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DEWKsって?共働き世帯の子育て・家事のコツを紹介
DEWKsって?共働き世帯の子育て・家事のコツを紹介

DEWKsって?共働き世帯の子育て・家事のコツを紹介

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DEWKsとは、子どもがいる共働き世帯を指します。夫婦それぞれが仕事を持ち、協力し合いながら育児と両立している世帯です。

私は、2歳の娘をもつ母でもあり、フリーライターとして活動をしています。わが家は、夫が会社員、妻がフリーランスのDEWKs。夫の仕事上転勤が多く、数年に一度引越しをしています。近くに頼れる友人がいない中、仕事や家事、育児に奮闘中。

そんなわが家の実体験をもとに、DEWKsが協力して、子育てや家事をするコツを紹介します。

DEWKsの基本情報

DEWKsは「double employed with kids」の略語で、「子どものいる共働き世帯」を表しています。夫婦ともに、仕事と育児を楽しみながら両立する生活スタイルを指します。

2020年の国勢調査によると、「夫婦と子どもから成る世帯」は25.1%でした。推移をみると、子どもがいる世帯は2005年以降減少を続けています。

しかし、厚生労働白書によると2019年の共働き世帯数は66.2%と半数以上です。夫婦が協力し合って家計を支えている時代であることが分かります。

DEWKs とDINKsとの違い

DEWKsと比較して使われる言葉に、DINKsがあります。DINKsは「double income no kids」の略語で、「夫婦共働きの子どもがいない世帯」を指します。

DEWKsは子どものいる共働き世帯、DINKsは子どものいない共働き世帯ということ。子どもがいるかどうかが、DEWKsとDINKsの違いです。

2020年の国勢調査によると、「夫婦のみの世帯」は20.1% であり、「夫婦と子どもから成る世帯」より少ないという結果でした。

DEWKsの悩み

経済的に余裕ができる点やお互いのキャリアアップができる点、そして夫婦のつながりが強くなる点など、DEWKsには多くのメリットがあると感じています。

一方で、DEWKsならではの悩みもあります。実際にDEWKsとして暮らしているわが家の悩み事についてご紹介したいと思います。

DEWKsの悩み(1)家事をする時間がない

普段の私は、子どもを保育園に送って日中仕事をこなし、夕方には子どもをお迎えに行きます。帰宅後は、育児と夕ご飯の準備に追われ、寝かしつけが終われば片付けと、日々目が回るほどの忙しさです。

休日には、仕事のある日にできなかった家事をこなし、気が付けば夜になっているということも多いです。こういった生活は、好きなことをして疲れを癒す時間がなく、ストレスを感じる方も多いでしょう。

DEWKsの悩み(2)家事や育児の負担割合が平等ではない

夫婦の間で、家事や育児の分担がうまくできないことも悩みの1つです。内閣府の調査(令和元年度家事等の仕事のバランスに関する調査報告書)によると、夫婦ともにフルタイムで働いている家庭でも、仕事がある日の妻の家事時間は夫の約2倍あるという結果でした。育児時間にも40分程度の差があります。

夫婦の帰宅時間などにもよるため一概にはいえませんが、共働き世帯であっても家事や育児の負担は妻に偏っていることが分かります。

夫婦でよく話し合い、それぞれにあった分担方法を見つけることが大切です。ある程度、ルールを決めておくとよいでしょう。

DEWKsの悩み(3)子どもの体調により仕事を休まなくてはならない

子どもが体調をくずすと、早退して自宅で看病するなど、仕事のスケジュールを調整しなければなりません。

「共働きなのに、まず休むのが私って決まっているのはなぜ?」というのは、わが家と同じDEWKsの友人がよく口にする言葉です。子どもの看病が長引いて仕事になかなか行けないということもあるそうです。職場の方に迷惑をかけることに、罪悪感をもつ方も多いでしょう。

わが家も以前、子どもが保育園で急に体調をくずした経験があります。お客さまとの予定をキャンセルすることになり、仕事と育児の両立の難しさを感じました。

DEWKsの子育てのコツ

ここからは、実際の経験をもとに、仕事と育児を楽しみながら両立させるための子育てのコツを紹介します。

DEWKsの子育てのコツ(1)時間を決めて子どもと向き合う

私が大切にしているのは、「時間を決めて、その間は子どもとしっかり向き合うこと」です。

在宅勤務をしていると、仕事・家事・育児の切り替えが難しく、仕事の連絡をしている横で子どもが泣いてしまうこともあります。そこで私は、夕ご飯が終わってからお風呂に入るまでの1時間は子どもと向き合うようにしています。

この時間は他のことをせず、折り紙やおままごと、ダンスなど子どもが好きな遊びを一緒に楽しみます。夫の帰宅が早い日は、家族3人で追いかけっこをして遊ぶことも。少ない時間でも、忙しさを忘れて家族で喜びを感じられる時間になります。

DEWKsの子育てのコツ(2)男性も育児休暇を取る

わが家では、夫が育児休暇を取得しました。私自身、フリーランスで育休手当を受け取ることができないということもあり、夫に家事や育児を任せて仕事に集中できたのは非常に助かりました。

育児休暇は、子どもが1歳または最長2歳になるまで取得できる制度です。休業中には、育休手当として育児休業給付金を受け取ることができます。
男性側が育児休暇を取得すると、さまざまなメリットがあるのです。

・パパ休暇:出生後8週間以内にパパが育児休暇を取得・終了した場合、再度育児休暇を取得できる
・パパ・ママ育休プラス:パパとママがともに育児休暇を取得する場合、条件を満たせば休業可能な期間が「子どもが1歳2ヶ月になるまで」に延長される

2022年10月からは、パパ休暇に代わって出生後8週間以内に最大4週間の休みが取れる「産後パパ育休(出生時育児休業)」が創設され、育児休暇が分割取得できるようになるなど、さらに育児休業が取りやすい環境が整えられています。

DEWKsの子育てのコツ(3)完璧を求めない

完璧を求めないのも、DEWKsが無理なく子育てをするコツです。毎日時間に追われる中、すべてをこなそうと思うとうまくいかず、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

私は、「ゆるく楽しみながら」をモットーに育児をしています。例えば小さな子どもがいる家庭では、離乳食を毎日作るだけでも大変ですよね。無理をせず、市販のベビーフードに頼るのも1つです。

わが家でも、すぐに出せる豆腐やトマト、ヨーグルト、バナナは常備しています。朝食の野菜は、そのまま使える冷凍のミックスベジタブルが活躍しています。

洗濯物をたたんでもらう、材料を混ぜてもらうなど、子どもにも積極的に頼ります。キレイにたためていなくても、材料がきちんと混ざっていなくてもいいのです。

できないこと怒るのではなく、「まあいっか」とそこまで気にすることないように切り替えて、無理なく子育てしたいですね。

DEWKsの家事のコツ

次に、DEWKsが効率よく家事を進めるためのコツを紹介します。詳しく見ていきましょう。

DEWKsの家事のコツ(1)時短家電を取り入れる

家事をラクにする時短家電は、積極的に取り入れましょう。

・ロボット掃除機
・食器洗浄機
・乾燥機付き洗濯機
・電気調理鍋 など

例えば、最新の乾燥機付き洗濯機なら、洗剤を自動で投入する機能付きのものや、スマホで操作ができるものもあります。仕事帰りに洗濯を開始すれば、帰宅後にたたむだけで完了です。

ロボット掃除機も、モデルによっては外出先からスマホ1つで操作可能。忙しくて掃除をする時間がない家庭でも、清潔な状態を保つことができますよ。

DEWKsの家事のコツ(2)ネットスーパーやミールキットを利用する

ネットスーパーやミールキットも積極的に利用しましょう。わが家は、ネットスーパーに頼りきりです。配送料はかかりますが、自宅まで届けてくれるだけでも負担はかなり軽減されますよ。仕事終わりや保育園帰りに重い荷物を持たなくていいだけで、気持ちにも余裕が生まれます。

ミールキットとは、レシピと必要な食材をセットにして届けてくれるサービス。仕事と育児をしていると、献立を考える余裕がない日も多いですよね。

ミールキットなら、迷うことなく調理を始められます。栄養バランスも配慮されているので、家事や育児、仕事で忙しいDEWKsにもおすすめです。

DEWKsの家事のコツ(3)家事代行サービスに頼る

共働き世帯が増えている近年、注目を増しているのが家事代行サービスです。掃除・洗濯・買い物など、さまざまな代行を依頼できます。

家事をする時間がないとストレスがたまりやすく、精神的な負担も少なくありません。家事代行サービスを利用すれば、育児や仕事に回せる時間が増え、疲れを癒せるなど、家事自体の負担軽減以外にも多くのメリットがあります。

定期的な利用はもちろん、1回きりの依頼もできるので、「今週は仕事がたまっている」「気持ちに余裕がない」というときは、無理をせずに頼んでみるのもいいと思います。

DEWKsの家事のコツ(4)アプリなどで予定を共有する

DEWKsが仕事や家事、育児を楽しみながら続けるためには、夫婦の助け合いが欠かせません。例えばわが家では、早番の日は子どもとのお風呂、遅番の日は保育園へ送っていくことが夫の担当です。

スケジュールは、アプリと壁掛けカレンダーで共有していて、夫婦それぞれがいつでも確認できるので、スムーズに分担することができます。

アプリやカレンダーに書いてある予定を見て会話がはじまることも多いので、夫婦円満に過ごすためのコミュニケーションツールとしてもおすすめです。

DEWKsが暮らしやすい物件とは

DEWKsが無理なく仕事と家事を続けていくには、快適に暮らせる物件を選ぶことも重要です。ここからは、DEWKsにとって暮らしやすい物件を紹介します。

時短につながる設備がある物件

時短につながる設備がある物件なら、家事の負担を軽減できます。引越しを繰り返しているわが家が毎回選ぶのは、宅配ボックス付きの物件です。

共働きで子育てをしていると、ネットショッピングに頼りがちですが、不在の日も多くスムーズに荷物を受け取ることができませんでした。宅配ボックスがあれば、配達員にも迷惑をかけず、自分のタイミングで荷物を受け取ることができます。

掃除しやすい物件

共働きで子どもがいると、仕事の日は育児と夕ご飯の準備だけでも精一杯で、掃除をする時間がない家庭も多いでしょう。 そんななかでも、効率よく掃除をしたいですよね。

そこで、掃除のしやすい物件に住むことで時間をかけずに掃除をすることができるのでいくつかご紹介します。

浴室乾燥機付き

浴室乾燥機は、人目を気にせず洗濯物を室内で乾燥させることができる以外に、掃除の面でも役立ちます。入浴後に浴室乾燥をしておけば、カビや汚れの防止につながります。キレイな状態を保てるので、掃除が継続的に楽になりますよ。

ディスポーザー(生ごみ処理機)付き

ディスポーザーとは、キッチンの生ゴミを粉砕して流し、排水と一緒に処理装置で分解する、家庭用生ゴミ処理機のことをいいます。ごみを減らすため、ごみ出しがラクになるのはもちろん、生ごみを放置しないので清潔な状態を保つことができ、掃除の負担も大きく減らしてくれます。

ごみ出しのタイミングも確認しておきたいですね。いつでもごみ出しできる物件なら、朝の慌ただしい時間に出さなくてもいいので助かります。

スーパーや総合病院、小学校が近くにある物件

スーパーや総合病院、小学校といった施設が近くにあるかどうかも重要です。

毎日時間がない中、スーパーまでの距離が遠いと負担は増します。特に幼い子どもがいると、スーパーに行くだけでも一苦労です。必要なものをすぐに買いに行ける距離にスーパーがあると便利でしょう。

わが家は、徒歩5分のところに24時間営業のスーパーがあるので大変助かっています。保育園へ送る時間に合わせ、早朝に買い物をすることが多いので、24時間営業のありがたさを日々感じています。

子どもが体調をくずしたときに、すぐに連れていける総合病院があるかどうかもチェックしておきたいところです。自宅から離れた場所に学校があると送り迎えが必要になる場合も。小学校が自宅から近いというのもDEWKsには嬉しいポイントです。

家事・育児の負担を減らす工夫をしよう

日々時間に追われているDEWKsですが、仕事と育児を同時に経験でき、喜びも大きいです。

時短家電を取り入れる、子どもに頼る、代行サービスを利用するなど、工夫次第で家事や育児の負担は減らすことができます。

ぜひ、効率よく快適に暮らせる物件を見つけて、夫婦で協力し合いながら無理なく仕事や育児を楽しみましょう。

mizusaaフリーライター兼デザイナー

大学卒業後、金融機関に入社し個人のお客さまへの営業を担当する。夫の転勤を機に退職し、現在は2歳の娘を育てながらフリーライター兼デザイナーとして働く。ファイナンシャルプランナーとして、クレジットカード・カードローン・暗号資産などのお金に関する記事をメインに執筆。そのほか、ファッション・暮らし・旅行・不動産など幅広いジャンルの記事を書く。これまでに書いた記事は500本以上。地域のお客さまに寄り添ってきた金融機関での経験をもとに、専門的なことを分かりやすく伝えられるよう心がけている。転勤族でもあり、さまざまな県での暮らしを経験。育児奮闘中DEWKsとしての実体験をもとにお伝えする。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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