北欧インテリアにはたくさんのテイストがあります。
ホワイトを基調としたシンプルなインテリアや、ウッド調のナチュラルなインテリア、北欧の特徴的なファブリックがアクセントになったものなど。北欧の人々は「居心地のいい空間」をつくるのがとても上手です。
今回は、北欧インテリアには欠かせない「観葉植物」にスポットを当てます。北欧インテリア×グリーンのある暮らしの魅力を感じてみてくださいね。
北欧インテリアとグリーン
北欧インテリアとは、スカンジナビア半島、主にスウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドのインテリアスタイルです。
緯度が高いため、冬は寒さが厳しく日照時間が短い北欧では、家の中で心地よく過ごせるよう、工夫を凝らしています。
さて、「北欧インテリア」といっても捉え方はさまざまで、北欧4国でもそれぞれ異なります。「北欧インテリア」という概念に決まりはありませんが、SNSなどで発信されている北欧のインテリアの特徴は以下のとおりです。
1.ホワイトをベースとしたシンプルな空間
2.ナチュラルな木製家具
3.アクセントとなる小物や差し色
4.目を引くファブリック使い
5.優しく照らすデザイナーズ照明
6.程よく配置された室内グリーン
7.アートや雑貨で彩られた壁面
シンプルで何もない空間ではなく、必要な家具にセンスよく飾られた雑貨やファブリック、そして花や植物。北欧には古くからLAGOM(多すぎず少なすぎずちょうどいい)という考えが根付いています。
シンプルでありながらも過不足なく満たされているという、上手な暮らしぶりがインテリアからも垣間見えます。
北欧インテリアが魅力的な理由
北欧インテリアは、なぜこんなにも人々を魅了するのでしょうか。
私も北欧インテリアに魅せられた一人ですが、私の場合は北欧のインテリアはもちろん、暮らしぶりに強く惹かれました。全体はシンプルでありながら部屋をおしゃれに飾る家具や雑貨は、どれも長年使うことを考慮して選ばれたであろう高品質なものばかり。心地よく暮らすための工夫がなされたインテリアであるように感じたのです。
北欧インテリアの3つのポイント
1.自然素材の家具や雑貨
北欧インテリアといえば、温かみのある木製家具や木製雑貨がインテリアの基本で、住む人の心を落ち着かせてくれます。全体がウッドテイストでなくても、革製の家具の脚が木だったり、木とアイアンなどの金属製品を組み合わせたり。パーツだけが木製のものであっても、雰囲気がぐっと変わります。
味のある無垢材がおすすめですが、安い木材でもワックスなどで味を加えることもできるので、ぜひ試してみましょう。
2.北欧デザインのファブリック
シンプルな空間を彩るのは、アクセントカラーの家具や雑貨、アクセントクロスです。もっと手軽にアクセントを取り入れるなら、北欧デザインのファブリックをアクセントにしてみましょう。
自然や動植物をモチーフとした特徴的な柄が多く、部屋を華やかに彩ってくれます。ふきんやキッチンタオル、テーブルランナーなどの小物で取り入れたり、アートパネルを作ったりするのもおすすめです。
ファブリックを少し切って、写真立てに入れるだけでもかわいいですよ。
3.観葉植物を取り入れる 北欧の人々はインテリアに自然を取り入れるのがとても上手です。自然素材の家具や自然をモチーフにした雑貨、観葉植物などなど。シンプルな室内に観葉植物のグリーンはよく映えます。
植物は見た目だけでなく、室内の空気をきれいにしてくれたり、心を癒やしてくれたり、目には見えない効果もあります。
また、観葉植物を飾る楽しさは、鉢選びにも。鉢はデザインも形もサイズもさまざまで、素材も陶器・磁器・セメント・ファイバークレイなど、それぞれ違った表情を見せてくれるでしょう。
植物と鉢の組み合わせで印象は大きく異なります。ぜひお気に入りの植物や鉢の組み合わせを楽しんでみてくださいね。
北欧インテリア×グリーンの取り入れ方
いざ部屋に観葉植物をと思っても、どんな植物を選んだらいいかわからないですよね。園芸店や花屋さんをのぞいてみても、種類が多すぎて選ぶのも大変です。
そのような方に向けて、上手に観葉植物をインテリアに取り入れるポイントをご紹介します。
グリーンを取り入れるポイント
サイズ
観葉植物を買う際に注意したいのは、サイズです。たとえば、玄関にシンボルとなる植物を置きたい場合は大きなサイズを、窓辺や棚の上に置きたい場合は小さなサイズを選びます。
葉の形や樹形 店で売っているときは小さな苗だったのに、成長したら想像と違った形になることは観葉植物でよくあることです。葉や茎が横に広がって育つ植物や、茎が下に伸びながら葉が垂れさがっていく植物、まっすぐ上に育っていく植物など。植物が育ったときにどのような形になっていくのかも、事前に確認しておきましょう。
育てやすさ 室内で観葉植物を育てるときに気になるのが、育てやすさですよね。育てやすさというと、お世話をあまりしなくても丈夫に育つ強い植物を指すことが多いでしょう。
流通している観葉植物は経験上、あまり難易度の高い植物はなさそうです。よく名前を聞く植物(ポトスやモンステラなど)はとくに育てやすく、お世話を少しおろそかにしても問題なく育ってくれました。
置く場所との相性
観葉植物はほとんどが熱帯のもので、耐陰性はあるけれど耐寒性がないものが多いです。耐寒性のない植物を北向きの寒い玄関などに置くと、みるみる元気をなくしてしまいます。
また、直射日光が当たりすぎる場所だと、逆に「葉焼け」を起こしてしまいます。理想は、年中15度ほどあり、レースカーテン越しの日光が入る場所です。日があまり当たらない場合は、日中窓辺に移動させて日光浴をさせるようにしましょう。
育てやすい5つの観葉植物
①ポトス
多くの花屋さんや園芸店、ホームセンターで取り扱っているポトス。ポピュラーな観葉植物で、年中売っているので見たことがある人は多いでしょう。
熱帯や亜熱帯が原産のつる性植物なので、岩上や木の幹によじ登るように生えます。つる性植物を室内で育てる際は、ハンギングプランターなどを利用すると長く垂れる美しい姿を楽しめますよ。
ポトスはとても丈夫で、成長も旺盛です。幼苗からここまで育つのに、数ヶ月ほどしかかからなかったです。育てる際は、とくに根腐れに注意しましょう。水はけのよい土を使い、水やりは土の表面が完全に乾いてから行います。
②ストレリチア・オーガスタ
大きな葉が魅力のストレリチア・オーガスタ。茎が縦に伸び、大きな葉が開くので存在感があり、葉の形はトロピカルな雰囲気もあります。
葉が横に開いてくるので、スペースに余裕があるところに置くのがよいでしょう。葉が大きく、葉からの水分蒸散量が多いので、天然の加湿器とも呼ばれています。
とても丈夫で育てやすいのですが、日照不足だと葉が開かない現象が起こります。
わが家のストレリチア・オーガスタも2本葉が開かないままです。明るい場所に移動させて日光浴をさせると効果的ですが、葉焼けを起こしやすいため、レースカーテン越しのやわらかな日差しがおすすめ。葉が開かなくてもシュッと伸びた姿は案外かっこいいものですよ。
③フィカス・ウンベラータ
葉が特徴的で近年室内グリーンとして人気のフィカス属。フィカス・バーガンディ、フィカス・アルテシマ、フィカス・リラータなどたくさんの種類が売られています。フィカス・ウンベラータはハート形の葉が人気のポイント。独特な樹形の葉がなんともかわいらしく、人気があるのも納得です。
原産地である熱帯アフリカでは、10mほどにもなるそうですが、室内で育てていると50cm~1.5mほどです。こちらも成長が旺盛で、生育期はどんどん新芽を出し楽しませてくれます。
成長が旺盛なため、鉢の中で根詰まりを起こしやすいので、1年に1回は鉢を一回り大きいものに変え、根をほぐすようにしてください。また、葉が大きくホコリがたまりやすいので、毎日霧吹きで葉に水を与えましょう。
④モンステラ
おしゃれさんのお家には必ずあるモンステラ。北欧インテリアでも必ずといっていいほど登場します。大きな葉は成長とともに切れ目が入り、モンステラ特有の面白い形になります。
モンステラの葉は、アロハシャツやトロピカル柄でもおなじみです。丈夫でよく育ち、横に広がるようにボリュームが出るのでインパクトは大きいです。水が好きな植物で、水切れが起きないように水やりをする必要がありますが、神経質にならなくても元気に育ってくれます。
実はつる性植物で、どんどん茎を伸ばしてバランスが悪くなっていくことも。そのようなときは、思い切ってカットし、仕立て直すのがおすすめです。わが家も最近仕立て直しましたが、枯れることなく復活しましたよ。
⑤ガジュマル
最後は、日本にも自生しているガジュマル。沖縄などで自生している熱帯~亜熱帯植物です。沖縄では「キジムナー」と呼ばれ、精霊が宿るとされています。特徴でもある独特な太い幹は、生命力にあふれています。ガジュマルは比較的どこでも手に入りますが、幹の形がさまざまなので、気に入るものを探すのも楽しいです。
私の経験上、さほど水はけに注意をせずとも問題ないようで、穴のない鉢やガラス瓶で育てることも可能です。わが家でもガラス瓶に水耕栽培用の用土を詰め、ガジュマルを育てています。ガラス瓶はその独特な幹の形がよく見えるのでおすすめです。
日光によく当てると太く健康な幹になるので、明るい場所で育てるのがおすすめですが、直射日光は葉焼けを起こすので注意です。
グリーンを取り入れやすい住まい
日当たりのいい物件
観葉植物は日光が大好きです。丈夫で元気なグリーンを育てるにはやはり日当たりのよい部屋を選びたいですね。たっぷりと日差しが入る南向きに窓がある物件がおすすめです。
内装にこだわるなら
憧れの北欧インテリアにこだわるなら、注文住宅を検討してみるのもいいでしょう。自由な発想で、自由な家づくり。憧れを手に入れるなら注文住宅がおすすめです。
まとめ
植物たちは言葉を発しませんが、確実に成長して日々違う姿を見せてくれます。成長を楽しんでいると、心に余裕や小さな幸福感をもたらしてくれます。ぜひ園芸店などに足を運び、一鉢からはじめてみてくださいね。
北欧インテリア×グリーンのある暮らしは、室内でより心地よく過ごすためのヒントになるでしょう。