東京都「北区」の実際の住みやすさは？8年以上住んだ私の実体験

2024年12月1日現在の人口は36万人ほどで、23区内では中程度の人口となっています。北区の中では、ターミナル駅である赤羽駅周辺が特に人通りが多く、他には商店街が有名な十条駅や区役所のある王子駅も人通りが多くなっています。

最近では北区がメディアで取り上げられることが多く、物価が安く1,000円でベロベロに酔ってしまう“せんべろ”ができる赤羽の「一番街」や、駅から徒歩1分で行ける「飛鳥山公園」などが注目を浴びています。

北区の一人暮らし向けの間取り別の家賃相場以下のとおりです。

〈北区の一人暮らし向け家賃相場〉
ワンルーム：7.49万円
1K：9.06万円
1DK：11.73万円
1LDK：15.25万円

ファミリー向けの間取り別の家賃相場以下の通りです。

〈北区のファミリー向け家賃相場〉
2DK：19.30万円
2LDK：21.44万円
3K：11.58万円
3DK：18.63万円
3LDK：27.38万円

テレビで「呑兵衛の聖地」としても取り上げられた有名な飲み屋街である「一番街」は週末には多くの人で賑わいます。まるで旅行気分になれる昭和の空気感が残っていて、立ち飲み屋では一品100円ほどのおつまみでお酒を飲めるお店もあるんです。

飲食店の他にも、赤羽駅の魅力は交通利便性と買い物環境が充実していることです。

赤羽駅は東京の北のターミナル駅として乗り換えが便利で、JR京浜東北線、JR宇都宮・高崎線、JR埼京線、JR湘南新宿ラインが利用できます。どの路線も東京駅や新宿駅、渋谷駅など都心の主要な駅を通るためどこに行くにも非常に便利です。

駅内には商業施設であるエキュートがあるので、お惣菜やお弁当、スイーツなどを気軽に買うことができます。また、駅ナカには飲食店も多く仕事帰りには心強い味方になってくれます。

駅周辺の商業施設としては「ビーンズ 赤羽」「赤羽アピレ」などがあり、スーパーはもちろんドラッグストアや本屋、スポーツショップ、洋服屋などなんでもそろっていて買い物に困ることはないかと思います。

店舗名・施設名：ビーンズ 赤羽
所在地：東京都北区赤羽1-1-1
アクセス：赤羽駅直結
開店時間：＜ショッピング・サービス＞平日・土曜日10：00〜21：00　日曜・祝日10：00〜20：30 　＜レストラン＞
平日・土日祝　11：00～22：00

店舗名・施設名：赤羽アピレ
所在地：東京都北区赤羽西1
アクセス：赤羽駅から徒歩1分
開店時間：10：00〜21：00（一部店舗により異なります）

休日に野球や自転車、ランニングなどがっつり運動をする方には荒川が近い赤羽岩淵駅周辺がおすすめです！荒川沿いには野球場やゴルフ場、球技を楽しめる原っぱなどがあるので、運動好きな方には最高の環境となるはずです。

赤羽岩淵駅エリアなら乗り換えに便利な後楽園駅や飯田橋駅を通る東京メトロ南北線を利用できます。また、徒歩圏内で赤羽駅も利用できるため、都内の主要な駅へのアクセスがスムーズです。

荒川までは赤羽岩淵駅から歩いて5分ほどで行けるので、休日には徒歩や自転車で荒川周辺の自然を楽しむことができます。

また、赤羽岩淵駅から自転車で約７分ほどの場所には「赤羽体育館」があります。2017年にオープンしたばかりで、建物全体に清潔感があり気持ちよく運動ができます。館内ではバスケなどを楽しめるアリーナのほかに、トレーニングルームやエクササイズスタジオ、屋内ランニングコースなどがあります。

赤羽岩淵駅付近には大型店は少ないですが、駅前には「まいばすけっと」があり、歩いて10分ほどの赤羽駅まで出ればスーパーはもちろんドラッグストアや本屋、スポーツショップ、洋服屋などさまざまな店舗がそろっていて買い物に困ることはありません。
　
また、毎年10月頃には「北区花火会」が赤羽岩淵駅から歩いて15分ほどの岩淵水門周辺で行われます。北区最大規模の花火大会で2019年開催の花火会では45分間で8,888発もの花火が打ち上げられました。北区のシンボルでもある赤い岩淵水門に花火が上がる景色はぜひ一度ご覧頂きたいです！

店舗名・施設名：赤羽体育館
所在地：東京都北区志茂3-46-16
アクセス：赤羽駅から徒歩17分
開館時間：9：00〜21：30
休館日：第3月曜日（祝日の場合は翌日）年末年始（12月28日から1月4日）

一人暮らしの方には東十条駅エリアがおすすめです。東十条駅周辺は隣の赤羽駅よりも家賃相場が安いにも関わらず、駅周辺には一人でも気軽に入れるお店やスーパーマーケットがそろっていることが理由です。

東十条駅からは京浜東北線を利用することができ、主要路線に乗り換えができる「赤羽駅」まで2分、「上野駅」まで12分で行くことができます。また、東京メトロ南北線の「王子神谷駅」やJR埼京線の「十条駅」を徒歩圏内で利用することもできるため、交通利便性も良いです。

東十条の駅前には160店舗ほどのお店がある「東十条商店街」があり、一人でも気軽に入りやすい飲食店が多いのが特徴です。ファストフード店やカフェがしっかりそろっていながらも、こじんまりとした雰囲気のあるお店が多く、外食の開拓が楽しいです。特にラーメン店は有名なお店が何軒もあるので、ラーメン好きの方におすすめのエリアです！

また、駅周辺には「スーパーみらべる」「サミットストア」といった大型スーパーや100円ショップ、ドラッグストアなど一通りそろっているので買い物も全く問題ありません。

店舗名・施設名：スーパーみらべる
所在地：東京都北区東十条４丁目4-20
アクセス：東十条駅から徒歩1分
開園時間：9：30～25：:00

店舗名・施設名：サミットストア　王子桜田通り店
所在地：東京都北区王子5-1-40
アクセス：東十条駅から徒歩7分
開園時間：9：00～23：:00

子育てがしやすいエリアとしては王子駅エリアがおすすめです。この街の魅力はなんといってもバランスの良さです。駅前には王子駅周辺には桜の名所である「飛鳥山公園」や音無川が流れる「音無親水公園」があり自然豊かで、複数のスーパーがあるので買い物も便利、しかも北区役所や複合文化施設である「北とぴあ」などの公共設備も充実しています！

王子駅からはJR京浜東北線、東京メトロ南北線、東京都交通局の東京さくらトラムの3線を利用することができるため電車移動が非常に便利です。中でも東京さくらトラムはただ一つ残る都電で、桜の名所である飛鳥山の前を車と並走するように走っていく姿はとても絵になります。

駅の目の前にある飛鳥山公園は25.4ｍの小高い丘となっていて、園内にはSLや都電の　車両が置いてあったり、渋沢栄一の旧邸跡に設立された渋沢史料館や博物館などがあったりします。遊具広場の中央にある家よりも大きなお城の遊具は子どもたちの遊び場として1日中賑わっています。夏限定で水遊び場も開放されるので、子どもを連れて遊びに行くにもおすすめの公園です。

音無親水公園は駅から歩いて1分の場所にある小川が流れる公園です。並木道と並ぶように流れる音無川では、夏になると子どもたちの水遊び場として大活躍します！子どものひざほどもない深さの小川なので、安心して水遊びをすることができます。

駅の東側には「東武ストア」「ヨークフーズ」「ウエルシア」、西側には「サミットストア」「どらっぐぱぱす」などがあるので、駅のどちら側に住んでも日常の買い物には困りません。

駅前にある複合文化施設である「北とぴあ」では1300人を収容できる大型ホールでコンサートや演劇を見たり、音楽スタジオでバンド練習をしたり、展望ロビーから東京スカイツリーやさいたま新都心の景色を楽しんだりすることができます。

店舗名・施設名：飛鳥山公園
所在地：東京都北区王子1-1-3
アクセス：王子駅から徒歩約1分
開園時間：終日(園内の各施設についてはHPをご覧ください)

店舗名・施設名：音無親水公園
所在地：東京都北区王子本町1丁目
アクセス：王子駅から徒歩約1分
開園時間：終日(親水施設区域は9：00〜16：00)

店舗名・施設名：北とぴあ
所在地：東京都北区王子1-11-1
アクセス：王子駅から徒歩約2分
営業時間：8：30〜22：00

子育てがしやすいエリアとしては十条駅エリアもおすすめです。

十条駅エリアの一番の魅力としては180近いお店がある「十条銀座商店街」です。長さ500m以上にもなるアーケードの中には八百屋や魚屋から、惣菜店、ファストフード、カフェ、100円ショップまでそろっています。特にお惣菜は北区らしさ全開の安くて美味しいお店がそろっていて、どこで何を買って帰るか毎回悩んでしまうほどです。

また、十条銀座商店街はアーケードになっているので雨の日に子どもを連れての買い物もしやすいはずです。

十条駅からはJR埼京線を利用できるため、池袋駅まで7分、新宿駅まで13分、渋谷駅まで17分で行くことができます。特に自転車で行ける距離にある池袋駅にはヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店、ニトリ、ユニクロ、無印良品などがあり、日用品をそろえるのにおすすめです！

駅周辺には小規模の診療所が多く、駅から歩いて10分ほどの場所には「帝京大学医学部附属病院」があり、入院を伴う治療や先進医療や指定医療にも幅広く対応しているため安心感があります。

店舗名・施設名：帝京大学医学部附属病院
所在地：東京都板橋区加賀2-11-1
アクセス：十条駅から徒歩約10分
受付時間：（初診予約ありの場合）平日8：30～14：30　土曜日8：30～11：30

北区は東京23区内では比較的家賃相場が安く、都心へのアクセスが良いことから近年注目を浴びています。大衆的なお店が多く物価が安いことも魅力です。

私も北区に住んでいると他区よりも安くて美味しいお店が多いと感じます。都心で食事をしているとふと「これを北区で食べたらもっと安いのかもしれない・・・」なんてつい考えてしまいます。それくらい北区の飲食店は充実していて、他の区に負けない魅力を持っているんです！

また、私は折りたたみ椅子一つで自然を楽しむことができる「チェアリング」を趣味にしていて、休日には荒川沿いや飛鳥山公園などの身近な場所でゆったりと自然を楽しんでいます。同じように休日は家族連れやカップル、友人同士で木陰を楽しむ人が多く、身近な自然と生活がつながっています。

北区は一人暮らしからファミリー層まで生活しやすい場所がそろっているので、今回の記事を参考に北区での生活を選んでいただけるとうれしいです！