『LIFULL HOME'S買って住みたい街ランキング2025近畿圏版』で1位に選ばれた姫路駅。その中心にある姫路駅周辺での暮らしに興味がある人は多いのではないでしょうか。
昔の姫路駅は、治安の悪さを噂されるような都市でしたが、大掛かりな再開発により、非常に暮らしやすい地域に変わっています。
今回は、実際に姫路に暮らしている私が、姫路駅周辺の治安や災害について紹介します。住みたい街ランキング1位の姫路駅周辺の治安が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 姫路駅周辺の基本情報
- 姫路駅の交通事情
- 再開発により整備された姫路駅周辺
- 途絶えることのない人通り
- 地元民も多く暮らす地域
- 姫路駅周辺の治安
- 姫路駅周辺の犯罪発生件数
- 姫路駅周辺の過去20年の治安変化
- 姫路駅周辺の治安に対する取り組み
- 姫路駅周辺の災害への備え
- 姫路駅周辺の地形とリスク(ハザードマップ)
- 姫路駅周辺の地盤とリスク(ハザードマップ)
- 姫路駅周辺の避難場所・防災対策
- 姫路駅周辺のエリアごとの特徴
- 姫路城・商業施設・庭園などがあるにぎやかな北口エリア
- 落ち着いた雰囲気の南口エリア
- 北へも南へもつながる東口エリア
- 姫路駅周辺での住まい探しのおすすめ条件
- 落ち着いた雰囲気を好むなら駅より南側の物件を探す
- 浸水のリスクがあるため2階以上の建物を選ぶ
- 地震の影響を受けやすいため避難所の近くが安心
- 姫路駅周辺の家賃相場
- 姫路駅周辺は治安もよく安心して暮らせるエリア
姫路駅周辺の基本情報
姫路駅の交通事情
姫路駅は3つの在来線(JR山陽本線・JR播但線・JR姫新線)と、JR山陽新幹線が通る主要な駅です。近隣には神戸までつながる山陽電鉄本線も通っています。新快速で大阪駅まで約60分と利便性もいいです。
再開発により整備された姫路駅周辺
姫路駅周辺は、大規模な再開発によって近年大幅に変わっています。大胆に整備され、明るく風通しのいい環境になり、十数年前の暗いイメージはありません。
「キャスティ21」と名付けられた再整備事業は1988年から始まり、約1,100億円もの総事業費をかけて行われたそうです。駅は利便性の高い構造になり、駅前は開けていて、緑の多い近代的なイメージになりました。近隣には大型の商業施設やホテル、病院や学校などさまざまな施設が増え、姫路城を含めて回遊性の高い街に作り替えられました。
もちろん、姫路特有の城下町の雰囲気が残っており、歴史的情緒と利便性が両立する素敵な街になっています。
途絶えることのない人通り
姫路駅周辺は、常に多くの人でにぎわっています。世界文化遺産として有名な姫路城は、非常に人気の高い観光スポットで、姫路駅周辺は常に観光客が行きかっています。また、イベントや買い物目的の姫路市民も多く、駅前の人通りが途絶えることはありません。
地元民も多く暮らす地域
観光地としてのイメージが強い姫路駅の周辺には住宅が多く、たくさんの人が暮らしています。マンションやアパートだけでなく、少し離れれば一戸建ても多いです。そのため、駅周辺の商業施設や駅前の商店街には、日用品や飲食店などのいろいろなお店が並んでおり、生活に密着した地域という面を持っています。
姫路駅周辺の治安
姫路は少し口調の強い方言(播州弁)や力強いお祭りの印象から、治安が悪いと思われがちです。観光客が多いため、ひったくりや盗難などのイメージもあるかもしれません。
しかし実際に暮らしてみると、治安の悪さを感じることはほとんどなく、むしろ近隣の都市と比べて安全な地域だと感じます。
姫路駅周辺の犯罪発生件数
姫路ではどのくらいの犯罪が発生しているのか、数値で確認してみましょう。姫路駅周辺だけのデータはありませんので、今回は“姫路市”の犯罪発生件数を確認し、近隣の都市と比較してみます。
【姫路市と兵庫県主要都市の犯罪発生件数(2023年)】
姫路市:3,678件(人口1,000人あたり7.0件)
神戸市:12,014件(人口1,000人あたり8.0件)
尼崎市:5,053件(人口1,000人あたり11.1件)
西宮市:3,110件(人口1,000人あたり6.4件)
上記数値からわかるように、兵庫県の近隣都市と比べ、姫路市の犯罪発生件数は多くありません。観光客が多い土地でこの数値は、素晴らしいですよね。
姫路駅周辺の過去20年の治安変化
姫路駅周辺は、再開発により区画や施設が変わっただけでなく、治安も変化していると感じます。
私より長く姫路に暮らしている家族の話によると、20年程前は駅前での自転車盗難は日常的だったそうですが、違法駐輪の取り締まり強化や駐輪場の整備により、随分少なくなりました。かつてはゆかた祭りなどのイベントで特攻服を着た人たちが騒いで警察が出動することも頻繁にあったそうですが、近年見かけることはほとんどありません。
また、スナックやキャバクラが多いことで有名な姫路駅近くの『魚町』や『塩町』も、最近は居酒屋やランチのお店が増えて恐いイメージはなくなりつつあります。わが家は夜に子連れで『魚町』にご飯を食べに行ったこともありますが、危ないと感じるような場面に遭遇したことはありません。
実際に暮らしてみて、姫路の治安はどんどんよくなっていると感じています。
姫路駅周辺の治安に対する取り組み
姫路駅周辺の治安をよくするために、さまざまな取り組みが行われています。
駅前を再開発で見渡しのいい環境に改修したことに加え、交番が姫路駅の北側よりも目立つ場所に建て替えられました。交番からは駅前全体を見渡せますし、通行人からも交番が見つけやすく、駅周辺を歩いているときも安心感があります。
防犯活動の推進を目的として、姫路市には『姫路連合防犯協会』が設立されました。協会が警察や自治体などと連携してさまざまな防犯活動をしており、チラシ配布やイベントパトロール、少年少女の補導活動など、駅前での活動を見かけることが増えました。
ほかにも、『防犯カメラ設置補助事業』により監視の目を増やすなど、姫路市全体でさまざまな防犯に取り組む姿勢が感じられます。
姫路駅周辺の災害への備え
生活を始める上で、地域の災害リスクは心配になるでしょう。ここからは姫路駅周辺にはどのような災害のリスクがあるのか、地形や地盤、災害のリスクに防災対策など、ハザードマップを交えて紹介します。
姫路駅周辺の地形とリスク(ハザードマップ)
姫路駅周辺は低くて平坦な平野であり、浸水のリスクがあります。海からは離れているため津波や高波による心配は少ないですが、姫路駅東側の「市川」の氾濫時には、浸水被害を受ける可能性があります。
上図ハザードマップのとおり、浸水のリスクは0.5~3.0m(一部0~0.5m)。お住まいを検討する際は、避難所や高いビルなど避難を想定することを忘れないでくださいね。
もちろん防災計画は遂行されており、市川は危険個所を順に河川改修している最中です。大きな川のため30年という長い期間の工事計画となっていますが、いずれは姫路駅周辺も安心区域になる予定です。
姫路駅周辺の地盤とリスク(ハザードマップ)
駅前周辺は“氾濫平野”と呼ばれる土地であり(下図の緑色区域)、洪水で運ばれた砂や泥などが堆積したか、過去の海底が干上がってできたと推測されています。
そのため、地盤は強いとはいい切れず、地震の際は揺れやすく、“液状化”のリスクもあることを意識しておく必要があります。
ただし、駅の周辺すべてに液状化リスクがあるわけではないので、物件選びの際はハザードマップをもとに危険区域を避けて選ぶのもひとつの手かもしれません(ハザードマップは被災の想定なので、参考程度にお考えくださいね)。
姫路駅周辺の避難場所・防災対策
姫路駅周辺は大雨による洪水、地震による揺れや液状化の心配があるため、避難場所を事前に確認しておく必要があります。
【姫路駅周辺の主な避難場所】
・総合教育センター南館:北条口3丁目29
・城巽公民館:北条口3丁目29-3
・城南公民館:西二階町68-1
・城陽小学校:北条923-1
・城陽公民館:北条1053-1
・手柄公民館:延末149-1
・山陽中学校:延末103-1
各避難所には、災害発生の初動時に必要となる食料や毛布などの物資が配置されているそうなので、安心です。各避難所の詳細などは、姫路市のサイトをご参照ください。
姫路市にはLINE公式アカウントがあり、位置情報機能を利用して、ご自宅の近くの避難所を検索することも可能です。もしお住まいになるときは、ぜひ登録してくださいね。
姫路駅周辺のエリアごとの特徴
次に姫路駅周辺の様子を、駅の出口ごとにより詳しくお伝えしますね。
姫路城・商業施設・庭園などがあるにぎやかな北口エリア
姫路駅の北口を出ると、一直線のメイン道路の先に白い姫路城がそびえたっています。観光客が多く、にぎやかなエリアです。ショッピングモールや商店街も北側に集中しているため、買い物をする姫路市民も多く利用しています。そのため、北口は常に明るく人通りが多いです。
再開発できれいに整備されていて緑も感じられ、気候のいい時期は駅前の屋外でコーヒーを楽しむ人の姿も見られる、気持ちのいい区域です。
落ち着いた雰囲気の南口エリア
北口と異なり、南口は落ち着いた雰囲気のエリアです。南口には大きなショッピングモールなどはなく、少しの飲食店が高架下に並ぶだけで、主に自動車やバスなどの乗降場所として使われています。
南口の正面には大きな日航ホテルが立っており、全体的にきれいに整備されていて、暗いイメージはまったくないのでご安心ください。南口前の駐車場や乗降場を抜けると、住宅も多いです。
北へも南へもつながる東口エリア
姫路駅の東口は、北もしくは南へつながる通路の役割を担っています。東口を出てしばらく歩くと、T字路で南北に分かれます。道中には飲食店が並び、遅い時間でも暗さや不安はありません。
ただし、南側へ出ると駅前の明るさは少し減るので、夜遅くに歩く予定がある方は、この方面のお住まいは避けた方がいいかもしれません。
姫路駅周辺での住まい探しのおすすめ条件
ここまで紹介した治安や防災情報をもとに、住まい探しのおすすめ条件を紹介します。
落ち着いた雰囲気を好むなら駅より南側の物件を探す
姫路駅周辺は観光スポットと商業施設が多いので、人通りが絶えることがありません。人の多さが苦手で落ち着いた雰囲気を好む方は、駅より南側がおすすめです。駅と北側の商業施設へのアクセスは充実しているので、移動時間は必要ですが、利便性は確保されるでしょう。
浸水のリスクがあるため2階以上の建物を選ぶ
姫路駅のそばには大きな川が流れており、姫路駅周辺は浸水のリスクを避けられません。浸水の予想は深いところで3mのため、2階以上の建物を選ぶことがおすすめです。
地震の影響を受けやすいため避難所の近くが安心
姫路駅周辺はどこも地盤が強いとは言い切れず、地震の影響を受けやすいです。リスクを完全に避けることは困難なので、自身の備えだけで不安な方は避難所の近くを選びましょう。避難だけでなく物資の支援を受けやすいなど、いざというときに安心です。
姫路駅周辺の家賃相場
姫路駅周辺の家賃相場は、以下のようになっています。
【姫路駅周辺の家賃相場】
ワンルーム:6.18万円
1K:6.31万円
1DK:6.51万円
1LDK:9.42万円
2LDK:13.06万円
3LDK:13.34万円
近隣の神戸や三ノ宮に比べると(以下記載)、相場は安めになっています。大阪までの利便性は大きくは変わらないですし、やはり姫路は非常におすすめの地域です。
【神戸駅周辺の相場】
ワンルーム:5.84万円
1K:6.26万円
1DK:7.74万円
1LDK:10.31万円
2LDK:12.36万円
3LDK:17.38万円
【三ノ宮駅周辺の家賃相場】
ワンルーム:6.84万円
1K:6.64万円
1DK:8.30万円
1LDK:12.03万円
2LDK:14.89万円
3LDK:19.54万円
姫路駅周辺は治安もよく安心して暮らせるエリア
姫路駅周辺は再開発により大幅に改修され、商業施設や病院などが並び、回遊性も考えて整備された暮らしやすい地域です。それにより治安もよくなり、街全体の防犯意識も上がっているように感じます。浸水や液状化の災害リスクもありますが、広範囲ではないので、避難を意識した事前準備で対応しましょう。
姫路市の中心である姫路駅は、『LIFULL HOME'S買って住みたい街ランキング2024近畿圏版』で、1位に選ばれています。姫路城と歴史的な情緒を感じながら、緑も多く開放的な場所で、利便性の高い暮らしを満喫してみるのはいかがでしょうか。