私たち夫婦は、共働きをしながら旅を楽しんでいます。
温泉やサウナが大好きな私たちは、各地の温泉を巡っては日々の仕事の疲れを癒やしています。
そんな私たちですが、温泉・サウナ好きが高じて、バスルームに「ミストサウナ」がある家に住むようになりました。
今回は「ミストサウナのある暮らし」と題して、自宅にミストサウナがある暮らしの魅力を紹介します。
家にミストサウナがある暮らし

ミストサウナとは?
ミストサウナとは、室内に蒸気をたっぷり充満させてじんわり体を温めるサウナを指します。
一般的に「サウナ」といえば、スーパー銭湯や温泉施設にある「ドライサウナ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ドライサウナは湿度が低く、温度は80~100℃ほどの高温で設定されているため、自宅に設備を導入するのはかなりハードルが高いです。
一方で、ミストサウナは室内の温度が40~60度ほどのため、設備さえあれば自宅の浴室でも楽しむことができます。湿度も90~100%と高く、長時間ミストサウナを浴びることで入浴以上の発汗作用を得られることもあります。
ミストサウナを使い始めたきっかけ

私たちがミストサウナを使い始めたきっかけは、一言でいうと、「新居にあらかじめ設置されていたから」です。
結婚を機に新築マンションに引越したのですが、住み始めてから浴室がミストサウナ付きだったことに気づきました。サウナ好きの私たちにとっては嬉しい発見でした。
今やミストサウナのバスルームは、私たちの暮らしにとって欠かせないものとなっています。
仕事の疲れを癒やすミストサウナ
私たちが日常でミストサウナを使用する場面は、大きく分けて2つあります。
1つ目が「仕事の疲れを癒やしたいとき」です。私たちは夫婦共に働いているので、妻は深夜0時を過ぎてから帰宅することも少なくありません。一方で私(夫)は、勤務中は常時パソコンに向かっているため、目の疲れや肩こりに悩まされることが多いです。
仕事で継続的に高いパフォーマンスを出すためには、「体のケア」が必須です。入浴やサウナの疲労回復効果は科学的にも実証されており、私たち夫婦もその効果を体感しています。仕事で疲れた日はミストサウナを使用し、疲労を回復させるように気をつけています。
2つ目は「休日」です。休日に時間がたっぷりとれるときは、温風の風量を下げた「マイクロミストモード」を使用し、1時間以上のミストサウナを楽しんでいます。動画やテレビを見ながらじんわりと汗を流していると、気持ちもリフレッシュできるのです。
最近の情勢によりスーパー銭湯に行く機会が以前よりも減ったため、「自宅にミストサウナがある環境」のありがたさを改めて感じています。
ミストサウナの活用方法

ここからは実際に私たち夫婦の「ミストサウナ付きバスルーム」の活用法や注意点を紹介していきます。
4種類のミストを使い分ける
現在わが家で使用しているミストサウナには、大きく分けて4つの機能があります。
①スプラッシュミスト
温風を吹き出しながら、天井のノズルからミストを大量に噴射する機能です。体がびしょびしょになるほど勢いのあるミストを浴びられるので、短時間で発汗したいときに使っています。
私たちの場合、スプラッシュミストモードは仕事で疲れた日に使用することが多いです。翌日も仕事がある日は入浴時間をたっぷりとれないので、短時間で汗をかけるスプラッシュミストモードがちょうどいいのです。浴室内が蒸気で満たされ、スーパー銭湯などのミストサウナに一番近いイメージになります。
②マイクロミスト
マイクロミストモードはスプラッシュミストよりも微細なミストが噴射されます。マイクロミストは1ミクロン以下のため、目ではミストが見えないくらいです。
私たちは休日など長時間ミストサウナを使用したい際に、マイクロミストモードを使用しています。読書をしたりテレビを見たりしながら、じっくりミストサウナを楽しむことができます。
③マイクロミストソフト
上に挙げたマイクロミストよりも、温風の風量を抑えたやや低温のモードです。浴室内の温度をあまり上げないので、スプラッシュミストモードやマイクロミストモードよりも光熱費負担を抑えられます。
光熱費負担を抑えたいときや、長時間ミストサウナを楽しみたいときに、マイクロミストソフトを使用しています。
④温冷コース
ミストの種類を自動で切り替えながら運転するモードです。温かいミストと冷たいミストを繰り返すため、温度変化を感じながら入浴を楽しめる一風変わったミストサウナです。
このモードは、スーパー銭湯や温泉施設で行う「サウナ後に冷水に浸かり、その後またサウナに入る」ような体感を手軽に味わえます。
お手入れや光熱費には注意が必要

自宅のミストサウナは、お手入れも大切です。お手入れと聞くと「面倒くさい」と思う方も多いかもしれませんが、基本的に機器が自動で行ってくれるので手間はさほど多くありません。
私たちが使っている機種は、ミストサウナを使用した後、1時間ほど経過するとミスト噴射機器の内部を乾燥させるために、「自動乾燥運転モード」が10分程作動します。
そのため、毎回自分の手でお手入れをする必要は、基本的にありません。その代わり、噴射機器まわりのホコリなどは定期的に自分で清掃する必要があります。
また、ミストサウナを使用する際は、通常よりも光熱費がかかるということも覚えておいてください。スーパー銭湯の一回の利用料をよりは安いですが、浴室内を暖房で高温にするため、その分の光熱費がかかります。
ちなみにわが家でミストサウナを1回1時間程度使用すると、ガス代は100円程度です。光熱費を気にせずに毎日使用すると、単純計算では月3000円ほどかかってしまいます。
そのため、私たちは家計全体の支出を見て、使用するミストサウナを使い分けるようにしています。ミストサウナにはいくつかのモードがあるので、余裕があるときは好きなモードを使用し、節約したいときは暖房をあまり使用しない「マイクロミストソフトモード」で楽しむようにしています。
ミストサウナがおすすめの人
ミストサウナは誰でも楽しめる設備ですが、ハードワークのビジネスマンや健康志向の高い方、美容意識の高い方に特に向いていると思います。
ミストサウナを使用することで体の中から汗をかけるので、代謝を上げることができます。
また、美容の面でいえばミストサウナを使用した場合、普通に入浴したときよりも肌の水分量が増えるため、保湿効果がアップします。ミストサウナを使用した後は肌の感触がいつもよりもモチモチしていることが多く、妻も気に入っています。
ミストサウナのある生活

ミストサウナ付きの物件を探そう
ミストサウナ付きの物件に住むには、さまざまな選択肢があります。
まずは「賃貸」のパターンです。賃貸物件にもミストサウナ付きの物件は多数あるので、自分が住みたいエリアで「ミストサウナ付き」の条件で探してみましょう。
大きい浴槽でミストサウナを満喫
「注文住宅」で家を建てる場合は、メーカーや機能を自分で選ぶことができます。私たちが使っているもの以外にもいろいろな機能を備えたミストサウナがあります。
ミストサウナ付きのバスルームを新しく導入する際は、浴槽も足を伸ばせるくらいの大きさがあるとベストです。長時間ミストサウナを使用する際、基本的には浴槽内でミストサウナを浴びます。
そのため、浴槽が小さくて足を伸ばせないと窮屈に感じてしまい、充分にリフレッシュできない可能性があります。なるべく大きめの浴槽を選び、ミストサウナの時間を満喫しましょう。
また、すでにマイホームを購入済みの方も、設置条件次第では、換気扇をリフォームやリノベーションでミストサウナ付きのものに取り換えることができますよ。
このようにさまざまな方法がありますので、自分に合った方法でミストサウナ付きの物件を探してみてくださいね。
ミストサウナで最高の休日を楽しもう
今回は私たちの「ミストサウナがある暮らし」をご紹介しました。仕事で疲れた日もミストサウナを浴びて心身のリフレッシュをしていると、ポジティブな気持ちになります。
また、ミストサウナを浴びながら好きな映画や動画を見る時間は、私たちにとって本当に至福のひとときです。たっぷりミストサウナを浴びた後はお水を飲んで体を潤し、次いでビールをゴクリと飲めば、最高の休日の完成です。
ミストサウナが好きな方、ハードワークのビジネスマン、美容意識の高い方は、ぜひ自宅にミストサウナ付きバスルームを導入してみてくださいね。