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イラストレーター・漫画家のリアルな仕事部屋とは?こだわり空間を大公開
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イラストレーター・漫画家のはしもとあやねです。私はアラサーになってからフリーランスに転身しました。

ワンルームの少し狭い自宅に仕事場スペースを作って活動をしています。「仕事場と生活スペース分けないの?」「オン・オフを切り替えられるの?」と思われるかもしれませんが、まったく問題ありません!

この記事では、イラストレーター・漫画家のリアルな仕事場や生活を私目線でご紹介します。これからこの職業につきたいと思っている方に向けて、”仕事の取り組み方"や"環境の重要さ"などもお伝えできたらと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

イラストレーターの過ごし方

ここでは、私がイラストレーターになったきっかけと、毎日の過ごし方についてご紹介します。抱いていたイメージとはかけ離れているかもしれませんが、参考にしていただけるとうれしいです。

イラストレーターになったきっかけ

私はもともとWebデザイナーとして制作会社に勤めていましたが、転職してイラストレーター・漫画家になりました。イラストレーターとして働くようになったきっかけは2つあります。

幼少期の趣味が高じて

最初のきっかけは幼少期からの趣味です。子どものころから絵を描くのが好きだった私は、自分の描いた作品を喜んでもらい、共感を得ることに幸せを感じていました。「もし自分の描いたイラストや漫画を載せた本が書店に並んでいたら素敵だ」と、本屋に並ぶ漫画本を見ながら夢見ていました。

しかし、年齢を重ねていくにつれて「自分の力量ではイラストレーターや漫画家にはなれないだろう」と諦めてしまっていたのです。諦めたというよりは「常識的に考えてムリだろう」と、選択肢にもなかったといったほうが正しいかもしれません。

せめて趣味を活かせる職業に就けるよう、高校卒業後はデザインの専門学校に入学。その後、Webデザイナーとして就職しました。

最初のころは、勉強をしながらお客様のことを調べてデザイン提案をすることにやりがいを感じていました。しかし、仕事に慣れていくにつれ、会社の体制や案件への向き合い方に疑問を感じるようになっていったのです。

「このコンセプトは本当にエンドユーザー(商品を最終的に使う人)にとっていいものになっているだろうか?」

疑問を感じて直した方がよいと提案をしても、なぜか通らないことが何度も起き、歯がゆい気持ちになりました。そして、徐々に制作することが苦しいと感じるようになっていったのです。

「このままではいけない!」と思い、社内勉強会や活動を積極的に行いました。しかし、それも自分の首をしめることになり、精神的に参ってしまい、3ヶ月間休養をもらったこともあります。

プロレスが私を変えた

仕事に疲れ切っていたある日、6つ下の弟が趣味にしていた"プロレス"を家族で観戦することになり同行しました。これがまさかの2つめの理由です。

そこから私の世界はガラリと変わりました! 当時仕事にやりがいをもてなくなり、毎日モノクロだった私の世界が、急にフルカラーになったような衝撃を受けたのです。

それからはワクワクドキドキするプロレスの世界に大ハマり! 仕事のやり方に嫌気がさしたときも、「プロレスの中継があるからもう少し頑張ろう!」、残業続きでボロボロのときも「来週は県外でプロレス観戦があるからそれまでの辛抱!」と、次第に頑張れるようになりました。

プロレスを見続けていた私は、プロレスラーのみなさんにたくさんのことを教えてもらいました。試合のためにオフの日もなく毎日鍛錬を重ねていること。会場の観客を全力で楽しませてくれる、プロのエンターテイナーとしての姿。年齢など関係なく、自分の夢とプライドをぶつける熱いタイトル戦で、より高みを目指す姿勢です。

いつしか私は、「私は今、全力で何かをできているのかな?」「私は本当にやりたいことってなんだっけ?」と、自問自答していました。そして、まったく違うジャンルであるプロレスがきっかけとなり、自分が諦めてしまっていた夢を思い出したのです。

夢を思い出した私は、自分の現状が歯がゆくなり、動きたくて仕方がなくなっていました。それから数年間、コツコツ準備をしたのちに退職。2018年からフリーランスのイラストレーター・漫画家として活動をスタートしました。

イラストレーターとしての日常

お客様はもちろん、第1は"エンドユーザーに響くもの"をモットーにイラストや漫画を描く。実力をつけて、私に夢を諦めないことを教えてくれたプロレス団体さんに"プロとして"恩返しをする。この2つの目標を胸に、イラストレーターとしての活動をはじめました。

現在は、数本の連載をもちながら自宅兼オフィスで仕事をしています。依頼がない日も、自分向きのコンペを探したりグッズの制作をしていたりするため、ある意味休みはありません。

今はフリーランスなので作業時間もお休みも自分で決められます。ジムが空いていそうな曜日や時間を"自分時間"に割り当て、それ以外は"仕事時間"にしてフレキシブルにスケジュールを組んでいます。

2021年に入り、ずっと応援していたプロレス団体さんの漫画連載もスタートすることになりました。フリーランスになる前の準備を含めると約4年間。コツコツ何かを続けることや、自分の環境を変える勇気の大切さを実感しました。

イラストレーターのこだわり仕事空間

イラストレーターがいったいどんなお部屋でお仕事をしているのか、気になっている人もいるでしょう。ここでは、私の作業部屋を例に、ぜひ取り入れてほしいものをご紹介します。

お部屋公開

私は、会社勤めのときから住んでいるワンルームの部屋をそのまま自宅兼オフィスにしています。オートロックでセキュリティは万全。駅やコンビニ、スーパーなどのアクセスがよいのも決め手でした。

最近は近所のスポーツジムに通いはじめて運動不足を解消しています。デスクワークばかりのイラストレーター・漫画家業務ですが、周りに体を動かせる環境もあり、外出もしています。

機材以外でフリーランスになる際に買い足したのものは、作業環境を整えるために購入した”システムデスク”と”ワークチェア”でした。

フリーランスになったからといって、必ずしも自室と仕事部屋を分けないといけないわけではありません。もちろん、「部屋が分かれていないと気分が切り替えられない」という方は別々にしたほうがよいです。しかし、工夫次第でワンルームでもオフィスにすることは可能です。

事業をはじめたての駆け出しのときは、周辺環境を整えるためにパソコンなどの機材を買ったり、名刺を作ったりとお金がかかります。オフィスを借りる余裕のない方にこそ、私の経験を参考に、ワンルームでもイラストレーターの仕事ができることを知ってもらえると嬉しいです。

空間のこだわりポイント

ここからは、私の自宅兼オフィス空間のこだわりポイントを5つご紹介します。いずれも作業効率や気持ちの切り替えに重宝する内容なので、空間づくりに迷った際は参考にしてみてください。

1. オンとオフを分ける工夫


私の部屋はセンターテーブルやベッドから仕事用デスクが見えてしまう配置なので、仕事が終わった後にパソコンの上に布を被せています。これだけで狭い空間の中でオン・オフが切り替えられます。

部屋の中には印刷されたときのチェック用と請求書印刷用のプリンターもありますが、こちらも使わないときは布を被せています。お気に入りのかわいい布を購入し、気分や季節によって柄を変えてみると、楽しさもプラスされるのでおすすめです。

2. 効率アップのための仕事用デスク

私は仕事の効率を上げるために2画面+液晶タブレットを使用しています。液晶タブレットで作品を描き、サブテーブルのディスプレイには描いているイラストがミラーリングで映し出される設定です。

タブレットで絵を拡大して描いているため、作品の全体像はいつでもディスプレイで見られるようにしました。正面のディスプレイには、絵の資料や動画などを流しています。

液晶タブレット用に、角度や高さを変えられる"タブレットスタンド"を購入しました。スタンドは折り畳むこともできるので、液晶タブレットがいらない作業の際はデスク下に収納しています。そのため、送付用の封筒の住所を書いたり、スケジュール帳の記入をしたりするなどの作業もこのデスクで行えます。

デスクの左側にはイラスト制作に役立つ書籍・付箋型のTO DOリストなどを配置しています。書籍はポーズ集や写真集、キャラクターデザインや表情の参考になるゲームのアートブックなど、さまざまな資料をラックに収納しました。プロレスラーさんのイラストを描くこともあるので、大切な資料であるプロレスラー全身写真名鑑もここに収納しています。
ショートカットキーの登録や"左手用キーボード"を活用し、作業効率も上げています。

3. デスク外の活用方法

右側のサブテーブルは、折り畳み式のミニテーブルです。サブディスプレイと目と心を癒やすハーバリウムや花瓶・飲み物を置いています。手を動かして作業をするスペースとは少し離れているので水をひっくり返すこともなく安心です。

4. 座り心地を重視したワークチェア

基本的にイラストレーターはデスクワークになるので、座り心地を重視しています。椅子は背もたれ付きのワークチェアを大手家具量販店で購入しました。ロッキング機能も付いているのでしっかり伸びもできます。高反発のクッションを敷き、長時間座っていても腰が痛くならないように工夫しています。

5. お風呂を一番リラックスできる空間に

デスク以外の空間を癒やされるものにするための工夫も忘れません。お風呂に海をテーマにしたウォールステッカーを貼ったりして気分転換をしています。

キッズスペースのようなお風呂場になってしまいましたが、個人的にはお気に入りの空間になりました。狭いので掃除をする箇所も少ない部屋ですが、私にとってはお気に入りの自宅兼オフィスです。

イラストレーターにおすすめの住まいの条件とは?

これからイラストレーターや漫画家を目指す方に向けて、「こんなポイントで住まいを選んでみては?」という軸を3つご紹介します。

1. 思い立ったらすぐにリフレッシュできること

住まい選びのポイントその1は、"気分転換や運動不足を解消できるスポットが近くにあること"です。

イラストレーター・漫画家は当然ながらデスクワークが中心のお仕事です。ごく稀に打ち合わせなどで外に出ることもありますが、外出自粛に関係なく、ほぼすべてオンラインでの打ち合わせです。

そのため、外に出る機会が減り、運動不足になります。私は運動が小さなころから大嫌いだったので別にいいやと思っていました。しかし、ダイエットがきっかけでウォーキングや筋トレをはじめたところ、仕事の効率が上がったことに気がつきました。

パソコンから離れて近くの公園を歩いていると、新しいアイデアがひらめいたり、億劫になっていた作業のやる気が戻ったりします。どうやら運動することによってセロトニンという物質が分泌されて、集中力や気分を高めてくれているみたいです。

私の住まいはウォーキングコースのある公園やジムなどが近場にあるので、仕事に行き詰まったりするとすぐに出かけられます。

家の近所に気軽に行けるコワーキングスペースやカフェがあると、さらにいいです。iPadやノートパソコンを持って気分転換に出かけて、さらっとラフを描くだけでも効率が上がりますよ。

2. オフオフを分けたい方は、仕切れる間取りを

私はワンルームの自宅で仕事をしていますが、それでは集中できない方もいると思います。「オンとオフはしっかり分けたい!」という方は、生活空間と仕事部屋を分けられる物件を検討してみてはいかがでしょうか。また、少し広めの部屋を借りてパーティションで区切るのもおすすめです。

友人のイラストレーターさんで、観葉植物で壁を作ってパーティション代わりにしている方もいました。室内の緑化になりますし、癒やしのある楽しい部屋づくりのアイデアですね。

3. しっかり集中、ぐっすり眠れる住環境

イラストレーターに限らないことではありますが、自宅で仕事をするには、しっかり集中できること、睡眠が満足にとれることは大切です。

唯一、私の住まいで少し気になるところ。それは"周囲の音"です。駅が近いこともあり日中は車や電車の音が聞こえてきます。作業中はイヤホンなどをすれば問題ありませんが、問題が2つあります。

1つはお客様とのオンライン通話や会議です。通話中に電車の音が聞こえてしまい「え? すみませんもう一度いいですか?」と聞き返すこともあります。

そして2つ目は”夜”。バイクの音や電車の音でいまだになかなか寝付けないときがあります。

何時に起きようが、フリーランスなので仕事の時間は自由です。締め切りが迫っていない日はもちろん、何時に起きて作業してもいい環境ではありますが、生活リズムを整えることもプロの仕事。生活リズムは1度崩れると元に戻すのが大変なので気をつけています。住まいを選ぶ際は、防音性能や周囲の音や環境などをよく確認するようにしましょう。

まとめ

私がイラストレーターとして大切にしていること。それはお客様の意図を組むことはもちろん、その先の読者"エンドユーザー"の気持ちを大切にしたものづくりをすることです。

つまり、ただ依頼どおりに作る“クライアントよがりの作品ではなく、自分の描きたいものを描く”そして“自分よがりでもない”ものづくり提案をモットーにしています。

日々の制作に真剣に取り組むことはもちろん、エンドユーザーに響く表現や気持ちを第三者目線で的確に判断することがキーポイントです。ときにはデスクから離れて街に出てみたり、本業以外のいろいろなコンテンツを見て吸収したり、活動的になることも重要だと思います。

部屋の快適さはもちろん、いろいろな場所に気軽にアクセスできる住まいこそイラストレーターの快適な暮らしに最適です。ぜひ、あなただけの素敵な空間を作ってみてくださいね。

この記事が、少しでもイラストレーターや漫画家を目指している方の参考になることを願っています。夢に向かっているあなたを応援しています。

はしもとあやね漫画家・イラストレーター

プロレス好き女子(通称プ女子)の漫画家・イラストレーター。
夢の扉を開けるために奮闘するプロレスラーに感化されてフリーランスに転身。
イラスト・マンガで情報をわかりやすく伝えるお手伝いをしています。

『プロレスと私。時々日常』連載(プロレスTODAY)
『プ女子ダイエット白書』連載(FYTTE)

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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