どもという存在に対して過度な期待をしているようにも思えます。このような悩みを抱えやすいのであれば、DINKsという生き方が自分に合っているのか、しっかりと考えておかなくてはいけません。

デメリット(5)家計にルーズになりやすくなる

DINKsを選択すると、生活が自分たちだけで完結してしまうため、つい無駄遣いをしてしまったり、家計に対してルーズになったりしやすいので注意しなくてはいけません。
子どもの教育費がかからない分、お金に余裕があるはずなのにはあまりお金が残っていない、という事態に陥ります。DINKsという選択肢は経済的なゆとりが生まれやすい反面、人によっては怠惰になりやすい一面もあります。

DINKsを続けていて感じたこと

ここからは、私たちがDINKsを続けていて感じたことをいくつかご紹介します。

DINKsであることを自覚するのは大切

共働きの結婚生活を続けていくと、将来的に子どもを持つのかどうかを考えるのが面倒になるかもしれません。

平日は仕事のことで頭がいっぱいになり、休日は自分の趣味に没頭する。そのような生活を続けていると、将来的に子どもをどうするのか夫婦で話し合うのが面倒になり、後回しにしがち。そうなってしまうと、ズルズルと時間だけが過ぎてしまいます。

若い頃はそれでもよいかもしれませんが、年齢を重ねていくと、DINKsとして生きていくかどうかの決断を迫られる時期がきます。「やっぱり子どもがほしかったな」と後悔しないためにも、DINKsとして生きていくのであれば、DINKsである自覚が必要だと感じました。

DINKsに対して意固地になる必要はない

DINKsというのは1つの生き方ではありますが、固執する必要はありません。特に若い人であれば、時間が経つにつれて考え方や価値観が変わってくることもあるでしょう。DINKsで生きていくと決断した後であったとしても、自分たちの優先順位が変わったときには、いつでも子どもを持つ選択肢を選び直せます。

実際に、私の周りでもDINKsといっていたけれど、気づけば子どもを持っていたという友人が何人かいます。DINKsは選択肢でしかないので、そこに囚われる必要はありません。ただし、DINKsをやめるには年齢的なリミットがあることは理解しておかなくてはいけません。

DINKsにおすすめなお部屋選びのポイント

ここからは、私たちが実際に経験してみて感じた、DINKsにおすすめしたいお部屋選びのポイントをご紹介します。

宅配ボックスのある物件

DINKsの夫婦は日中、どちらも働いていて家にいないことが多いです。そのため、宅配便などを受け取ることが難しく、頻繁に再配達の手配をする必要があります。

宅配便の受け取りにわずらわしさを感じる方には、宅配ボックス付きの賃貸物件がおすすめです。ひと昔前は宅配ボックスの設置されている賃貸物件はごくごくわずかでしたが、最近は増えてきています。

私たちは宅配ボックス付きの物件に住んでいるので、その便利さを実感しています。宅配ボックスの使い方はとても簡単です。宅配便の受取時に不在だった場合、荷物は宅配ボックスへ預けられます。取り出しに必要な暗証番号の書いた紙がポストに入っていますので、その紙の番号を宅配ボックスに入力すると荷物が受け取れます。

共働きで忙しいDINKsにとって、宅配ボックスはとてもありがたい存在です。頻繁に通販で買い物をする人には、宅配ボックスが設置されている賃貸物件がおすすめです。

利便性の高い駅近の物件

子どものいる夫婦は、賃貸物件を選ぶときに、利便性だけでなく子どもの環境も考えることが多いです。

「繁華街に近いと子どもが危なくないか?」「交通量の多い道路があると、事故の危険があるかも?」と、子どもの安全を考えて物件を選ぶことが多く、それらが物件選びの制約になるかもしれません。賃貸物件の部屋の広さも、子どもの数に合わせて選ぶ必要があり、設備よりも広さ重視の物件選びになることが多いです。

私は知人から、「本当は最新設備のしっかりとした賃貸物件に住みたかったけれど、子どもを育てるスペースを重視して諦めた」という話を聞いたことがあります。DINKsであれば住みたい場所に気兼ねなく住むことができます。

例えば、利便性だけを重視した駅近の物件を選ぶことも可能です。子どものいる夫婦よりもDINKsの方が、自由に物件を選べます。駅近にあるコンパクトな物件に住んで、徹底的に利便性を追求するのは、DINKsだからこそできる賃貸物件の選び方です。

見晴らしのよい高層階物件

小さい子どものいる家庭や妊婦さんは、賃貸物件を選ぶときに高層階の物件を選びにくいです。なぜなら、子どもへの気圧の影響や高層階での安全性に対する心配があるからです。

DINKsは、そのような心配はありません。自分たちが住みたいと思えば、気兼ねなく高層階の物件を選択し、見晴らしのよい高層階から街並みをながめながら非日常感を楽しめます。

DINKsは経済的なゆとりが生まれやすいため、自分の住みたい物件を徹底的にこだわってみるのもよいかもしれません。

よく話し合い、納得のいく人生の選択を

今回は、私たちが選択したDINKsという生き方についてご紹介しました。DINKsという生き方を選ぶかどうかは、最終的には夫婦で決めることです。その選択に対して他人が介入する余地はないですし、将来どうなったとしても自分たちで責任を負わなくてはいけません。自分たちの生き方は、夫婦でしっかりと話し合い、納得のいく答えを出すことが大切です。

仮にDINKsという生き方を選んだとしても、若いうちであれば決して固執する必要はありません。DINKsという生き方を選択した後で、気持ちが変われば選択をあらためることも可能です。結局は、自分自身が納得できるよう、自由に生きることが重要です。

けいこぶWebライター/ブロガー

普段は開発系エンジニアとして働くかたわら、Webライター、ブロガーとしても活動しています。YouTubeでは方言系ユーチューバーとして活動しており、関西弁講座を専門としたチャンネルを運営しています。また、最近では暗号資産やNFT、ブロックチェーンゲームへの投資も積極的に行っており、最新のブロックチェーンゲーム全般に精通しています。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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