【ホームズ】山手線49年ぶりの新駅、高輪ゲートウェイ駅の魅力や周辺エリアの都市構想とは|暮らし方から物件探し
山手線49年ぶりの新駅、高輪ゲートウェイ駅の魅力や周辺エリアの都市構想とは

山手線49年ぶりの新駅、高輪ゲートウェイ駅の魅力や周辺エリアの都市構想とは

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いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、約50年ぶりとなる山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」が暫定開業します。

都心部でこれだけ広大な土地が開発されるのはこれが最後だとされ、東京の新たなスポットとして注目が集まる高輪エリア。今回は、山手線30番目の新駅、高輪ゲートウェイの魅力や周辺の都市構想についてお話ししたいと思います。

2020年に開業する高輪ゲートウェイ駅について

山手線30番目の新駅計画は、驚きをもって迎えられました。

高級住宅街として知られる白金や、三田・品川にも近い都心の超一等地に、約13ha(東京ドーム約2.7個分)という広大な空間が生まれたのです。東京スカイツリーの敷地面積が約3.7haであることを考えると、そのスケールの大きさをうかがい知ることができます。

新駅開業の経緯

各メディアで大きな話題となった山手線新駅構想ですが、実はある事業計画の副産物として生まれたものでした。

上野東京ラインの開通は記憶に新しいかと思います。2015年、山手線・京浜東北線の混雑緩和を目的として、宇都宮線・高崎線・常磐線が東京駅まで乗り入れ。さらに北関東と神奈川方面の利便性を向上させるため、東海道線との直通運転が開始しました。

これにより、品川駅・田町駅間にあった「品川車両基地」が不要となったため、今回の山手線新駅構想が浮上したのです。

駅開業による影響

これまでも、六本木ヒルズの11.6haや東京ミッドタウンの10.2haなど、東京都心部でも高輪に類する規模の開発が行われてきました。

しかし、これらの都市計画と決定的に違うのは、都心の動脈ともいうべき山手線に新駅が生まれたことです。新駅開業の影響力は凄まじく、その経済効果は”1兆4,000億円”ともいわれています。これは、六本木ヒルズや汐留再開発を上回る規模です。

さらには、東京都が定める「アジアヘッドクォーター特区」計画にも指定されており、外国企業への規制緩和や財政支援により、高輪エリア全体の発展が期待できます。羽田空港や品川駅への利便性と相まって、銀座・丸ノ内エリアや赤坂・六本木エリアの人の流れが品川方面へ移る可能性さえ秘めているのです。

高輪ゲートウェイの名前の由来

JR東日本は、2018年12月に駅名を「高輪ゲートウェイ」とすることを発表。投票数としては”高輪”や”芝浦”が圧倒的に多かったものの、
・古くから江戸の玄関口として機能してきた土地である
・国際交流の拠点を担う街にしたい
・過去と未来、日本と世界、多くの人々をつなぐ街にしたい
上記のコンセプトから、高輪に「ゲートウェイ」を付け足すかたちで決定しました。

発表当初こそSNSを中心に「キラキラネームっぽくてちょっと…」など否定意見が多数を占めましたが、その後は「山手線内の駅名としては覚えやすい」「付近を走るりんかい線の”天王洲アイル駅”や”品川シーサイド駅”もあるしいいのでは?」などの肯定意見も見られるようになりました。

現時点では違和感のあるネーミングもいずれは馴染んでいくと思いますが、ご覧いただいている皆さんは、どうお考えでしょうか?

高輪エリアの都市構想について

東京都心部最後の大規模な都市開発といわれる「品川車両基地跡」ですが、高輪ゲートウェイ駅開業と前後して街はどのように発展していくのでしょうか。旧東海道・品川宿にも近い高輪ですが、実はゲートウェイの名に恥じないポテンシャルを秘めているのです。

品川駅のハブ化と玄関口としての高輪エリア

高輪エリアの都市開発を語る前に、品川駅の発展についてお話ししなければなりません。なぜなら、おそらく”2分前後の乗車時間”となる品川駅と高輪ゲートウェイ駅間の近さが密接に関係することになるからです。

品川駅のハブ化

品川駅が”ハブ化”する理由として以下があげられます。
・今後さらに国際化する羽田空港へのアクセスの良さ
・羽田空港からの乗客が新幹線へ乗り換えるのに便利
・2027年開業するリニア新幹線の始発駅に決定

上記の理由だけ見ても、今後品川駅がますます国際化することがおわかりいただけると思います。そして、品川駅に隣接していることを考えると、「ゲートウェイ」という駅名もしっくりくるのではないでしょうか。

さらに、成田空港と羽田空港を結ぶ「都心直結線構想」が実現すれば、新駅に近い「泉岳寺駅」も停車駅となっているため、ますます高輪エリアの期待は増すばかりです。

高輪ゲートウェイ駅周辺の都市計画

品川駅への玄関口としての期待値はもちろん、高輪ゲートウェイ駅周辺の開発にも注目が集まります。

新駅は、山手線・京浜東北線の2路線が乗り入れ、1階がホーム、2階が改札となります。駅前には交流・イベントスペースを兼ねた巨大な広場、そして計5棟の大型ビルが建設される予定です。JR東日本では以下の3点を街づくりコンセプトとして掲げています。

エキマチ一体

高輪ゲートウェイ駅と街、ひいては三田・田町エリアと品川駅を結ぶことになる広大な歩行者専用遊歩道で人々が行き交う姿は、まさに「駅と街が一体化する」というコンセプト通りといえるでしょう。

国際ビジネスの交流拠点

高輪エリアは、前項でもお話ししたアジアヘッドクォーター特区計画や品川駅のハブ化にともない、外国人のニーズにも対応した街づくりが求められています。

1街区に建設予定のマンション(高層階)や4街区のホテルでは、国際水準の居住空間を整備予定。さらにコンベンションホール・ラボ・コワーキングスペースの活用で、世界中から人々が集まる国際交流拠点としての期待が高まります。

先導的な環境都市づくり

都心の駅前は息苦しい街並みが多い印象です。高度経済成長期当時は技術的な問題もありましたが、なにより暮らしやすい都市空間よりも利便性を優先した結果だといえます。

高輪ゲートウェイは、駅前を二重構造にすることにより、バスターミナルやタクシープールが歩道下になることから広々とした空間を創出することができました。駅前の緑化した広場や広大な遊歩道は、未来の街づくりへの備えになることは間違いありません。

また、高輪エリアは線路により東西に分断された道路も問題となっていましたが、環状第4号線の延伸や連絡道路の設置により、芝浦や港南エリアへの行き来も便利になります。

高輪の名所、”提灯殺し”と呼ばれる低すぎるガード下が消えるのはいささかさみしいですが、それ以上に新しい街づくりへの期待が高まります。

駅周辺(高輪)エリアの価値は上がるのか

高輪ゲートウェイ駅の新設で、2024年の本開業へ向け、高輪エリアの価値は上がると予想されます。実際、泉岳寺駅周辺の商業地の地価は、JR東日本の発表後10%以上も上昇しました。
高級住宅街として知られる白金にも近いため、品川エリア全体の魅力とリンクして人気が高まることは間違いありません。
新駅の西側に立つタワーマンション群は不動産としての価値も高いため、将来的に物件の購入もふまえ検討することをおすすめします。

高輪エリアの魅力とは?

港区というと、どうしても新橋・虎ノ門などのビジネス街や六本木・赤坂をはじめとした繁華街を思い浮かべてしまいますが、南端に位置する高輪エリアは都会の騒々しさとは無縁です。新駅の開業に合わせて人通りも増えますが、都会の喧騒は駅前に限定されるでしょう。
新駅に近い住所としては、西側の高輪2丁目と東側の港南1丁目がおすすめです。この項では、2エリアの特徴や地元の隠れた人気店を紹介したいと思います。

高輪2丁目

新駅の西側に位置する高輪2丁目は、第一京浜を越えると閑静な住宅街が広がるエリアです。駅名にもなっている泉岳寺などの寺社仏閣をはじめ、学校も多く文教地区としての側面があります。港区としてはリーズナブルな物件が多いため、高輪ゲートウェイ駅を利用するなら一押しのエリアです。
一般的な住宅街と比べるとスーパーマーケットこそ少ないですが、それでも駅周辺にピーコックや飲食店が点在しており生活に困るほどではありません。
高輪2丁目でおすすめなのが415号線沿いにあるベラズカップケーキ。こぢんまりとした店内ですが、英国風の本格的なカップケーキを提供するお店として地元では有名。ぜひ、絶品のオリジナルカップケーキを味わってみてはいかがでしょうか。

港南1丁目

新駅の東側に位置する港南1丁目は、都内屈指のウォーターフロントとして散歩やランニングにおすすめのスポット。フットサル場・ドッグランなどを併設する芝浦中央公園があり、運河沿いを含め桜の名所としても有名です。
閑静な住宅街である高輪2丁目エリアとは対照的に港南1丁目はタワーマンションが中心で、物件によっては東京タワーや東京湾を望むことができることから、住居としてはもちろん新駅開業に合わせて投資先としての不動産価値も高まっています。
港南エリアのおすすめは、品川シーズンテラス内にあるブッチャー・リパブリック品川。本場仕込みのシカゴピザや黒毛和牛の熟成肉を、直輸入のクラフトビールとともに味わうことができます。
さらに、季節限定でビアガーデンも開催しており、屋外で東京タワーやビル群を見ながら飲食できることから会社員やファミリーに人気のスポットです。

まとめ

品川車両基地は私の実家からも近く、小学生の頃に電車を見に行った思い出もあるので、再開発は感慨深いものがあります。土地勘のない方にとって高輪エリアは大都会のイメージかもしれませんが、1歩路地裏へ入るとこぢんまりとした居酒屋や飲食店がまだまだ残っています。個人的には、こういった古き良き東京レトロを感じられるところも高輪の魅力のひとつだと思っています。

地価の高騰にともない、今後こういった居酒屋・飲食店がどうなるかは分かりませんが、高輪ゲートウェイ駅と共存してほしいものです。ぜひ、高輪ゲートウェイ駅付近の物件に引っ越して、新しく生まれ変わる高輪エリアの魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

※このページの内容は、2020年3月14日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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